別れを後悔した時期は「1週間以内」が1位に。では、後悔のきっかけは?

別れを後悔した時期は「1週間以内」が1位に。では、後悔のきっかけは?

-Introduction-

婚活を続けるすべての方にお届けしている「アニヴェルセル総研」の新シリーズの第6回目をお届けします。今回のテーマは「別れと後悔」です。出会いがあれば別れもある。これまでに恋人との別れを経験した方も少なくないことでしょう。別れたことへの後悔はあるでしょうか。あるとすればそれはどんなタイミングで、何をきっかけに後悔したのでしょう?未婚・既婚男女それぞれに、「別れと後悔」についてお尋ねしました。

東京・表参道や横浜みなとみらいをはじめ、全国10ヵ所に結婚式場を展開するアニヴェルセルでは、全国の20代~30代の既婚男女416名の方を対象に、「あなたが、過去に恋人や配偶者と別れたときのことについてお伺いいたします。

別れたことを後悔したタイミングはありましたか。(いくつでも)」、「あなたが、過去に恋人や配偶者と別れたことを後悔したときについてお伺いいたします。別れたことを後悔したきっかけはなんですか。(いくつでも)」というアンケート調査を行いました。一般の方々の考えから見えてきた「別れと後悔」についてレポートします。

-Story-

SNSで昔の恋人を見かけてしまうハプニングも!?日常の至るところに潜んでいる「後悔」のタネ!

お正月が過ぎて寒さはまだ厳しいけれど、日射しにかすかな春を感じるとき、決まって頭をよぎる言葉があります。

「冬来りなば春遠からじ。」

長かった冬が終わり、今年も春はもうすぐそこに来ています。

時間が過ぎるのは本当にあっという間。この季節になると、いろんなことを思い出します。就職で東京に出てきてから5年。もう、そんなに経つんだなぁと、他人事のように感じます。

年始めは懐かしい友人たちの顔が浮かんできます。でも、忘れようにも忘れられない人からの連絡は今年も届きませんでした。連絡もそうですが、彼の笑顔ももう二度と、直に見ることはないのかもしれません。

高校生のときからの付き合いで、私がこちらの会社に就職するまでずっと私の「恋人」だった彼。喧嘩したわけでも、別れようと言ったわけでもないけど、家業を継ぐために地元を離れられない彼は、私を引き止めるでもなく、なんとなくそのまま別れることになったふたり。

故郷を離れるにしても、せめて互いの気持ちを確かめておけばよかった。いまだにそんなことを考えるときがあります。こういうのを後悔というのでしょうね。でも、後悔のない人生なんてあるのでしょうか。みんなにも別れたことを後悔している恋ってあるでしょう?

-Report-

後悔の念が起こる一番のタイミングは1週間以内!?逆に1年、2年経ってから後悔している人の割合は?

今回のアンケートは「別れと後悔」です。はじめにご紹介するのは「後悔したタイミング」。皆さん、どんなタイミングで別れたことを後悔しているのでしょう。「別れた当日」「1週間以内」「1ヶ月以内」「1ヶ月以上〜1年以内」「1年以上〜2年以内」「2年以上経ってから」の6つの選択肢の中から選んでいただきました。早速、結果をご覧ください。

■あなたが、過去に恋人や配偶者と別れたときのことについてお伺いいたします。別れたことを後悔したタイミングはありましたか。(複数回答)

表

 1位 1週間以内(13.2%

1位は「1週間以内」でした。1週間経たずして、すでに後悔してしまう方が多いようです。「あの時あぁしていれば」と想いをはせることが多いタイミングなのでしょう。

 2位 別れた当日(11.1%)

2位は「別れた当日」。別れる以外の選択はできなかったのでしょうか。決断を踏みとどまるきっかけがあれば、とつい思ってしまいます。

 3位 1ヶ月以内(8.4%)

3位に入ったのは「1ヶ月以内」でした。1週間くらいは悶々としていて、その後ジワジワと後悔の念が出てくるのでしょうか。

 4位 2年以上経ってから(7.2%)

4位には「2年以上経ってから」が入りました。別れから気が付けば2年。その時間が長いと思うか、短いと思うか。その時間の重さを感じたとき、あらためて生まれてくる後悔の念があるのかもしれません。

 5位 1ヶ月以上〜1年以内(6.5%)

5位は「1ヶ月以上〜1年以内」。別れて1ヶ月あたりからジワリと生じてくる後悔。それが約1年ほど続くという方も少なくないようです。

 6位 1年以上〜2年以内(3.8%)

6位は「1年以上〜2年以内」です。1年という時間は別れの痛手が癒やされるには十分な時間。別れたことやお相手のことも冷静に振り返ることができるタイミングが、1年以上〜2年以内ということかもしれません。

さて、次のアンケートは「後悔したきっかけ」です。「他の異性とデートした時」「SNSで元カレ、元カノの様子を見た時」「家族や友人にもったいないと言われた時」「昔の写真を見返していた時」「街中でカップルを見た時」「誕生日やクリスマスなどのイベント時」「結婚式に列席した時」「貰ったプレゼントを見た時」「想い出の音楽を聴いた時」「新しい出会いがない時」の10の選択肢の中から選んでいただきました。

■あなたが、過去に恋人や配偶者と別れたことを後悔したときについてお伺いいたします。別れたことを後悔したきっかけはなんですか。(複数回答)

表

 1位 昔の写真を見返していた時(31.0%)

1位になったのは「昔の写真を見返していた時」でした。多くの写真がカメラロールに残っていることもあるでしょう。何気なく昔の写真を眺めていたときに、「後悔」のもとを発見してしまう人は少なくないのでしょう。

 2位 新しい出会いがない時(26.6%)

2位は「新しい出会いがない時」。とかく流されてしまいがちな毎日。ただいたずらに過ぎていくばかりで、出会いも変化もない日々。そんなとき、ふと昔のことを後悔の念と共に思い出してしまうのかもしれません。

 3位 貰ったプレゼントを見た時(20.9%)

3位は「貰ったプレゼントを見た時」です。在宅ワークが増えたことを機に、断捨離を実行された方もいらっしゃるでしょう。そんなときに出てきた懐かしいプレゼントを見つけた人もいるのでは?約2割の人がそこから「後悔」の念を呼び起こされるようです。

 4位 他の異性とデートした時(19.6%)

4位は「他の異性とデートした時」。新しい恋人とデートしたときに、別れた恋人のことを思い出す方は少なくないでしょう。こちらも約2割の方が「後悔」として思い出しているようです。

 4位(同率) 想い出の音楽を聴いた時(19.6%)

同じく同率の4位には「想い出の音楽を聴いた時」が入りました。「懐メロ」という言葉はもうあまり聞きませんが、音楽にはやはりそれが流行したときの時間が染みています。切ないラブソングの歌詞が記憶を甦らせて、「後悔」の背中を押すのでしょうか。

 6位 誕生日やクリスマスなどのイベント時(17.7%)

6位は「誕生日やクリスマスなどのイベント時」でした。恒例のイベントは幾度も繰り返されることで、自然と思い出が積み重なっていきます。その思い出の中には「後悔」を呼び覚ますものもあるでしょう。

 7位 SNSで元カレ、元カノの様子を見た時(16.5%)

7位は「SNSで元カレ、元カノの様子を見た時」。今の時代、別に検索するわけでもなく、ハプニングで元カレ、元カノの姿や消息を垣間見てしまうことはありますよね。その姿が幸せそうに見えたら、やはり後悔が先に立ってしまうでしょうか。

 8位 街中でカップルを見た時(15.2%)

8位には「街中でカップルを見た時」が入りました。仲良さそうなカップルを見かけたとき、羨ましい気持ちも混ざってつい自分の過去が呼び覚まされる人は少なくないようです。

 9位 結婚式に列席した時(3.2%)

9位は「結婚式に列席した時」でした。新しい恋人がいない人にとって、結婚式はどうしても自分自身の過去の恋を思い出させる場であるのかもしれません。

 10位 家族や友人にもったいないと言われた時(2.5%)

10位には「家族や友人にもったいないと言われた時」が入りました。恋人と別れたとき、周囲の人はそれぞれ勝手な感想を言いがちです。少数派ですが、中には彼らの言葉から「後悔」を感じてしまう人もいるようです。

「後悔」は決して無駄なことじゃない。それは新しい一歩を踏み出すきっかけ。

人はどうして「後悔」するのでしょう?

「後悔」は問題を解決することもないし、前に進む手助けになることもありません。それでも人は、過ぎ去った出来事に思いを巡らし、後悔の念を募らせてしまうことがあります。

そして、いちど「後悔」の念に囚われてしまうと、なかなかそこから逃れることができません。ときにはそこから全く身動きできなくなってしまうことも。

でも、私は思うんです。

今、周りにいる方を大切に思えたり、人に力を貸す原動力になったり。

「後悔」は決して悪いことばかりでなく、そこから「気づき」を得ることもあるのではと。そういった「気づき」は「後悔」の中からしか見つからないもの、かけがえのないものかもしれないと思うのです。

手紙を書きました。

彼への手紙です。東京に出てきてからのこと、仕事のこと、毎日のくらしのこと。そして、別れも告げずに故郷を出てきてしまったことを書きました。思い出すのはあの頃のこと、あなたと過ごした時間のこと。あなたと連絡もとらずに過ごしてしまったこの年月のことを後悔している、とても後悔していると書きました。正直に書きました。

「後悔」はキャンセルできるのかもしれない。そう思ったのが、私の「気づき」。それを形にしたのがこの手紙です。いまさら何を身勝手な。手紙を読んで、彼はそう思うだけかもしれません。でも、私はこれを書いて、初めて前を向けた気がしました。みんなにも知ってほしい、新たな一歩を踏み出す清々しさを。

春遠からじ。手紙を投函した駅前のポストは、雑踏の中でひときわ朝陽に輝いているように見えました。

■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国20歳~39歳既婚男女416名
調査期間:2020年4月13〜15日

この記事を書いた人
アニヴェルセル公式ライター

アニヴェルセル公式ライター

記念日のプロとして、記念日研究を行っています。結婚式はもちろん、あらゆる記念日情報を取りまとめてお届けします。

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