彼氏の両親と初めて食事をする時のマナーは?気をつけておきたい4つのポイント
彼氏の親御様と初めての食事。付き合っていることを家族に報告する場になるだけでなく、「いつか結婚したいね」と話している間柄であれば、お相手のお母様やお父様と初めて会うこの時間が、この先の関係性にも関わってくるはず。
楽しみな反面、「食事の時はどんなところに気を遣えばいいの?」「何を話せば彼のご両親に喜んでもらえる?」といった緊張と不安な気持ちも。自分のことをよく知ってもらうチャンスに、どうすればお相手の親御様に好印象をもってもらえるのでしょうか。
今回は、そんな初めての食事を楽しむための4つのポイントをご紹介します。
- 目次
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- 【ポイント1】訪問時のTPOを確認!
場所選び・服装・言葉遣い・食事のマナー - ●場所:お店の雰囲気に合わせた服装を
- ●誰と:メンバーの雰囲気を確認しよう
- ●言葉遣い:硬くなりすぎる必要なし!
- ●食事のマナー:不快にさせない食べ方を
- 【ポイント2】手土産を用意しよう!
彼氏の両親が喜ぶ「手土産」の選び方とは - ①両親の好みから選ぶ
- ②地元の名産品を渡す
- ③ペットに関するアイテム
- ④誕生日の家族にプレゼント
- ・「高価」な手土産は気を遣うので避ける
- ・手土産を渡す時に添える言葉も大切です
- 【ポイント3】会話の内容を事前に準備!
彼の両親と話が弾むネタは?避ける話は? - 【ポイント4】食事の会計とお開きの時間!
誰が会計をするか&お開きの目安を決めておく - ●食事の会計
- ●帰るタイミング
- 笑顔で楽しく!“ルール”より“気持ち”を大事に
- 【ポイント1】訪問時のTPOを確認!
【ポイント1】訪問時のTPOを確認!
場所選び・服装・言葉遣い・食事のマナー
彼の親御様と初めて食事をする場合、どこで・誰と・どんな雰囲気になりそうか、というのをまずは確認!結婚報告や顔合わせ食事会ではないので、あまりかしこまった服装やマナーは必要ありませんが、以下の点をチェックしておきましょう。
●場所:お店の雰囲気に合わせた服装を
相手のご家族とはすでに仲が良く、普段から交流があるという場合でも、行く場所が変われば話は別。かしこまったレストランやホテルなどの場所なら、きれいめワンピースやブラウス×パンツスタイルなど、きっちりした服装を選びましょう。
相手のご実家へ行く場合は、ラフな格好でも清潔感は忘れずに。相手に不快感を与えない服装選びを。相手のご家族はいつもどんな服装をしているのか、さりげなくパートナーに聞いて、参考にしてもいいですね。
●誰と:メンバーの雰囲気を確認しよう
場所も大事ですが、誰が参加するかも大事な情報です。親御様だけなのか、相手の兄弟姉妹も来るのか、小さい子どもは?祖父母は…?など、顔ぶれを思い浮かべながら当日の会話をイメージしてみましょう。
●言葉遣い:硬くなりすぎる必要なし!
普段、彼とどんなにフランクな話し方をしていたとしても、相手の親御様の前では少し気をつけたいもの。相手の呼び方は「〇〇さん」、親御様は「〇〇さんのお父さん・お母さん/お父様・お母様」で。
ただし、ビジネスライクだったり、硬くなりすぎたりする必要はまったくありません。初めて会う年上の相手にいきなり“タメ口”を使ということはないはず。会話をする時は相手の目を見て話しましょう。
●食事のマナー:不快にさせない食べ方を
例えば、食器でカチャカチャ音を立てて食べない、クチャクチャと口を開けて噛まないなど、大人として最低限のマナーができていれば問題ありません。
マナーと聞くと、「普通」や「常識」の基準があいまいで一見難しく感じますが、「まだそこまでお近づきになれていない人に、あなた自身がされたら嫌なこと」をしない、という基準で考えてみましょう。相手を思いやり、不快にさせないよう心掛けることが、大人の最低限なマナーです。
【ポイント2】手土産を用意しよう!
彼氏の両親が喜ぶ「手土産」の選び方とは
急に会う(訪問する)ことになり、買う時間がなかった…という場合以外、手土産は用意して行くことをおすすめします。ご自宅を訪問するのであればなおさらですが、お土産が会話の話題のひとつとなることもあるためです。
ただし、「何を選べば良いか迷う」というお悩みもよく聞きます。ポイントは“相手を想いやる気持ち”。具体的な選び方のポイントをまとめてみました。
①両親の好みから選ぶ
手土産の定番は、お菓子やお酒。彼から親御様の好みのものを聞いて、それを選ぶか、好みのテイストを踏まえた上で、話題性のあるものをチョイスするという方法も。賞味期限は少し余裕があるものを選び、ご家族の人数が多ければ、切り分けて食べるスイーツでもOKです。
②地元の名産品を渡す
訪問先の近所で購入できるお菓子を避けるのは、手土産の基本。彼のご実家と地元が違うのであれば、地元の名産品もおすすめです。親御様が食べたことがない名産品であれば、会話の話題にもなりますよね。
③ペットに関するアイテム
ご自身が動物好きで、彼のご実家に愛犬や愛猫などのペットがいれば、それに関連したアイテムはいかがですか?犬や猫好きだからこそ分かる、ポイントを押さえたアイテムはきっと喜んでもらえるはず
④誕生日の家族にプレゼント
自宅にうかがうとなると、親御様以外のご家族がいる場合も。誕生日当日、または、前後1週間のうちに誕生日というご家族がいるのであれば、プレゼントを持参しても。相手が気軽に受け取れるような、ちょっとした贈り物を選びましょう。
・「高価」な手土産は気を遣うので避ける
高級=相手にとって良いもの、とは限りません。たとえ高価でなくとも、地元で美味しいものを自己紹介がてら渡すほうが、より親しみを覚えてもらえると思います。
最初に高価な手土産を渡してしまうと、次に会う時、ご自身の中でもハードルが上がってしまいます。これから家族として付き合っていくうえで、これが毎回ではお財布が続かなくなってしまいますよね。無理せず、気を遣わせない手土産を。
・手土産を渡す時に添える言葉も大切です
手土産を何にしようかと悩んだ時、彼が親御様の好みを詳しく知らない…なんてこともあるはず。そこで、最初にお伝えした定番のお菓子やお酒など、広く親しまれているものから選ぶという方もいらっしゃると思います。
何を渡すか以上に、「相手を想っている」その姿勢そのものを届けることも大事。
「つまらないものですが…」ではなく、「お口にあうか分かりませんが、甘い物がお好きだと聞いたので、私が好きなお店のお菓子を買ってきました」など、相手のことを考えて選んだこともさりげなく添えれば、たとえどんなものであれ、きっとあなたの想いも伝わるはずです。
【ポイント3】会話の内容を事前に準備!
彼の両親と話が弾むネタは?避ける話は?
相手の親御様と会話を弾ませるのってなかなか緊張しますよね。話が盛り上がらずに沈黙になってしまったら…と不安にならないよう、会話のネタを準備しておきましょう。おすすめは次のような話題です。
・彼が生まれた時や幼少期の話
・彼が学生時代のエピソード
・親御様の趣味
・親御様の好きなものや嫌いなもの
・親御様の出身地
・おふたりが今まで行った旅行先 など
①相手のこと、②親御様のこと、③おふたりのこと…といったように、相手の親御様が話しやすい話題からはじめていくと、会話が盛り上がるようです。
そのためには事前に、相手の親御様について彼にリサーチを!共通点があれば、会話もしやすくなりますよね。また、親御様の好きなもの・ことだけではなく、嫌い(苦手)なもの・ことも知っておくと、より安心です。
ただし、いくら盛り上がった場でも、次の話題はなるべく避けましょう。
・相手の失敗談
・ネガティブな話
・好きなものを否定する
もうひとつ大事なポイントは、おふたりの将来について。結婚挨拶の訪問ではなくとも、彼が親御様に結婚を考えている相手として伝えている場合、結婚について聞かれることもあります。その場合にどのように答えるか、という話も事前にすり合わせを。
こちらの話は聞かれない以上あまりしゃべりすぎず、基本的には「聞き役」に徹すること。 親御様が楽しく話せる質問を投げかけて、相手のことを知ろうとする姿勢が好印象を与えるはずです。
【ポイント4】食事の会計とお開きの時間!
誰が会計をするか&お開きの目安を決めておく
服装やマナーをチェックして、手土産と会話の内容を用意したら、あとは、当日の会計と時間も確認しておきましょう。当日までに彼とどうするか決めておきたいことは、次の2つ!
●食事の会計
外食の場合、お金を払うタイミングに、レジ前で「私が出す」と財布の出しあいにならないよう、当日の会計を誰がするかを事前に確認しておきましょう。「今回の食事は相手のご両親が出す」と事前に分かっていれば、持参する手土産のランクも決めやすくなります。
●帰るタイミング
特に、ご実家に行く場合、何時にお開きとなるのかお互いが分かっていないと、招かれた方も招いた方も疲れてしまいます。事前にどれくらい滞在するかを双方で共有しておけば予定も立てやすく、有意義な時間を過ごせるはずです。
笑顔で楽しく!“ルール”より“気持ち”を大事に
顔合わせ食事会や結納の場と違い、お相手の親御様と初めての食事には、多少のマナーはあっても、正解はありません。
一方で、結婚を考えている彼であれば、お相手の「家族」の輪に入る、最初の一歩となる大切な場。これから先、長いお付き合いになる家族であれば、“ルール”より“気持ち”が大事ですよね。あまり気負わず、笑顔で、楽しい時間を過ごしましょう。
※記事内容を最新情報に更新しました(2024.1.26)
- この記事を書いた人
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ライター 山中
ウェディングライター。結婚情報誌制作ディレクター・ライター歴15年、ホテル・式場・ゲストハウス・ジュエリー・フラワーなど結婚にまつわるあらゆる業種を担当。