アニヴェルセルの姿勢 PROFESSIONAL

  • コンシェルジュ

守りに入ったら、
いいサービスは
生まれない。

コンシェルジュ / 池澤 多鶴子

列席されるゲストの方々を、新郎新婦様になり代わっておもてなしする、いわば式場の「顔」。お出迎えからお手回り品のお預かり、待合室へのご案内、式や披露宴の最中のご案内や進行サポート、そしてお帰りの際のお見送りまで行います。式当日以外では、下見やお打合せで来館されたお客様のご案内や、時には施設内のレストランなどでプロポーズを行うお客様のための「プロポーズプランナー」の役割も担います。

仕事においてのこだわりはなんですか?

私はコンシェルジュ長として、若いメンバーたちによくこんなふうに言っています。「スタッフとしてというより、『人として』自分がいいと思うことを思い切ってやっていこう」と。もし失敗したとしても先輩がしっかりフォローするから、守りに入らなくていい。お客様のためになりそうと思うことであれば、どんどんやってみてほしいんです。

正直コンシェルジュには、おせっかいな人が向いていると思います。そこまではやらなくていいよ、ということまでやってしまうような人です。多くのゲストをお迎えしていますが、それぞれの方と接する時間はすごく短い。だからこそ一瞬で、目の前の方がなにを感じていて、なにを必要としているのかを理解しなければなりません。

たとえば披露宴が終わり、久々に集まったご親族様たちが「この後、どこかに行こうか」と話していたら、近くでおすすめのお店をサッとご提案する。お子様連れの方はなにかと助けが必要な場面が多いので、ケアを怠らない。こんなふうに常にアンテナを張って、言われる前にこちらからご提案できるよう努めています。

お客様の期待をいい意味で裏切り、上回ること。「アニヴェルセルのスタッフはここまでしてくれた!」と感じていただくこと。そこを大切にしています。だからこそ、「攻め」でやっていきたいんです。守りに入ったら、いいサービスは生まれない。自分自身はもちろん、チームのメンバーにもこのことは熱く伝えています。

アニヴェルセルの好きなところを教えてください。

以前、会社で先輩社員が涙しているところを見たことがあります。とある事情で、お客様がやりたがっていたことができなくなってしまった、それが悔しくて仕方ないと。

この会社にいて常々思うのが、とにかく「いい人」が多いなということです。本当に純粋で、素朴で、心がきれいな人たちばかりなんです。自分が若いころは、社会にいる大人ってもっとドライで、計算高くて、裏表がある人たちなんだろうと思っていました(笑)。でもいま一緒に働いている人たちに、そんな人はひとりもいません。私が鈍感なだけなんでしょうかね(笑)。

一つひとつの式を作りあげていくにあたっても、職域を超えて率直に意見を言いあえる信頼関係があります。立場に関係なく、仲間の提案には耳を傾け、それがいいアイデアなら「やってみようか」とすぐに行動に移す。いかに無難にこなすかではなく、お客様のことをいちばんに思ってみんなが動いているんです。そこはアニヴェルセルがなによりも誇れるところなのかなと。

最近ではこんなことがありました。披露宴が終わり、新郎新婦のおふたりが退館されるときに、ふと新郎が用意していた手紙を取り出したんです。そして担当プロデューサーに向かって読みはじめました。「最初はちょっと心配だったけど、◯◯さんが担当で本当によかったです」と。

そのプロデューサーは普段は人見知りで、感情をあらわにするタイプではありません。でも新郎が泣きながら手紙を読むのを聞いて、彼も泣き出してしまったんです。それも泣き崩れんばかりの号泣。そこまで信頼関係を深められることが純粋にすごいと思うと同時に、あらためて素敵な職場だなと感じました。

あなたにとって、結婚式とはなんですか?

私にとっては、「原点」ですね。じつは私がこの仕事に就いたきっかけは、学生時代にやっていた結婚披露宴でのアルバイト。そのときに、式場で働く感動を知ってしまい、「やめられないな」と。こんなにやりがいのある仕事はほかにないだろうと思い、いまに至ります。あのとき結婚式の素晴らしさに目覚めていなかったら、いまごろなにをしていたか、まったく想像がつきません。

式を挙げるおふたりにとっても、結婚式は「原点」だと思います。育ててくれた家族との絆を深め、そしておふたりにとって一生続く新しい家族のすべてが始まるスタート地点。

結婚式なら、普段なかなか会えない人たちとも会えます。そして普段は言えないことが、その瞬間は伝えられる。結婚式だけが持つ、特別な力があると私は思います。

結婚式の当日、「緊張と不安で眠れなかった」とおっしゃるお母様も多いんです。それはそうですよね。息子さんや娘さんを誰よりも近くで見てきて、いろんな想いが詰まっているはずの何十年。その節目となる日ですから。

そんなお母様が、「本当にいい式だったわ」と言いながら、笑顔でお帰りになる姿を見ると、心からこの仕事をやっていてよかったと思います。入社して10年になりますが、一度きりの大切な日に関わらせていただくことに、いまでも変わらずプレッシャーと幸せを毎回感じています。

STORY

ふたりの体験談

その日を迎えたとき、何を想い、何を感じ、何を考えるのか。その後のふたりにとって、どんな一日にしたいか。式を終えたカップルの話から、少し想像してみませんか?

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