ウェディングケーキにおすすめしたいデザインアイデアも!「デザートコンクール2022」

ウェディングケーキにおすすめしたいデザインアイデアも!「デザートコンクール2022」

年に一度開催される、アニヴェルセルの“夏の甲子園”とも言える「デザートコンクール2022」。2022年8月2日(火)、アニヴェルセル 表参道にて決勝が行われ、各店舗の選ばれしパティシエたちがその技術を競いあいました。

今年もアニヴェルセルスタッフたちによる審査で、このコンクールのために完成させたオリジナルデザートから1位を決定。パティシエたちは、技術を認められ、お客様に満足していただけるデザートを目指して、この日のために試作を繰り返してきたデザートでコンクールに挑みます。

それでは、2022年の「皿盛りデザート部門」と「デザイン部門」の上位3位を発表していきます!

目次

[皿盛りデザート部門]結婚式の人気演出デザートビュッフェで商品化!

パティシエ

パティシエの感性や想いを一皿にデザインしていく「皿盛りデザート部門」。味や見た目、パティシエの想いも審査基準となるこの部門のテーマは「大切な人へのデザート」。

また、上位3位に選ばれたデザートは商品化され、2023年から結婚式のデザートビュッフェでも提供されるため、パティシエも強い想いをもって本コンクールに挑んでいます。

プレートの中に描かれた、大切な人への物語。受賞した3名のデザートをご紹介します。

【3位】クルール ~色彩~
アニヴェルセル みなとみらい横浜オーシャンヴィラ・平良 萌さん

皿盛りデザート
デザートの詳細

大切な人との想い出はずっと色鮮やかなまま。そんなおふたりの人生を彩る「赤」を一皿で表現。赤色は記憶に残りやすいとも言われ、召しあがりながら想い出を振り返っていただきたいとの願いも込められています。

ピスタチオをベースに、フランボワーズやホワイトチョコを組み合わせた甘酸っぱいデザート。フランボワーズのチュイルなど、赤にとことんデザイン。お皿の上で美しくデコレーションされた姿に思わずうっとりします。

受賞コメント:私の作品を食べながら、審査員の方が初恋の話をしてくれたことはいい想い出になりました。料理長をはじめ、試食などを協力してくれたスタッフのみなさん、ケーキ試作中の約1ヶ月、家事をさぼっても何も言わなかった旦那にもお礼を言いたいです。

【2位】ロワゾーブルー ~青い鳥~
アニヴェルセル 白壁店・永田雅也さん

皿盛りデザート
デザートの詳細

鮮やかなコバルトブルーの羽を持ち、その美しい姿から「青い宝石」とも呼ばれている、幸せを運ぶ青い鳥、翡翠(カワセミ)をイメージしたデザート。

甘みと酸味の効いたブルーのリキュール「ピプノティック」を使用することで、口いっぱいにトロピカルな香りが広がります。翡翠の羽根をイメージして作ったブルーのチョコ、エディブルフラワーをトッピングして華やかに。可愛らしさのなかに幻想的な雰囲気も感じさせる一品です。

受賞コメント:若いスタッフから料理長まで、たくさんの方に試食していただいてできた作品です。ブルーの色は普段あまり使われることがないのですが、インスタなどを見て「ブルーの時代が来た」と思い、思い切ってチャレンジ。このような結果を残すことができて嬉しく思います。これからもクオリティの高いデザートを提供していけるよう精進していきます。

【1位】フルリール ~花開く~
アニヴェルセル みなとみらい横浜オーシャンヴィラ・幡川絵美さん

皿盛りデザート
デザートの詳細

花が咲くように笑う彼女に、日頃の想いを込めて贈る一輪の花。1年後も10年後も、おふたりの記念日が特別な一日となるよう、「感謝」と「愛」を込めて贈る花をイメージに仕上げた一皿。

ベリーのジュレとすみれのムースを中に忍ばせて、ココナッツムースでつつみ、チョコレートでコーティング。まあるいフォルムの上には、大きく花開くお花のチップをトッピングしました。可愛らしい見た目に、どこから食べようか悩んでしまいそうです。

受賞コメント:今回、お花をテーマにデザートを考え、飾りはもちろんなのですが、「どうやったらお花の香りが皆様に伝わるか」を一番に考えて作製しました。香りをまとわせて、審査員の皆様に無事香りが届き、1位をいただけて本当に光栄です。同じ店舗から2名出場させていただいて、2人で表彰台に登れたことも非常に嬉しく思っています。

[デザイン部門]マジパンの飾りで物語を描くウェディングケーキ

人型のマジパンの乗ったウェディングケーキ

高い技術力と集中力&持続力を求められる「デザイン部門」は、ウェディングケーキの飾りとなるマジパン(アーモンドと砂糖をペースト状にした洋菓子)のデザインを中心に審査が行われます。

結婚式の演出で、ご新郎ご新婦もゲストもその瞬間を楽しみにしているウェディングケーキ入刀の演出立体的なケーキに、おふたりのストーリーを考えながら、マジパンでデザインをほどこしていくのは至難の業。今年も素晴らしい作品が並びました!

【3位】永遠にともに
アニヴェルセル 江坂・大野真里江さん

アニヴェルセルのロイヤルブルーのバージンロードのマジパン

「永遠」を意味するアニヴェルセルのロイヤルブルーのバージンロード。手を取り、明るい未来へと歩き出すおふたりの永く続く人生を表すように、バージンロードはあえて長くデザイン。こだわりは、ご新婦のバックスタイル!髪飾りやブーケまでしっかり表現されています。

受賞コメント:アニヴェルセル 江坂から4名出場したのですが、協力し合って、全員で本選に行けたことはすごく嬉しかったのと同時に、自分だけしか入賞できず本当に悔しいです。もっとアドバイスができたことがあったのでは…という気持ちが一番大きいですが、本コンクールを機に、本当にみんなが成長したと感じたので、来年こそは江坂店全員で入賞したいと思います。

【2位】オニバ ~さあ、行こう~
アニヴェルセル 立川・西川結菜さん

人型のマジパンの乗ったウェディングケーキ

ドキドキわくわくの期待に満ちた笑顔のおふたり。大好きな赤い車に乗り込んで走り出します。花の道は、最高の幸せへと導く道しるべ。向かう先は、もちろん一生に一度の結婚式!幸せがあふれるカラフルなケーキに、ゲストの視線も釘づけになりそうです。

受賞コメント:デザイン部門初参加で自分が入賞できると思っていなかったので、とてもびっくりしているのと、嬉しさであふれています。そして、入賞できたのは嬉しいですが、やはり1位を取りたいので、これからもっと精進して、来年のコンクールでも1位を目指し、必ず取りたいと思います!ありがとうございます!

【1位】胡蝶蘭ウェディング
アニヴェルセル 白壁・永田雅也さん

人型、胡蝶蘭のマジパンの乗ったウェディングケーキ

胡蝶蘭の花言葉は“幸福をもたらす”。「おふたりのこれからのウェディングストーリーにも幸福をもたらしますように」と願いを込めウェディングケーキ。ご新郎ご新婦の表情やポーズ、そして、まるで本物のように凛と咲き誇る胡蝶蘭は細部までこだわり、完成させたそう。

受賞コメント:両部門で入場できたことを本当に嬉しく思います。いろんな方にサポートしていただいて作品が完成できました。今後もお客様のために、ウェディングケーキのクオリティを落とすことなく、部下の教育にも力を入れてやっていきたいと思っています。

デザートコンクール出場の常連、永田雅也さんが初のW受賞!

「デザートコンクール」に6年連続で出場し、今年、「デザイン部門」で5年ぶりに1位に輝いたアニヴェルセル 白壁・永田雅也さん。さらに、「皿盛りデザート部門」では2位に選ばれ、初めてのW受賞となりました。

アニヴェルセル 白壁・永田雅也

アニヴェルセルのスタッフスナップを担当している永田さんは、受賞後のコメントで、「毎週どういうケーキをインスタに投稿しようかいろいろ考えてながらやっています」と話していましたが、本コンクール決勝でも、「デザイン部門」の“ケーキの見せ方”を工夫したそう。

キッチンから中継をつないで仕上げの作業を行う際、最後の5分間、上の角度から見えた時の映えを意識して完成させたという秘話を教えてくれました。たしかに、永田さんのウェディングケーキは、上から見た時に、ご新郎ご新婦、胡蝶蘭、シャクヤク、バラと、そのすべてがひと画面で目にすることができるデザインになっていて、これ以上ないほど華やか!

人型のマジパン

「胡蝶蘭を模ったウェディングケーキにしようと思ったのは、お客様から実際に作ってほしいというご依頼があったのがきっかけです。それまで作ったことはなかったのですが、どうすれば繊細に見えるか、胡蝶蘭の立体感をどう見せるかなどを考えながら試作したのですが、ご依頼いただいたお客様に満足していただくことができました。この経験で、このような作品を完成させることができ、お客様に成長させていただいていると日々感じております」(永田さん)

2位を受賞した「皿盛りデザート部門」では、デザートでは珍しい“青色”を使った芸術性の高い一皿を作っています。

皿盛りデザート

回を重ねるごとにパティシエチームの技術もあがり、点数に差をつけるのが難しかったという審査員の方の声にもあるように、どのデザートも甲乙つけがたいほどの出来栄え。この激戦のなか、「皿盛りデザート部門」と「デザイン部門」でW受賞した永田さん。気になる方は、ぜひインスタグラムをチェックしてみてください。

永田雅也さんのインスタグラム

「どんな状況下にあっても、アニヴェルセルで結婚式を挙げていただけるお客様のために、チーム一丸となって全力でお手伝いをしていきたい」という想いを胸に、結婚式でご新郎ご新婦のために、美しく美味しいデザートを作り続けているパティシエチーム。「デザートコンクール2022」を通して、彼らの想いが、アニヴェルセルで挙式される皆様の胸に届くことを願っています。

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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