結婚式の新郎謝辞やスピーチの作り方&例文集♡ゲストの心をつかんで好感度アップ!

結婚式の新郎謝辞やスピーチの作り方&例文集♡ゲストの心をつかんで好感度アップ!

おふたりにとって特別なハレの日となる、結婚式。おふたりが楽しむことはもちろんですが、ゲストにも「楽しかった」「素敵だった」と言われたいですよね。

ドレスや演出、おもてなしで楽しませることも大事ですが、好感度を左右するのは、披露宴スタートの「ウェルカムスピーチ」とパーティお開きのご挨拶となる「謝辞」。どちらも両家を代表するご挨拶です。

最近は、「ウェルカムスピーチ」はご新郎とご新婦それぞれで、「謝辞」はご新郎が行うことが多いようです。今回は、基本構成や書き方のポイントをまとめました。これらをベースに、おふたりらしい言葉にアレンジしてみましょう!

目次

「ウェルカムスピーチ」と「新郎謝辞」基本構成は、導入・本題・締め

カップル

結婚式で、ご新郎ご新婦側からゲストに向けて贈る言葉には、「ウェルカムスピーチ」と「新郎謝辞」があります。これは、おふたりがこれまでお世話になった人に感謝を贈るご挨拶。

基本構成は「導入」「本題」「締め」の3ステップ。おふたりでいくつかアイデアを出しあって、流れを決めていきましょう。

「ウェルカムスピーチ」とは?

披露宴の最初に行われるご挨拶。列席してくれたゲストへのお礼を伝えます。ご新郎が行う場合が一般的ですが、最近ではご新婦、もしくは、ご新郎とご新婦で行う場合も増えています。

「ウェルカムスピーチ」の長さの目安は1~2分。構成と主な内容は?

1.導入:来てくれたゲストへのお礼
2.本題:披露宴に込めたふたりの想いやテーマ
3.締め:「楽しんでね!」という期待を高める言葉

「新郎の謝辞」とは?

披露宴の結びにゲストに行うご挨拶。これまでの感謝の気持ち、そして、これからのおふたりの決意などを伝える場となります。謝辞は、ご新郎が担当することが一般的です。

「新郎謝辞」の長さの目安は2~3分。構成と主な内容は?

1.導入:来てくれたゲストへのお礼
2.本題:今日一日をふり返って感じたこと、これからふたりが目指していく家族像
3.締め:あらためて親・ゲストへのお礼、今後のお付き合いをお願い

ウェルカムスピーチのリアルなエピソードが「親しみ」と「感動」に

ウェルカムスピーチ

基本構成がわかれば、それぞれの項目ごとに、各内容を整理していきましょう。ウェルカムスピーチの「本題」では、“おふたりらしさ”をプラスするのがポイント!実際の先輩カップルの事例も参考に、おふたりらしいエピソードを盛り込んでみましょう。

カジュアルさがポイント!ウェルカムスピーチの例文

僕たちが付き合ったのは、7月7日。翌年の7月7日に入籍、今日は、ふたりで過ごす3回目の記念日であり、結婚式です!みんなお祝いに駆けつけてくれて、ありがとう!

結婚式のテーマは、私が大好きな「星」です。ふたりで相談して、会場の装飾やお料理は「星」をテーマにつくりあげました。ぜひ、いろんなところで「星」を探して、楽しんでください!

今回僕たちがこだわったのは「お料理」です。お世話になったみなさんに楽しんでもらいたくて、僕の地元の名産である〇〇をメイン料理に使ってもらうよう、シェフにお願いしました。

日取りや、会場を選んだ理由、こだわりを盛り込むことで、ゲストはじっくりお話を聞いてくれます。おふたりの話を聞いて、「そうなんだ!」とゲスト同士の会話が膨らむきっかけにもなりますね。

また、ご新郎ご新婦の人柄がよく分かると親近感がわき、ゲストも和やかな気持ちになります。ゲストがパーティを楽しめる雰囲気づくりのためにも、具体的でリアルなエピソードを選びましょう。

謝辞のポイントは「感謝」!結びに“これからもよろしく”の気持ちをを込めて

謝辞

謝辞は、披露宴の結びにゲストへ感謝を伝えるご挨拶となります。伝えることは、おふたりがご家族になるお披露目のお祝いに来てくれたお礼と、「これからもふたりを応援してください」など、未来につながる言葉。先輩カップルの事例を参考に考えてみましょう!

手紙で父や母への想いを伝える!新郎謝辞の例文

僕は〇〇さんのことが出会った時から本当に大好きで、今も大好きです!こんな素敵な人に育ててくださったお父さんお母さん、〇〇さんと出会ってくださった皆様、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

新婦の手紙は結婚式の定番ですが、今日は僕からも両親に手紙を書いてきました…(とお父様・お母様それぞれに想いを伝える)。

これからは、〇〇さんと力をあわせ、お父さんお母さんのように明るい家庭を築いてまいります。今日お越しくださった皆様、まだまだ未熟なふたりですので、これからも力を貸してください。よろしくお願いします。

ご両親への感謝とともに、これまでおふたりを支えてくれたゲストへのお礼を加えると、より感動が広がります。

堅苦しい言葉や大げさな褒め言葉よりも、普段使っている言葉で伝えると、より好印象に受け取ってもらえるようです。

披露宴のスピーチや挨拶ではNGの「忌み言葉」に注意!

書く

ウェルカムスピーチや謝辞を考える際、結婚式などの慶事にふさわしくない「忌み言葉」に注意が必要です。

話す内容にはおふたりらしさは大切ですが、失礼な言葉や忌み言葉を避けるのは、大人として最低限のマナー。完成したスピーチ内容をおふたりで確認する際に、以下のNGワードを参考にチェックしてみましょう。

結婚式のNGワード①:別れを連想する言葉

「別れる、離れる、終わる、切れる」をはじめとする、おふたりが離れ離れになるような印象を与える言葉は使うと、せっかくのハレの日に水を差すことに。このような言葉を使わずに伝えられる内容でまとめるようにしましょう。

【一例】別れる、離れる、終わる、切れる、亡くなる、割れる、破れる、壊れる、捨てる、去る、消える、なくす、流れる、ほどける など

結婚式のNGワード②:不幸・不吉を連想させる言葉

①のような忌み言葉ではないものの、ネガティブな印象を与える言葉はできるだけポジティブな言い回しに。「忙しい」は「亡くなる」という字を含むため、「仕事で大変な時…」などに変換を。

【一例】苦しい、悲しい、忘れる、忙しい、負ける、衰える、色あせる、病気、涙、泣く、滅びる、しめやかに、悪い など

結婚式のNGワード③:重ね言葉・繰り返す言葉

同じ言葉を繰り返す=再婚を連想させるため使うのを避けたい言葉。重ね言葉以外にも、同じように再婚をイメージさせるような言葉も控えましょう。

【重ね言葉一例】重ね重ね、重々、次々、たびたび、しばしば、くれぐれも
【繰り返し一例】繰り返し、再び、戻る

結婚式のスピーチを緊張せずに盛り上げる3つのコツ

結婚式のスピーチ

結婚式という特別な場は、初めて会う人も多く、どんなに話慣れた人でも緊張しやすいもの。場の雰囲気に流されないよう、事前に練習をするなど、できるだけ準備をしておくことで安心できます。そこで、緊張しないためのコツを3つご紹介します。

1.カンペもOK!声を出して読む練習をする

数分のスピーチや謝辞も覚えることが難しいという場合は、カンペを用意しても問題ありません。ただし、カンペを用意したからと安心せず、実際に声を出して練習することが大事!

ご自身で読みにくいと感じる部分は、聞いている人も理解しにくいもの。声に出すことで読みにくい部分がみつかり、内容をよりブラッシュアップできます。

2.ゲストを和ませるユーモアをいれる

どんなに感動的な内容だったとしても、堅苦しい言葉が多いとゲストの緊張がほどけません。

幅広い年代のゲストに向けて行うため、特に、披露宴のスタートを盛り上げるウェルカムスピーチでは、クスッと笑える部分があると一気に和やかな雰囲気になるようです。

ゲストの笑顔も、おふたりの緊張もほどよく解いてくれるはず。そこで、うまく会場を和ませた、先輩カップルの例をご紹介!参考にしてみてくださいね。

挙式では緊張して、誓いのキスの前、ヴェールアップに手間取ってしまいましたが、それも含めてふたりにとって大切な想い出となりました。温かく見守ってくださったゲストの皆様ありがとうございます!

⇒披露宴から参加されるゲストもいらっしゃるため、挙式中のクスッと笑えるエピソードを盛り込むのもおすすめです。直前に起こったエピソードなので、事前に準備することは難しいですが、緊張が解けたご新郎のリアルな言葉が届けられるはず!

いつもお酒を飲み過ぎて〇〇(新婦)に怒られるけど、今日は飲んでも怒られないので、一緒に飲みましょう!

⇒このスピーチのあと、ご新婦をチラ見したところ、ゲストから笑いが起こったそう!おふたりの性格をよく知っているご友人が多い結婚式であれば、さらに盛り上がりそうです。

ワールドカップ決勝よりも、自分たちの結婚式を選んでくださってありがとう!

⇒こうした時事ネタは盛り上がるスピーチのひとつ。日本と時差がある世界的なスポーツが開催されている時期であれば、「〇〇で寝不足にも関わらず、結婚式に来てくれてありがとう!」という言葉でも。

3.「失敗しても大丈夫!」と、お互いを応援しあう

緊張に加えて、「絶対失敗してはならない」という想いが強すぎるとプレッシャーになり、さらに緊張を強めてしまいます。どんなに練習しても、言い間違えや噛んでしまうことは誰にでもあること。そんな時は、プロの司会が必ずフォローしてくれます。

ゲストたちも温かく見守ってくれているはずなので、むしろ、その一生懸命さや人柄が伝わり、アットホームな雰囲気になることが大半です。

「失敗しても大丈夫!感謝は伝わるはず!」と、お互いに声をかけあっておくと安心感につながります。

短い文章でも自分たちらしい言葉で、ありったけの感謝を伝えよう!

結婚式

披露宴パーティの最初と最後を盛り上げる「ウェルカムスピーチ」と「謝辞」。

どちらも、感謝の気持ちを伝えるためのご挨拶ですが、うまくやろうと飾り立てるのではなく、自分たちの言葉で、自分たちらしく伝えられたら、よりゲストみんなの心に響くはずです。

「来てくださってありがとう」「これからもよろしく」という想いをシンプルに伝えることで、家族としてスタートしようとするおふたりの姿勢が印象に残ります。

どんな想いを伝えたいか、しっかり話し合い、協力しあって、おふたりらしいスピーチをつくってくださいね。

※記事内容を最新情報に更新しました(2023.3.10)

この記事を書いた人
ライター 山中

ライター 山中

ウェディングライター。結婚情報誌制作ディレクター・ライター歴15年、ホテル・式場・ゲストハウス・ジュエリー・フラワーなど結婚にまつわるあらゆる業種を担当。

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