婚活を続けるすべての方にお届けしている「アニヴェルセル総研」、今回のテーマは「自分の子どもに就いてほしい職業」。子どもが将来幸せになるため、どんな職業に就いてほしいのかについてお尋ねしました。

恋人だった二人がいずれ結婚し、子どもが生まれる。「夫婦」から「親」になると、もちろん幸せも増えますが、責任や不安も感じますよね。
親にとって何よりも大事なのは、子どもが元気で笑顔でいてくれること。我が子が将来どんな仕事を選ぶかも重大な心配事のひとつです。今回私たちは、「子どもに就かせたい職業」について結婚されている方の思いを調べてみました！

先行き不安な時代だからこそ？子どもに就かせたい職業、1位はやはり「会社員」！

今回のアンケートは「自分の子どもに就いてほしい職業」です。「会社員」、「公務員」、「医師」、「エンジニア」、「スポーツ選手」、「弁護士や会計士」、「芸能人」、「教員」、「研究者」、「警察官」、「建築家」、「パイロット」、「大工」、「職人」、「看護師」、「薬剤師」、「保育士」、「鉄道関係」、「クリエイター」、「ダンサー」、「モデル」、「アナウンサー」、「YouTuber」、「その他」の24の選択肢の中から、複数回答で答えていただきました。

■ 自分の子どもに就いてほしい職業は何ですか。（複数回答）

○男の子の場合

1位 会社員（50.2%）
1位に選ばれたのは「会社員」でした。自営業やフリーランサーよりも、企業に勤めて安定した生活を送ってほしいという思いをもつ人が多いようです。

2位 公務員（39.9％）
2位は「公務員」。1位と同じく、堅実で安定した職業が上位にランクインしています。とはいえ公務員と一口に言っても、仕事の幅は広いものです。どんな職場で働きたいのか、子どもの相談に乗ってあげられるよう、親御さんにも知識が求められますね。

3位 医師（22.8％）
3位は「医師」でした。いわゆる「高収入」のイメージがあるお仕事ですが、その分医師になるには沢山の努力が必要です。医大は学費の負担も大きいので、目指すのならば家族でしっかり話し合ってからがいいですね。

4位以下は「弁護士や会計士（17.3％）」「エンジニア（16.6％）」「スポーツ選手（12.7％）」「薬剤師（12.5％）」「パイロット（11.5％）」「建築家（11.3％）」「その他（11.1％）」「研究者（10.3％）」「警察官（9.1％）」「教員（8.4％）」「職人（6.0％）」「鉄道関係（6.0％）」「クリエイター（6.0％）」「大工（4.6％）」「看護師（4.3％）」「芸能人（3.4％）」「アナウンサー（3.1％）」「保育士（2.6％）」「モデル（2.4％）」「ダンサー（1.9％）」「YouTuber（0.7％）」と続いています。

続いて女の子の場合、どのようなランキングになったのかを見てみましょう。

○女の子の場合

1位 会社員（41.6%）
1位は「会社員」でした。男の子同様、働き方も多様になっているので、ライフステージに合わせて仕事の選択肢もこれからもっと増えそうですね。

2位 公務員（32.2％）
2位にランクインしたのは「公務員」。ここまでは男の子でも女の子でも、ランキングの内訳は変わらず。昔から堅実な仕事といえば公務員でしたが、それは今でも変わらないようです！

3位 看護師（21.6％）
3位は「看護師」でした！今は男性看護師も珍しくはありませんが、3位にランクインしたのは、やはり「白衣の天使」のイメージが強いのでしょうか。命を預かる大変なお仕事ですが、その分やりがいもありそうですよね！

4位以下は「薬剤師（20.4％）」「医師（15.1％）」「保育士（12.0％）」「その他（12.0％）」「弁護士や会計士（11.8％）」「アナウンサー（9.1％）」「モデル（8.7％）」「研究者（7.9％）」「エンジニア（7.5％）」「教員（7.5％）」「クリエイター（5.0％）」「スポーツ選手（4.1％）」「警察官（4.1％）」「建築家（3.8％）」「芸能人（3.6％）」「職人（3.4％）」「鉄道関係（3.4％）」「ダンサー（3.1％）」「パイロット（2.9％）」「大工（1.4％）」「YouTuber（1.2％）」と続いています。

上位では大きな差がないものの、4位以降では男女差が見られるように。特に目立つのは、男の子では2.6％で21位だった保育士が、女の子では12.0％で6位になっていること！同様にアナウンサーやモデルなども、男の子では下位に、女の子では上位にランクインしていますね。

アニヴェルセル総研では2018年、同じように「子どもに就いてほしい職業」についてアンケートをとったことがありました。当時のアンケート結果は以下の通り。

男の子
1位 会社員 (44.3％)
2位 公務員 (42.3％）
3位 医師 (23.1％）
4位 エンジニア (21.0%)
5位 スポーツ選手 (20.0%)

女の子
1位 会社員 (46.3％)
2位 公務員 (37.4％）
3位 医師 (14.9％）
4位 芸能人 (12.0%)
5位 エンジニア (8.4%)

当時と今とで、女の子の3位が看護師になっている以外、大きな変化は見られません。2018年には女の子で4位だった「芸能人」が、現在では18位までランクダウンするなど、より一層安定志向が強まっているようですね。

「子どもが将来就きたい職業」についてメディアで話題になるとき、上位に見られるのはスポーツ選手や漫画家など、子どもが憧れる職業が多いですよね。沢山の成功と失敗を繰り返してきたからこそ、親は子どもには失敗をさせたくないと思うかもしれません。ですが、危なっかしく見えても、失敗しても、あれをやれ、これは駄目だと押しつけるのではなく、子どもの成長過程を見守ることも大切ですよね。
親として、そして一人の大人として。これまで積んできた経験をもとに、お子さんとの対話を重ねていくことで、いつか「あのとき相談に乗ってくれたから、今は凄く幸せだよ」と言ってもらえたら最高ですね。どうか、その日を大切に。