アニヴェルセルの姿勢 PROFESSIONAL

  • シェフ

結婚式では、
おふたりらしい料理こそ
いちばん美味しい。

シェフ / 多賀 高

披露宴のお料理全般を担当。事前に新郎新婦様とお打合せをして、いただいたご要望をもとにオリジナルメニューを考案することも。当日は進行状況を確かめながら、ご列席の皆様にお料理を最高の状態でご提供する。また、挙式を挙げられたおふたりが年に一度、想い出の場所でお食事をお楽しみいただける「記念日レストラン」でも、おふたりのための特別料理をご提供します。

仕事においてのこだわりはなんですか?

「新郎新婦様のことを知ったうえで、料理を作る」ことです。

私がまだ若いころ、レストランで修行していた時代に先輩からこう叩きこまれました。「料理人は、料理の知識や技術を極めるのが仕事ではない。とにかくお客様が美味しいと思う料理を作ってなんぼだぞ」と。

まさに、そのとおりだと思うんです。とくにウェディングシェフであればなおさらです。新郎新婦様に美味しいと思ってもらいたいからこそ、おふたりのお好みを知ることや、できるだけご要望を叶えてあげることが大切だと思っています。

たとえば、新郎新婦様の「大好きなキャラクター」をプロデューサーに聞いて飾りつけに盛りこんだり、関西の結婚式では、おふたりの大好きなたこ焼きをメニューに入れたりしたこともあります。

また以前、とあるパンのメーカーでご一緒にお勤めの新郎新婦様の披露宴では、サプライズでそのメーカーの菓子パンをお出ししました。おふたりにはもちろん、上司の方々にもとても喜んでいただけました。

食材や調理方法にこだわることももちろん大切ですが、「食べる人が喜ぶこと」を考えるのが、美味しい料理への第一歩です。

新郎新婦様とご列席の皆様にとって、どんな料理よりも「おふたりらしい料理」こそが、その日いちばん美味しいのです。そしてその日だけの特別な料理が、召しあがっていただいた皆様の想い出に残ります。

「一生に一度であり、生涯忘れられない料理」をご提供する仕事だからこそ、私たちシェフも「よし、おふたりを喜ばせるための最高の料理を作ろう」と、毎回気が引き締まるのです。

アニヴェルセルの好きなところを教えてください。

なによりも、新郎新婦様や、ご列席の皆様との距離感を大切にしているところです。

アニヴェルセルに入社する以前、私が勤めていた結婚式場では、披露宴会場と厨房が離れた距離にありました。そこではあらかじめ料理を大量に作っておき、流れ作業のようにいろんな式場に料理が運ばれていくのが当たり前でした。正直、どの会場のどんな方々に料理を作っているのかも、まったくわかっていませんでした。

だからこそアニヴェルセルに入社し、厨房に入ったときは驚きました。披露宴会場の真裏に厨房があったんです。会場の拍手や歓声が厨房まで聞こえてくる。そして、料理はご提供する直前に調理し、できあがった順にどんどんサーブされていく。臨場感のあふれる厨房に、しびれたのを覚えています。

最高の状態で料理をご提供し、それを召しあがっていただいた皆様の反応が、タイムリーに返ってくる。料理人にとって、こんなにやりがいのある環境はほかにないと感じました。

いまでも披露宴当日は、各セクションのスタッフと連携を取りつつ、お召しあがりになられる皆様の料理に対するタイムリーな反応を気にかけながら、一品ずつ最高の状態で料理をご提供しています。

お客様との距離感を大切にするスタンスを守り続けているからこそ、局面に応じた最高のパフォーマンスを発揮できます。そうした環境で料理を作れるのは、料理人として幸せです。

あなたにとって、結婚式とはなんですか?

私にとっての結婚式は、「試合」です。おふたりにとって一生に一度の特別な日。なにがあっても失敗は許されません。だからすべての披露宴が、学生時代の部活動でたとえるならば、負けたら終わりという「夏の最後の試合」なんです。

新郎新婦様はもちろん、私たちスタッフも、挙式当日までにいろいろな準備を積み重ねて当日を迎えます。披露宴の直前は、厨房にもヒリヒリするような独特の緊張感があります。

すべてが予定どおりに進み、なにごともなく終わるのが理想ですが、やはり結婚式は「なまもの」です。なので予想外のこともたくさん起こります。乾杯のご挨拶が長引き、用意しかけたオードブルをいったん片づけることもあれば、予定にはなかった料理のリクエストをいただき、急遽作りはじめたりするケースもあります。

すべての神経をフル回転させて、無事に式を終えたときは、本当にほっとします。そんなときに、プロデューサーから「皆様、すごく喜んでいましたよ!」と言われると、「試合に勝てたんだな」と実感します(笑)。

もちろん結婚式は勝負事ではないですが、それくらいの気迫を持って、私たちスタッフは取り組んでいます。

新郎新婦様やご列席の皆様に幸せな気持ちで帰っていただくために、私たちスタッフは「全試合に必ず勝つ」必要があります。そして一発勝負だからこそ、いろいろなドラマが生まれて、感動も生まれるのだと、私は思います。

STORY

ふたりの体験談

その日を迎えたとき、何を想い、何を感じ、何を考えるのか。その後のふたりにとって、どんな一日にしたいか。式を終えたカップルの話から、少し想像してみませんか?

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