
大量の写真をどうする?整理方法をご紹介!写真データをすっきりまとめるポイント
恋人や家族、友人、好きな物、美しい景色など、想い出として記録するために写真を撮ると、気づいたときには大量にたまっていたという場合も少なくありません。たまった写真を整理したいものの、その術がわからないという方も多いでしょう。
本記事では、大量にたまってしまった写真を整理する方法を解説します。スマホで撮影した写真データや、プリント写真の種類別に手順を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 目次
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- ■スマホやパソコンの写真データを整理する方法
- 整理の手順①:写真データをバックアップ
- 整理の手順②:不要な写真を削除する
- 整理の手順②:必要な写真をフォルダに仕分け
- お気に入りの写真はプリントしてフォトブックに
- ■紙にプリントした写真の整理をする方法
- 整理の手順①:家中の写真を集める
- 整理の手順②:時系列に分ける
- 整理の手順③:取捨選択する
- プリント写真はデータ化して保存がおすすめ
- ①プリンターやスマホアプリでスキャンする
- ②コンビニのコピー機でスキャンする
- ③写真屋などの業者に依頼する
- 大切な写真はプリント・データ両方で残しておこう!
■スマホやパソコンの写真データを整理する方法

スマートフォンやパソコンのデータ容量がいっぱいになる…という経験をしたことがある人も多いのでは?
また、結婚式披露宴のプロフィールムービーなどで、これまで撮ってきた想い出の写真が必要になることも。
また、大量に撮りためていたけれど、整理されていない写真データから探すのが大変だった…という経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
「今持っている大量の写真データをどのように整理すればいいのか悩んでいる」という方もいるはず。そこで、スマホなどに保存されているデジタルデータを効率的に整理する方法をまとめてみました。
整理の手順①:写真データをバックアップ

まず、写真データのバックアップを行いましょう。写真データを間違って削除すると、二度と元に戻せなくなります。
バックアップをとっていれば、間違えて削除してしまった写真データをバックアップ先から復元できます。バックアップ先の例は、パソコンや外付けのハードディスク、microSDカード、クラウド(オンラインストレージ)などです。
ただし、バックアップをとっていても、データの損傷や本体の故障などの要因によって写真データを復元できないケースも考えられます。
リスク対策として、パソコンや外付けハードディスクなどの“オフライン”と、クラウドなどの“オンライン”の2ヶ所に分けて保存しておきましょう。
とくに、容量の大きい写真データは、保存領域が比較的大きいクラウドにバックアップをとっておくことをおすすめします。
整理の手順②:不要な写真を削除する

写真データのバックアップをとったあとは、スマホやパソコンにある写真データを1枚ずつ確認し、「残しておきたいもの」と「不要なもの」に分けます。残しておきたい写真データ以外は、このタイミングで削除しておきましょう。
不要な写真データかどうかを判断する際のポイントは、
・ピンボケしていて対象物がよく分からない写真
・明らかに撮影に失敗した写真
・同じ構図(アングル)で数枚ある写真
などです。写真を1枚ずつ確認する作業は時間がかかるため、根気よく続ける必要がありますが、これをしておくことで容量に大きく差が出ます。
スマホ内の写真データを整理する際は、重複した写真や写っているものが似ている写真を瞬時に見つけてくれるアプリを利用するのもおすすめです。
整理の手順②:必要な写真をフォルダに仕分け

不要な写真データをすべて削除したあとは、保存する写真を仕分けしましょう。写真を種類別に分けてあれば、あとから写真が必要になったとき、すぐに見つけ出せます。
大量にある写真を上手に仕分けするポイントは、フォルダをテーマ別に作成することです。
【フォルダの分け方一例】
・撮影した年月日で分類する
・ジャンル別に分類する
・イベント別に分類する
などがあります。たとえば、年月日で分類する場合は、1~12月をひとまとめにして1年ごとに分類すると良いでしょう。
ジャンル別なら[趣味]・[食べ物]・[子供]など、イベント別に分類する場合は、[お正月]・[旅行]・[誕生日]・[結婚式]などのようにすることで、仕分けと検索がしやすくなります。
スマホアプリやGoogleフォトなどの機能を利用すれば、年単位で写真データを自動振り分けできます。
写真の管理・整理アプリを活用する

写真データを整理したら、仕分けした写真を含めて定期的に見直して整理することが大切。たとえば1ヶ月に一度など、定期的に見直す習慣をつけるとあとでとてもラクになります。
写真を撮影する度に整理して不要な写真データを削除できるのが一番ですが、忙しいとこまめに写真を整理するのは大変…。
そこで、大量にたまった写真データの整理をするときに便利なのが、写真の管理や整理に特化したアプリやソフトです。
撮影した日付で自動的に仕分けするアプリや、AIが被写体を自動認識して種類別に仕分けするアプリなどを上手に活用しましょう。
iPhoneの写真を効率的に整理するコツ

iPhoneユーザーの方は、デフォルトで入っている写真アプリを活用することで写真を簡単に、効率よく整理することができます。
写真をアルバム管理したり、フォルダ分けできたりするのはもちろん、お気に入り登録の機能を利用するのも写真整理のコツのひとつ。画像下のハートマークをタップすると自動的にお気に入りフォルダに保存され、時系列の順番で表示されます。
また標準搭載されているAIによる検索機能を使えば、任意のキーワードで簡単に写真を探し、まとめることができます。
お気に入りの写真はプリントしてフォトブックに

デジタルデータの整理方法をご紹介してきましたが、気に入っている写真がある場合は、印刷してアルバムやフォトブックにまとめるのも整理方法のひとつです。
アルバムやフォトブックに収めておけば、好きなときにさっと取り出して見られますし、家族で一緒に見るときにも便利ですよね。
また、デジタルデータの写真でも、現像サービスを行うお店で簡単にフォトブックにできます。
自分用だけでなく、子供の成長記録をまとめて、父の日や母の日などギフトとして親にプレゼントするのもおすすめ。スマホから直接、写真のプリントを注文できるサービスやアプリも多数あるので、自分にあったものを探してみましょう。
また、スマホ専用のフォトプリンターを使うという方法も。頻繁にプリントする方は購入を検討してみてもいいですね。
パソコンに保存した写真は、フォト用紙とプリンターがあれば、自宅でも簡単にプリントできます。自分でカスタマイズしてアルバムを作りたい方におすすめの方法です。
デジタルデータでフォトブックを作るメリット
・旅行などの記録を一冊にまとめることで、より記憶に残るものになる
・スマホに保存したままの写真も想い出として見返す機会が増える
・親に、子供の成長が分かる写真をフォトブックにしてプレゼントできる
■紙にプリントした写真の整理をする方法
ここでは、プリントした写真を整理する方法をご紹介します。デジタルデータと違い、印刷した写真が大量にたまると保管場所に困る場合もあるため、定期的に整理することが大切です。
具体的な手順は、まず写真を集めてから時系列に分けて、最後に不要な写真と必要な写真を仕分けする3つのステップに分けられます。
整理の手順①:家中の写真を集める

まずは家にある写真を集め、1ヶ所にまとめる作業から始めましょう。プリントした写真を1ヶ所に集めるのは、全部でどの程度の枚数があるのかを把握するためです。家中を探してみると、あらゆる場所から写真が出てくるはずです。

引き出しの中、ファイル、箱の中など、あらゆる場所に眠っているものをかき集めます。
見落としがちなのが人からいただいた記念写真です。手紙と同封されているものもあれば、包装紙や袋などに包まれているものもあるかもしれないので、隅々まで探しましょう。
ひとつにまとめることで、「こんなにためこんでいたのか」、「全部は保管しきれないな」と思うかもしれませんし、写真の枚数を把握しながら、「どう整理してスペースを確保しようか」と、収納のモチベーションになる方もいらっしゃるかもしれませんね。
整理の手順②:時系列に分ける

1ヶ所に集めた写真は、年数や季節、イベントなどのテーマ別に仕分けをしましょう。
仕分けするときには箱を用意し、それぞれの箱に年数やテーマを記載しておき、写真を該当する箱に入れるように準備しておくとスムーズに仕分け作業を進められます。

たとえば、年数で分ける場合は、2021年・2022年・2023年、あるいは令和○年といった具合に記載しておきます。
写真を時系列に分ける際の注意点は、1枚ずつじっくり見返さないこと。
写真を1枚ずつじっくり見てしまうと、撮影した当時の想い出に浸ってしまい、仕分けが終わるまで時間がかかるので注意しましょう。このステップでは、ひたすら仕分け作業をすることをおすすめします。
整理の手順③:取捨選択する
最後のステップでは、年数やテーマ別の箱に仕分けした写真を残すか残さないかの判断をしていきます。
被写体がブレている写真やピンボケしている写真、何枚も似たような写真は処分します。その場で判断がつかない写真については、まとめて箱にいれておきましょう。
大切な想い出がある写真は、いつでも見返せるようにアルバムに整理しておきます。

アルバムを使わない場合でも、1月~12月分の付せんやメモなどを用意し、残す写真を月ごとに分類しておきます。
撮影時期が不明な写真は厳密に分類しようとすると時間がかかってしまうため、写真に写っている服装や季節の花、景色などから目安の時期を割り出し、ざっくりと分類すると良いでしょう。
プリント写真はデータ化して保存がおすすめ
プリントした写真は、データ化して保存することもできます。紙に印刷した写真は経年劣化で本来の色彩が失われてしまう可能性があり、美しい状態のまま保存するのであればデータ化するのがおすすめです。
プリント写真をデータ化するには、大きく分けて3つあります。それぞれの方法を確認しておきましょう。
①プリンターやスマホアプリでスキャンする

自分でスキャンする方法のひとつは、自宅にあるプリンターや複合機のスキャナー機能を利用してデータ化することです。プリントした写真をプリンターや複合機にセットしてスキャンすれば、簡単にデータ化できます。
また、スマホのアプリを使用する場合は、アプリを起動させてプリント写真を撮影するだけでデータ化が完了するシンプルな方法です。ただし、データ化したい写真の枚数が多いと、すべてをスキャンし終えるまでに時間がかかる場合もあります。
②コンビニのコピー機でスキャンする

自分でスキャンするもうひとつの方法として、コンビニに設置されているマルチコピー機を利用する手段があります。コンビニのマルチコピー機は、USBメモリーやSDカード、microSDカードなどへデータを保存できる機能が搭載されています。
ただし、コンビニのマルチコピー機で一度に大量の写真をデータ化しようとすると、ほかにコピー機を使用したい方の迷惑になるため注意が必要です。
③写真屋などの業者に依頼する

大量のプリント写真を簡単にデータ化するなら、専門業者に依頼する方法がおすすめです。プリント写真が大量にある場合、自分でスキャンすると時間や手間がかかり大変です。
しかし、業者に依頼すればデータ化したい写真を渡すだけで、あとは待つだけなので手間がかかりません。業者に依頼する場合、店舗へ写真を持ち込む方法と、オンラインで注文してから指定の住所に郵送する方法があります。
データ化する方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
自宅のプリンターでスキャン | データ化にお金がかからない | 大量にある場合は時間と手間がかかる |
スマートフォンでスキャン | アプリを使用して簡単にデータ化できる | 自分で撮影するため上手く撮れないことがある、使用するアプリが有料の場合も |
コンビニのコピー機でスキャン | 近くのコンビニで手軽に、比較的きれいにデータ化できる | 他の利用客の迷惑なるため一度に大量に作業しにくい、データ化にお金がかかる |
業者に依頼 | 写真を渡すだけで簡単・きれいにデータ化できる | データ化にお金がかかる |
大切な写真はプリント・データ両方で残しておこう!

大量にたまった写真を放置すると、せっかくの大切な想い出が詰まった写真が埋もれてしまい、好きなときに見られません。いつでもお気に入りの写真を簡単に見られるようにするためにも、写真は定期的に整理するようにしましょう。
ただし、プリント写真の場合、経年劣化によって色彩が薄くなることもあるため、大切な写真はデータ化して保存しておくと良いでしょう。
また、写真データは保存しても100%データが消えないという保証はないため、オフラインとオンラインに分けて残しておくことをおすすめします。
※記事内容を最新情報に更新しました(2024.12.7)
- この記事を書いた人
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ライター myway
ライフスタイルから保険・転職・法律などまで幅広いジャンルを執筆。未経験のジャンルにも積極的にチャレンジ中。一番の癒しは、仕事の合間に愛犬とじゃれ合う時間。