安産祈願はいつ・どこで・何をする?戌の日とは?当日の流れや持ち物もチェック
妊娠中の体調が落ち着いたころ、神社などに「安産祈願」に行くプレママさんも多いはず。昔からある儀式と聞くと、慣れないマナーやしきたりも多いのでは…と不安になりますが、そんなことはありません。
安産祈願とは、いつ・どこで・誰と・何をする儀式なのか、また、当日の持ち物や服装、初穂料を納める際の注意点などもまとめてみました。
- 目次
-
- 【いつ?】安産祈願に行くタイミング
- 妊娠5ヶ月目の「戌の日」がおすすめ
- 安産祈願は戌の日以外に行ってもOK?
- 2024年(令和6年)「戌の日カレンダー」
- 2025年(令和7年)「戌の日カレンダー」
- 【どこで?】安産祈願は神社やお寺が一般的
- 【誰と行く?】安産祈願に一緒に行く人
- 安産祈願は妊婦さんひとりでもOK!
- 【何をする?】安産祈願の大まかな流れ
- 安産祈願はお参り(参拝)だけでもいい?
- 【持ち物】安産祈願に持っていくもの
- 当日必要なものは「腹帯」と「初穂料」
- 安産祈願の初穂料はいくら?相場は5,000円
- 祈祷料は「のし袋」に入れる?入れない?
- 安産祈願の初穂料【のし袋の書き方】とは
- 【服装】安産祈願に適したファッション
- 【安産祈願後】お参り後の「祝い膳」とは?
- 【出産後】腹帯やお札・お守りはどうする?
- 安心と安全で叶う「マタニティウェディング」
【いつ?】安産祈願に行くタイミング
安産祈願は日本に古くからあり、無事に出産をし、母子ともに健康であるよう祈り、願う儀式。腹帯を用いることから「帯祝い」とも呼ばれます。
一般的に、妊娠中のつわりが治まり安定期に入った頃、体調が落ち着いてくる妊娠5ヶ月目の最初の「戌の日」に、神社などで祈祷してもらい、腹帯をお腹に巻くというのが習わしです。
妊娠5ヶ月目の「戌の日」がおすすめ
先ほど触れた、安産祈願によいとされている「戌の日」。安産祈願に「戌の日」が選ばれているのは、安産・多産の犬にあやかっているからと言われています。
戌の日の「戌」は、十二支に出てくる「戌(犬)」のこと。暦には年・月・日それぞれに干支があてられています。
戌の日は12日に一度の周期でやってきて、月に2回、もしくは3回あるので、妊娠5ヶ月目の戌の日をチェックして、ご自身の体調を考慮しながら日にちを決めましょう。
安産祈願は戌の日以外に行ってもOK?
安産祈願は縁起の良い日を選んでお参りに行くのもいいですが、最優先は、妊婦さんの体調です。戌の日にあまりこだわりすぎず、妊娠5ヶ月を過ぎた頃、体調をみながら、一緒に行く人の都合とあわせて予定を決めるのも大切。
現代では、仕事をしている女性も増えていることから、日にちを限定しすぎず、妊娠5ヶ月~6ヶ月の間に安産祈願をする方も増えています。
2024年(令和6年)「戌の日カレンダー」
11月6日(水)先負 | 11月18日(月)先負 | 11月30日(土)先負 |
12月12日(木)仏滅 | 12月24日(火)仏滅 |
2025年(令和7年)「戌の日カレンダー」
1月5日(日)大安 | 1月17日(金)大安 | 1月29日(水)先勝 |
2月10日(月)先勝 | 2月22日(土)先勝 | |
3月6日(木)友引 | 3月18日(火)友引 | 3月30日(日)仏滅 |
4月11日(金)仏滅 | 4月23日(水)仏滅 | |
5月5日(月)大安 | 5月17日(土)大安 | 5月29日(木)先勝 |
6月10日(火)先勝 | 6月22日(日)先勝 | |
7月4日(金)先負 | 7月16日(水)先負 | 7月28日(月)先負 |
8月9日(土)先負 | 8月21日(木)先負 | |
9月2日(火)大安 | 9月14日(日)大安 | 9月26日(金)赤口 |
10月8日(水)赤口 | 10月20日(月)赤口 | |
11月1日(土)友引 | 11月13日(木)友引 | 11月25日(火)先負 |
12月7日(日)先負 | 12月19日(金)先負 | 12月31日(水)仏滅 |
【どこで?】安産祈願は神社やお寺が一般的
安産祈願と聞いて、神社やお寺を思い浮かべる方も多いはず。一般的には、どちらでもかまいません。自宅から一番近い場所、あるいは、安産祈願で有名な場所など、ご自身が好きな神社やお寺にお参りに行きましょう。
【誰と行く?】安産祈願に一緒に行く人
安産祈願は、誰と行かなければいけないという決まりは特になく、ご夫婦で、もしくはお母様とおふたりで、という妊婦さんが多いようです。
赤ちゃんとご自身の健康のためにお祈りをすることを一番に考え、妊婦さんの体調やご家族の予定とあわせてスケジュールを立てましょう。
安産祈願は妊婦さんひとりでもOK!
人気の神社は戌の日に参拝者が集中し、妊婦さんしか祈祷してもらうことができない場合が。また、働いているおふたりであれば、ご夫婦で休みをあわせるのは難しい…ということもあるはず。
最近では妊婦さんおひとりで参加される方も少なくないそう。妊婦さんの体調によっては代理で祈祷を受けられる神社などもあります。
【何をする?】安産祈願の大まかな流れ
一般的に、祈祷の時間は10数分程度です。多くの場合、予約なしでも祈祷してもらえますが、人気の神社では人が混み合う可能性が。
受付から祈祷の順番が来るまで、数十分~1時間以上の待機時間があることも考えて、体調が万全な時に行くことをおすすめします。
①安産祈願ご祈祷の受付
②ご祈祷の時間まで待機
③安産祈願のご祈祷
④授与品を受け取り、終了
安産祈願はお参り(参拝)だけでもいい?
ご祈祷を受けず、参拝だけでももちろん問題ありません。時間の都合や体調によっては、お参りだけする方もいらっしゃいます。参拝後、お守りや腹帯を購入される妊婦さんも。腹帯は、ご祈祷しない場合でも授与できるか、お参りに行く神社やお寺に事前確認を。
【持ち物】安産祈願に持っていくもの
安産祈願当日に持参するものがいくつかあります。神社やお寺によって必要なものが多少異なる場合もあるため、ホームページか電話などで確認をしておきましょう。
当日必要なものは「腹帯」と「初穂料」
当日必要なのは、神社などに納める「初穂料(はつほりょう)」です。そして、安産祈願といえば「腹帯」。当日神社で腹帯を購入して、そのあとご祈祷ということもできるため、行く予定の神社などに腹帯の用意があるか事前に確認を。神社で準備がない場合は百貨店やネットなどで購入して、持参します。
母子手帳は、安産祈願で提示を求められるからではなく、万が一のため。普段から持ち歩いている方は問題ありません。
そして、ご祈祷以外のお参りをする場合のお賽銭、ご祈祷後にいただくお札やお守りなど授与品を入れる袋もあると安心です。
・初穂料
・腹帯
・母子手帳
・お賽銭(小銭)
・てさげ袋
安産祈願の初穂料はいくら?相場は5,000円
初穂料の金額は、神社やお寺によって異なりますが、5,000円~10,000円が一般的と言われています。
また、腹帯(祝い帯、岩田帯と呼ばれる場合も)あり・なしなどによっても金額が変わってくる場合が。神社やお寺で「いくらから」と設定がある場合は、その金額を納めます。
祈祷料は「のし袋」に入れる?入れない?
ご祈祷前後に、お金をそのまま手渡しで…という神社やお寺もありますが、財布にそのまま入れておいて、「うっかり使ってしまった」、「準備してくるのを忘れた」ということも防ぐためにも、のし袋に入れて準備しておくと安心です。
新札でなくても大丈夫ですが、できるだけ折り目やしわのないお金を準備していきましょう。
安産祈願の初穂料【のし袋の書き方】とは
初穂料は、のし袋(紅白の蝶結びの水引)に包み、表書きの水引の上に「初穂料」、下にご夫婦の姓を書いてお渡しします。中袋がある場合は、中袋の表面に金額、裏面に住所と名前を。文字は筆ペンなどを使いましょう。
なお、神社の場合は「初穂料/御初穂料」や「玉串料/御玉串料」ですが、お寺の場合は「御布プランナー」もしくは「祈祷料/御祈祷料」と書きます。
【服装】安産祈願に適したファッション
妊婦さんの服装は、お腹を締め付けたりしないラクな服装が一番!
ただし、神社やお寺といった神聖な場所での儀式ですので、カジュアルすぎない服装がベター。シンプルなデザインのワンピースやマタニティフォーマルなどがおすすめ。椅子や床に座ることも考えて、裾が短すぎないタイプを選んだほうが良さそうです。
避けたほうが良いのは、肌の露出が多い服装やサンダルなど。できれば素足ではなく、靴下やストッキングを。男性はスーツスタイルで、お子様も行かれる場合はよそ行きの服装をチョイスしましょう。
【安産祈願後】お参り後の「祝い膳」とは?
ご家族と一緒に安産祈願に行かれるというのであれば、ご祈祷が済んだ後、同行したご家族と一緒に食事をする場を設けてみても。
昔はお参り後、ご自宅で「祝い膳」をいただくのが習慣でしたが、ご家族の人数分を準備するのは大変!神社付近で、祝い膳を用意してくれる料亭やホテルを探すか、祝い膳でなくても、ご両親を交えてお祝いの食事会を行うというのでもいいですね。
帰宅後、腹帯をお腹に巻いて帯祝いの一日を締めましょう。
【出産後】腹帯やお札・お守りはどうする?
ご自身で準備した腹帯は、赤ちゃんが生まれたら産着にリメイクするのがおすすめです。雑巾など粗末に扱うのは絶対にNG。産着にしない場合、または産着として使い古してしまった後は、神社でお焚き上げをしてもらいましょう。
神社などで授与された腹帯は、赤ちゃんが生まれた後に返納するところもあるようです。ご祈祷の際に確認しておきましょう。また、お札やお守りも出産後は返納を。
出産を無事終えたら、安産祈願で訪れた神社などにお礼参りに行く、または、産まれた赤ちゃんと一緒にお宮参りに行きましょう。
祈祷を受ける神社の選び方は、プレママさんが「ここで赤ちゃんの健康をお願いしたい!」と思う場所に行くのが一番です。大切なことは「産まれてくる赤ちゃんと母親の健康を願う」という気持ち。
これから出産を控えているプレママさんは、体調が安定している時期に安産祈願の準備をしておき、ハッピーなマタニティライフを!
また、お子様が生まれた後、1歳の誕生日までにさまざまな行事があります。すべて行うのは難しいですが、おふたりがやってみたいものがあれば、ご家族の記念にもなるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
最短4週間で一生に残る想い出を♡
安心と安全で叶う「マタニティウェディング」
アニヴェルセルでは、妊婦の花嫁さんも安心して理想を叶えていただける「マタニティウェディング」をご用意しています。
「おなかの赤ちゃんと一緒だからこそ、より特別な結婚式になる」。そんな想いから誕生した、アニヴェルセルのマタニティウェディング。花嫁さんが気になるドレスも豊富なデザインから選べるだけでなく、マタニティウェディングに限り、ドレスを2サイズキープ可能。サイズ調整は直前まで無料で行っています。
そして、マタニティウェディングを知り尽くした 女性の専属プランナーが安心・安全のフルサポート!おふたりの希望にあわせながら、最短4週間で理想の結婚式を実現します。
また、赤ちゃんや小さなお子様と一緒に結婚式を挙げたいと考えているご夫婦のためのパパママキッズウェディングも。
施設などのハード面・接客やサービスなどのソフト面のどちらにおいても、お子様連れが安心してご利用いただける結婚式場です。挙式や披露宴に、お子様も喜んで一緒にできる演出を取り入れながら、より想い出に残る結婚式を叶えてみませんか?
※記事内容を最新情報に更新しました(2024.1.6)
- この記事を書いた人
-
ライター 佐藤
女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。