結婚式料理の選び方。メニューやひとり当たりの相場は?

結婚式料理の選び方。メニューやひとり当たりの相場は?

お料理は、結婚式でゲストをおもてなしする大切な要素のひとつです。結婚式で提供されるお料理にはさまざまな種類があるため、何を提供すればゲストに喜んでもらえるのか悩む方も多いでしょう。今回は、結婚式で提供するお料理を選ぶ方法や人気の料理ランキングを紹介します。料理のメニューを選ぶ際にどのような点を意識すればよいのか、結婚式のお料理で人気の演出などについても、あわせて解説します。

目次

婚礼料理の基本と選び方

結婚式では、婚礼料理を提供してゲストをおもてなしすることが一般的です。婚礼料理とは、高級食材を使用したお料理やお祝いにふさわしいお料理のことです。通常はコース料理を提供しますが、カジュアルなスタイルのウェディングパーティではゲストが好きなものを自由に食べられるビュッフェ形式を採用するケースも少なくありません。

婚礼料理は結婚式に参列してくれたゲストの満足度を高めるうえで重要なポイントであるため、参列してくれるゲストに配慮して選ぶ必要があります。 例えば、年配のゲストがいる場合はやわらかい素材を使用したお料理や和食を取り入れる、お子様連れのゲストにはお子様向けのお料理を用意するなどゲストの顔ぶれにあわせて、お料理を選ぶとよいでしょう。

結婚式料理の平均

結婚式のお料理の費用は、一人当たり2万円が相場 です。結婚式のお料理はゲストの満足度を左右する大切なおもてなしのひとつのため、味や見た目のよさを考慮して選ぶことも大切です。ただ、お料理のほかにも、装花や衣裳など結婚式には様々な準備が必要です。おふたりのこだわりポイントを相談し、全体的な費用とあわせて検討しましょう。

相場一人当たりは2万円

結婚式のお料理にかかる費用は、「1人当たりの単価×ゲストの人数」で決まります。「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」によると、お料理・飲み物の相場は一人当たり2万500円でした(飲み物を除いた平均金額は1万6,700円)。

結婚式場で用意しているお料理は金額別にランク分けされているため、予算にあわせて選ぶことができます。お料理のランクごとに品数が異なるため、お料理を選ぶ際はゲストにどのようなおもてなしをしたいのか、具体的な演出を考えたうえで無理のない予算を計画しましょう。

コースの品数は?

結婚式で提供するお料理の品数は結婚式場によって異なります。例えば、アニヴェルセルで提供されるお料理の品数はお料理のコースにより異なりますが、平均は5~6品程度です。
基本となるお料理に1品追加したり、おふたりのご希望により内容を変更したりすることができます。

結婚式で人気の料理ランキング|メニュー例

婚礼料理にはフランス料理がもっとも多く選ばれる傾向がありますが、高齢のゲストを意識して和を取り入れたり、カジュアルなスタイルにイタリアンをあわせたり、選択肢は多様になっています。ただし、レストランウェディングなど会場によっては「フレンチのみ」「懐石料理のみ」など固定されていることがありますので、確認しておきましょう。

1位 フランス料理

結婚式で人気が高いジャンルはフランス料理です。フランス料理は多くの式場で用意されており、ウェディングドレスとの相性もよいことから、多くのカップルが選んでいます。フランス料理の特徴は世界三大珍味のフォアグラ・キャビアや、オマール海老などの高級食材を取り入れたお料理を楽しめることです。

日本ではフランス料理を日常的に食べる人が少ないことから、ゲストに喜んでもらえるのか心配される方もいるかもしれません。しかし、多くの式場では、日本人が食べやすい味付けや調理方法に工夫されています。また式場ではフォークやナイフを使い慣れていない方向けに配慮してお箸を準備していたり、年配のゲストの方にも食べやすいメニューを取り入れていたり、食べやすいようにメインのお肉をカットした状態で用意したりと、さまざまな工夫がほどこされています。コースメニューの一例は次のとおりです。

・ 前菜
・ スープ・パン
・ 魚料理
・ 肉料理
・ デザート
・ コーヒー・小菓子

食後にコーヒーまたは紅茶と一緒に出される小菓子は、ご新郎ご新婦が披露宴の演出でケーキカットをしたウェディングケーキが提供される場合が多くあります。また、コース料理とは別にデザートビュッフェを設けることも可能です。

2位 和洋折衷

フランス料理に次いで人気が高いジャンルは、和食と洋食を組み合わせた和洋折衷料理です。結婚式場で用意されている和洋折衷のお料理の多くは、フランス料理のフルコースをベースにして和食のテイストが加えられています。例えば、コース料理の一品にお刺身や寿司を入れたり、ステーキのソースに醤油やわさびを使用したり、会場によって工夫がみられます。
日本料理とフランス料理の組み合わせだけでなく、中華料理を取り入れた折衷料理を用意している式場もあります。折衷料理はジャンルに縛られることがなく、幅広い年代のゲストにさまざまなお料理を楽しんでもらえることが魅力です。コースメニューの一例は以下のとおりです。

・ 突き出し
・ 前菜またはお造り
・ スープまたは汁物
・ 季節の魚料理
・ 口直しまたは麺類(うどんなど)
・ 肉料理
・ パンまたはご飯(赤飯など)
・ フルーツ
・ コーヒーまたは昆布茶

3位 日本料理・和食

日本料理・和食は、日常的に洋食を食べることが少ない年配のゲストにも人気です。とくに神前式や和装での結婚式との相性がよく、神社で結婚式を執り行なったあとに和の趣がある結婚式場や料亭、旅館などに会場を移し、懐石料理をいただくケースも多くみられます。

婚礼用の祝い膳は使用する食材はもちろん、盛り付けや器にも工夫をほどこしています。「めでたい」という言葉から祝い膳に鯛を用いたメニューや、伊勢海老・タラバガニ・松茸などの高級食材、赤飯・寿司などのお祝いの定番メニューが取り入れられていることも多いでしょう。コースのメニュー例は次のとおりで、8品が一般的な日本料理・和食の品数です。

・ 前菜
・ 汁物
・ お造り
・ 煮物
・ 焼き物
・ 強肴(揚げ物・酢の物・茶碗蒸しなど)
・ ご飯、香の物
・ 留め椀
・ 甘味

3位 その他の西洋料理

その他の西洋料理

日本料理・和食と並んで人気が高い婚礼料理は、その他の西洋料理です。主に、スペイン料理や洋風エスニック料理などが挙げられます。西洋料理のコースのメニュー例は次のとおりです。

・ 前菜
・ スープ
・ サラダ
・ 魚料理
・ 肉料理
・ デザート
・ コーヒーまたは紅茶

ご新郎ご新婦が思い入れのあるお料理をゲストに共有したい場合や、お料理に個性的な演出を凝らしたい場合などに、その他の西洋料理を選ぶのもひとつの方法です。

4位 イタリアン

イタリアン

イタリアンはカジュアルに食事を楽しめるお料理で、婚礼料理として人気があります。イタリアンは日本人に馴染みの深い西洋料理ともいえ、パスタやピッツァ、カルパッチョなど、一度は食べたことがあるという方も多いでしょう。ほかのお料理に比べて堅苦しい雰囲気にならないことが魅力に挙げられます。ただし、日常で食べるイタリア料理は大皿をシェアするイメージがあるかと思いますが、婚礼料理のイタリアンはコースで提供されることも多く、メニュー例は次のとおりです。

・ 前菜
・ パスタ
・ 肉料理または魚料理
・サラダ
・ デザート
・ コーヒー

イタリアンのコース料理の特徴は代表的なお料理のパスタがメイン料理として提供されたり、苦味の強いエスプレッソが食後に出されたりすることです。

5位 中華料理

中華料理

中華料理も日本人に馴染みが多く、結婚式のお料理として人気があります。中華料理の代表的なメニューは麻婆豆腐や北京ダック、エビチリなどです。ウェディングパーティでは、コース料理の一部を大皿に盛り合わせて提供するスタイルを取り入れることも可能です。ゲストはターンテーブルを回して好きなお料理を取り分けられます。

中華料理に、干しアワビやフカヒレ、ツバメの巣などの高級食材を用いたメニューにしたり、伊勢海老や北京ダックなどのインパクトのあるメニューを取り入れたりすれば結婚式のお料理にふさわしい演出ができるでしょう。中華料理のコースメニュー例は次のとおりです。

・ 前菜
・ スープ
・ 揚げ物
・魚料理
・ 肉料理
・ 魚介
・ 主食
・ デザート

中華料理のコースでは、デザートとして甘味のある点心や杏仁豆腐が提供されます。食後には中国茶が振る舞われることが一般的です。

料理のメニューを選択する際の重視点

お料理を楽しみにしているゲストは多いため、結婚式のお料理は五感で楽しんでもらえるものを提供することが重要です。婚礼料理を選ぶ際は、味や見た目はもちろん、アレルギー対応やオリジナルオーダーは可能かといった点もあわせて確認しておく必要があります。

基本は<味・見た目の美しさ・価格>

結婚式のお料理を選ぶ際は味を重視することも大切ですが、ゲストをおもてなしするうえで見た目の華やかさにも配慮する必要があります。結婚式のお料理を選ぶときに重視するポイントとして、「味」を挙げるカップルが最も多く、次いで「見た目の美しさ」「価格」と続きます。味や見た目の華やかさがあるお料理は視覚や味覚、嗅覚などの五感を刺激するので、ゲストの満足度の向上につながるでしょう。

ただし、お料理にかけられる予算も考えておかなければなりません。お料理の味・見た目の美しさ・価格のうち、どれを重視して選ぶのかは結婚式に招待するゲストの顔ぶれを確認してから考えることをおすすめします。

アレルギー対応・お子様メニューはあるか

結婚式のお料理を選ぶ際は食物アレルギーがある方やお子様連れのゲストへの個別対応が可能な式場かどうかも確認しておくことが重要です。アレルギーやお子様、妊婦さん、食事制限のある方に対応したお料理を提供することで、ゲストは安心して結婚式に出席できるでしょう。ただし、アレルギーや食事制限のある方に対応するためにはゲスト一人ひとりに確認を取っておく必要があるため、

返信ハガキに食事に関する記入欄を設けておくことをおすすめします。最近は年配の方やお子様用メニューを用意するなど、ゲストの事情にあわせたお料理に対応できる式場も増えているため、お料理の対応範囲を式場に相談してみるとよいでしょう。

オリジナルオーダーは可能か

オリジナルオーダーが可能な式場を選べば、お料理を通じて特別な演出をほどこすことができます。式場によっては、すべてのお料理を指定できる「フルオーダー」に対応する所や、基本のコース料理にオリジナルメニューを加えて対応している所もあります。オリジナルオーダーのお料理を選んだ場合、さまざまな趣向を凝らした演出が可能です。

例えば、ご新郎ご新婦それぞれが育った地域の特産品を用いたお料理が提供されるなかで、おふたりの成長記録をムービーで紹介する演出をしたり、親御様へのサプライズの一環として想い出が深いお料理を提供してゲストに召し上がっていただいたりすることもできます。シェフと相談しながら、おふたりにしかできないおもてなしを取り入れた演出をするのもよいでしょう。

結婚式の料理で人気の演出・アイデア

結婚式のお料理の提供方法を工夫するだけで、ゲストを楽しませることができます。結婚式で人気の演出・アイデアをいくつか紹介します。

・ デザートビュッフェ
・ オープンキッチンによる演出
・ ライブキッチン

デザートビュッフェは小さくカットされたケーキやフルーツの盛り合わせなどを用意したコーナーを設け、ゲストに自由に選んでもらえる演出です。ガラスで仕切られたキッチンでシェフが調理する姿をあえてゲストに見せる演出もおすすめです。ライブキッチンはシェフが会場で調理したお料理をゲストに振る舞うことができます。また、おふたりがシェフの格好をしてゲストにお料理をサーブすれば、会場を盛り上げる演出になるでしょう。

結婚式の料理は試食会でチェックしよう

「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」によると、結婚式場を決める際に「試食をした」と回答したカップルは81.6%おり、そのなかで「試食をしてよかった」と回答したのは96.9%でした。お料理の味・見た目の美しさを実際に確認してから式場を絞り込みたいという方は、ブライダルフェアの試食会に参加することをおすすめします。式場を決めたあと、具体的にお料理の内容を決めるための試食では、料金が異なる2つのコースの試食を申し込み、比較検討するとよいでしょう。

アニヴェルセルでは、結婚式のお料理を実際に試食できる試食付フェアを開催しています。結婚式のお料理を試食できる式場を探している方はぜひお申し込みください。

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この記事を書いた人
ライター myway

ライター myway

ライフスタイルから保険・転職・法律などまで幅広いジャンルを執筆。未経験のジャンルにも積極的にチャレンジ中。一番の癒しは、仕事の合間に愛犬とじゃれ合う時間。

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