10月19日は「洗濯を楽しむ日」。ウールニットの洗い方は?洗濯表示の意味をおさらい

10月19日は「洗濯を楽しむ日」。ウールニットの洗い方は?洗濯表示の意味をおさらい

10月19日は、パナソニックが制定した「洗濯を楽しむ日」という記念日。気温・湿度共に洗濯日和になりやすい秋晴れに、洗濯や乾燥を積極的に楽しめる日に…というのが目的だそう。

洗濯といえば、新しい衣類を自宅ではじめて洗濯をする際、タグにプリントされた「洗濯表示」を確認してから洗濯をする方がほとんどだと思います。その洗濯表示のマークをきちんと理解できている方は、どれぐらいいらっしゃるでしょうか。

目次

覚えておくと便利!洗濯表示【5つ】の基本記号

10月19日は「洗濯を楽しむ日」。ウールニットの洗い方は?洗濯表示の意味をおさらい

従来の洗濯表示にもいろんなマークがありましたが、漢字やカタカナなども一緒に描かれているものもあったので、マークの意味をすべて理解していなくても洗濯の仕方がわかりやすい表示になっていました。

一方の新しい洗濯表示のマークには、数字やアルファベット一文字のみ。「これってどんな意味?」というマークもあるかもしれませんね。

洗濯表示の基本となるのは、5つの記号! 

そこに、強弱や温度などの付加記号がプラスされてひとつのマークになります。衣類の素材から洗濯の仕方を判断できる場合もありますが、この機会に、洗濯表示のマークの意味と洗い方をしっかり覚えていきましょう。

①基本記号は、洗濯桶・三角・四角・アイロン・丸

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衣類のタグにプリントされている洗濯表示をよく見ると、洗濯桶・三角・四角・アイロン・丸と、だいたいこの5つのマークがついているはず。それぞれの意味は次の通りです。

・洗い方(洗濯桶)
・漂白(三角)
・干し方/自然乾燥&タンブル乾燥(四角)
・アイロン(アイロン)
・クリーニング/ドライ&ウェット(丸)

洗濯表示は左から、洗濯処理→漂白処理→乾燥方法→アイロン処理→商業用クリーニング処理の順に記載されていて、家庭で洗濯をする場合は、主に、洗濯処理~アイロン処理までをチェックします。

②洗濯の強さやアイロンの温度は【線】と【点】の数で確認

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基本記号のカタチを覚えたら、あとは簡単! たとえば、洗濯桶の下にある【横線】は洗う際の強さを、アイロンの中にある【】は温度を表しています。つまり、数が多くなるごとに、強く・高くなるというわけです。ちなみに、洗濯桶の中にある【数字】は、液温の上限温度。「40」であれば40度以下の温度で洗います。

干し方(四角)の縦と横の線は、衣類の状態を表しているので、【縦線】ならつり干し、【横線】なら平干し、【斜め線】は日陰を意味します。なお、すべてのマークに共通している【×】は、その行為や使用を禁止するという意味。基本記号さえ覚えれば、そのマークの意味や洗濯の仕方も簡単に理解できますよね。

<洗濯表示のマーク一覧>

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家庭で洗える衣類の見分け方は「洗濯」と「ドライ」マーク

洗濯表示について分かってきたところで、次に覚えておきたいのが、家庭で洗える衣類の見分け方。基本的に、【洗濯桶】のマークが表記されているもの(×以外)であれば、家庭で水洗いができます。

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上記マークがついていても、色落ちが気になる衣類、特殊な加工や装飾のある衣類は、クリーニング店など洗濯のプロに任せたほうが安心です。

そして、現在の洗濯表示は「取扱い方の上限」を示すマークになっているため、表示よりも強い力、高温でのお手入れはしないように注意をしましょう。

おしゃれ着洗いの「ドライクリーニング」は水洗いOK?

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〇で囲まれた【P】や【F】のマークは「ドライクリーニング」を意味します。商業クリーニング店で、有機溶剤(油性の洗剤)を使用した特殊な洗濯処理が必要なので、基本的に家庭で洗うことはできません。

このことからも、ドライマークがついた衣類は絶対にクリーニング店に出さなければいけないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、ドライクリーニングは「ドライクリーニングしかできない」という意味ではなく、「ドライクリーニングができる」という意味。

そのため、ドライマークがついていても、家庭で洗濯処理ができる衣類もあります。

ドライマークがついていても家庭で洗える衣類の例

〇で囲まれた【P】+洗濯の仕方の【手洗いマーク】が一緒に表記されていれば、おしゃれ着用などデリケートな衣類を洗える洗濯コースで洗濯が可能な場合があります。

市販のおしゃれ着用洗剤の上手な使い方は?

ドライマークの衣類を自宅で洗濯する際、市販のおしゃれ着用洗剤を使っている方も多いと思います。“おしゃれ着”は、洗濯機で洗うとシワになりやすい、あるいは傷みやすい・型崩れしやすい素材などのデリケートな衣類を指します。

自宅で洗える衣類もありますが、シワになりやすい、型崩れしやすいなど、素材によってはクリーニング店に出したほうが安心のものも。素材や作りをよく確かめてから判断を。

秋冬ファッションで欠かせない「ニット」の上手な洗い方

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寒くなるとニットの出番が一気に増えてきます。家庭で洗えるニットの場合、どんなことに気をつけたらいいのか…。

もちろん、それぞれの衣類の洗濯表示をしっかり確認してから洗濯をするのが大前提ですが、基本的な洗い方は次の3ステップ。これで、家庭でも失敗なく洗濯ができます。

●洗濯ネットに入れて、やさしく手で押し洗い
●ニットの大敵=“縮み”を防ぐため、手早く洗う
●洗濯機で軽く脱水後、シワを伸ばし、日陰に平干し

まずは、ニットは折りたたんで洗濯ネットに入れます。この時、汚れやすい襟・袖口・裾が表になるように折りたたむことで、汚れをしっかり落とせます。

桶に水とおしゃれ着洗いの洗剤(適量)を入れ、やさしく手で押し洗いします(※1)。素材にもよりますが、特にウール素材は水で洗う時間が長いと縮んでしまうため、あまり時間をかけずに洗うのもポイント。

洗い終わったら洗濯機で軽く脱水し(※2)、シワがつかないよう、平干しネットに広げて日陰に干しましょう。平干しネットがない場合は、干し跡がつかないようタオルを巻いたハンガーを使っても。水の重さでニットが伸びたり、型崩れしたりしないよう、ハンガーを数本使うのがおすすめです。

※1「おしゃれ着コース」「手洗いコース」「デリケートコース」などの機能がある洗濯機の場合は、ニット衣類はそれらのコースで洗ってもOK。

※2 シワがつきやすい素材の場合、脱水時間に注意しましょう。

10月19日は「洗濯を楽しむ日」。ウールニットの洗い方は?洗濯表示の意味をおさらい

涼しくなり、洗濯物に秋冬の衣類が徐々に増えている今日この頃。洗濯表示の意味を理解して、家庭で上手に洗濯できれば、お気に入りの衣類をキレイなまま長く着られます。

「洗濯のマークを今まであまり気にしていなかったかも」という方は、まずは洗濯表示をチェック! マークの意味が分かると、毎日の洗濯も今よりちょっと楽しくなるかもしれませんよ。

【参照サイト】経済産業省、パナソニック、花王

<10月の記念日>
1日 ピンクリボンの日
2日 美術を楽しむ日
4日 ロールキャベツの日
6日 夢をかなえる日
7日 大人のダイエットの日
8日 永遠の日
9日 散歩の日
10日 貯金箱の日、銭湯の日
12日 育児の日
16日 グリーンリボンDAY
19日 洗濯を楽しむ日、イクメンの日
23日 家族写真の日
26日 デニムの日
29日 和装の日、筋肉を考える日
30日 マナーの日
31日 ハロウィン

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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