【女性ゲスト】結婚式の服装選びは?注意したいマナーと年代別おすすめコーディネート
「結婚式や披露宴での服装マナーを知りたい」「自分の年代に合ったお呼ばれドレスとは?」という悩みや疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、女性ゲストとして結婚式や披露宴に参列する際の服装マナーについて詳しく解説します。また20代から50代の年代別に、どのような服装が好ましいかコーディネートもご紹介します。服や靴、バッグ、アクセサリー選びで気をつけたいポイントもまとめているので参考にしてください。
男性ゲストの服装はコチラ▶:【男性ゲスト】結婚式って何着るの?おしゃれな服装とスーツのマナー
- 目次
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- 【年代別の選び方】結婚式のお呼ばれドレス
- 20代はドレスだけでなく着物もチェック
- 30代はかっこいいパンツスーツ(ドレス)も
- 40代に人気のセットアップスタイル
- 50代はフォーマル度の高いドレスがおすすめ
- 【アイテム別】結婚式・披露宴にふさわしい服装とは
- 結婚式のアクセサリーといえばパール
- 靴はつま先が隠れるパンプスに肌色ストッキングを
- 上品な素材で小ぶりなサイズのパーティバッグ
- 【肩書き別】結婚式・披露宴にふさわしい服装とは
- 親族
- 会社の上司・先輩
- 会社の後輩
- 会社の同僚・友人
- 【結婚式の服装NGマナー】女性ゲストが参列
- お呼ばれドレスで全身「白」「黒」はNG
- 胸元や脚、肩出しなど露出が多いものはマナー違反
- 女性ゲストも結婚式の服装はマナーを守って選ぼう
【年代別の選び方】結婚式のお呼ばれドレス
結婚式にふさわしい服装は、式場の雰囲気や式の時間帯だけでなく、年代によっても異なります。そこで、年代別にお呼ばれドレスの選び方をご紹介しましょう。
20代はドレスだけでなく着物もチェック
20代といえば、結婚式にお呼ばれする機会が増える傾向にあるのでは。当日は張り切っておしゃれをする方も多いと思いますが、結婚式の主役はあくまでご新郎ご新婦。女性ゲストの場合、花嫁よりも目立たない服装を意識することが重要です。
たとえば20代らしい明るい暖色系のドレスや、やわらかい雰囲気のパステルカラーのドレスは、会場の雰囲気を華やかに彩ってくれるのでおすすめ。「淡いカラーのドレスは膨張色になりそうで心配」という方は、黒のジャケットやストールをあわせて、コーデを引き締めてみましょう。また、最近では品よく着こなせるフレンチスリーブや袖レースなど、袖があるタイプのドレスも人気です。
ドレス以外に、お祝いの席にも合う着物で参列するのもおすすめです。着物の場合、結婚式に合う明るめの黄色や水色など選ぶと良いでしょう。具体的な着物の種類はご新郎ご新婦との関係性や、未婚・既婚かによっても異なるので、自身に合ったものを選ぶようにしましょう。
▶関連記事はこちら:親族・友人が結婚式で着る着物【留袖・訪問着・振袖】の種類&選び方
30代はかっこいいパンツスーツ(ドレス)も
30代のドレス選びは、20代よりも落ち着いた印象の色合いを意識しましょう。色合いがシックな分、素材やアクセサリーで華やかさをプラスします。なかでも贅沢な総レース素材のワンピースや、スタイリッシュなセットアップのパンツスーツ(ドレス)は人気のアイテム。
セットアップのパンツスーツ(ドレス)には小物で服装にアクセントをつけるのも良いでしょう。高級感のあるバッグや靴を取り入れれば、結婚式の雰囲気に合うコーディネートに仕上がります。
また、体型を隠したいからといって、大きめサイズのドレスや身長に合っていないロング丈のドレスを選ぶのは避けましょう。もしドレスでスタイルアップをしたいのなら、体型を隠すのではなくメリハリのあるシルエットのドレスを選ぶことがポイント。
全体的にフィット感があるものの、ウエストが引き締まったフレアシルエットのドレスはもちろん、体の中でも細いパーツである手首や足首をさりげなく見せられるドレスであれば、スタイルアップ効果が期待できます。
40代に人気のセットアップスタイル
ドレッシーな雰囲気を残しつつ、大人の女性らしいきちんと感を出せるセットアップスタイルは40代の女性から好評です。
40代の女性らしいキャリア感をアピールしたい場合は、ジャケットとセットのスーツスタイル、華やかさを重視したい場合は、とろみ素材のトップスとタイトスカートのセットなどが人気を集めています。タックデザインのものやウエストにワンポイントの装飾がついているタイプであれば、腰回りをカバーしつつ着痩せ効果も狙えます。
エレガントさが魅力となる40代の女性ゲストからは、ネイビーやボルドーなどの色合いが好まれる傾向に。このほか、モノトーンカラーや寒色系の色合いを選ぶ方も多く見られます。このようなダークカラーのドレスを選ぶ場合は、光沢感のある素材のものを選ぶと、明るい色合いのドレスに負けない煌びやかさを演出できるでしょう。
さらに会場の格式が高い場合は、高級感のある上質な着物を纏って、大人の女性らしい品の良さを演出してみてください。
50代はフォーマル度の高いドレスがおすすめ
50代の女性ゲストは、フォーマル度の高い品質にこだわったドレス選びを心掛けましょう。たとえばシャンタン素材のものや刺繍入りのものなど、やや厚みのある素材のドレスを選ぶとリッチな雰囲気にまとまります。
なかでも立体感のある花模様が入っているものや、ベース下地とレース地が重なっているものなどを選ぶと、50代の女性らしいフォーマルさを演出できます。
また、ドレスの着丈は膝下丈のものを選ぶのがおすすめ。小柄な方であれば、ヒールが高めのパンプスをあわせてバランス良く着こなしましょう。ダークカラーが人気ではありますが、顔の印象をワントーン明るくしたい場合には肌馴染みの良いベージュカラーのドレスも良いでしょう。ベージュカラーのドレスは顔まわりをぱっと明るく、華やかに見せてくれます。
お祝いの席に合うよう、顔まわりにはパールなどのアクセサリーをプラスすることも忘れないでください。
【アイテム別】結婚式・披露宴にふさわしい服装とは
こちらでは、女性ゲストの結婚式・披露宴における適切な服装を、アイテム別にご紹介します。マナーの観点からどのような服装がふさわしいか、理由もあわせて解説していきます。
結婚式のアクセサリーといえばパール
結婚式や披露宴など、お祝いの席のアクセサリーといえば、フォーマル度が高くシンプルであわせやすい白パールが定番です。ネックレスだけでなく、ピアスやリングなどとセットで揃えると、より上品なコーディネートに仕上がります。
なかには「白のパールじゃないといけないの?」と心配する方もいるのでは。しかし実は、女性ゲストのアクセサリーについて厳格なマナーや決まりはありません。そのため服装とのバランスを意識したうえで、会場の雰囲気や格式、そして季節感に合ったアクセサリーを選べば問題ないので安心ですね。
靴はつま先が隠れるパンプスに肌色ストッキングを
結婚式や披露宴では、足の指が露出しないパンプスに、自然な肌色のストッキングをあわせるのが一般的。パンプスの素材は、カジュアルになりすぎないよう光沢感のあるエナメルやシルク・サテンなどを選ぶのがおすすめです。
ビジューやリボンなど、ワンポイント程度であれば装飾がついていても問題ありません。足元のヒールは細めのものを選ぶことで、コーディネート全体が上品な印象にまとまるでしょう。
上品な素材で小ぶりなサイズのパーティバッグ
結婚式に参列する際のバッグは、小ぶりなサイズのパーティバッグやクラッチバッグなどを用意しましょう。カジュアルなデザインは避け、フォーマルな場にふさわしい上質な素材のバッグを選ぶのがおすすめです。
レースやサテン地のバッグは、パーティらしい素材で結婚式にはぴったり。パール付きのバッグやプリーツディテールのバッグも、上品な雰囲気で人気のデザインです。
もし会場に大きい荷物を持参した場合は、受付を済ませた後に不要な荷物をクロークに預けておきましょう。荷物を最小限にまとめ、披露宴が始まるとき会場には小ぶりなバッグをひとつ持ち込むのがマナーです。
【肩書き別】結婚式・披露宴にふさわしい服装とは
続いて、女性ゲストの結婚式・披露宴における適切な服装を、肩書き別に解説します。年代だけでなく、どのような立場で招待されているのかによっても服装の選び方に違いがあります。ご新郎ご新婦との関係性にあわせて、どのような服装がふさわしいのか確認してみてください。
親族
親族ゲストとして結婚式・披露宴に参列する場合は、ご新郎ご新婦と同様、当日はゲストをお迎えし、もてなす立場になります。相手の親族と挨拶をする機会もあるため、当日の服装は友人の結婚式に参列するときよりも一層フォーマル感を出すことが求められるでしょう。
そこで親族ゲストの服装マナーは、華やかさを出すことよりも落ち着いたスタイルを意識することが好ましいといえます。
具体的にドレスの色は黒やネイビー、ダークグリーンなど、シックな色合いのものを選びましょう。たとえダークカラーのドレスであっても、素材に光沢感のあるものや、上品な透け感のあるものなどを選べば、お祝いの席にもマッチする印象に仕上がります。
また親族ゲストとして着物を着る場合は、母親であれば黒留袖、未婚女性であれば中振袖、既婚女性であれば色留袖か訪問着を選ぶようにしましょう。
会社の上司・先輩
続いて、ご新郎ご新婦の会社の上司や先輩にあたる場合は、品格漂うドレスアップをして、後輩のハレの日をお祝いしましょう。会場にはご新郎ご新婦と交流が深い取引先の方などが招待されているケースもあるので、プライベートとはいえ気を抜かずにきちんと感のある服装を心掛けることが大切です。
気品のある服装を完成させるには、ドレスはネイビーやモスグリーンなど、落ち着いた色合いのものを選ぶのがおすすめ。さらに大人のこなれ感を演出できるIラインシルエットのドレスなどは、着るだけでスタイリッシュな着こなしが叶います。
「普段の仕事ではパンツスタイルが多い」という方は、セットアップのパンツスーツ(ドレス)もおすすめ。ただしビジネス感が出過ぎないよう、シフォン素材のものやペプラムデザインのものなど、結婚式にふさわしい華やかな印象を与えられるセットアップアイテムを選びましょう。
会社の後輩
そしてご新郎ご新婦の後輩として結婚式に参列する場合、当日は年上の方が多く参列している可能性があります。そこで派手すぎるデザインのドレスや、露出の多いドレスを選んで、服装で悪目立ちしてしまうことがないよう気をつけましょう。
もちろん落ち着いた色合いのドレスを選んでも問題はありませんが、後輩という立場上、会場に華を添えられるようなパステルカラーのドレスや、暖色系の華やかなドレスを着るのもおすすめです。
ただし、可愛らしさを全面に押し出したデザインのものよりも、控えめな花柄をあしらったものなど、清楚な雰囲気を感じられるドレスを選ぶのが好ましいでしょう。
会社の同僚・友人
いくら友人のように仲睦まじい関係性であっても、ご新郎ご新婦の会社の同僚である場合は、結婚式に仕事関係の方が招待されていることを考慮する必要があります。しかし、あまりシンプルになりすぎないよう、少し明るめのカラーのドレスを選んだり、コサージュやアクセサリーをあわせたりして、華やかさを意識することも忘れないでください。
友人として結婚式に参列するのであれば、シックなものより明るく華やかなドレスを選んでみるのも良いでしょう。華美になり過ぎてしまうのが心配であれば、ジャケットなどかっちりした雰囲気の上着や、ダークカラーのショールなどを羽織るのがおすすめです。羽織ものを上手に使うことで、ドレスの華やかさはそのままに、少し落ち着いた印象を周囲に与えられます。
もしご新郎ご新婦の「友人代表」として、受付やスピーチでゲストの前に出る機会があれば、式場の格式に合う上品な服装をセレクトするといいでしょう。
【結婚式の服装NGマナー】女性ゲストが参列
結婚式・披露宴の服装選びには、知らないと恥をかいてしまう恐れのあるマナーが存在します。ここでは女性ゲストとして結婚式に参列する場合、注意したい服装のNGマナーについてまとめます。
お呼ばれドレスで全身「白」「黒」はNG
女性ゲストが全身を白色や黒色で統一した服装で結婚式に参列するのは、代表的なNGマナーです。そもそも結婚式において「白」は花嫁を象徴するカラー。そのため、女性ゲストが白いドレスを着るのは避けるべきです。
同様に、ライトベージュやシルバー、パステルイエローといった白みがかった色合いのドレスも全体的に白色の印象を与えてしまう恐れがあるので注意しましょう。バッグや靴などの小物類は濃い目の色をあわせるなどして、全身が白っぽく見えない工夫をこらすことが大切です。
また全身を「黒」で統一する場合にも注意が必要です。なぜなら黒色はフォーマルな場に適切なカラーとされていますが、コーディネートによっては「喪服」を連想させてしまうためです。
とくに弔事用に着用する礼服には漆黒の色合いや、光沢感のない質感といった特徴があります。いくらフォーマルな場だとしても、このような礼服は結婚式の場にはふさわしくないため着用は避けてください。
もし黒いドレスを着る場合は、透け感のある素材を使ったものや、上品な輝きを纏ったアクセサリーやバッグをプラスするなどして、お祝いの席に合うテイストへまとめましょう。
胸元や脚、肩出しなど露出が多いものはマナー違反
挙式を行う教会や神社などは神聖な場所だと考えられているため、肩出しなど露出が多い服装はマナー違反とされています。もし袖なしのドレスを着用する場合はストールやボレロを羽織って、露出を控えるように注意しましょう。
同様に体のラインを強調しすぎるものや、胸元や背中が大きく開いたもの、スカートの丈が短いデザインも結婚式の場では避けるべきです。これらの服装は肩出しと同じく露出の高い服装とみなされてしまいます。
女性ゲストも結婚式の服装はマナーを守って選ぼう
女性ゲストが結婚式の服装を選ぶ場合は、マナーを意識することが大切です。マナーを守りながら、トレンド感や季節感を意識して服装を選べば、おしゃれな印象に仕上がるでしょう。今回ご紹介したコーディネートを参考に、結婚式のお呼ばれドレスを選んでみてください。
- この記事を書いた人
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ライター 杉井亜希
1989年生まれ。イラストレーター・ライターとして活動するフリーランスママ。美容・育児・生活ジャンルなどの執筆経験が豊富。Webメディアや雑誌、書籍をメインに活動の幅を広げている。