HRSサービスコンクール2021にて銀賞を受賞!「笑顔のおもてなし」の大切さをあらためて実感

HRSサービスコンクール2021にて銀賞を受賞!「笑顔のおもてなし」の大切さをあらためて実感

2月18日(木)、東京ビッグサイトで開催された『第15回 HRSサービスコンクール2021』にて、アニヴェルセルから3名が出場し、アニヴェルセル 表参道の川里裕太さんが銀賞を受賞しました。

企業としては、2019年銀賞・2020年金賞に続き、3年連続の入賞となり、今年も大手ホテルやレストランから有力なサービスパーソン合計21名が出場し、アニヴェルセルは、ゲストハウス企業として唯一の入賞となります。

2015年から「世界基準のおもてなし」を目指し、サービスのプロから知識と技術を学ぶ

HRSサービスコンクール2021にて銀賞を受賞!「笑顔のおもてなし」の大切さをあらためて実感

HRSサービスコンクールは、日本のホテル・レストランサービス技能協会が次世代を担うプロのサービスパーソンを対象に、サービス技術・技能を競い合うコンクールで、自身の技能向上とサービスへの意識向上を目的に開催しています。

アニヴェルセルでは、結婚式当日のお客様へのおもてなし向上を目指し、2015年からサービス・コンシェルジュスタッフを中心に、レストランサービスの国際的なコンクールで優勝経験のあるプロを講師に迎え、「世界基準のおもてなし」について知識と技術の両面から学ぶ場を設けています。

このプロジェクトの一環として、2018年から毎年、外部コンクールである『HRSサービスコンクール』に出場してきました。「ウエディング専門式場が世界基準のおもてなしを目指す」ということを目標にスタートしたプロジェクトが、外部コンクールに出場し、賞を受賞することで、少しずつ周知していただける機会となり、現場で働くスタッフの自信にもつながっています。

大人からお子様まで、どんなお客様にも最高のサービスを笑顔で

HRSサービスコンクール2021にて銀賞を受賞!「笑顔のおもてなし」の大切さをあらためて実感

老若男女、大人からお子様まで、年齢も性別も異なるお客様を一度に大勢迎える結婚式場だからこそ、アニヴェルセルが最も大切にしているのが「笑顔のおもてなし」。これは、自信を持ってみなさんにお伝えできるアニヴェルセルの強みでもあります。

そこに、世界のVIPにも通用する“プロトコール”(「国際儀礼」または「世界標準公式マナー」の意味)をあわせることにより、どんな世代の方にも心地よく、質の高いサービスを提供できる、と信じています。

今年、銀賞を受賞した川里さんは、昨年初出場で敢闘賞を受賞し、コンクール出場2年目で、銀賞に。昨年の受賞者インタビューでは、賞を受賞したことで「周りに恩返しができた」と話していました。日頃から、「ゲストの皆様にとって最高の一日になるためにはどんなホスピタリティがベストか」を考え、行動していると教えてくれましたが、コロナ禍をきっかけに、その想いは今まで以上に強くなったそう。今、ウエディング業界は大きな変化が求められています。2度目のコンクール出場で感じたこと、そしてサービスという仕事について、川里さんにお話をうかがいました。

2年目で銀賞を受賞。表参道店・川里さんインタビュー

昨年の敢闘賞に続き、2年目で銀賞を受賞されました。今回出場して、ご自身のパフォーマンスを振り返ってみて、いかがでしたか?

川里さん(以下、川里)

一言でいうなら「悔しい」、ですね。予選と準決勝のパフォーマンスが上手くいかなかったので、決勝に出場できたのは奇跡のように思います。

どのようなパフォーマンスを行ったのでしょうか。具体的に教えていただけますか?

川里

予選は、オレンジの皮をらせん状に剥くという課題でしたが、皮をつなげて剥いていかなければいけないのに途中で切り落としてしまいました。準決勝ではアボカドの皮がとても硬くて、なかなか剥けなくて時間内に終わらず…。予選と準決勝は全く手応えがありませんでした。それもあって、決勝に出られることが分かった時、「決勝の時間を楽しもう。いつもの自分のサービスをしよう」と気持ちを切り替えました。意識したことは、目の前にいるゲストおふたりの様子を第一に考えて、会話の量を減らし、今まで通りのサービスができたと思います。

HRSサービスコンクール2021にて銀賞を受賞!「笑顔のおもてなし」の大切さをあらためて実感

次に向けての課題も見えてきたのでしょうか。

川里

個人的には“2点”あります。ひとつは知識。今年の筆記試験は、時事問題が多かったように思います。レストランサービスの知識だけでなく、一般教養や時事的なものにもアンテナを張っていかないといけないなと感じました。ふたつめは、(動きの)スムーズさと所作。今年、金賞を受賞された方は、昨年も出場されていたのでどういったサービス、パフォーマンスをされるかというのは分かっていたのですが、あらためて見ると、ものすごく所作がキレイでした。背筋や立ち姿、指先まで神経が通っているような感じでした。立ち居振る舞い、所作をもっとブラッシュアップしていきたいです。

HRSサービスコンクール2021にて銀賞を受賞!「笑顔のおもてなし」の大切さをあらためて実感

練習で講師の方に教わったことで一番覚えていることはありますか?

川里

金賞を受賞された方のパフォーマンスを見て、練習の時、講師の方に「無意識有能」……最初は意識して何度もやっていくうちに意識せずに自然とできる状態になるようにと教えていただいたことを想い出しました。まさにその通りだな、と。もっとスムーズに、所作が美しく見えるように、普段の動きから歩き方まで、もう少し意識してやってみようと思っています。

コンクールが終わった後、“サプライズ”があったそうですね。

川里

はい!店舗に帰ったら、僕が銀メダルをかけた受賞式の写真をプリントアウトして、スタッフのみなさんがお祝いのメッセージを書いた寄せ書きをくださいました。店舗の方々が喜んでくれて、すごく嬉しかったです!

HRSサービスコンクール2021にて銀賞を受賞!「笑顔のおもてなし」の大切さをあらためて実感

コンクールを経て、今後の接客に活かしていきたいことを教えてください。

川里

自分が教えていただいた知識を後輩にも伝えていきたいです。アニヴェルセルのサービスチームとして、共有していきたいと思っています。HRSサービスコンクールは、30歳以下での銀賞であり、まだまだ未熟なところも多く、尊敬する先輩方のサービスには到底及ばないので、これまで学んできたことを活かしながら、さらにブラッシュアップしていこうと思います。そして、マスクをしていると目元しかお客様に見えませんが、心から笑っているとお客様にも心からの笑顔が伝わると思っています。ゲストの方々に楽しんでもらいたい、自分も楽しい!という想いで、いつもお客様にサービスをしています。

HRSサービスコンクール2021にて銀賞を受賞!「笑顔のおもてなし」の大切さをあらためて実感

この1年で、さまざまなことが変わり、コロナ禍での挙式を経験して、サービスに対する考えや心境の変化はありましたか?

川里

この仕事は、やればやるほど「もっとこうすればよかった」ということが浮かんできますし、あらためてサービスの仕事にゴールはないということを実感した1年でした。時節柄、自分自身もお店などで近い距離で接客されることに敏感になっているのですが、そう感じることは大事なことで、普段のサービスの場でも、自分が「こうしたい」ということよりも、お客様がどう感じるか、お客様がどう思われるかが一番大事だと思いました。「こうしたら相手がどう思うだろう」ということは今までも考えていたのですが、より細かく、ていねいに考えるようになりました。この1年で変わったことはたくさんありますが、よりサービスの仕事が好きになりました。お客様の幸せの瞬間に携われることにやりがいを感じています。

川里さんのこれからの目標は?

川里

今後は、キャプテンもやりたいなと思っています。かっこいいなという想いと、結婚されるおふたりに一番寄り添ってご案内をして、かつ会場全体を見て、周りに的確に指示を出している姿に憧れます!

「笑顔のおもてなし」はアニヴェルセルのサービスの強み

HRSサービスコンクール2021にて銀賞を受賞!「笑顔のおもてなし」の大切さをあらためて実感

笑顔がとても印象的で、ポジティブなマインドで周囲を明るくしてくれる川里さん。HRSサービスコンクールの出場者たちの教育とフォローを行われた本橋章太郎さんも、「出場して、結果を出したことがチームにいい流れをもたらしてくれました。頼りになる存在です」と話していました。

「アニヴェルセルのサービスでは“人”が武器。サービスの技術だけではなくて、人としてという部分から教育していくことを大切にしています。ホテルやレストランでは、熟練の技、伝統的かつ高度なサービス、スピード感を求められると思うのですが、アニヴェルセルでは、サービスの技術だけでなく、当たり前に染みついている“笑顔”は欠かせません。HRSサービスコンクールの審査員の方にもそこを評価していただけたのではないかなと思ったし、アニヴェルセルの強みだなとあらためて感じました」(本橋さん)

アニヴェルセルのサービスで最も大切にしている「笑顔のおもてなし」で、今後も皆様にとって最幸の記念日を提供するべく、サービスのおもてなし向上に努めます。

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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