結婚式ってどのくらいお金がかかるの?≪結婚式費用の基本~自己負担額まで解説!≫

結婚式ってどのくらいお金がかかるの?≪結婚式費用の基本~自己負担額まで解説!≫

おふたりで叶える理想の結婚式。結婚式場の立地、チャペルの雰囲気、ゲストをおもてなしするお料理・・・こだわりたいポイントは沢山あるけれど、そんなときにやっぱり気になるのが「結婚式の費用」のことではないでしょうか。ここでは、結婚式を挙げるのにかかる基本的な費用や自己負担額の目安、節約ポイントなどをご紹介します。

目次

結婚式の見積りにはどんな費用があるか知りたい!

結婚式の見積りとは、結婚式にかかる費用明細のこと。会場によって項目の名称などは違いますが、大きく分けて4つに分類できます。

①会場に関わること
②ゲストに関わること
③アイテム・演出・進行に関わること
④衣裳・美容に関わること

さらに覚えておきたいのが、①~④の費用にはそれぞれ、結婚式を行う上で最低限必要となる「固定費」、そして、おふたりの希望に応じて変動する「変動費」があります。「変動費」は、招待人数やアイテムの追加・グレードアップにより見積りが変動するため、おふたりが何を優先して結婚式をつくっていくかがポイントになってきます。

4つの費用に含まれる項目は?節約ポイントもチェック

先ほど挙げた①~④の各費用には何が含まれているか、細かく見ていきましょう。

①会場に関わること

①会場に関わること

ゲスト数(=使用する会場の広さ)や使用する設備・アイテムによって、金額が変わってきます。

挙式料
キリスト教式、人前式など、式のスタイルで費用が異なります。また、装飾や演奏などによって変動のある式場もあります。

・披露宴会場料
披露宴会場だけでなく、控室と待合室なども含みます。「席料」と呼ぶ式場も。

・設備費
音響・照明、プロジェクター使用料、ピアノ使用料など。ピアノ使用料は調律代が含まれる式場もあります。

・司会料
結婚式当日の司会進行のほか、披露宴の進行表作成、進行のアドバイス、ご新郎ご新婦のプロフィール作成などが含まれます。

・サービス料
サービス料の目安は、会場費料や設備費、飲食代などを合計した金額の10%になります。そのほかの項目も対象となる式場もあるので確認を。

②ゲストに関わること

②ゲストに関わること

この費用は、ゲストの人数によって大きく変わってきます。さらに、お料理のランクなどによっても金額に差が出るため、予算配分のバランスに大きくかかわってくる費用です。

・料理、ケーキ
お料理代の主な違いは食材のグレードや品数。また、選ぶランクによって異なります。お子様メニューなども複数用意している式場があるため、年齢にあわせて選びましょう。

・飲み物
飲み物代に、乾杯用やウェルカムドリンクが含まれていない場合は、別途必要になります。飲み放題かどうかで費用が変わる式場も。

・引出物
品数は平均2.9品。引出物の数やかける金額は地方差があるので、地元の習慣も確認を。

・プティギフト
お見送り時におふたりからゲストへ渡すギフト。式場商品以外に、オリジナル商品を持ち込む方も。持ち込みの場合、式場の見積りに記載されないため、費用の管理にご注意を。

③アイテム・演出・進行に関わること

③アイテム・演出・進行に関わること

装花やペーパーアイテムはゲスト数で変わります。また、演出はアイテム追加、ランクアップが発生しやすいため、一つひとつの項目で、どこまで含まれているのかしっかり確認しましょう。

・挙式演出料
フラワーシャワー、バルーンリリース、ブーケトスなどの式後演出にかかわるもの。

・挙式アイテム
リングピローや結婚証明書など。式場商品もありますが、手作りや外部に依頼をする場合も多いアイテムです。

・装花、装飾、ブーケ
装花は花材や飾り方(小物含む)など、おふたりのこだわりが出るアイテム。卓数などで費用が異なります。ブーケの数は平均1~2個です。

・ペーパーアイテム
招待状、席次表、席札、メニュー表など。最近では手作りをされる方も多いため、自宅で編集、印刷ができる無料のテンプレートなどを活用すれば、節約ポイントに。

・写真、ビデオ撮影
スナップ写真はカット数やアルバムの種類によって違ってきます。ビデオ撮影は、撮影場所やカメラマンの人数などでも金額に差が。

・進行演出
オープニングやエンドロールなどの映像、バルーンリリースやフォトラウンドなど。最近では、テーブルラウンドの演出を行わず、各卓のゲストと写真を撮りながらテーブルをまわるフォトラウンドするご新郎ご新婦も増えています。

・その他ギフト(ご両親親へのプレゼント、特別な友人へのプレゼント)
ご両親への贈呈品は、花以外にもさまざまな商品があります。余興を担当してくれたご友人へのちょっとしたお礼のプレゼントを渡す場合も。

④衣裳・美容に関わること

④衣裳・美容に関わること

主に、ご新郎ご新婦の衣裳、ご新婦のエステやネイルなどにかかる費用。

・新婦衣裳
ウェディングドレス、カラードレス、和装など。お色直しをされる方も多いため、2着を目安に。また、小物類(インナー、ヒール、ティアラ、パニエ、グローブ、ベール)など、個別に費用がかかる場合があります。

・新郎衣裳
タキシード、和装、小物など。お色直しする際には、小物(タイやベスト)チェンジだけという方が多いですが、パンツを変更するという方も。それぞれのアイテムに費用がかかります。

・新婦リハーサル
本番前に一度、ヘアやメイクのリハーサルを行う場合にかかる費用。式場によっては、当日の美容着付け代に含まれている場合もあります。

・新婦当日の支度
結婚式当時のお仕度のこと。お色直しやお引上げ代、アテンドを含みます。

・新郎当日の支度
衣裳の着付けの他、ヘアセットやメイクを依頼される方も。これらすべてが含まれます。

・ビューティ(エステ、ネイル など)
式場提携のサロンで行う場合と、お好きな場所で施術される方もいらっしゃいます。仕事の都合でネイルができない方はチップなどもおすすめです。ちなみに、式場提携のサロン以外で行う場合は見積りに反映されません。

・親の衣裳、着付け
親御様の衣裳レンタルと着付けをおふたりが負担される場合と、着物をお持ちの親御様は持参されて着付けのみ行う場合も。費用が異なるため、親御様と事前に相談が必要です。

結婚式に必要なものはカップルによってさまざま。もちろん、今回ご紹介したアイテムすべてに、金額を支払わなければいけないわけではありません。また、アイテムごとに商品展開も複数あるため、何をセレクトするかで費用は変動します。

お打ち合わせをしながら予定より金額が上がってしまった!となれば、その都度調整を。逆に、「貯金が順調にできたから、抑えようと思っていたアイテムを追加できそう!」という場合もあるはず。

「このアイテムはランクアップをさせたいから、こっちのアイテムは少し費用を抑えよう」といった感じで、より自分たちらしい結婚式のためにおふたりで話しあい、自由に調整できるのもポイントです。

「自己負担額」は、見積りからご祝儀を引いた分が正解

結婚式の見積りは、総額すべてをご新郎ご新婦が負担しなければいけないわけではありません。見積り総額からご祝儀を引いた分、“自己負担額”が支払う金額になります。

一般的に、ご祝儀総額の平均は224.3万円で、挙式、披露宴・披露パーティにおけるカップルの自己負担額の平均は149.5万円と言われています。この金額を目安に、ご自身の費用を考えてみてはいかがでしょうか。

【ご祝儀の平均】
兄弟、姉妹、親戚…5~10万円
上司…3~5万円
ご友人…3万円

また、費用は一括で支払うものではなく、予約金含め、ほとんどの場合、結婚式当日まで数回の支払いタイミングがあります。よって、ボーナスやご両親に支援してもらい後日返すなど、支払い日に向けて、計画的におふたりで貯金をしながら支払いましょう。

「自己負担額」は、見積りからご祝儀を引いた分が正解

ここまで結婚式費用についてご紹介しました。今回挙げた結婚式に必要な項目は、どの式場でも概ね同じですが、各アイテムの商品は式場ごとに違いがあります。また、シーズンプランなども式場によって違うため、そこで予算が変わる可能性もあります。

また、ブライダルフェアで作ってもらった見積りは決定見積りではありません。人数や当日の演出など、おふたりのご希望をお聞きしながら調整し、最終的には結婚式の約2~3週間前に決まります。

たとえば、ブライダルフェアを見学の時はまだイメージができていなかったけれど、お打ち合わせが進むにつれてやりたいことが増え、それにより予算が上がったというカップルもいらっしゃいます。その場合は、おふたりで上手に調整していただき、式場スタッフとお打ち合わせ後、現実的な見積りをもらうことももちろん可能です。

大切なのは、おふたりが結婚式で一番こだわりたいところを叶えること。見積りにどんな項目があり、どれだけかかるかという目安が分かれば、手作りなど自分たちで用意できることも取り入れながら、しっかりこだわりも押さえた結婚式が叶うはず!

この記事を書いた人
アニヴェルセル公式ライター

アニヴェルセル公式ライター

記念日のプロとして、記念日研究を行っています。結婚式はもちろん、あらゆる記念日情報を取りまとめてお届けします。

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