【男女別】結婚挨拶の服装マナー|夏・冬服のおすすめコーデと親受けするポイント

【男女別】結婚挨拶の服装マナー|夏・冬服のおすすめコーデと親受けするポイント

結婚が決まったら、次はいよいよ結婚の挨拶。これからお世話になる彼の両親には、できるだけ良い印象を持ってもらいたいですよね。だからこそ、服装には気を付けたいもの。しかし、「どんな服装で行けば良いの?」「マナーに沿った着方が分からない」と悩む方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、結婚挨拶にふさわしい服装や、失敗しない服装選びのポイントなどについて紹介します。これから結婚挨拶を控えている方はぜひ参考にし、好感度をアップさせましょう!

目次

【女性】結婚挨拶にふさわしい服装

フォーマルな場にふさわしい服装とはいえ、どのような色やデザインを選べば良いのか分からない方もいるでしょう。結婚の挨拶で着る服装を選ぶときは、季節感のある爽やかな色や、マットで滑らかな質感の素材のものがおすすめ。堅苦しすぎず、かつカジュアルすぎない、落ち着いた印象になるでしょう。ここでは、結婚の挨拶におすすめの女性の服装について、4つのスタイルを紹介します。

ワンピース

ワンピース

結婚の挨拶でおすすめの服装はワンピースです。ワンピースは、清楚な印象を与えるのにピッタリのスタイル。また、1枚でコーディネートが完成するため、トップスとボトムの組み合わせに悩むこともありません。シルエットや色はさまざまありますが、なるべくシンプルなデザインの方がきちんと感が出るのでおすすめ。胸元が大きく開いたワンピースは、同色のインナーを着る、カーディガンを羽織るなどして肌の露出を減らしましょう。スカートの丈は、正座したときに膝が隠れるくらいがベストです。

半袖のワンピースはカジュアルな印象があるので、夏に着る場合はベージュや白など明るめの色のカーディガンを持参し、すぐに羽織れるようにしておくと安心です。

スーツ

女性の場合_スーツ

彼の親と初対面の人や、外で会食をしながらの挨拶のときは、スーツスタイルもおすすめです。正装スタイルとして定番のスーツですが、黒や紺のリクルートスーツのようなデザインは堅苦しい雰囲気が出やすいため避けましょう。

柔らかな印象にしたければスカートスーツ、しっかりとしたイメージを与えたければパンツスーツがおすすめです。ただし、パンツスーツは固い印象に受けとられることもあるため、柔らかい色のものを選んだり、ジャケットの中に着るブラウスをフェミニンなものにしたりすると、やさしい印象も加えられるでしょう。

スカートスタイル

ワンピースを着慣れてない女性や、普段着にきちんと感をプラスしたいときは、スカートがおすすめ。ブラウスやカーディガンなどのトップスと組み合わせることができるので、自由にコーディネートできます。

スカートにもさまざまなデザインがありますが、ボディラインがくっきりと出るタイトなスカートやミニ丈、足首まであるロング丈より、ひざ下丈のものがおすすめ。フレアスカートは、エレガントで上品な印象を与えることもできます。

パンツスタイル

パンツスタイル

ジーンズやシルエットの大きいワイドパンツなど、カジュアルなデザインでなければパンツスタイルでも問題ありません。センタープレスがあるパンツはきちんと感が出るので、フォーマルな場におすすめです。真冬でも足元が冷えにくく、座敷で食事する場合も動きやすいメリットがあります。

ただし、パンツスタイルの場合はどうしても堅い印象になりがちなので、淡い色のトップスなどを着るなどし、柔らかい雰囲気になるよう全体のバランスを整えましょう。

【男性】結婚挨拶にふさわしい服装

結婚挨拶のときの男性の服装は、きちんとした印象を与えるビジネススーツが鉄板です。ビジネススーツを選ぶときのポイントや、少しカジュアルな雰囲気のジャケパンスタイルの2つをご紹介します。

スーツ

男性の場合_スーツ

ビジネススーツを着用する際は、紺や黒、グレーなど落ち着いた色がおすすめ。”きちんと感”を演出するなら、オーソドックスな無地を選ぶのが無難ですが、シャドウストライプやシャドウチェックなど、控えめであれば柄入りでも問題ありません。

スーツにあわせるネクタイも、派手で個性的なものは避けましょう。スーツと同じく無地か小さなドット柄、派手過ぎないストライプ柄などがおすすめです。また、靴が汚れたりすり減ったりしていないか、スーツやシャツにシワや汚れがないかも必ず確認しておきましょう。

なお、夏場であればノーネクタイにするか悩む方もいるかもしれませんが、クールビズに対する意見はさまざまです。堅苦しい雰囲気よりも親近感のあるスタイルを好むご両親もいますが、ノーネクタイを良しとしない方もいるかもしれません。どこまでカジュアルにするかは、パートナーと相談しながら決めると良いでしょう。

ジャケット×パンツスタイル

ビジネススーツ以外の服装を選ぶなら、ジャケット×パンツスタイル(いわゆるジャケパンスタイル)もおすすめです。上下セットのジャケパンを選べば、全体にまとまりがあってきちんとした印象を演出できるでしょう。

ただし、ジャケットの下にTシャツや柄物ニットなど、襟がついていない服を選ぶとラフすぎる印象になります。また、ジャケパンにスニーカーをあわせるスタイルもおしゃれですが、結婚の挨拶というTPOを考えるとスニーカーやサンダルはふさわしくありません。

自分の着たいものを選ぶのではなく、フォーマルさを意識して選ぶようにしましょう。

夏に結婚挨拶する場合の服装マナー

夏は明るい色や柄の服装が好まれる季節です。明るめのトーンの服や夏らしい柄のアイテムを選ぶことで、爽やかな印象を与えることができるでしょう。また、暑さが厳しい夏は汗をかきやすいので、通気性の良い軽い素材の服がおすすめです。ここでは、男女別に夏の結婚挨拶にふさわしい服装やコーディネート例を紹介します。

【男性】夏の暑さ対策とコーデ例

【男性】夏の暑さ対策とコーデ例

男性は夏場でもスーツ着用が基本となるため、暑さをしのぐために通気性に優れたサマーウールやリネン混などの軽やかなスーツ素材を選んだり、冷感素材の肌着を着用したりするのがおすすめです。裏地がないタイプやシアサッカーのセットアップも、涼しく着こなせます。訪問後にジャケットを脱ぎたい場合は、「上着を脱いでも良いでしょうか」と、相手の親に一言声をかけてから脱ぐようにしましょう。

また、足元は革靴を基本とし、素足ではなく必ず靴下を着用します。汗ジミ防止のインナーや汗拭きシートの携帯など、汗対策への準備も大切です。夏場は特に、服装全体に清潔感と誠実さがにじむよう意識しましょう。

【女性】夏の服装の注意点とコーデ例

夏のコーデ例

女性の場合、肌の露出が多い服装はNGです。薄着になりすぎるとフォーマルさに欠けるだけでなく、冷房の効いた部屋では体が冷えてしまいます。ノースリーブであれば羽織を着るなどしましょう。

リネン調やシフォン素材など、軽やかで通気性の良い生地を選ぶと、涼しげで清潔感も演出できます。足元は素足を避け、ストッキングと控えめなパンプスが基本です。加えて、汗をかいてもすぐ拭えるようハンカチを携帯するなど、エチケットも欠かさないようにしましょう。

冬に結婚挨拶する場合の服装マナー

冬の結婚挨拶では、防寒とフォーマルのバランスが重要です。寒さ対策をしっかりしながらも、清潔感や誠実さが伝わる服装を選びましょう。ここでは、冬の結婚挨拶にふさわしい男性・女性それぞれの服装マナーとコーデ例を紹介します。

【男性】コートの選び方とコーデ例

男性の防寒

スーツの上に着用するコートも、ビジネスシーンで使うようなチェスターコートやトレンチコートが無難です。色は黒やネイビー、チャコールグレーなど落ち着いた色味を選ぶと、フォーマルな場面にふさわしい印象を与えます。ダウンジャケットやジャンパー、フリース素材は避けましょう。素材はウールなど暖かく上品なものがおすすめですが、着ぶくれしない薄手の中綿入りなども人気です。

また、寒さ対策でマフラーや手袋を身につける際も、無地のダークカラーのものを選ぶのがおすすめです。また、コートやマフラー、手袋などはすべて玄関のドアを開ける前に脱いでおくのがマナーです。インナーにはニットベストや薄手のインナーを重ねて防寒対策をし、全体のシルエットがもたつかないように心掛けましょう。

【女性】防寒対策のポイントとコーデ例

女性の防寒

冬の場合はブーツを履いたり毛皮のコートを着たりする機会が多くなりますが、結婚の挨拶ではカジュアルさが出てしまうため避けた方がベターです。コートはウールやカシミアなど質感の良い素材を選び、色はベージュやグレー、ネイビーなど落ち着いたトーンがおすすめ。ちなみにコートを脱ぐのは、玄関でチャイムを鳴らす前やお店に入る前です。

さらに、インナーには保温素材を活用し、ワンピースやスカートスタイルでも冷えを防げるようタイツや厚手ストッキングを取り入れましょう。また、コートを脱いだ後の印象も大切なので、ニットワンピースやきれいめな女性スーツなど、屋内でもきちんと感が伝わる装いを選ぶのがポイントです。

春・秋に結婚挨拶する場合の服装マナー

春や秋は気候が穏やかで、夏や冬より服装選びに困ることは多くないでしょう。ただし、昼間と夜で寒暖差が激しい日もあるため、温度調整ができるストールや上着を持っていくと安心です。春も秋も気温は似ていますが、夏に向かう春と冬に向かう秋では適したカラーや素材が異なります。

【男性】季節感の演出方法とコーデ例

ジャケット×パンツスタイル

春は淡い色合いや白色シャツにネイビーのジャケットを選ぶと重たすぎない印象になります。秋は茶系を取り入れると、季節感も演出できるのでおすすめです。寒暖差がある季節のため、ジャケットの下に着用できるカーディガンがあると安心でしょう。

素材は通気性の良いウール混やストレッチ素材が快適で動きやすく、見た目もスマートに仕上がります。季節感を取り入れた明るめのネクタイや、薄手のベストなどを合わせると、上品かつ誠実な印象を演出できるでしょう。

【女性】寒暖差対策のコツとコーデ例

春はパステルカラーやシャーベットカラーなど明るく軽いトーンの色で、通気性が良い素材がよいでしょう。一方、秋は落ち着きのあるダークトーンで、保温性があり見た目にも暖かい素材がおすすめ。

寒暖差に対応するため、ひざ下丈のワンピースに薄手のカーディガンやノーカラージャケットを重ねるなど、上品かつ脱ぎ着しやすいスタイルを選ぶと便利です。温度調整しやすいよう、薄手のストールを持参してもいいですね。

自分の家に挨拶するときはカジュアルでOK?

自分の家に挨拶するとき

自分の家に結婚の挨拶としてパートナーを連れて行く場合は、そこまで堅苦しく考えなくても大丈夫ですが、ラフすぎる格好や生活感のある服装は避けるのがマナーです。たとえば男性なら、カジュアルなジャケットにシャツ、チノパンといったシンプルな装いであれば、実家でリラックスした雰囲気を保ちつつフォーマル感も演出できます。

一方、女性の場合はワンピースやブラウスとスカートなど、上品さを意識した服装が好印象です。両親に対して誠実な気持ちを表すためにも、清潔感のあるスタイルを心掛けましょう。

【男女共通】結婚挨拶前に気をつけたいポイント

服装や小物をすべて揃えても、マナーに沿っていなければ印象が悪くなってしまいます。派手な服装やアクセサリー、ハイブランドのバッグなどは悪目立ちするので注意しましょう。小物は、小ぶりでシンプルなものがベストです。ここでは、結婚挨拶の服選びで注意したいポイントを、マナーに沿って紹介します。

素足はNG!ストッキングや靴下が必須

結婚の挨拶などフォーマルな場で、素足はマナー違反とされています。女性の場合は、たとえ暑くてもパンツスタイルでも、ストッキングを履くのがマナー。また、ストッキングの色は自分の肌の色にあったベージュ系が無難です。

冬場は、黒など落ち着いた色のタイツでも良いでしょう。万が一伝線したときのために、予備を持ち歩いておくと安心です。

男性も素足にサンダルのスタイルは避けて、必ず靴下を着用します。座ったときにスーツの裾から肌が見えない長さの靴下を準備しましょう。

ハイブランドや高級品は控える

男女ともに、結婚の挨拶のときはハイブランド品を身につけるのは避けましょう。明らかに高価なバッグやブランドもののバッグや小物を持っていると、「お金遣いが荒い」という印象を与えてしまう可能性も。

高価なものでなくても、キラキラしたアクセサリーをたくさん付けてるバッグや、派手な柄や色の服装も結婚の挨拶という場にふさわしくありません。服装と持ち物を含めて、TPOにあった落ち着いた雰囲気のデザインや色を選びましょう。

全身黒のコーディネートは避ける

全身黒い服は避ける

全身黒い服装はお葬式での正装とされているので、結婚の挨拶にはふさわしくありません。日頃は黒系でまとめるのが好みでも、挨拶のときは避けましょう。黒のワンピースを着用する際 は重々しい印象になりがちなので、アクセサリーや小物などをさし色にすると柔らかな印象になります。靴も黒ではなく、ベージュやシルバーなど明るめの色がおすすめです。

ハンカチやティッシュを忘れずに

服装ばかりに気をとられず、ハンカチやティッシュなどエチケット用品も準備しておきましょう。緊張して汗を拭うときや何かをこぼしたときなど、ハンカチやティッシュの出番は案外多いものです。また、慣れない靴をはいて靴擦れしたとき用の絆創膏や、身だしなみをチェックする小さな手鏡なども揃えておくと安心です。

においや汚れ、清潔感に注意

においや汚れ、清潔感に注意

服装だけでなく、香水やたばこ、食べ物などのにおいが残っていないか確認をしましょう。結婚の挨拶に行く直前に、においのきついものを食べないよう注意をしつつ、口臭をおさえるタブレットや制汗剤などを活用するのもおすすめです。

また、結婚の挨拶では清潔感が何よりも大切。男性はひげを整えて、髪型も適度にワックスなどでまとめましょう。服にシワやシミ、ほこりが付いていないかチェックすることも忘れてはいけません。靴下の穴や靴の汚れも、見落としがちなうえ意外と目立つので要注意です。

服装とあわせて確認したいヘアメイク&小物

結婚挨拶で注意したいのは、服やアクセサリーのコーディネートだけではありません。メイクや髪型、ネイルなど自分自身の身だしなみも清潔にする必要があります。派手な髪色や、濃いメイク、派手なネイルなどは、結婚挨拶という場にふさわしくありません。当日までに落ち着いた雰囲気にしておきましょう。ここでは、服装とあわせて確認したいポイントを4つ紹介します。

髪型

ヘアスタイルも清潔感を保つことが大切です。髪色は、染めていない自然な色か落ち着いたブラウン系のヘアカラーが好ましく、金髪や赤みがかった髪色の印象はあまり良くありません。華やかな髪色をしている場合は、染め直すのが無難でしょう。

また、ロングヘアは、シニヨンやハーフアップなどでまとめておくと顔周りもすっきりして、明るい印象になります。前髪は目にかかりすぎないよう、切り揃えるか横に流すなどしましょう。男性は、耳まわりや襟足がすっきりした短髪が基本です。寝癖が残っていないか、整髪料を使いすぎていないかも確認しましょう。

メイク

メイク

普段からあまりお化粧をしない女性でも、結婚の挨拶に行くときはきちんとメイクをするのがマナー。ノーメイクはだらしない印象を与えてしまいます。また、濃いメイクは派手な雰囲気になってしまうので、色やのせ方には注意しましょう。

流行りのメイクが結婚の挨拶に向いているとは限りません。メイクも服装と同様、清潔感が大切です。ナチュラルで自分に似合うメイクにし、印象を良くしましょう。

爪・ネイル

ネイル

手元は意外と人の目に入るポイントです。結婚の挨拶では、きちんと切り揃えておく状態が好まれます。派手なネイルは手元が浮いて見えてしまい、印象も良くありません。

マニュキュアを塗る場合は、クリアカラーや薄ピンク、ベージュなど、自爪に近い色のネイルカラーがおすすめです。いずれの場合も爪が伸びすぎていたり、汚れていたりすると不衛生な印象を与えてしまいます。男女ともに爪は短く整え、清潔に保ちましょう。

婚約指輪・アクセサリー類

アクセサリーも、存在を主張し過ぎない、小さくシンプルなものがおすすめです。キラキラした派手なアクセサリーを重ね付けすると品が下がってしまうので注意しましょう。

おすすめは、上品な輝きを放つパールジュエリー。正装の定番アクセサリーとも言われているので、結婚の挨拶にもピッタリです。

なお、正式に彼の両親から結婚の承諾をもらっていないのに、左手の薬指に婚約指輪をはめた状態で挨拶をするのは避けたほうがよいでしょう。「まだ結婚が決まったわけじゃないのに気が早い」と思われかねなません。

たとえ事前に彼から結婚指輪を贈られていても、結婚の挨拶が済み、両家顔あわせや結納のときにはめるのがベストです。

結婚挨拶の服装は清潔感と自分らしさを大切に!

人の第一印象は数秒で決まるというように、相手の両親に好感を持ってもらうためには服装を整えておくことが大切です。自分に合った清潔感のある服装で臨みましょう。男性・女性それぞれにおすすめのスタイルを参考にして、TPOを意識しながら準備を進めてみてください。

結婚挨拶の服装は、当日になって慌てることのないよう事前にパートナーと打ち合わせをすることが大切です。マナーに沿った身だしなみをして、想い出に残る結婚の挨拶にしてくださいね。

 

\結婚が決まったら式場見学も/

この記事を書いた人
ライター 瀬上友里恵

ライター 瀬上友里恵

地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。

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