アニヴェルセル店舗対抗戦で登場した“カナッペ”全ラインナップをご紹介！【サステナビリティ部門】

ウェディングで提供する料理やデザートは、新郎新婦に代わり、ゲストの方をもてなす大切な要素。全店のキュイジニエやパティシエが技術力と表現力を競い合うことで、さらなるレベルアップを図ることが本コンクールの目的です。

今年は新たな試みとして、店舗対抗戦の【サステナビリティ部門（カナッペ）】を設け、SDGsの目標である『12. つくる責任 つかう責任』をテーマに、「地域の魅力を発信する作品」または「フードロスを意識した作品」をコンセプトに、各店舗から地域の魅力的なメニューが発表されました。

サステナビリティ部門で上位に選ばれたのは、１位・みなとみらい横浜店 オーシャンヴィラ、２位・江坂店、３位・表参道店。今回この部門で登場したメニューは、各店舗にて提供スタートしています。それでは、全11店舗のメニューをご紹介します！

サステナビリティ部門１位に選ばれたのは、三崎マグロを使ったメニュー。小さくカットしたマグロと、相模原特産の大和芋のブランマンジェ、三浦半島の新鮮な野菜、湘南ゴールドなどを混ぜ合わせタルタル仕立てに。とろとろの喉越しと爽やかな香り、そして、マグロの旨味が相まって、おかわりしたくなるほどの美味しさ！

みなとみらいエリアの観覧車や中華街、海岸線、三浦半島から見える富士山…と、作品全体で“神奈川県”を表現した装飾も料理の美味しさを後押ししてくれました。

（作品名「『地産地消』神奈川県特産品で年間通して楽しめる三崎マグロのタルタル仕立て」）

江坂店は、サステナビリティ部門２位を獲得。トマトにあわせてあるのは、生ハムの骨と昆布からとったエキスを固めて崩したもの、生ハムとチーズ、キノコを細かくカットしたもの。一口で食べると、豊かな香りが口いっぱいに広がり、食材のマリアージュを存分に楽しめます。

ちなみに、装飾にある米（稲穂）は三元豚生ハムのエサとなり、キノコやゴボウなどの皮を乾燥させることで土に還ります。食べ物の命を使い切り、連鎖させることで、未来に繋がることを表現しているそう。

（作品名「大地と生命」）

世界三大珍味のひとつ、フォアグラを使ったメニュー。フランス産のフォアグラに、アプリコットジャムを閉じ込めたドーム型のテリーヌ。塩気と甘さの絶妙なバランスに、カカオニブパウダーのほろ苦さがアクセントになった一品。

サステナビリティ部門３位に輝いた表参道店。時代の流れとともに料理に使う食材にもさまざまな変化があることから、このメニューには、今使える食材を最大限無駄のないように使用し、伝統が途切れないよう継承していきたいという想いが込められています。

（作品名「芽生え」）

美味しい食材と豊かな自然が魅力の立川。そんな自然豊かなアニヴェルセル 立川のガーデンをイメージした作品になっています。

とっても可愛い豚のカナッペは、リエットチーズクッキーサンド。チーズを混ぜて作ったクッキーは、ビーツでピンク色に。そして、中に入った豚バラ肉のリエットは、食感が残るようにカット方法を変えています。スイーツのような見た目なのに、食べ応えのあるメニューです。ピックや容器などのプラ廃棄が出ないよう、手で持って食べやすいカタチにしてあるのもポイント！

（作品名「ガーデンパーティー」）

横浜の地元野菜を使用して作ったのは、スイカのガスパッチョ。さらりとした飲み口で、さっぱりとした味わい。飲みやすいので、野菜嫌いの子供でも美味しくいただけそうです。

観覧車、赤レンガ倉庫、ランドマークタワー、山下公園、汽車道、中華街、海…と、みなとみらいには、多くのデートスポットがあります。そんな場所にある、アニヴェルセル みなとみらい横浜。SDGsの取り組みで、三浦半島の農家さんから規格外の野菜をいただき、新鮮なうちに調理し、さまざまなカナッペに使用しています。

（作品名「みなとみらい」）

カラフルな甘いマカロン。…と思って一口食べると、あれ、違う!?　可愛らしいデザートのマカロンのように見えますが、中にサンドしてあるのはテリーヌ。甘いマカロンを使ったサプライズなメニュー。さらに、岩塩をかけると塩味と食感がプラスされ、また違った美味しさに。

畑で収穫され、使われないまま廃棄されてしまう野菜を使用。山、川、海と自然に囲まれ、自然のサイクルの中で流通する食材を活かした、横浜ならではのサステナブルな一品です。

（作品名「横浜サステナブルライフ」）

埼玉県の郷土料理として有名な「みそポテト」と「ゼリーフライ」を融合した、ユニークな料理が誕生！みそポテトは、衣をつけたじゃがいもを揚げて味噌をのせたもので、ゼリーフライは、じゃがいもとおからを混ぜて小判型で素揚げしたもの。

じゃがいもの品種は、濃厚な味わいの「インカの目覚め」と色合い鮮やかな「シャドークイーン」。2種類のじゃがいもにおからを合わせて揚げたメニューは、子供から大人まで美味しくいただける味。食べやすい一口サイズで、パクパク食べてしまいそうです。

（作品名「地元さいたまの想い出」）

千葉と言えば、ピーナッツ！少しの水で栽培できるという、実はとてもSDGsな食材なんです。そんなピーナッツの食感と風味を存分に味わってもらいたいと、香ばしく焼き上げたサブレに使用しました。

そして、ピーナッツサブレの上にのっているのは、生産量全国第２位のとうもろこし。口当たりの軽いムースには、野田市の特産でもある醤油を焦がして加えたとうもろこしをトッピング。素材の味をしっかりと感じられる、千葉県の魅力を閉じ込めたカナッペです。

（作品名「千葉県発、特産品をぎゅっと美味しいひとくちに」）

長野店スタッフ全員で作り上げたのは、信州の郷土とSDGsを融合したカナッペ。フードロス削減のため、今回使用した野菜は、通常の披露宴では提供しづらい食材を加工して、美味しくいただけるよう工夫したそう。

白身魚のムースに、信州味噌を使ったネギ味噌と信州茸のデュクセルを加え、スモークサーモンで巻きました。その下には小さなパンケーキを。緑色のものは、ほうれん草の軸（茎）で色付け。上には千切りにした大根のグレッソとりんごのコンフィチュールを添え、酸味と甘みで全体のバランスを調和してあります。

（作品名「信州の恵み」）

愛知県と石川県出身の新郎新婦をイメージして、豪華で華やかなピンチョスを作ったのは白壁店。現在、復興支援で毎週届けてもらっている世界遺産・NOTO高農園の野菜。その野菜と名古屋名物の海老フライ＆味噌カツを合わせました。

SDGsを意識して、味噌カツのソースやタルタルソースは野菜の端材を使用。よく見ると、海老フライと味噌カツの間に野菜が。揚げ物の間に、さっぱりした野菜を挟むことで箸休めの効果も。見た目、味、食感…とまさに五感で楽しめるメニューです。

（作品名「愛知と石川　つなぐ　つながる」）

大阪店のあるミナミの玄関口・難波をコンセプトにしたカナッペ。大阪と言えば、やっぱり“粉もん”！その中でも大阪生まれの「たこ焼き」は大阪人のソウルフードです。そのソウルフードを大阪店がアレンジ。

たこ焼きの元祖はソースではなく醤油と出汁。それに倣い、ソースを使わないたこ焼きに仕上げました。トッピングのネギは、他の料理で出た端材を使用。タコ本来の味と出汁をしっかり味わえる一品に。いただいたみなさんに“多幸”が訪れますように…という願いを込めて！

（作品名「食の都　OSAKA」）

今回は、店舗対抗戦の【サステナビリティ部門（カナッペ）】のメニューをお届けしました。

アニヴェルセルの料理は、作り手がしっかり想いを込めた食材を使い、各々が自身の技術向上のために努力し続け、チーム一丸となって、今後もより一層、お客様に喜んでいただける料理を追求していきます。

今回の受賞店舗はもちろんのこと、コンクールを経て、各店舗のスタッフのサポート力＆チーム力がより強まっています。彼らの想いが、アニヴェルセルで結婚式を挙げる皆様の胸に届きますように。