産後すぐのお宮参りは、早めの準備でゆとりを持って迎えよう!

産後すぐのお宮参りは、早めの準備でゆとりを持って迎えよう!

お宮参りは、赤ちゃんが生まれたことを祝い、健やかな成長を祈る行事です。一般的には、生後1ヶ月頃の都合の良い日を選んで神社に参拝します。生後1ヶ月の時期は、赤ちゃんのお世話で慌ただしくて、あっという間に迎えるお宮参りに戸惑う人も多いようです。特に、ママは産後すぐで心身ともに疲れていて、とても余裕なんてないことも…。

でも、せっかくの自分の子供のお祝い行事。きちんとお祝いしてあげたいですよね。出産してから焦って準備するのではなく、事前にお宮参りの作法やマナーなどの疑問を解消しておいて、ゆとりを持って楽しく迎えましょう。それこそ、妊娠中の方や妊活をされている方こそ、今のうちに是非とも参考にしてくださいね!

お宮参りは、赤ちゃんを守ってくれる神様へのご報告

お宮参りは、赤ちゃんを守ってくれる神様へのご報告

お宮参りとは、赤ちゃんが生まれたときに、生まれた土地の守り神である産土神(うぶすながみ)に初めてお参りする行事です。これは神様へのご報告でもあり、その赤ちゃんを生涯に渡って寄り添い守護してくださるとも言われています。意味を知ると、とても大切にしたい気持ちになりますよね!

一般的には赤ちゃんとその両親、父方の祖父母でお参りすることが多いようですが、最近は、祖父母と離れて暮らしている方も多いため、赤ちゃんとその両親だけでお参りする場合や、みんなのお祝い行事として、両家の祖父母と一緒にお参りするご家族も増えているようです。

お宮参りの時期に決まりはあるの?

お宮参りの時期に決まりはあるの?

正式には、男の子は生後31日目、女の子は生後32日目をお宮参りの時期とする地域が多いようですが、最近では伝統行事に対する考え方も柔らかくなり、時期にこだわらずお宮参りをするご家族も多くなりました。生後まもない赤ちゃんの負担にならないよう無事に皆でお祝いできることを大切にしたいですよね。

例えば、真夏の猛暑の時期や寒さの厳しい時期は、赤ちゃんはもちろん、産後のママにとっても身体に負担がかかりがちなので、時期をずらすようにしましょう。赤ちゃんやママの体調と相談して、ゆとりを持って迎えられる日を選んでくださいね。

お宮参りに期限はあるの?と不安に思う方もいるかもしれませんが、生後何ヶ月までという明確な決まりはありませんので、安心してくださいね。お食い初めという生後100日頃の行事があり、お食い初めとお宮参りを合わせて行う方も増えてきています。ですので、生後3ヶ月ぐらいまでを目安にしておくと良いでしょう。

参拝のマナーを守って、神様へ感謝の気持ちと健やかな成長を祈願しよう

参拝のマナーを守って、神様へ感謝の気持ちと健やかな成長を祈願しよう

お宮参りの参拝のマナーは、初詣などで神社にお参りする場合と、基本的には同じで大丈夫です。鈴を鳴らし、お賽銭を入れた後、2礼2拍手1礼の作法でご挨拶をしましょう。ご家族で近くの神社に参拝をするだけでも十分ですが、きちんとした作法にのっとってお宮参りを行う場合は、神社の神主さんに祝詞(のりと)をあげてもらいます。祝詞をあげてもらう場合は、事前に神社に連絡しておきましょう。連絡の際には、謝礼としてお渡しする初穂料または玉串料も確認しておくと安心です。

祝詞とは、その土地に新しく命が誕生したことを、神主さんから産土神へお伝えする言葉にあたります。神主さんの言葉を通して神様へご報告したい方は、ぜひ祝詞をあげていただくと良いでしょう。

お宮参りの服装は、ご家族のバランスを大切に

お宮参りの服装は、ご家族のバランスを大切に

お宮参りを正式な形で行うのであれば、赤ちゃんには白羽二重の内着に祝い着(産着)を掛けた和装となります。ただ最近では、白いベビードレスなど赤ちゃんが快適なものを着てから、祝い着を掛けるのが主流になっています。また気温に合わせやすく着替えが簡単なこともあり、ベビードレスの上にケープを羽織る洋装スタイルも増えてきました。

お宮参りの際の両親の服装も気になるところですよね。ママの服装は、最近では洋装が主流になってきました。黒や紺、ベージュなどの落ち着いた色で無地のワンピースやセレモニースーツといったフォーマルな装いが一般的。ママの産後の体調や赤ちゃんの世話を考慮した、着やすくて、動きやすい洋装が選ばれています。

また前開きの服装や授乳口の付いているものだと、授乳がしやすくてオススメです。赤ちゃんが祝い着で正装をしている場合は、ママも祖母も着物で合わせるのも素敵ですよね。その際の着物は、訪問着、色無地、付け下げが一般的です。赤ちゃんの祝い着の色柄との相性を考えて、控えめな着物で赤ちゃんが引き立つようにしましょう。

男性の服装は、スーツが一般的です。赤ちゃんやママが和装の場合でも最近では、ほとんどの男性がスーツを着るのが主流になっています。赤ちゃんが正装の場合は、格を合わせた礼服(ブラックスーツ)がオススメです。その際、ワイシャツは白、ネクタイはグレーや白系の慶事用のものを合わせると良いでしょう。

赤ちゃんがベビードレスなど洋装の場合は、ダークカラーのスーツでも大丈夫です。黒や紺、グレーの落ち着いた色柄のものを選びましょう。シャツの色は、白が基本ですが派手にならなければ、ブルーやグレーでも問題ありません。ネクタイも同様に、ドット柄のシンプルなものなどを選び、赤ちゃんの衣装に合わせてコーディネートしましょう。

持ち物チェックリストで、お宮参りの不測の事態に備えよう

持ち物チェックリストで、お宮参りの不測の事態に備えよう

お宮参りは、赤ちゃんと一緒に長い時間お出掛けする初めての機会となる場合が多いのではないでしょうか?何か不測の事態が起きたときに、すぐに対応ができるように準備をしておきましょう。

まだ小さな赤ちゃんにとって必需品のおむつやおしり拭き、ミルクはもちろん、おむつを捨てられる場所が限られるので、ビニール袋もあると何かと重宝します。また母乳の場合、神社には授乳室がないところもあるので、授乳ケープがあると安心です。

あと忘れずに持っていきたいのがタオルです。よだれが出たり、はき戻し用に小さめのタオルやガーゼ。さらに赤ちゃんを寝かすときに敷いたり、肌寒いときにブランケット代わりに大きめのタオルがあると便利です。

先輩ママの意見で、あって良かったとオススメだったのがおもちゃ。待ち時間や祈祷中にぐずり始めたらなかなか大変です…。いざと言うときに赤ちゃんをあやすお気に入りのおもちゃがあると良さそうですね。

春夏や秋冬など季節別の暑さ・寒さ対策グッズも用意しましょう。春夏は日差しが強いので、日除けの帽子や赤ちゃん用の日焼け止め。暑さ対策にうちわや扇子、保冷剤もあると良いですよね。室内では冷房が効いていることもあるので、冷房対策におくるみやポンチョもあると安心です。秋冬は防寒グッズを用意しておきましょう。帽子や靴下を準備しておくと、少し肌寒いときなどに体温調整できて便利です。寒い冬の時期には、おくるみやポンチョ、ブランケットなど、しっかりと防寒対策をしましょう。

お宮参りの後の食事会は、赤ちゃんやママの体調を最優先に

お宮参りの後の食事会は、赤ちゃんやママの体調を最優先に

お宮参りでは、両家の祖父母が集まるご家族も多いかと思います。せっかくの機会だし、お宮参りの後にお祝いを兼ねて皆で食事会を開きたいという話もきっと出てくるのではないでしょうか。ただ生まれて間もない赤ちゃんを連れての食事はなかなか大変です。お店で食事をする場合は、赤ちゃんやママの体調を気遣って、なるべく周りを気にせずゆっくりできる個室のあるお店を予約するのが良いでしょう。

また長時間の外出がきついようなら、出張シェフサービスを利用するのもオススメです。ご自宅にプロのシェフを招いて、要望に応じた美味しい料理を作ってくれます!材料はシェフが持参し、後片付けまできっちりしてくれるので安心。ご自宅でくつろぎながら、料理を楽しむ贅沢な時間を過ごすことができます。

お宮参り

繰り返しになりますが、お宮参りの時期は、まだまだママは本調子ではないと思います。赤ちゃんのことをお祝いしてあげたい気持ちは大切ですが、くれぐれも頑張り過ぎて無理はしないようにしてくださいね。ご家族の皆が笑顔で、赤ちゃんが生まれたことを祝福してあげることが、きっと一番の記念になると思います。素敵なお宮参りを迎えてください。

この記事を書いた人
ライター H.A

ライター H.A

幼少から大学までクラシックピアノを学び、表現することや芸術が好き。現在2歳の息子の子育てに奮闘しながら、フリーのライターとしても活動中。老後の夢は夫婦でパン屋を開くこと。

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