結婚式の引き出物【内容・品数・相場・贈り分けマナー】基本の「キ」!

結婚式の引き出物【内容・品数・相場・贈り分けマナー】基本の「キ」!

結婚式披露宴でゲストに渡す「引出物」。ほかにも、引菓子やしきたり品、プチギフトなど、ゲストへのお土産として贈るギフトはいくつかありますが、今回はメインとなるギフトの引出物について、相場や人気の引出物、贈り分けのマナーなど、覚えておきたい基本をご紹介していきます。

「引出物」とは?「内祝い」との違いは?

「引出物」は、結婚式の披露宴に出席してくれたゲストに、感謝の気持ちを込めて贈る記念の品物。メインギフトや引き菓子、しきたり品(縁起物)を総称して、引出物と呼ぶ地域もあります。引出物は、お祝い(ご祝儀)をいただいたことへの御礼やお返しという意味も。

御礼やお返しというと、「内祝い」との違いに悩む方もいらっしゃるはず。本来、内祝いとは、結婚や出産などのおめでたいことがあった時、ご親戚やご近所などお世話になっている方へ“幸せのおすそ分け”という気持ちを込めて、自主的に贈るものだったそう。

現代では、内祝いにも御礼やお返しという意味が込められており、結婚式披露宴に参列できなかったゲストからお祝いをいただいた際、それに対して贈るギフトのことを指す場合が多いようです。内祝いを贈る場合、結婚祝いの金額の3分の1程度を目安に贈り物を選びましょう。

ギフトの品数は引出物を含め3品目!“奇数”を目安に

披露宴に出席したゲストに渡す主なギフトは、引出物、引菓子、プチギフトの3品。品数は正式に決まっているわけではありませんが、偶数は割り切れるから…と縁起をかついで、奇数でギフトを選ばれるカップルが多いです。

ちなみに、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022(全国推計値)」でも、一人当たりのギフトの合計品目数は3品目が最多。ただし、地域によって、しきたり品といった縁起物をプラスして渡すこともあるため、その場合は品数が5品などに増えることもあるようです。

結婚式のギフトは地域によって違いが出ることもあるため、結婚式を挙げるエリアのしきたりを親御様に確認しておくと安心です。

「しきたり品」とは?人気ランキングTOP10

家族で出席したゲストには引出物も人数分用意する?

ご兄弟やご親戚によっては、ご家族全員で結婚式に参列するということもあります。その場合、「引出物も人数分必要?」と悩む方もいらっしゃるはず。結婚式では、ご祝儀ひとつに対して、引出物や引菓子などのギフトは1セットが一般的。

ただし、プチギフトを手渡しする場合、参列したゲスト全員に渡るように用意するカップルも多いようです。

メインの引出物の金額は一人3,000~6,000円が相場

引出物は、ゲストに渡すギフトのメインとなります。では、いくらぐらいがよいのでしょうか。「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022(全国推計値)」によると、3,000円台が最も多く(31.6%)、次いで、5,000円台(21.9%)、4,000円台(13.1%)となり、6割以上の方が3,000~6,000円の間で用意しています。

同じ調査で、引菓子は1,000~1,500円未満、プチギフトは200~400円未満がボリュームゾーン。ゲストへのギフトを3品(引出物、引菓子、プチギフト)と考えた場合、一人当たりトータル5,000~8,000円程度を目安に考えると良さそうです。

何を贈る?引出物は選べるカタログギフトが大人気

カタログギフト

食器やタオルなどの実用品も人気ですが、引出物として最も人気なのが「カタログギフト」!

カタログギフトは、冊子で選ぶパターンとウェブ上で選ぶパターンがあり、これらをあわせると約9割近くのカップルがカタログギフトを引出物として選んでいます(「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022(全国推計値)」より)。

さまざまな年代・性別のゲストへの引出物となるため、全員に喜んでもらう物を選びたいと思うと悩んでしまうことも。カタログギフトなら、ゲストが好きな商品を自由に選べますし、持ち帰る際に荷物になりにくいということもあり人気です。

また、人とかぶりにくいギフトを選びたいと考えているカップルにおすすめしたいのが、式場オリジナルの引出物。その結婚式場での想い出も相まって、記念品としての意味合いもより強くなるはずです。

引菓子の人気TOP10はこちらでCHECK!

相手別、贈り分けとは?引出物を渡す時の基本マナー

最近は、ゲストによって引出物を「贈り分け」するというのが一般的になりつつあります。贈り分けとは、ゲストによって異なる引出物を贈ること。

結婚式の“記念品”として贈るのであればゲスト全員に同じギフトでもよいのですが、“お礼”という意味も含むことを考えると、ゲストによって贈り分けするのが良いと考えるカップルが多いようです。

そこで、贈り分けの基準を2~3パターン考えておくと便利!

贈り分けの基準は、「ゲストとの間柄」、「ゲストの年齢層や性別」、「ご祝儀額」などいくつかあり、多くのカップルが、ご親戚やご友人、会社の上司といった「ゲストとの間柄」で分けています。

基本的にギフトを入れる紙袋はゲスト全員同じものを使用するため、中身が多少違っていても外からは分かりません。贈り分けを考えている方はぜひ参考に!

いかがですか?引出物は、おふたりの結婚式に出席したゲストがそれぞれのご自宅で、楽しかった時間を想い出しながら温かい気持ちになれるギフト。おふたりからの想いをしっかりと込めて、ゲストに喜んでもらえる素敵な贈り物を選んでくださいね。

\期間限定フェア開催中♡/

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

search

キーワード検索