結婚式には誰を何人招待するべき?配慮が必要なゲストやマナーを確認

結婚式には誰を何人招待するべき?配慮が必要なゲストやマナーを確認

「結婚式には誰を呼ぼう?」と考えるとわくわくしますよね。同時に、「結婚式に呼びたい人が多くて決めきれない!」「どこまで招待したらいいの?」と招待客の決め方に悩む方も多いでしょう。結婚式に招待する人を決める方法やタイミングはいくつかありますが、招待客のリストアップをする際には、マナーとして呼ぶべき人、招待は控えたほうがよい人も抑えておく必要があります。そこで今回は、一般的な結婚式の招待人数や招待する人を決める方法について解説します。招待客選びのマナーや注意点も解説しているため、これから招待客を決める方はぜひ参考にしてください。

目次

結婚式への招待人数 平均は?

「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023調べ」によると、2023年に行われた披露宴・ウェディングパーティの招待客の全国平均は49.1人でした。人数帯別にみると、最も多いのは60~70人未満の13.9%でした。

また、会場予約時に想定した招待客の人数と実際に招待した人数にはほとんど差がありませんでした。多くの人は招待したい人をあらかじめ考えているようです。

出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ

招待客が多いほうがお得?

「お祝いをいただけるから、結婚式には多くの人を招待したほうがお得なのでは?」と考える方もいるでしょう。お料理代など、結婚式で招待客1人あたりにかかる費用がご祝儀の額を上回れば、ゲストが多くなるほどご新郎ご新婦の負担額を減らすことができます。一般的に、結婚式でお料理・ドリンク・引出物・引菓子・招待状・席次表など一人当たりにかかる費用は約6~7万円といわれています。また、「ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ」によると、全国の1人あたりのお料理・ドリンクにかかる費用は平均2万700円でした。

また、ご新郎ご新婦との関係性別の平均ご祝儀額は以下のとおりです。

ご祝儀の平均額はご新郎ご新婦との関係性によって異なるため、招待客が多いほうがお得かどうかは、ゲストの内訳によっても変わります。

両家の招待人数は揃えるべき?

結婚式の招待客を選ぶ際に、ご新郎ご新婦の招待客に差が出るのは避けるべきか悩む方も多いでしょう。しかし、招待客の人数を揃えるべきというルールやマナーは存在しないため、招待人数のバランスをきっちり半分ずつというように決めなくても問題はないでしょう。ただし、友人だけ、会社関係だけというように双方の招待客の客層に差が生まれてしまうと、結婚式の演出を楽しんでもらえなくなる可能性があります。招待客の客層をおふたりで話し合い、ゲストに楽しんでもらえる演出を考えましょう。

結婚式に招待する人を決める方法・タイミング

結婚式の招待客は、いつまでに、どのような方法で決めれば良いのか悩む方も少なくありません。結婚式に招待する人をどのタイミングに、どのような方法で選べば良いのかを解説します。

1.招待したい人をリストアップして決める

結婚式の招待客を決めるのにもっともシンプルな方法は、招待したい人をリストアップしていく方法です。まずは、ご新郎ご新婦が必ず来てほしい人をリストにまとめます。たとえば、友人や恩師、親族などが挙げられます。また、会社関係では直属の上司や同僚など、今後も良好な人間関係を築いていくために結婚式へ呼ぶべき人もリストに加えておきましょう。最初から招待客の人数を絞り込んでしまうと、結婚式に来れない人が出た場合に人数が集まらない可能性が出てきます。

広い会場を押さえておいたものの、ゲストが少なく寂しい雰囲気になるのを避けるためには、できれば来てほしい人もリストアップし、最終的に人数を絞り込んでいくことをおすすめします。とはいえ、招待客にはおふたりの結婚を心から喜んでくれる人を呼ぶのが一番です。会場の広さに対してゲストの人数が少ない場合でも、会場全体を活用した演出をしたり、座席と座席のスペースを広くとったりして工夫するのも良いかもしれませんね。

2.結婚式をあげたい会場の規模から決める

結婚式の会場を決めてから招待客を選ぶという方法もあります。会場を選んでから招待客を決めたい場合は、会場の収容人数にあわせて招待客を選んでいきます。収容人数が50人未満の会場で結婚式を挙げる場合は、親族や親しい友人、職場の上司、お世話になっている人などを選ぶと良いでしょう。一方、50人を超える規模の会場であれば、親族・友人・上司に加えて恩師や前職でお世話になった人、近所付き合いのある人なども招待できます。

会場の収容人数の関係で結婚式に招待できない人がいる場合は、二次会に招待するのもひとつの方法です。二次会の招待客に送る案内に工夫を凝らすことも、ゲストへのおもてなしになります。

3.予算から決める

結婚式の予算を決めてから招待客の人数を決める方法もあります。予算を決めてから招待客の人数を絞り込むことで、予算オーバーになるのを防げます。予算を決めてから招待客を選ぶ場合は、会場見学より前に予算と招待客の人数を決めておくと良いでしょう。会場見学より前に予算を決めるのが難しい場合は、大まかな招待客の人数を決めておき、会場の決定後は予算にあわせて招待客の人数を調整してみてください。

招待客選びで迷った場合は、後述する「結婚式誰を呼ぶ?結婚式への招待客を決める際の注意点」を参考にしましょう。

結婚式誰を呼ぶ?結婚式への招待客を決める際の注意点

結婚式の招待客を決める際は、いくつかの注意点があります。結婚式に誰を招待すれば良いのか迷っている方や選び方がわからない方は、以下で解説する注意点を参考にしながら結婚式に招待し忘れる人がいないようにしましょう。

【友人】招待された人は呼ぶべき

自分たちの結婚式より先に結婚式に招待してくれた友人がいれば、まず招待客のリストに入れるようにしましょう。基本的に結婚式に招待してくれた友人がいる場合は、自分の結婚式に呼ぶのがマナーとされています。ただし、親族のみで結婚式を執り行う場合は、結婚式に招待された友人を招待しなかったとしてもマナー違反にはなりません。

また、招待された友人が遠方に引っ越してしまった場合や、出産直後や他の人の冠婚葬祭の日取りと重なった場合は結婚式に出席するのが難しいケースも出てくるでしょう。どうしても結婚式に出席してもらいたい人がいる場合は、招待状を送る前に本人にスケジュールや近況を確認しておくことをおすすめします。

【親族】どこまで呼ぶかは家族と相談する

親族を結婚式に招待する場合は、親御様と相談して決めると安心です。結婚式に親族を呼ぶのは一般的ですが、どこまで招待するのかというマナーやルールはありません。ただし、地域の風習や親族間でのルールを決めている場合もあるため、親御様と話し合って招待客を選ぶのが良いでしょう。一般的に、親御様以外の親族として、ご新郎ご新婦の兄弟姉妹やその配偶者、その子ども、おじ・おばを結婚式に招待するケースが多く見られます。

他に、ご新郎ご新婦のいとこや祖父母を招待する方もいるようです。高齢の祖父母を結婚式に招待したい場合は、事前に体調や会場までの移動に問題がないか確認してから招待状を送りましょう。

【職場・会社】関係性や慣習を考慮する

職場や会社関係の人を結婚式に招待する場合は、ご新郎ご新婦との関係性や会社の慣習を考えて決めましょう。職場ごとに暗黙のルールや慣習が存在する場合もあり、それを無視してしまうと今後の人間関係に影響が及ぶおそれもあります。そのため、社内や部署内で結婚式を挙げた先輩や同僚に招待客を決めたときの話を聞いてみると良いでしょう。

職場や会社関係の人を結婚式に招待する方法として、部署単位や直属の上司と社長だけと、あらかじめ線引きをしておけば職場で角が立ちにくくなります。そのほかにも招待したい方がいれば、二次会にきていただく、という手もあります。

配慮が必要な招待客

結婚式にぜひきて欲しい!と思っても、お相手の状況によって呼ぶのが難しい場合があります。どのようなケースが考えられるのか例を挙げながら、対策を解説します。

【高齢・妊娠中】移動の負担を考えて

結婚式に呼びたくても、会場までの移動に大きな負担がかかる人は招待すること自体を差し控えたほうが良いかもしれません。たとえば、祖父母や子どもの頃からお世話になっている高齢の人、妊婦などが挙げられます。会場までの移動が心配な人は招待せず、結婚の報告のみに留めておきましょう。もし、 直接感謝を伝えたい方を招待したい場合や、お相手の希望もあって結婚式に招待することができた場合は、以下に挙げる点を考慮して会場を決めることをおすすめします。

・バリアフリーに対応している
・アレルギー対応やお子様メニューなど、お料理やドリンクを個別に対応できる
・最寄り駅から近く、交通アクセスが良好である

ゲストに高齢の方や妊婦の方がいる場合は、事前に会場のスタッフに伝えておき、ひざ掛けや車いすを用意するなど、状況に応じて対応できる体制を整えておくと安心です。

【子連れ】子どもも連れてくるか確認?

招待客のなかに乳幼児がいる場合はお子様と一緒に来るのか、お子様は預けて本人だけが来るのかを聞いておきましょう。乳幼児を連れて結婚式に出席するゲストがいる場合は、授乳室やおむつ替え、ベビーカーを置くスペースを確認しましょう。また、お子様の分も食事が必要であれば、次に挙げる点を考慮して会場を選ぶことをおすすめします。

・お子様用のメニューを用意できる
・食物アレルギーにも対応できる

上記のように、お子様連れのゲストにも柔軟な対応ができる会場を選べば、お子様連れのゲストにも気兼ねなく結婚式に出席してもらえるでしょう。

【遠方】交通費や宿泊の費用負担は?

遠方に住む人を結婚式に招待する場合は、自宅から会場までの交通費や宿泊費をどこまで負担するのかを決めておきましょう。結婚式当日は、感謝の気持ちとして交通費や宿泊費を手渡します。会場を選ぶ際は、以下のポイントを考慮して決めましょう。

・大きい荷物を預けられるクロークがある
・結婚式の前後に着替えができる場所がある
・最寄りの駅や空港から交通アクセスが良い

最寄りの駅から会場までに距離がある場合は、送迎用の車を手配しておくとゲストに親切です。

【異性】呼ぶのはマナー違反?

結婚式に異性の友人や知人を招待しても良いのか悩む方もいるかもしれません。最近はご新郎ご新婦がそれぞれ招待したい人を呼ぶという考え方が一般的になっているため、そこまで心配しなくても大丈夫でしょう。ただし、ご新郎ご新婦の共通の友人以外に異性を招待する場合は、お互いにどのような関係性なのかを伝えておくことをおすすめします。

また、親御様や親族にも事前に関係性を知らせておきましょう。異性の招待客との関係性を知らせておけば、親族に誤解を与える心配がなくなります。ただし、異性の招待客が結婚式に参列することを気にする親族がいる場合は招待するのを控え、二次会に招待してフォローしておきましょう。

招待状を送る前に電話やメールで確認

招待したい人を結婚式に確実に呼ぶためには、段取りをつけておくことが重要です。招待状を送る前に電話やEメールで返信をもらい、相手の近況や結婚式に出席できるかを確認しておけば安心です。結婚式に招待したいお相手に挙式日を知らせる方法として、「Save The Date」の利用をおすすめします。結婚式のプレ招待状の意味や送り方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

結婚式には「感謝を伝えたい人」を呼ぼう!

結婚式はご新郎ご新婦にとって一生に一度のライフイベントです。結婚式の準備で忙しいなかで招待客を一人ひとり決めていくことはとても大変な作業でしょう。しかし、結婚式に出席してくれるゲストの喜ぶ顔を思い浮かべながら作業を進めれば、きっと楽しい時間になるはずです。結婚式の招待客選びで誰を選べば良いのか迷ってしまった場合は、ご新郎ご新婦が結婚を祝ってほしいと思う人や、これまでお世話になり感謝の気持ちを伝えたい人を招待客に選びましょう。「Save The Date」を利用して、結婚式へ出席してもらいたい方にスケジュールを知らせておくと良いでしょう。

アニヴェルセルでは、お子様メニューやバリアフリーに対応しているなど、さまざまなゲストの方に参加していただくことができます。会場探しで悩んでいる方は、気軽にご相談ください。

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