同棲カップルや共働き夫婦の家事分担がうまくいくコツは?家事分担アイデア集
同棲カップルも長年一緒にいるご夫婦も、お子様がいるご家族も、快適に生活するうえで欠かせない日々の家事。住居スペースが広くなり、ご家族の人数が多くなるほど、やらなければいけない家事も増えていきます。
さらに、男性も女性もフルタイムで働いているという共働き夫婦も多く、やらなければいけない家事は多いのに、時間を確保するのが難しいのが現状です。
効率的にこなすためには、カップルやご夫婦で家事を分担する必要がありますが、みなさんの家庭では、上手に家事分担ができているでしょうか?
- 目次
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- ①同棲カップル&共働き夫婦がほとんどの今。家事分担の実態は?
- ②家事分担が上手くいくコツは“コミュニケーション”
- ③毎日の細かな「見えない家事」をおふたり夫婦で把握しよう
- ④カップル&夫婦の負担にならない【家事分担アイデア】6選
- 家事のタスクを細かく分けて“見える化”する
- タスクが一目で分かる「家事分担表」を使う
- 習慣化するまで家事分担アプリを活用してみる
- カップルや夫婦そろって並行で家事を行えば効率的
- 完璧じゃなくてOK!「やらない家事」を作る
- 共働きのカップル&夫婦をサポートする便利家電を投入
①同棲カップル&共働き夫婦がほとんどの今。家事分担の実態は?
家事には、正解も終わりもありませんが、人の体力や時間には限界があります。仕事で疲れてしまった日は、帰宅後に一切家事をせず、好きなように過ごしたいという気持ちになりそうですが、一緒に暮らしている相手がいる家庭ではそうはいきません。
家事は、その家で暮らす全員が気持ちよく生活するために大切な仕事です。ただ実際には、カップルやご夫婦のどちらかの比重が大きく、負担になっている…というのが現実のようです。
アニヴェルセルでは全国の20~30代の既婚男女412名の方を対象に、「家事分担」についてアンケートを実施してみました。
【料理】【洗濯】【掃除】【その他の家事】と4つのカテゴリーに分けて、それぞれの細かい家事について“誰”が担当しているか聞いてみると、ほとんどの家事が「自分、もしくはパートナーが担当している」と答えています。やはり一つひとつの家事は、ご夫婦どちらか一方だけが担当しているようです。
また、このアンケート以降、働き方が大きく変化し、在宅勤務など以前と比べて在宅時間が長くなっている方もいらっしゃるはず。
「育児の時間が増えた」「料理をする機会が増えた」という声も耳にしますが、自宅で過ごす時間が変わってきたことで、実は、家事分担がご家族の良好な関係に大きく影響している場合もあるようです。
②家事分担が上手くいくコツは“コミュニケーション”
パートナーやご家族が快適に気持ちよく過ごせるようにと、どの家事も完璧にこなしたい。
でも、仕事や日々の雑務に追われて思うようにできない、または、相手が家事に協力してくれないとき、不満が募り、感情が爆発してしまいます。
カップルや夫婦間の家事分担でよくあるのが、「言ってくれたらやるのに」と「言わないとやってくれない」という、コミュニケーション不足が招く、お互いの意識のズレ。
家事は、一日を通してどんな仕事があって、それぞれにどれぐらいの労力が必要か、やっている本人以外は分かりにくいものです。
上手に家事分担ができている先輩カップルは、日頃から家事のことについて話し合っていることが多いようです。相手が協力してくれないと、つい「お願いするより自分でやったほうが早い」と思いがち。
やってしまえば一瞬ですが、家事は一生のこと。普段からコミュニケーションをとって、その家庭にあった家事分担を見つけることが、円満な夫婦生活につながるのかもしれませんね。
③毎日の細かな「見えない家事」をおふたり夫婦で把握しよう
ご夫婦の家事負担について悩んだことがある方であれば、一度は耳にしたことのある“名もなき家事”や“見えない家事”という言葉。
つまり、「料理」「洗濯」「掃除」といったはっきりとした名前がなく、名前のある家事に紛れてしまっている家事です。
先に挙げた「料理」「洗濯」「掃除」の中にも、ひっそりと、それでいてしっかりと存在しています。
たとえば、「料理」は、食材を調理することが大きなゴールです。
夕食を作るとき、冷蔵庫に残っている食材を確認して献立を考える、足りない食材をスーパーなどに買いに行く、キッチン器具などを準備&食材を洗う・切るなど下処理をして調理する、テーブルのセッティング、調理の後片付け、食後の洗い物…など、だいたい6つの工程から成り立っています。
つまり、“調理する”以外の5つが、見えない家事に当たります。
「どれも夕食を作るために必要な作業でしょ?」と思われるかもしれませんが、これをレストランに置き換えると、食材を運んでくる人、献立を考えて調理する人、テーブルをセッティングする人、後片付けや洗い物をする人…など作業が分担された有償労働です。
そのように考えれば、たとえ専業主婦(夫)だとしても、毎日の家事をひとりで担当するのはかなり大変なことだというのが分かりますよね。
ただし、共働きだとしても、おふたりで家事をきっちり分担するのが正しいとも言い切れません。
「料理」「洗濯」「掃除」の中には、見えにくい細かな家事がたくさん含まれているということを、まずは、ご夫婦やご家族で共有・把握することが、上手な家事分担の第一歩に。
「こんなにやることがあるんだ!」ということが分かれば、ご家族が自然と積極的に家事に参加してくれるようになるはずです。
④カップル&夫婦の負担にならない【家事分担アイデア】6選
家事分担は、おふたりで話しあって担当を決めるのが一番ですが、お互いの得意・不得意も加味しながら、負担にならないのが理想です。そこで、今すぐできる家事分担のアイデアをまとめてみました。
家事のタスクを細かく分けて“見える化”する
「見えない家事」を把握する…と書きましたが、まずは、「料理」「洗濯」「掃除」それぞれの作業を細かくリストアップすることからスタート!
付箋やノート、あるいはエクセルなどのソフトを使って家事をリストアップしたら、頻度(毎日/週一/月一など)・時間(朝の出勤前/夜の帰宅後など)別に分け、おふたりでどちらが担当するか話しあいながら決めることが大事。
ただし、「やることが多くなるとプレッシャーに感じてしまう」というカップルやご夫婦は、毎日&週一でやっておきたい家事のみリストアップして、お互い負担のない家事分担から始めてはいかがですか?
タスクが一目で分かる「家事分担表」を使う
細かく分けた家事のタスクは、すぐ確認できるように、よく目にする場所に「家事分担表」にしておくと便利です。
家事分担表は、100円ショップなどで購入できるホワイトボードとマグネットシートを使うのがおすすめ。
たとえば、カットしたマグネットシートにやるべき家事を書いて、1週間分のタスクをホワイトボードに貼れば、誰でも一目でやることが分かります。
家事分担表の作り方は、インスタグラムなどSNSで「#家事分担表」のハッシュタグで探してみましょう。
習慣化するまで家事分担アプリを活用してみる
家事分担表を作るのがちょっと面倒…というおふたりは、アプリを使うという方法も。
家事分担のためのアプリはいくつかありますが、家事のToDoリストやスケジュール確認など、ご夫婦でデータを共有できるためタスク管理しやすいというのが最大のメリット。
「家事分担をしたいけどなかなかきっかけがつかめない」というおふたりも、アプリを使うことで気軽に、かつ簡単に家事分担でき、家事をする行動のきっかけにもなるようです。
カップルや夫婦そろって並行で家事を行えば効率的
おふたりで同時に別の家事を行うことで、家事効率はぐっと上がります。
さらに、同じタイミングで行動すれば、「自分だけやっている」という感覚も薄まり、「一緒に家事をやっている」という気持ちにもなれるようです。
ひとりがお料理をしている間に、もうひとりが食卓テーブルを片づける、週末にひとりが洗濯をしてもうひとりはお風呂掃除をする…など、“分担しながら家事をする時間”を共有してみてもいいですね。
完璧じゃなくてOK!「やらない家事」を作る
お互いの負担にならない家事分担のために、「この場所は、この程度できていればOK」というボーダーラインを決め、思い切って「やらない家事」を作りましょう。
やりたいのに忙しくてなかなかできない…と思っていることがあれば、しっかり共有しておくのがポイント。「なんでこれやってないの?」と相手に言われてモヤモヤしなくてすみます。
「やらない家事」を作れば、すべてがパーフェストじゃなくてもいいと思えるので、気持ちもずっと楽になるはずです。
共働きのカップル&夫婦をサポートする便利家電を投入
“便利家電”を活用するというのも家事分担アイデアのひとつ。
たとえば、乾燥機能つき洗濯機があれば、洗濯物を干すというタスクが不要になりますし、食器洗い乾燥機(食洗機)があれば食後の後片付けが時短に!
また、ロボット掃除機は床の掃除をしてくれる家電ですが、床に物を置かなくなり、部屋がすっきり片付くので、一石二鳥以上の効果があります。便利家電は値の張るアイテムですが、毎日の家事が圧倒的に楽になり、使い方が分かれば誰にでもできるので家事分担もしやすくなります。
いかがでしたか? どちらか一方の負担になりやすい家事ですが、なかなか協力してくれない相手に、「これやっておいて」や「これぐらいはできるよね」と言うのは逆効果。
上手に家事分担ができれば、時間だけでなく、心にもゆとりが生まれます。
まずは、おふたりで家事について考える場を作ってみることが第一歩。そして、それぞれにぴったりの家事分担の仕方を見つけてみましょう。
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- この記事を書いた人
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ライター 佐藤
女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。