
“大谷に任せてやってほしい”
料理長から託された想い
Q1 あなたにとって、“わすれられない記念日”は?
料理長が新メニューの開発メンバーに選んでくださったことが、私にとって大きな転機だったと思います。当時、新しい業務を覚えることに必死で、いつの間にか大好きだったはずの料理を楽しめなくなっていた私に、料理長は「大谷はどうして料理人になったの?」と聞いてくれました。「自分の料理でお客様を笑顔にしたいと思ったんです。」そう答えながら、それができてない現状をもどかしく感じました。
ちょうど同じ時期に始まったのが、みなとみらい横浜店での新メニュー開発。ありがたいことに、私も開発メンバーに抜擢されました。試行錯誤を繰り返しながら一皿一皿を創りあげていく、その過程が楽しくて、楽しくて…。お客様の喜ぶ顔を想像し、とことん料理に向き合う楽しさを思い出すことができました。
当時の私に必要な経験だと考え、“大谷に任せてやってほしい”と推薦してくださったこと、今でも感謝しています。いつもスタッフの表情に目配りをして、手を差し伸べてくださる料理長。背中を追いかけ続けたいと思える、尊敬する上司に出会えたことも、人に恵まれているなと感じています。
Q2 今後の目標は?
たくさんの想い出があるみなとみらい横浜店で料理長になることが、これまでお世話になったすべての方への恩返しだと思っています。みなとみらい横浜店は100名以上のスタッフが在籍する大型店。だからこそ調理場の中はもちろん、他部署との繋がりを大切にできる料理長になりたいです。そして未来のアニヴェルセルを担う若手スタッフが、「みなとみらい横浜店で働きたい!」「いつか自分も料理長になりたい!」と思えるような環境づくりをしたいと思っています。あの日の自分がそうしてもらったように、一緒に働く仲間の背中を押してあげられる人でありたいです。