結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

結婚式で撮った想い出の写真は、おふたりにとって当日を振り返る一生の宝物になります。プロのカメラマンが撮ったものはもちろん、ゲストが撮ってくれた写真にも、美しい姿を残したいと思う花嫁さんも多いはず。

そこで、これまでたくさんの花嫁さんの写真を撮影してきた、4名のウェディングカメラマンの方々に、ウェディングドレスを着た時に、気をつけておきたいポイントを教えていただきました。なかには、普段写真を撮る際に使えるテクニックも。プレ花嫁のみなさんに向けて、ポーズのコツなどをご紹介します。

■今回取材したウェディングカメラマンの方々:
田中理美さん、福久涼子さん、村上奈緒さん、吉野正悟さん

【ポイント1】美しい姿勢をキープするために準備期間から習慣化を

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

時間をかけて選んだ、お気に入りのウェディングドレスをゲストにお披露目する瞬間は、花嫁のみなさんにとってはドキドキとワクワクの瞬間です。美しい花嫁姿をカメラにおさめようと、会場のあちらこちらから聞こえてくるシャッター音。どのカメラにも美しい姿を残したいと願う花嫁さんたちにとって、指先のしぐさから立ち姿、表情、視線、ご新郎との腕の組み方まで、どうすればいいの?と悩む方もいらっしゃるはず。

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

先輩花嫁さんに聞くと、「緊張で肩に力が入ってしまった」「ドレスの裾が気になり下を向いたまま歩いてしまった」「気をつけていたつもりだったけど猫背になっていた」など、あとで撮った写真を見て、姿勢やしぐさが気になってしまったという声も。

実際に、花嫁さんの“姿勢”について、ウェディングカメラマンのみなさんからも多く声が上がっていましたが、体のラインが出やすいウェディングドレスは、いつも以上に気をつけなければいけないポイントのひとつ!それに、結婚式では、正面だけでなく、横や斜め、後ろなど、全方向からゲストの視線が注がれます。

姿勢はすぐに直せるものでもないので、体幹を鍛えたり、胸を開くようなストレッチを取り入れたり、スマホの操作をする時に前かがみにならないようにするなど、結婚準備期間中から、姿勢を正す習慣を心掛けましょう。

【ポイント2】ブーケは“おへそあたり”で持てば美しい立ち姿に

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ウェディングドレスにあわせて考えたブーケ。花材、色、デザインなど、花嫁さんの理想を叶えてくれるブーケもまた、結婚式のマストアイテムです。最近ではさまざまなタイプのブーケがありますが、「ブーケの正しい持ち方が分からなかった」という先輩花嫁さんもいらした様子。

意外と重さもあるため、徐々に持つ位置が下がり、腕が伸びて、ポーズが少し残念になってしまった方もいるようです。本番前にブーケの持ち方、重さがどれぐらいになるか確認しておき、ダイエットもかねてトレーニングをしてみてはいかがでしょうか?

また、「キスシーンやファーストバイトの時、花嫁様の手の位置やしぐさを拝見して、事前にしっかりお話しすればよかった!と感じることも」(村上さん)という意見も。ブーケを持っていない時に指先まで美しく見えるポーズを、本番までに見つけてみてくださいね。

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

ブーケを持つ手を振ると、写真で撮った時にブレやすいので、ご友人には笑顔の表情で応えるのがおすすめです。ブーケは胸元まで上げて持つとドレスのデザインが隠れてしまうことも…。おへそ当たりで持つと、立ち姿も美しく見えます。(田中さん)

【ポイント3】ポーズに自信がない人はドレスのお気に入り部分を意識

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

先輩花嫁さんに聞くと、「ウェディングドレスを着た時に美しく見えるポーズを知りたかった」という声が意外と多いんです。どんなふうにポーズをとったらいいのか迷ったら、着ているドレスのお気に入り部分が写るようにポーズをとってみましょう。

前撮りができる場合は、カメラマンさんにお願いして、撮った写真を見せてもらえば、ポーズを確認できるので、どんなふうに写っているかイメージできるのでおすすめです。

ドレスも主役のひとつ。これまでの経験でドレスのカタチによって美しく見える角度が違うという知識はありますが、同じ会場、同じドレスでも、着る方が違えば、魅力も変わってきます。ウェディングドレス姿は360度どこから撮ってもキレイなので、いろんな角度で撮ってあげたいですし、その中で特別美しい角度を見つけるようにしています。(吉野さん)

花嫁様にとって、ウェディングドレスは命。たくさんあるなかから、そのドレスを選んだ理由が必ずあります。そこで、胸元のビジューやロングトレーンなど、お気に入りポイントをお聞きして、その部分が目立つように撮影することを心掛けています。(福久さん)

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

ウェディングカメラマンの皆さんが教えてくれた、ステキな花嫁姿を撮られるための3つのポイントをお届けしました。いかがでしたか?

続いて、カメラマンの皆さんが「結婚式までにやっておくといいこと」も教えてくださいました。気をつけなければいけないと分かっていても、すぐにできるか不安な部分も…。ぜひ、結婚式準備期間中から、おふたりで協力して練習しておきましょう!

おふたりで予行練習した後、第三者にも見てもらうと安心!

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

全身が写る鏡の前で練習することも大事だけれど、自分では気づきにくい部分も。当日は鏡を見ながら撮られている姿を確認できないので、いかに、“ベストな状態”をイメージ&インプットできるかどうかが鍵に。

実際にドレスを着て練習できる機会は少ないため、ドレスの試着時におふたり並んだ写真を撮っておくなどして、イメージをしておきましょう。ご自宅でも、おふたり並んだ状態でどう見られるか鏡の前で練習したり、家族や親しい友人など、第三者に見てもらったりするのもいいですね。

普段から撮られる機会を増やしてハッピースマイル美人に♪

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

写真を撮られるのが苦手でうまく表情を作れるか心配…カメラを向けられると緊張してしまう…という人は、普段から写真を撮ってみる、あるいは友人に撮られる機会を増やしていくなど、カメラに慣れていくのもおすすめ。

ちなみに、前撮りでは、目線を外したナチュラルな雰囲気の写真が人気です。カメラを意識せず、リラックスして結婚式を楽しむ心を持つことで、自然な笑顔のステキな写真が撮れるはず!

自然な雰囲気の写真を残したいなら、カメラを見ずに、おふたりや友人のみなさんと楽しい話をしているところをカメラマンにお願いしてみてください。目線を外して、雰囲気のある写真を撮るのは日常の撮影シーンでも使えるテクニック。また、鏡を見て、自分と向き合う習慣をつけておくことで、自分の好きな角度を知れるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。(田中さん)

カメラマンとの事前お打ち合わせで撮りたいイメージを伝える

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

当然ですが、式中のシーンは撮り直しができません。そのため、カメラマンはあらゆることに気を配りながら、ベストショットを逃さないようにしています。そして、目だけでなく、花嫁さんからの手紙の内容に耳を傾け、その時の雰囲気が伝わるような写真を撮るようにしているそう。

そのため、事前のお打ち合わせでも、どんな写真を撮りたいかを伝えておくのは大切なポイント。後悔なく写真を残すためにも、「ふたりの自然なカットがほしい」「家族とのシーンをおさえてほしい」「ゲストの笑顔をたくさんの撮ってほしい」など、必ず撮っておいてほしいカットはしっかりリクエストしておくこともおすすめです。

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

自然体の写真を好まれる方には、ご友人とリラックスされている時に見せる笑顔の写真を撮るようにしています。また、フェイスラインや二の腕など、花嫁さんが少し気になっているパーツがあれば伝えていただけると写真を撮る際のポイントにもなります。(田中さん)

事前お打ち合わせでは、職業も確認するようにしています。職業によって、写真の好みなどの趣向が分かることも。事前にリクエストのあったカットに加えて、職業によって好まれる写真も撮るようにしています。(吉野さん)

結婚式の写真写りを良くするには?~プロカメラマンが教える、3つのポイント~

結婚式でステキな写真を撮ってもらうために、姿勢や表情など、結婚準備期間中から撮られる準備をしておくことが大切!

そして、これまでと違う結婚式のカタチが求められている今、時間短縮や小規模の結婚式を望まれるご新郎ご新婦もいらっしゃいます。「結婚式の時間が短くなることで、撮るポイントも減りますが、人数が少ないからこそ撮れる写真があると思っています」(福久さん)という声あるように、限られたなか、今だから撮れるおふたりのステキな写真があるはず。

リクエストがあればぜひ積極的に相談してみてください。そして、結婚式の幸せな気持ちをいつでも想い出せる写真をたくさん撮ってもらいましょう!

 

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この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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