結婚式の支払いはいつ?支払い方法や注意点も確認

結婚式の支払いはいつ?支払い方法や注意点も確認

結婚式を挙げるうえで気がかりなことのひとつは、結婚式にかかる費用を支払うタイミングや方法ではないでしょうか。

ゼクシィトレンド調査2024によれば、挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額の全国平均は343.9万円。決して安価なものではありませんよね。そのため、支払いについては前もって確認し準備しておくことが大切です。

今回は、結婚式費用を支払うタイミングや支払い方法、支払い時に注意するポイントなどを紹介します。

資金計画をしっかりと立て、安心して結婚式に臨んでくださいね。

目次

結婚式費用の支払いタイミングは3回が多い

結婚式費用の支払い方法は、会場によって異なりますが、一般的には、申込金(契約金)・中間金・最終支払いの3回に分けて支払うパターンが多いようです。

それぞれの支払い期限や支払う割合について解説します。

①結婚式場申込時|申込金(契約金)

申込金は、契約時に手付金、契約金として支払う費用です。相場は5~20万円程度で、最終的に式場への支払いの一部として充当できます。

申込金を支払うと正式に契約が結ばれるため、キャンセルしても基本的には返ってこないことがほとんどです。キャンセル料に関しては「申込金すべて」や「申し込み金の一部」など、式場によって規定が異なるため、申込金を支払う前にしっかり確認することが大切です。

会場を仮予約できる期間を設けている式場もあるため、不安な際はまずは仮予約ができるか確認しましょう。

②結婚式数ヶ月前|中間金

中間金は、結婚式の2ヵ月から数週間前までに支払う費用です。一般的に、結婚式費用の半分程度を支払います。前もってまとまった額のお金を確保しておく必要があります。支払い期限についてもしっかり把握しておきましょう。

結婚式場によっては中間金を設けておらず、総額から申し込み金を引いた額を一括で支払うパターンもあるので、事前に確認しておきましょう。

③結婚式直前/直後|最終支払い

最終支払いは、最終見積りから申込金と中間金を差し引いたものです。

結婚式の打ち合わせで、ゲストの人数や料理、演出などを決めると最終見積りが出ます。最終見積りからこれまで支払った申込金と中間金を差し引いたものを最終支払いとして結婚式場に支払います。

支払うタイミングは結婚式場によって異なりますが、主に3つのタイミングがあります。それぞれ説明します。

前払い

前払いは、結婚式の1ヵ月~数週間前までに支払うケースです。

多くの式場が前払いを採用しているため、結婚式の費用はおふたりで確保しておく必要があります。親御様から援助をいただく場合も、支払う前にいただけるよう事前に話をしておくと安心です。

また、支払い期日は式場によって異なるので、余裕をもって準備するためにも、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

なお、結婚式後に式後精算金が発生する場合もあることに留意しましょう。

式後精算金とは、直前で追加したアイテム代や急きょ手配したハイヤー代、ゲストが頼んだプラン外の飲料代、会場使用料の延長料金など、結婚式当日に発生した追加料金のことです。多くの場合、式の当日~1週間以内を目安に支払います。

当日払い

結婚式当日に支払うケースで、披露宴が終わったあとに精算します

当日支払いではご祝儀を支払いに充てることができるので、おふたりが用意する額は前払いよりも少なくなりますが、場合によっては不足することも。不足が予想されるときは招待人数からご祝儀合計の概算を出しておき、差額を多めに用意しておくと安心です。

また、当日払いでは披露宴後にご祝儀を開封して計算する時間を要します。二次会を控えている場合は、タイムスケジュールに余裕を持たせておきましょう。

後払い

後払いは、結婚式の翌日以降に支払うケースです。

後払いの場合はご祝儀を確認してから支払うことができるため、当日までに費用を用意する必要がなく、ゆとりをもって結婚式の準備ができるメリットがあります。ただし、後払いであっても基本的には式後1週間以内の支払い規定となっているため、不足分を用意しておかなければならない点は当日払いと同じです。

また、後払いは不払いなどのリスクがあるため、採用していない結婚式場が多いことを覚えておきましょう。支払いが滞ると、遅延損害金を上乗せされたり、結婚式場側から督促されたりと、後味が悪くなってしまいます。

後払いであっても支払いが遅れることのないよう、資金は余分に用意しておきましょう。

結婚式費用の支払い方法

結婚式費用の支払い方法には、主に以下の3つがあります。

  • 銀行振り込み
  • 現金支払い
  • クレジットカード

それぞれの支払い方法とメリット・デメリットを順に解説します。おふたりにとって最適な方法を選択してください。

振り込み

結婚式場が指定する銀行口座へ指定の期日までに振り込む方法です。支払い方法のなかでは最も主流で、多くのカップルが銀行振り込みを選択しています。

式場まで現金を持ち歩く必要がなく、最寄りの銀行で支払いが完了するメリットがありますが、振込手数料を負担しなければならないことに注意が必要です。

ATMは1回の振り込み上限が決められていることが多く、複数回に分けて振り込むと、その回数分の手数料が発生してしまいます。銀行の窓口なら1度の振り込みで済むため、ATMよりもお得です。手数料を抑えたい場合は、窓口の利用がおすすめです

現金支払い

現金を式場に持参して、手渡しで支払う方法です。

式場に直接支払うため、振り込み手数料がかからないメリットがありますが、現金を持ち歩くのに不安を感じることや、式場まで出向く手間がかかるデメリットがあります。

結婚式の費用は高額になることが多く、何百万という現金を持ち歩くのに緊張する人は少なくありません。現金を持ち運ぶ際は、現金を入れたバッグをどこかに置き忘れたりしないよう、十分に注意しましょう。

クレジットカード

式場によっては、クレジットカードで支払うことができます。

クレジットカードは、翌月以降の支払いにご祝儀を充てられるため、手元の資金が少ない場合におすすめの支払い方法です。また、ポイントやマイルが貯まるメリットも。

ただし、カードの利用限度額に注意が必要です。限度額が低く全額払えそうにない場合は、カード会社に限度額を上げてもらうか、2枚のカードで支払えるか式場に確認するなどしましょう。さらに、分割払いやリボ払いを利用した場合は手数料がかかることもお忘れなく。

クレジットカードで支払う際は、当面の生活費やショッピングなどで利用することを十分に考慮しましょう。

ブライダルローンの利用は可能?

資金が足りない場合は、銀行や信用金庫などが扱っているブライダルローンを利用する手もあります。

ブライダルローンは、結婚式や結婚指輪の購入、新婚旅行、新生活の準備(引っ越し)など、結婚に関する費用にのみ使えるローンです。使い道が限定されていることから、一般的なカードローンよりも金利が低いメリットがあります。

ただし、その分審査が厳しいため、審査に通らないことも。審査には資金の使い道を確認できる書類(式場や旅行会社からの請求書など)も必要なので、捨てずにとっておきましょう。

また、返済期間が長いほうが月々の返済額は軽くなりますが、その分利息が増えてしまいます。ブライダルローンは、返済計画をしっかり立てたうえで利用しましょう。

結婚式費用の支払いで注意するポイント

結婚式の費用は、タイミングや方法、今後の生活を考慮したうえで支払うことが大切です。

「希望していた支払い方法がなかった」「お金が足りなくなった」といったことがないよう、結婚式費用を支払う際に注意したいポイントを紹介します。

会場決定前に支払い方法を確認する

支払い方法やタイミングは式場によって異なるので、必ず契約前に確認しましょう。

どうしてもご祝儀を支払いに充てたい場合は、当日払いか後払いに対応している式場を選ぶ必要があります。また、先では3つの支払い方法を紹介しましたが、すべての式場が3つの支払い方法に対応しているわけではありません。

振り込みでは、銀行によって手数料が異なるので、手数料が気になる場合は振込先の銀行を式場に確認しておくと安心です。

また、式場がクレジットカードでの支払いに対応していても、自分が持っているクレジットのカード会社は扱っていないかもしれません。クレジットカード払いを希望する際は、対応しているカード会社も確認しましょう。

支払い方法について気になる点は、式場見学の際に尋ねてみてください。

ご祝儀額と自己資金を計算する

支払い方法にかかわらず、まずは結婚式の費用を支払えるか、おふたりの貯金額などから計算しましょう。そのうえで、ご祝儀額を計算し、自己負担額を予測しておくことが大切です。

ご祝儀を計算するときのポイントは、ご祝儀を多めに見積もらないこと。多めに見積もると自己負担額が少なくなり、実際の支払いで足りなくなる恐れがあるからです。

ゼクシィトレンド調査2024によると、ご祝儀総額の全国平均は205.6万円でした。この額も参考にしながら、自己負担額を予測してみてください。

結婚式費用についてはこちらの記事も参考にしてください。

親御様への資金援助相談は早めに

式場を決める前に、両家に相談することもお忘れなく。

特に、親御様から資金援助をいただく場合は、なるべく早めに相談しましょう。親御様からの資金援助額によっておふたりが用意する資金額が変わります。どの程度の資金をいつまでに用意すればいいのか把握しておくためにも、親御様からの資金援助については早めに確認しておきたいところです。前払いの場合は支払う前に援助をいただけるよう事前に話をしておきましょう。

結婚費用の負担についてはこちらの記事も参考にしてください。

結婚式費用の支払いは式場決定前に確認しておこう!

結婚式費用を支払うタイミングは、申込金(契約金)・中間金・最終支払いの3回に分けられることが多く、支払い方法は振り込み・現金支払い・クレジットカードの3つがあります。

ただし、どのタイミングでどのように支払うのかは式場によって異なりますので、式場を決める前に確認しておきましょう。

また、支払い方法にかかわらず、自己負担額を把握することもお忘れなく。支払い時に「足りない!」ということにならないよう、余裕をもって多めに用意しておくと安心です。

おふたりでしっかりと資金計画を立て、スムーズに結婚式準備を進めてくださいね。

\結婚式の費用や支払いについて相談/

この記事を書いた人
ライター 瀬上友里恵

ライター 瀬上友里恵

地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。

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