同棲のきっかけは「結婚前提」が6割超!結婚前に同棲する割合やメリット・デメリット
大好きな彼との同棲生活。みなさんはどんなイメージをもっているでしょうか。今回は「同棲」と「結婚」について、カップルのみなさんが気になっていることをまとめてみました。
「具体的に決まっていないけど、彼といつかは同棲がしたい!」「同棲することが決まったけど、やることや気をつけることは?」「同棲で満足してしまい、ちゃんと結婚できるか不安…」など、同棲についてみなさん悩みはそれぞれあるはず。
そこで、先輩カップルのみなさんが同棲をはじめたきっかけ、同棲開始のタイミング、結婚までの同棲期間をアンケート。あわせて、結婚を前提とした同棲のメリット、同棲生活で気をつけることなどをご紹介します。これから同棲しようと考えているカップルのみなさんは、ぜひ参考にしてみてください。
- 目次
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- 先輩カップルに聞いた!結婚前に同棲したカップルは6割超!
- 交際から同棲までの期間はどれくらい?
- 半数以上のカップルは結婚を前提に同棲している
- 同棲から結婚(入籍)のタイミングはいつ?
- 結婚前提に同棲する5つのメリット
- 一緒にいる時間が増える
- お互いの性格や価値観が分かる
- 相手のライフスタイルが把握できる
- お金の使い方や金銭感覚を共有できる
- 家賃や生活費などの費用を節約できる
- 結婚前に同棲するデメリット3つ
- 期間を決めないと結婚が遠のく場合がある
- 嫌な部分ばかり目につくと別れる原因になる
- マンネリやレスに注意する
- 同棲を親に反対されたらどうする?
- 結婚前の同棲を親が反対する理由
- 同棲前には挨拶や報告が必要
- 楽しい同棲生活を送るポイント
- 結婚前に同棲すべきか悩んだら期間やルールを話し合おう
先輩カップルに聞いた!結婚前に同棲したカップルは6割超!
「結婚前に同棲するのって普通なの?」と疑問に思うカップルも多いかもしれません。そこで、アニヴェルセル会員420名へ同棲についてのアンケートを行った結果、結婚前に同棲した経験がある人の割合は61.7%と、6割以上のカップルが結婚を見据えて同棲をスタートさせていることがわかりました。
同棲を始める前には、引っ越しや部屋探し、家具選びなどの事前準備も重要になります。以下で、同棲準備のチェックポイントについて詳しく紹介しているので、併せてご覧ください。
交際から同棲までの期間はどれくらい?
交際から同棲までの期間は、「6ヶ月以上1年未満」が最も多く、26.3%でした。次に多かったのは「3年以上」が24.3%、「6ヶ月未満」が14.7%と続きます。「付き合い始めと同時(3.9%)」も含めると、 約半数のカップルが付き合い始めて1年以内に同棲を開始しているという結果に。
比較的早い段階で生活をともにするカップルや、じっくり時間をかけて同棲に踏み出すカップルなどさまざまですが、重要になるのは同棲の目的やゴールを話し合っておくことです。先輩カップルたちは何をきっかけに同棲をスタートさせたのか、次にリアルな声をチェックしていきましょう。
半数以上のカップルは結婚を前提に同棲している
アンケート結果によると、同棲を始めたきっかけとして最も多かったのは「結婚を見据えて(63.7%)」で、全体の6割以上を占めていました。「長く一緒にいたい(10.0%)」「就職や転職など仕事のタイミング(6.6%)」など他の理由もある中で、過半数のカップルが結婚を前提に同棲を決断していることがわかります。
同棲は単なるお試しではなく、結婚への準備期間として考える人が増えているようです。
同棲から結婚(入籍)のタイミングはいつ?
同棲を始めるタイミングはカップルによってさまざまですが、「結婚までの同棲期間」を聞いてみると、最も多かったのは「6ヶ月以上1年未満」が30.5%という結果に。次いで「6ヶ月未満」が22.0%、「1年以上1年6ヶ月未満」が18.9%と、実に7割以上のカップルが同棲を始めて1年半未満で結婚しています。
交際期間や同棲期間が長くなると結婚を決めるタイミングを逃してしまうと考える人も多いため、結婚の意思が明確なカップルであれば、「結婚をする前提で、いつぐらいまで同棲をする」という共通認識をしっかり持ち、計画的な同棲をすることが結婚への近道となります。
結婚前提に同棲する5つのメリット
結婚前に同棲をすることで結婚生活をシミュレーションでき、相手との将来を具体的にイメージしやすくなります。ここからは先輩カップルの「同棲して良かったこと」の声をもとに、結婚前提に同棲する5つのメリットを見ていきましょう。
一緒にいる時間が増える
同棲を始めると、それぞれで暮らしていたときよりも圧倒的に一緒に過ごす時間が増えます。

お互いの休みが合わなくても毎日会える

常に一緒の場所に帰れる安心感

しんどい時に相談しやすい、過ごせる時間が多く楽しいことを共有できる
アンケートでも、同棲して一緒にいる時間が増えることで、相手への安心感や信頼感が増すという声が多く寄せられました。仕事などが忙しくてなかなか会えないカップルでも、生活をともにすることで会話やスキンシップも増え、不安が解消されるようです。
お互いの性格や価値観が分かる
同棲をすることで、これまで見えなかった相手の性格や価値観に触れる機会が増えるのも大きなメリットです。

相手のことがよくわかり、結婚生活が想像できる

生活の中でお互いの大事にしてる点を認識し合えた

お互いの良い所も悪い所も色々知れた
一緒に暮らすことで、デートや週末だけ過ごす時間では気づかなかった一面に気づくきっかけになります。物事の優先順位や相性、譲れない部分など許容範囲を共有できると、ふたりの仲もより深まるでしょう。
また、「共同生活が苦になるかどうかを結婚前に見極めることができた」という声も。お互いを知るためのお試し期間としても、結婚前の同棲は重要な役割を持っています。
相手のライフスタイルが把握できる
起床時間や食事のタイミング、休日の過ごし方など、相手のライフスタイルがより明確に見えてくるのが同棲というもの。ライフスタイルについて、アンケートでは以下の声が集まりました。

お互いの生活スタイルについてすり合わせができた

結婚前に生活ペースを揃えたり、お互いのルールを決めたりすることができた

得意不得意な家事や出社、帰宅時間をお互い理解できた

お互い実家暮らしだったので家事レベルが低く、助け合いながらレベルアップできた
こうした実体験からも、同棲は相手の価値観を尊重し合える関係を築く第一歩になることがわかります。就寝時間が違う場合はどうするか、家事分担はどう決めるかなど、結婚前に話し合っておくと結婚後の生活もスムーズです。
日々の家事については、以下のページでも分担のコツやポイントを紹介しています。併せてチェックしてみてください。
お金の使い方や金銭感覚を共有できる
結婚生活において「お金の使い方」は避けて通れないポイントです。同棲を通じてお互いの金銭感覚を確認し合えるのは、大きな安心材料になるでしょう。

結婚前にお金の管理を決めることができた

生活環境を擦り合わせることが結婚前にできた

相手の生活力を知ることができる
アンケートからもわかるように、日々の支出から結婚資金の準備まで、お金の価値観をすり合わせる機会が得られるのも同棲のメリットです。中には同棲することで「結婚資金が貯まった」というカップルも。費用面を含めて将来の話や資金計画が立てやすいことも、良い影響を与えているようです。
結婚までに必要な費用については、以下の記事も参考にしてみてください。
家賃や生活費などの費用を節約できる
同棲することで住居費や生活費などのコストも抑えられます。実際に、同棲期間中に節約できたというカップルも多く見られました。

生活費が安くなった

家賃や家具や家電が折半できる

引越しの負担がないことが良かった
将来のために貯金をしたいと考えているカップルにとって、同棲はお金の面でも大きなメリットをもたらします。支出を抑えながら、ふたりの将来設計を考えるきっかけにもなるでしょう。入籍後はさまざまな手続きが必要なため、引っ越しがないことも負担減につながります。
結婚前に同棲するデメリット3つ
結婚前に同棲することには多くのメリットがありますが、一方で気をつけたい注意点もあります。ここでは、先輩カップルが体験した実際のエピソードとともに、結婚前の同棲で起こりやすい3つのデメリットと対策方法について見ていきましょう。
期間を決めないと結婚が遠のく場合がある
同棲は自然な流れで始めやすい反面、結婚の時期を明確にしないまま暮らし始めるのは注意が必要です。

同棲してから2年後くらいに本当は結婚する予定だったのですが、コロナ禍で諦めてずるずるしてしまい、結局結婚前に5年間ほど一緒に住みました
このように、タイミングを逃してしまうと結婚までの期間が長引いてしまう可能性があります。こうした状況を避けるためには、同棲を始める前にお互いの結婚への意志や予定時期をしっかり話し合うことが大切です。「1年以内に結婚する」「〇歳までに入籍する」など、明確な目標を持つことで同棲がただの生活習慣にならずに、ふたりの未来につながるステップとなるでしょう。
嫌な部分ばかり目につくと別れる原因になる
同棲を始めると、それまで見えていなかった相手の短所や癖が日常的に目に入るようになります。アンケートでも「相手の本性が分かる」「半同棲生活でわからなかった姿が知れた」といった声が見られました。
相手の欠点に直面したとき、それをどう受け止め、どう向き合うかが同棲継続のカギになります。先輩カップルの中には「結婚前に相手の気になるところを指摘してより距離を縮められた」というエピソードもあり、話し合いを重ねて歩み寄る姿勢を持つことが良い結果につながったようです。完璧な人はいないと理解し、相手を思いやる心を忘れないようにしましょう。
マンネリやレスに注意する
いつでも一緒にいられるのはメリットではありますが、過ごす時間が長くなると相手に甘えすぎてしまったり、恋人としての関係が薄れてしまったりすることがあります。マンネリやレスを防ぐためにも、定期的にデートをする、感謝の気持ちを言葉にするなど、恋人気分を大切にする工夫が必要です。
相手に対する許容範囲が狭くなると、些細なことで喧嘩が増えたり気持ちが冷めたりする事態にもなりかねません。実際に「結婚と同時に同棲していたら喧嘩だらけで離婚していたかもしれない」といった声も聞かれるため、程よい距離感と愛情を保てるようにしましょう。
同棲を親に反対されたらどうする?
同棲をしたくても、親からの理解が得られず悩むカップルも少なくありません。特に「結婚前に一緒に住むのは早い」といった考え方を持つ親世代にとっては、同棲に抵抗感があるケースも。ここでは、両親が結婚前の同棲に反対する理由や対処法について解説します。
結婚前の同棲を親が反対する理由
親が結婚前の同棲に反対する背景には、さまざまな理由があります。たとえば「家事や金銭管理がきちんとできるのか」「仕事と家庭の両立が可能なのか」など、生活面を不安視する親は多いでしょう。
また、相手への信頼がまだ十分でない場合、「本当に結婚まで考えているのか」といった不信感が理由になることもあります。さらに、親世代の価値観として「結婚してから一緒に住むのが常識」という考えが根強く残っているケースもあるでしょう。とはいえ、多くの親が子どもの幸せを願っていることに変わりはありません。親の心配や不安を解消するためにも、同棲前は適切な手順を踏み、理解を得ることが大切です。
同棲前には挨拶や報告が必要
親に同棲を反対されないためには、事前の挨拶や報告をしっかり行うことが重要です。ある日突然「同棲します」とだけ告げられると、不安や不信感を抱かれてしまうことがありますが、先に丁寧な説明と挨拶をしておけば好意的に受け取ってもらえる可能性が高まります。特に結婚を前提としている場合は、その気持ちをきちんと伝えることが、信頼を得る第一歩になるでしょう。
また、賃貸物件などは連帯保証人として親に協力を求めるケースもあるため、事前に伝えておくとスムーズです。
親に紹介するタイミングについては、以下の記事も参考にしてください。
楽しい同棲生活を送るポイント
「他人と共同生活をする」というのは、相手が誰であれ、一緒に暮らし始めたら戸惑うこと、思い通りにいかないことも出てくると思います。
結婚を前提とした同棲の場合、家事やお金のこと、生活習慣など、一つひとつの行動や考えが、“結婚生活のイメージ”につながりやすくなります。そこで感じた違和感がモヤモヤ・イライラの原因にならないように、ちょっとしたコツが必要です。同棲で起こりやすい問題をいくつか挙げて、具体的にご紹介していきます。
「ひとりだけの時間や空間がなくなる」

〈POINT〉
生活リズムが違う、または、お互いの趣味や時間を大切にしたいなら2部屋の間取りがベター。予算の都合で1部屋の場合も、寝室とリビングなど、ひとりになれるスペースを確保できる広さの部屋を探すのもおすすめ。
「ケンカした時に気まずい」

〈POINT〉
同棲をしながら絆や理解をもっと深めていく…と考えれば、はじめに少しぶつかってしまうことがあっても仕方ない、むしろ気づけてラッキー!と思えます。ケンカをした翌日まで引きずらず、「おはよう」や「いってらっしゃい」と挨拶をしあうことで、自然と仲直りできていることも。考え方をポジティブに変換しつつ、おふたりだけの仲直りの方法を見つけましょう。
「金銭感覚の違いに不満がある」

〈POINT〉
おふたりの生活にかかわってくる家賃や光熱費、生活費の支払いをどう分担するかを最初に決めましょう。具体的に結婚式の日取りなどが決まっているなら、結婚資金を貯めることが“おふたりの目標”になるため、貯金に対して前向きになれるはず。
「結婚生活のワクワク感が減る」

〈POINT〉
同棲から結婚で住居が変わらない場合、結婚を機に、家電やインテリアを新調する、または部屋のレイアウトを変えることで気持ちもリフレッシュできます。
「結婚するタイミングを逃しやすい」

〈POINT〉
同棲期間が長くなると結婚を決めるタイミングが遅くなる…というデータも。これを回避するためにも、同棲をはじめる前にしっかりと期限を決めておくことがポイントです!
結婚前に同棲すべきか悩んだら期間やルールを話し合おう
結婚前の同棲は、アンケートでも6割以上のカップルが経験していることから珍しいことではありません。しかし、結婚までの期間やルールを決めずにスタートすると、同棲期間が長引いて婚期を逃してしまう、マンネリして相手の短所ばかりが気になり別れるといったケースも報告されています。
大切なのは、同棲を始める前にふたりで目的やゴールを話し合い、生活ルールや結婚のタイミングを共有しておくことです。期間や金銭面、家事分担などをあらかじめ取り決めることで不安やトラブルを防ぎ、より前向きな同棲生活を送ることができるでしょう。結婚への準備期間として、おふたりらしい同棲生活を楽しめるといいですね。
\同棲が決まったら結婚式場見学も♡/
- この記事を書いた人
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ライター さとう
女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事のインタビューも担当。
ひとりじゃないのでさみしくない