8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

“や(8)っぱりイ(1)エがいちばん”という語呂から、8月1日を「やっぱり家の日」の記念日に制定したのは、「家が世界で一番大切な場所」と考えるイケア・ジャパン。制定されたのは2010年ですが、昨年から新しい生活様式が定着し、自宅で過ごす時間が増え、より快適な暮らしについて考える機会も多くなっています。

今回は、これからやってくる本格的な夏を前に、電気代を節約しながら自宅で快適に過ごすコツをお届けします。

目次

夏の電気代の多くを占める「エアコン」と「冷蔵庫」を節約する方法

夏の電気代の内訳をみると、エアコンと冷蔵庫が大半を占めています。冷蔵庫は1年中稼働しているため、日々の積み重ねで意外と大きな差が出ます。

≪エアコン編≫

エアコンは、熱中症のことを考えると使用を控えるわけにはいかず、夏に電気代がかかってしまうのは仕方がありませんが、上手な使い方を知っておくと確実に節電につながります。エアコンの使い方以外にも電気代節約のコツも!

窓から入る熱を減らす【遮熱】が節電のポイント

8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

夏は特に、窓のガラスから入ってくる熱(日射)が部屋の温度に大きく影響します。エアコンの効果を最大限活かすためには、窓から入ってくる熱の侵入を防ぐ=「遮熱」が重要!

遮熱の方法はいくつかありますが、簾(すだれ)や葦簀(よしず)、遮熱フィルムやシートなどの日除けで、窓際の外側に日陰を作ることが効果的と言われています。

8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

近年では、アサガオやゴーヤなど“つる性の植物”を窓際に植えて日陰を作る「グリーンカーテン」を取り入れている方も増えているようです。部屋の温度をできるだけ上げずに、植物も楽しめる一石二鳥の遮熱対策です。

室内側で簾やシート、カーテンなどを設けてもあまり効果はないようなので、遮熱対策をする場合は、窓の外側に日陰を作るようにしましょう。

エアコンは「冷房」と「除湿」どちらが節約に?

8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

部屋の温度を下げたいとき、「冷房」と「除湿」、節電になるのはどちらだと思いますか?日本の夏はただ熱いだけでなく、湿度もかなり高く、余計にどちらがよいのか迷ってしまいますよね。

簡単に言うと、エアコンの「冷房」は“温度”を下げる機能、「除湿」は“湿度”を下げる機能です。基本的に、熱い空気は水分をたくさん保持でき、冷たい空気は水分をあまり保持できません。

つまり、熱い部屋の空気をエアコンで冷やすことで、水分を減らすこともできるため、「冷房」の機能は、部屋の温度を下げると共に除湿をすることもできます。

一方の除湿ですが、「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類あり、「弱冷房除湿」は部屋の温度を少し下げて除湿、「再熱除湿」は部屋の温度は下げずに除湿だけする機能です。

まずは、自宅のエアコンがどのタイプの除湿機能なのか説明書などで確認をしましょう。

これからの特徴から、節電の面で比べた場合、エアコンの機能や住環境によっても変わってきますが一般に、「弱冷房除湿」<「冷房」<「再熱除湿」の順で、電気代が上がっていきます。

エアコンは“つけっぱなし”が節電になるのは本当?

8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

エアコンの使い方で、最近よく耳にするのが「まめに電源をつけたり消したりするよりも、つけっぱなしのほうが節電になる」という説。

部屋の広さや温度、エアコンの機能などの条件によっても変わりますが、30分~1時間程度の外出であれば、つけっぱなしのほうが電気代はかからないことがエアコンメーカーの実験からも実証されています。

エアコンは、室温をエアコンの設定温度に近づけるときに消費電力量をたくさん必要とします。

エアコンを消すと室温が上がり、再びつけた際、設定温度に早く近づけるために大きな力が働くため電気代もかかります。そのため、ON・OFFを繰り返すと電気代がかかる原因に…。

日中部屋に誰もいないのであれば、もちろん消したほうが節電になります。

また、帰宅して部屋が外より室内が暑いと感じたら、すぐにエアコンをつけるのではなく、まずは部屋の窓を全開にして外の風や空気を取り込み、しばらくしてから窓を閉めてエアコンをつけましょう。

サーキュレーターとのW使いで空気を循環させる

8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

冷たい空気は重いため下にたまりやすく、温かい空気は軽いため上にたまります。エアコンは設定温度で部屋の温度を調整しているため、夏、温かい空気が上に停滞したままだと、エアコンは部屋の温度が下がっていないと感じて、たくさん電気を使ってしまうことに。

効率よく部屋の温度を下げるには、エアコン+サーキュレーターをW使いして空気を循環させるのがポイント。

サーキュレーターは遠くまで強く直線的な風を送ることを目的としています。エアコンの風向きは、風がまっすぐに出るように調整すると、その風が壁に当たり、そのまま下に落ちて冷気が下にたまります。

風が当たって冷気が下に落ちる場所(エアコンの対角線上)にサーキュレーターを置き、エアコンに向かってサーキュレーターから風を送ることで、部屋全体を空気が循環します。

一日中エアコンをつけっぱなしにするようであれば、サーキュレーターを回しながら、エアコンは「自動運転モード」がより節電になります。

ただし、環境や条件、また、人によって体感温度に違いがあります。節電のことを考えすぎず、必要に応じてエアコンの設定温度を変えながら、上手にエアコンを使いましょう。

\サーキュレーターと扇風機の違いは?/

扇風機は、体に直接風を当てて涼をとるもので、広範囲に風を起こすのが特徴です。サーキュレーターとは使用用途が異なるため、扇風機の種類によってはサーキュレーターと同じ効果が得られない場合もありますが、エアコン単体で使用するよりも効率的に空気を循環できます。

就寝時、エアコンと扇風機を併用する方も多いはず。エアコンの設定温度を日中より高めにして、扇風機の風は壁に向かって置きます。壁から跳ね返った風が間接的に体に当たるため、体が冷えすぎず心地よい風を感じられるはずです。

≪冷蔵庫編≫

常にフル稼働の冷蔵庫は、日々の使い方にもちょっとしたコツがあります。10年以上前の冷蔵庫を使っている場合、省エネ性能の高い冷蔵庫に買い替えるのが一番の節電に。では、いますぐできる冷蔵庫の節電対策とは?

冷蔵庫は“密”にしない!冷凍庫は隙間なく入れる

8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

まずは、調理したものはしっかり冷ましてから入れること。そして、冷蔵庫に物を詰めすぎないことも大事!

物が詰まっていると、庫内の冷気が循環しにくくなり、余計に電力を消費してしまいます。効率よく、少ない電力でしっかり冷やすために、冷蔵庫内は“密”にしないのがポイントです。

逆に、冷凍庫は隙間なくギュッと物が詰まっていることが節電に。凍った食品同士が冷やしあうため冷却効果が高まり、冷凍庫を開けたときの温度上昇も防げます。

夏は「作り置き」より「下味冷凍」がおすすめ

8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

真夏に台所で火を使ったお料理をするのは、かなり過酷…。でも、体力を消耗する夏は、ご家族のためにもしっかり栄養のあるものを作りたいですよね。毎日手の込んだお料理を作らなくてもいいように、おかずを作り置きしておこうと考える方もいらっしゃるはず。

夏におすすめしたいのが、「下味冷凍」のレシピ!ジップロックなど冷凍庫でも使える保存袋に、肉や野菜、調味料を入れてもみ込み、冷凍庫で保存するだけ。

同じ材料でも、切り方や調味料を変えるだけで違うレシピになります。冷凍に不向きな野菜もありますが、ほとんどの野菜が冷凍しても美味しくいただけて、栄養素を逃すことなく食べられるというメリットも。

食べるときは冷凍のままフライパンなどで蒸し焼き、あるいは電子レンジで温めるだけで、メインとなるおかずが完成します。

作り置きは冷蔵庫がパンパンにならない程度にして、冷凍庫で保存ができる下味冷凍も上手に取り入れてみてはいかがですか?簡単に調理できて時短になり、洗い物も減らせるため、夏におすすめの調理法です。

節電にもつながる「夏の“中”掃除」で快適空間を作ろう!

節電につながるエアコンと冷蔵庫の使い方をご紹介しましたが、これらも含め、実は、「掃除」は節約への第一歩!節約につながる、夏の掃除がおすすめの理由をご紹介します。

エアコンや冷蔵庫の掃除や整理が“節約”になる理由

8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

エアコンのフィルターなどを掃除してから使用することで消費電力が抑えられるため、電気代の節約に。また、ホコリ以外にもカビや雑菌が取り除かれるので、衛生面でも安心。

冷蔵庫の場合、先に書いたように、節電のために物を詰め込み過ぎないことが大切ですし、冷蔵庫内がすっきり整理整頓されていれば、物を探す時間がかからない⇒冷蔵庫を開ける時間が短縮⇒電気代節約につながります。

汚れが落としやすい夏。最低限の洗剤で掃除も楽に

8月1日は「やっぱり家の日」。猛暑でも涼しく快適に、電気代を節約しながら暑さ対策するコツは?

夏は、掃除に最適な季節。年末の大掃除では、換気のために長く窓を開けて掃除をするのは大変ですし、寒さのせいで汚れも落ちにくくなります。

夏は気温が高く、汚れが落ちやすくなっているため、このタイミングで1年の“中”掃除をしておくと、年末の大掃除もかなりラクになります。

さらに、落ちにくい汚れのために洗剤や道具をあれこれ買い足したり、あるいはお湯を沸かしたりする必要もなく節約にも。

いかがですか?エアコンを効率よく使うポイントは「遮熱」と「循環」!一日中つけっぱなしにする場合は、サーキュレーターも使いながら、エアコンを自動運転モードにすることで、さらに節約になります。

そして、冷蔵庫と冷凍庫は、庫内の冷気を効率的に利用するためには食品の詰め方に注意することが重要!

部屋の汚れは、放置すれば放置しただけ、落とすための時間と労力とお金がかかることが多々あるため、夏の中掃除で汚れを落としたら、日々の小掃除の習慣化を。電気代を節約しながら、エコで快適な住空間を作りましょう。

<8月の記念日>
8月1日 やっぱり家の日
8月4日 朝活の日
8月5日 みんなの親孝行の日
8月6日 巻寿司の日
8月7日 パートナーの日
8月8日 ペアリングの日
8月9日 ハンバーグの日
8月10日 ハートの日
8月13日 お父さんの日
8月14日 ハッピーサマーバレンタインデー
8月18日 約束の日
8月21日 パーフェクトの日
8月23日 処暑
8月24日 歯ブラシの日
8月25日 サマークリスマス
8月30日 ハッピーサンシャインデー
8月31日 I Love  Youの日

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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