結婚式で新郎に人気なタキシードの色は?実際に着たランキングも紹介!
結婚式で新郎が着る衣裳といえば、タキシードですね。一生に一度の晴れ舞台ですから上手に着こなしたいものですが、色のバリエーションが豊富のため、どのような色を選べば良いのか迷ってしまう人も少なくありません。
そこで今回は、結婚式のタキシードにおすすめの色や人気の色をはじめ、小物とのあわせ方や失敗しない選び方などをご紹介。自分に似合う一着を選ぶための参考にしてくださいね。
- 目次
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- ランキング!結婚式で着たタキシードの色は?
- 結婚式のタキシードにおすすめの色
- 王道の「白」
- 格式高い「黒」
- 落ち着いた「グレー・ベージュ」
- 華やかな「シルバー・ゴールド」
- 上品な「ネイビー」
- 落ち着きのある「ワインレッド・ブラウン」
- タキシードの基本を抑えておこう
- タキシードは男性のフォーマルウェアの1つ
- スーツとの違い
- タキシードの選び方
- ジャストサイズを選ぶ
- 新婦のウェディングドレスにあわせる
- 挙式の時間帯にあわせる
- お色直しは新婦のカラードレスにあわせて
- タキシードは小物にもこだわりたい!
- 靴
- シャツ
- ネクタイ・蝶ネクタイ
- チーフ
- 靴下・カフス・サスペンダー
- ウェディングドレスと一緒にタキシード選びを楽しんで
ランキング!結婚式で着たタキシードの色は?
まずは、アニヴェルセルが行ったタキシードに関するアンケートの結果を紹介します。
「結婚式当日衣裳はいくつ着ましたか?」という問いに対しては、55.2%の人が1着と答えました。さらに1着を選んだ人へ、「どのようなタイプの衣裳を選びましたか?」と問うと、99.6%の人がタキシードと答えています。
また、「結婚式で着た(またはこれから着る予定の)タキシードの色を教えてください」という問いでは、白と答えた人が43.6%、グレーと答えた人が27.1%、ネイビーと答えた人が20.5%でした。
ご新郎に人気の衣裳は断然タキシードであり、さらに約半分のご新郎が白を選んでいることが分かりますね。
結婚式のタキシードにおすすめの色
色から受ける印象は「柔らかい」「暖かい」などさまざま。礼服であるタキシードも、同じデザインでも色が違うだけで印象がガラリと変わります。ここでは、結婚式という雰囲気にピッタリのタキシードの色を6つ紹介。スタンダードな色からカジュアルな色まであるので、自分のイメージする結婚式の雰囲気にマッチする色がきっと見つかるでしょう。
王道の「白」
白は、結婚式の定番カラー。純白のウェディングドレスを着たご新婦をエスコートするのにも最適な色です。白は清楚な印象があるので、教会をはじめ、ガーデンウェディングやリゾートウェディングなどにもよく映えるでしょう。
ジャケットからベスト、ネクタイまですべて白でまとめた「オールホワイトコーデ」はハレの日である結婚式にふさわしく、特別感もたっぷり。
真っ白に抵抗がある人は、襟やジャケット、ネクタイに色があるものを選んだり、パンツの色を変えたりすることで、自然に着こなせるでしょう。
格式高い「黒」
黒は、礼服の定番色。年齢や体型を問わず誰にでも似合い、さらに着こなしやすい色のためどんなシチュエーションにもあいます。結婚式でも外さない色と言えるでしょう。黒は特にフォーマルな印象が強いため、格式の高いホテルウェディングや、落ち着いた雰囲気のクラシカルな式場にマッチします。
タキシードから小物まですべて黒にすることで重々しい印象を感じる場合は、ベストなどの小物に色味を加えたりネクタイを蝶ネクタイにしたりすると、かしこまり過ぎた印象を少しカジュアルにすることができますよ。
落ち着いた「グレー・ベージュ」
グレーやベージュは、黒や白よりもかしこまりすぎない、カジュアルな印象を与えます。光沢の少ないマットな生地のタキシードにするとナチュラルな仕上がりになるので、きらびやかな衣裳が苦手な人におすすめ。
ただし、グレーやベージュはインフォーマルな印象を与えるので、格式が高いホテルウェディングなどよりも、ゲストとの距離が近いアットホームな人前式や、お色直し後に向いています。
「華やかな衣裳は自分に似合わない」「かしこまりすぎた式にしたくない」というご新郎は、グレーやベージュのタキシードを選んでみてはいかがでしょうか。
華やかな「シルバー・ゴールド」
光沢のあるゴールドやシルバーのタキシードは、きらびやかで高級感たっぷり。ボリュームのあるドレスを着ているご新婦と並んでも見劣りしない、ゴージャスなツーショットになります。
よりオシャレに着こなすポイントは、同系色でまとめること。ベストやネクタイをジャケットやパンツの色味にあわせつつ、濃淡を変えると、強弱がついてカッコよくまとまります。
ゴールドやシルバーは普段はあまり選ばない色だからこそ、結婚式という特別な日にはぴったりの色でしょう。
上品な「ネイビー」
ネイビーは固い印象になりすぎず、オシャレさも感じさせる色です。ビジネススーツにもよく用いられるので、気軽に着こなせるでしょう。上品な印象もカジュアルな印象も与えられるため、どんなシーンにもよくあいます。
上品で落ち着いた雰囲気にしたいなら濃紺、個性的でカジュアルな雰囲気にしたいならブルーに近いネイビー、スタイリッシュで華やかな雰囲気にしたいなら光沢感をプラスするなど、色合いによってイメージを変えられるのもネイビーの魅力。
また、ネイビーは海をイメージさせる色でもあるので、夏の結婚式にもピッタリです。
落ち着きのある「ワインレッド・ブラウン」
ワインレッドやブラウンは、穏やかな大人っぽさが感じられる色。落ち着きのある暖色なので、秋や冬の結婚式にぴったりです。シックな装いに仕上がるので、30代~40代のご新郎なら渋みのある魅力的な雰囲気になるでしょう。
濃い暖色のブラウンやワインレッドなら、個性的なスタイルの式になります。光沢のあるものなら、華やかな式に。色合いや光沢の有無で雰囲気が変わるので、「赤や茶系のタキシードは派手過ぎる…」という人でもチャレンジしやすい色です。
タキシードの基本を抑えておこう
タキシードは、結婚式でご新郎が着る衣裳として定着していますが、これは日本独自の習慣です。ここからは、日本の結婚式におけるタキシードの位置づけやスーツとの違いについて解説。正しい基礎知識を知れば、タキシードを選ぶときの観点も変わるでしょう。これからタキシードを選ぶ予定のあるご新郎は、ぜひ頭の片隅に置いてみてください。
タキシードは男性のフォーマルウェアの1つ
タキシードは男性のフォーマルウェアの1つで、「ブラック・タイ」とも呼ばれています。タキシードという呼び方は日本独自であり、もともとは冠婚葬祭などフォーマルなイベントの際に着用する礼服の1つでした。今では結婚式をはじめ、晩餐会・クルージング・ディナーなど、格式の高いシーンにおける正礼装として用いられることが多いようです。
スーツとの違い
スーツとは、ランクが高い正礼装のモーニングコートの裾を短くしたもの。現在では一般的に「略礼装」とみなされており、結婚式ではゲストに適している衣裳です。
タキシードは夜の礼装であり、スーツとは生地や着用のルールが異なります。タキシードには蝶ネクタイをあわせるのが基本ですが、スーツには結び下げのレギュラータイが一般的。また、タキシードはフォーマルな場面で着ることがマナーですが、スーツはインフォーマルな場面でも着用できる用途の広い服として分類されています。
タキシードの選び方
タキシードを選ぶ際のポイントは色だけではありません。サイズやご新婦とのバランス感などを考慮したり時間帯に適したものを選んだりすることも、タキシードを上手に着こなすためには重要なポイントです。色以外に気を付けたいタキシードの選び方のポイントを知り、より素敵に披露しましょう。
ジャストサイズを選ぶ
タキシード選びにおいて最も重要なポイントは、自分の体にあったサイズを選ぶこと。サイズがあっていないと、色や形が自分に似合っていても着こなしに違和感が生じ、せっかくのタキシード姿が台無しになってしまいます。
タキシードを選ぶときは必ず試着して、自分の体型にあったものを選びましょう。特にしっかりと確認しておきたい部位は、身幅・肩幅・太ももの幅・袖丈です。背の高い人はフロックコートなど着丈の長いデザイン、背の低い人は丈が短めのデザインがおすすめ。
新婦のウェディングドレスにあわせる
タキシードを選ぶときは、ご新婦と並んだときのバランス感も考慮しましょう。結婚式では、挙式・披露宴共にご新郎ご新婦がペアで動くことが多く、おふたりの衣裳バランスが整っていないと、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。
おふたりの衣裳バランスが良いと、センスもより良く見えます。ご新婦がクラシカルなドレスなら、タキシードも王道のものをあわせると統一感が出るでしょう。ガーデンウェディングやレストランウェディングなどカジュアルな結婚式でご新婦のドレスもカジュアルなものなら、裾が短めのカラータキシードなどをあわせれば雰囲気によくマッチします。
挙式の時間帯にあわせる
男性の礼装はもともと時間帯別に種類が分かれており、昼の正礼服はモーニングコートもしくはフロックコート、夜の正礼服はタキシードや燕尾服です。現在、日本の結婚式においては昼夜を問わず着られていますが、挙式の時間帯が昼か夜かによって選ぶのも良いでしょう。
また、時間帯別の雰囲気にあわせて色を変えるのも良いでしょう。日中は明るいため、黒を選ぶと存在感が出ます。白や淡い色の場合は、周囲の明るさに同化するため、柔らかい印象になります。
お色直しは新婦のカラードレスにあわせて
ご新婦が披露宴でお色直しをするなら、ご新郎もそれにあわせてタキシードを変えたりアレンジを加えたりすると、バランスが整います。
ご新婦がお色直しをする場合、カラードレスにチェンジすることが多いので、タキシードもそれにあった色味のものにチェンジすると良いでしょう。その際は一式着替えなくても、ドレスにあわせてネクタイやベストの色を変えたり、ポケットチーフなどの小物を加えたりして少しアレンジするだけでも、印象が変わります。
タキシードは小物にもこだわりたい!
タキシードを選ぶ際は、結婚式というかしこまった場面にあわせて無難な色や形に落ち着いてしまいがちです。しかし、せっかくの晴れ舞台ですから、もっとオシャレに着こなしたいという人もいるでしょう。そのような場合は、小物使いに工夫を凝らしてみるのがおすすめ。ベストやネクタイ、ポケットチーフなどの色やデザインを変えてみるだけでも、印象がガラッと変わります。
靴
タキシードなどの正装にあわせる靴は、紐付きのエナメル靴や足の甲にリボンがついたオペラパンプスが一般的です。
エナメル靴はツヤツヤと輝いているので、きらびやかな足元になり結婚式という特別な日にピッタリ。一方、紐がなく履き口の浅いオペラパンプスは格式が高く、パンツのシルエットもきれいに見えるという魅力があります。
いずれも選ぶ際のポイントは、タキシードの色とあわせること。オールホワイトコーデのタキシードに黒の靴をあわせると、足元ばかりが重々しく目立ってしまいます。タキシードを試着するときは、靴も試着して全身のカラーバランスを確認しましょう。
シャツ
タキシードにあわせる基本のシャツは「ウイングカラーシャツ」という、フォーマル用のドレスシャツです。このシャツは、襟の先端を鳥の羽(ウイング)のように小さく折り返したもので、礼装用のシャツのなかでも格式が高く、結婚式でもよく用いられています。
また、袖は長いカフス部分が折り返されているダブルカフスがおすすめ。ボタンで留めるシングルカフスよりも装飾性が高く、手元をオシャレに彩ることができます。
ネクタイ・蝶ネクタイ
一般的にタキシードに着けるネクタイは、オーソドックスな結び下げのレギュラータイか蝶ネクタイのどちらかです。ただし、ウイングカラーのドレスシャツの場合は蝶ネクタイが基本。黒のタキシードには黒の蝶ネクタイをあわせるのが、もっともフォーマルな装いです。
タイは基本的にタキシードに付属している小物なので、そのまま身に着けても問題ありません。しかし色使いで印象が変わるので、自分で用意しても良いでしょう。シンプルなデザインのレギュラータイはフォーマルに、蝶ネクタイならカジュアルな印象になります。
チーフ
ポケットチーフは、ジャケットの胸ポケットに挿して胸元を飾るアイテムです。結婚式では白かシルバーグレーが基本色。黒やアニマル柄はふさわしくありません。
ネクタイやシャツに色をあわせるのが王道のコーディネートですが、お色直しや二次会などではカラフルなチーフにして雰囲気を変えたり、ご新婦の衣裳にあわせたりして楽しんでも良いでしょう。
靴下・カフス・サスペンダー
ちらっと見える靴下やカフス、サスペンダーにもこだわると、よりオシャレ度がアップします。
基本的に靴下はタキシードにあわせた色味のものや無地のものを履きますが、最近では結婚式がカジュアル化されていることもあり、自由にコーディネートを楽しむご新郎も増えているようです。
カフスは、さりげなく袖口をオシャレに演出してくれるアイテム。色やデザインに特にルールはないので、トレンドを取りいれるなどし自由に付け替えてアクセサリーのように楽しんでみてください。
パンツのシルエットを美しくし、脚長効果も期待できるサスペンダーはアクセサリーとしての魅力もあるので、留め具のデザインにこだわってみるのも楽しいですね。
ウェディングドレスと一緒にタキシード選びを楽しんで
結婚式でご新郎が着る定番の衣裳、タキシードにはさまざまな色があります。王道の白・厳粛な黒・上品なネイビー・ゴージャスなゴールドなど、同じデザインでも色によって印象が異なるので、ぜひこだわって選びたいもの。サイズやご新婦のドレスとのバランス感も考慮し、さらに小物にもこだわることで、よりオシャレに着こなすことができるでしょう。
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- この記事を書いた人
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ライター 瀬上友里恵
地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。