結婚式場見学のチェックポイント・下見で確認することリスト

結婚式場見学のチェックポイント・下見で確認することリスト

式場探しを行うにあたり、結婚式の会場見学に出かけようと考えているカップルもいるのではないでしょうか。結婚式当日の雰囲気をふんだんに感じられる式場見学は、非日常の空間。夢や憧れから「ここで挙げたい!」という想いが高まる一方で、チェックポイントをうっかり忘れてしまっては、あとで後悔しかねません。

そこで今回は、式場見学でチェックすべきポイントを一挙に紹介します。これから式場を決める予定のカップルはぜひ参考にしてくださいね。

目次

結婚式場見学とは?下見はいつでもできる?

式場見学とは、挙式や披露宴を行いたい結婚式場を実際に見学して回ることです。多くの結婚式場はブライダルフェアを開催しており、会場のテーブルコーディネート見学や料理の試食・ウェディングドレスの試着体験もあり、結婚情報サイトや雑誌などでは掴めない雰囲気を感じ取ることができます。結婚式当日のイメージも掴みやすくなるでしょう。

式場見学は飛び込みでの参加だと、案内できるスタッフがいなかったり、会場が使用中で見学できなかったりするので、事前に確認、予約して行くことをおすすめします。ゲストの目線でも確認すべきポイントがあるので、確認事項を整理したりリストアップしたりして行くと良いでしょう。

なお、1件目に見学した式場に決めた先輩カップルはとても多く、大多数が複数回場を比較しない傾向となっています。結婚式場見学1件目で決めるポイントを、次の記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください。

ブライダルフェアとはそもそもどんなイベントか知りたい方は、こちらの記事もあわせてご確認ください。

結婚式会場見学のチェックポイント10選

式場見学で大切なのは、見るべきところや確認すべきところをきちんと決めたうえで見学することです。自分たちの理想の結婚式にするためにも、チェックポイントをリストアップし、項目を確認しながら式場見学を進めていきましょう。

1.立地・アクセス|ゲストに負担がないか

立地やアクセスをゲストと同じ道順をたどりながら確認しましょう。

<チェックポイント>

□最寄駅から徒歩や車で何分かかるか
□駅から遠い場合、主要駅から送迎バスはあるか
□車で来る場合、最寄りのインターから会場までのルートは分かりやすいか
□周辺環境は雑多ではないか
□会場周辺に工事中の建物や道路はないか(工事中の場合いつまで続くのか)
□会場周辺に分かりやすい目印はあるか
□ゲスト用の駐車場は用意されているか
□ゲスト用の宿泊施設は周辺にあるか

2.挙式会場|チャペルの広さや高さ、音響

挙式は、結婚の誓いの言葉を交わしたり、指輪を交換したりする大切なセレモニーです。教会式や神前式など挙式スタイルによって雰囲気は変わりますが、おふたりの憧れや思い描いているイメージに沿っているか、チェックしましょう。

<チェックポイント>

□ゲスト全員を収容できる広さがあるか
□どの席からもおふたりの姿が見えるか
□バージンロードはエスコートしやすく、短すぎたり長すぎたりしないか
□音響は生演奏かCDか
□聖歌隊やパイプオルガンの演奏は自分たちの理想にあっているか
□フラワーシャワーや写真撮影など挙式後の演出はどこで行うのか
□照明やキャンドルを灯すとどんな雰囲気になるか
□屋外で行う場合、雨天や荒天のときはどこで行うのか
□赤ちゃん連れの人が挙式を見守ることができる小部屋などはあるか

3.披露宴会場|参加可能人数、映像設備

披露宴会場は長時間過ごす場所であるため、ゲストの立場で隅々までしっかりチェックしましょう。メインテーブルやゲストテーブルにも実際に座り、周りの見え方や座り心地の確認を。

<チェックポイント>

□テーブルは何人掛けで、隣のテーブルとの間隔は十分にあるか
□すべての席からメインテーブルがしっかり見えるか
□音響や照明などの演出設備はどうか
□来賓の挨拶やスピーチ、手紙を読むスペースはどこからでも見えるか
□入退場はどこからか
□会場の雰囲気や色、調度品はおふたりのイメージにあっているか
□映像演出用のスクリーンはどこにあるか

4.新郎新婦が使う設備|ドレスでの移動を前提に

ドレスや和装などの衣装は予想以上に重いため、着た状態で移動するのは大変です。式の最中は自由に身動きがとれなくなるので、トイレの場所や使い勝手は念入りに確認しておきたいところ。ブライズルームから会場までの動線やバッティング防止用の専用エレベーターの有無などを念頭に置いてチェックしましょう。

<チェックポイント>

□ブライズルームの広さや雰囲気
□ブライズルームから挙式・披露宴会場へは行きやすいか
□貴重品を預ける鍵付きのロッカーはあるか
□新郎新婦のトイレは、ゲストとは別に用意されているか
□新郎新婦用のエレベーターはあるか
□会場内はほかの新郎新婦、ゲスト、一般客などと鉢合わせしない造りか

5.ゲストが使う設備|十分な数や広さか

ゲストが最初に訪れる駐車場やエントランス、親族控室、更衣室、トイレ、クロークなど会場以外の施設も忘れずに確認を。挙式・披露宴以外にゲストがどのような設備を利用するのか、さまざまな場面を想定しながらチェックしましょう。

<チェックポイント>

□トイレはどこにいくつあるか
□貸切の親族控室があるか、両家別で準備をされているか
□貸切のゲスト用の待合スペースがあるか
□更衣室の広さは十分か(何名入るか)
□ヘアセットや着付けができるか・荷物を預けられるクロークやコインロッカーはあるか
□ウェルカムスペースや受付周辺はどこまで自由に装飾できるか
□授乳室やおむつを替える個室はあるか
□喫煙スペースはあるか

6.会場間の動線|移動のしやすさ、エレベーターなどのバリアフリーの有無

結婚式当日、ゲストはエントランスから入り、受付・挙式会場・披露宴会場という流れで移動します。受付の前後にクロークに寄ったり、更衣室で着替えたりするゲストもいるでしょう。また、披露宴の合間には、トイレや喫煙所に行くゲストもいることを想定し、会場内での移動のしやすさをチェックします。

高齢者やベビーカーを利用するゲストがいる場合は、エレベーターの設備もあわせてチェックしておくと安心です。

<チェックポイント>

□挙式会場から披露宴会場への移動はスムーズか、迷うようなところはないか
□雨天でも濡れないか
□スロープやエレベーター、トイレなどバリアフリー設備はあるか
□玄関から受付への動線はスムーズか
□受付・挙式・披露宴中など常にトイレまでスムーズに行けるか

7.スタッフ|マナーやゲストの対応

結婚式当日、受付をしたり料理を運んだりするスタッフの対応や言葉遣いもチェックしましょう。スタッフはおふたりの代わりにゲストをおもてなしするという重要な役割を担っています。ゲストに失礼のないよう、印象の良い対応をしてもらえるか確認を。

<チェックポイント>

□ご案内担当者以外のスタッフの対応も親切で丁寧か
□会場を訪れた際、おふたりの要望を聞き、親身に対応してくれたか
□対応がマニュアル的で堅苦しい感じではないか
□会場のスタッフの身だしなみや言葉遣いはきちんとしているか

8.清潔さ|掃除やメンテナンス

式場選びでは、清潔さも大切なポイントです。結婚式当日だけでなく、常に掃除が隅々まで行き届いている式場がおすすめです。会場の隅や化粧室など、目に付きにくいところも細かくチェックしましょう。

加えて、会場内の椅子やソファなどの備品もチェックを。くたびれていたり、傷がついていたりするとゲストに対する印象も良くありません。きちんとメンテナンスができているか確かめましょう。

<チェックポイント>

□掃除が隅々まで行き届いているか
□老朽化している部分がないか、メンテナンスされているか
□椅子やソファや調度品は汚れたり壊れたりしていないか
□化粧室やトイレ、待合室は清潔に保たれているか

9.料理|ゲストを満足させられる内容か

料理は値段ごとにランクがあり、内容やボリューム、使用されている食材がそれぞれ異なっています。価格帯に対する料理の内容を確認しましょう。式場によっては、試食付ブライダルフェアを開催している場合もあるため、料理が気になる方はブライダルフェアに参加してチェックしておきましょう。

<チェックポイント>

□コースの種類と価格
□コースごとの素材や品数
□盛り付けの華やかさ
□ドリンクの種類や内容、アレンジは可能か
□アレルギー対応や子ども用など、特別メニューを用意してもらえるか
□ウェディングケーキはオリジナルで作ってもらえるか

10.衣装|ラインナップは豊富か

新郎新婦にとって衣装は、非常に重要なアイテムです。結婚式場にドレスショップが併設されているなら、ウェディングドレスやタキシード、色打掛、白無垢などのラインナップも確認しましょう。

<チェックポイント>

□お気に入りが見つかりそうか
□会場とは別のドレスショップの場合、何着くらい揃っているのか
□ドレスのデザインやタキシードの色は豊富か
□衣装打合せでの試着は何回できるか
□ドレスやタキシード、アクセサリーなどの小物は持ち込みが可能か

結婚式会場見学のポイントだけでなく、先輩カップルの失敗談や「こうしておけばよかった」というエピソードを読むと参考になるでしょう。よりリアルな体験談や式場選びの確認ポイントを知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。

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結婚式場の相談会で確認しておきたい質問リスト

式場見学でのチェックポイントを押さえることに加え、予約状況や当日のスケジュール、契約についても確認しておきましょう。これらを確認しておかなければ、いくら式場見学で魅力を感じて「この式場で挙げたい!」と思っても、すでに予約で埋まってしまっていることもあります。

予約状況|結婚式の人気の時期を確認

結婚式においては、予約で早めに埋まってしまう可能性が高い季節や日柄があります。気候がよく安定している春や秋は人気の季節のため、早くから埋まっていく傾向にあります。

これらを踏まえたうえで予約状況を確認し、希望の日時は空いているか、また人気の時期はいつか確認しましょう。

結婚式を挙げる時期の決め方。おすすめ&人気の月は?

キャンセル規定|仮予約はできるか

万が一キャンセルする場合に備え、キャンセル規定についても確認しておきましょう。一般的にキャンセル料は、結婚式の直前になるほど高くなります。あわせて、日程や人数、プランの変更にともなう手数料の発生時期も確認しておくと安心です。

結婚式場によっては、正式な契約前に希望の会場を一定期間押さえることができる仮予約制度を設けているところもあります。利用したい際は、有効期限や一時金などを把握しておきましょう。

演出・持ち込み|どんな内容の演出ができるか

演出にこだわりがある人は、希望する演出ができるか確認しましょう。希望する演出が決まっていない場合は、どのような演出が人気なのか聞いてみるのもよいでしょう。

<チェックポイント>

□どんな演出ができるか、できない演出はあるか
□アイテムの持ち込みは可能か、持ち込み料はかかるのか

無料・有料サービス│予算内に収まるか確認

結婚式場によっては、特定のアイテムやサービスを無料、あるいは有料にしている場合があります。予算内に収まるよう、何にお金がかかり、何にかからないか確認しましょう。

また、参考見積りから高くなる可能性のある項目についてもあわせて確認を。料理や衣装などはあとでランクアップしやすく、初回見積りよりも高くなる傾向にあるようです。

当日のスケジュール|会場の利用時間

結婚式当日の手順や結婚式の時間についても確認しておくと安心です。時間に余裕があれば、支度や写真撮影の時間も十分にとることができます。挙式開始時間のどのくらい前から利用できて、披露宴終了後は何時まで利用できるか確認しておきましょう。

あわせて、一日に実施される挙式組数も把握しておくことをおすすめします。一日に何組も挙式や披露宴を行う結婚式場では、同じ会場で複数回結婚式が行われることは珍しくありません。結婚式がバッティングしないよう、開始時間が予約組数に関係なく決まっている結婚式場もあります。

支払い・契約|タイミングは前払いが一般的

支払い・契約|タイミングは前払いが一般的

結婚式の費用を支払うタイミングは、前払い・後払い・当日払いの3つがあり、支払うタイミングの目安は以下のとおりです。

前払い 結婚式当日の約1ヵ月~1週間前までに支払いを完了
後払い 結婚式の翌日から決められた支払期限までに全額の支払いを完了
当日払い 結婚式当日(披露宴後)に支払いを済ませる

一般的には前払いで支払うことが多いようです。支払いのタイミングによってご祝儀を結婚式費用に充てられるかどうかが変わるため、手出しの割合も変わります。

支払い方法は主に振り込み、現金支払い、クレジットカード、ブライダルローンの4種類があります。どの方法で対応しているか、こちらも確認しましょう。

キャンペーン|対象条件を事前に確認

式場見学では、お得なキャンペーンやイベントを行っている場合があります。例えば、「式場見学当日のご成約でドレス1着プレゼント」といったキャンペーンです。ただし、キャンペーンの適用には条件がある場合が多いため、式場見学に行く前に確認しましょう。

式場見学に行く前におふたりで決めておくこと

式場見学当日のポイントは理解できたとしても、事前準備が足りなければ検討が難しくなります。例えば、おおよそのゲストの人数が決まってなければ、式場見学のときに「会場の広さは十分かどうか」の判断ができませんし、ご予算やある程度の日取り、時間帯の希望をすり合わせていなければ、式場決定がしづらいでしょう。

式場見学に行く前に、ぜひおふたりで話し合っておいていただきたい項目を一覧表でご紹介します。可能な限り目を通して、おふたりの意見や希望を書き出してみてください。

<式場見学の前におふたりで話し合っておきたいこと>

結婚式のイメージ、雰囲気 ・ゲストと距離の近いアットホームな雰囲気にしたい
・ゴージャスできらびやかなイメージにしたい
・シックで大人なテイストにしたい
・洋風または和風で統一したい
・テーマカラーを決めたい など
ゲストの人数 ・全員と会話がしやすい少人数にしたい
・ひとつの長テーブルにおさまる人数にしたい
・親族、友人、そして、職場・会社関係のゲストをバランスよく招待できる50名~60名規模にしたい
・100名規模の盛大で楽しいパーティにしたい など
おおよその日取り、時間帯 ・春夏秋冬のどの季節にしたいか
・桜が咲く時期、ゴールデンウイーク、夏休み、クリスマスなど特定のシーズンで希望はあるか
・午前中、日中、夕方など希望の時間帯はあるか
・大安など日柄を気にするか
・両家のスケジュールでNGの時期や時間帯はあるか など
予算 ・話し合い時点で可能な予算はどのくらいか
・結婚式に向けてどのくらい貯金ができそうか
・両家から支援はありそうか
・二次会やハネムーン、引越しなど他の出費は重ならないか
・何にお金をかけたいか など
立地、エリア ・どのエリアを選びたいか
・おふたりの出身地、または居住地の近くにするか、それともリゾート婚や海外婚など遠方エリアを選ぶのか
・駅からのアクセスや、主要都市からのアクセスは良いか など
挙式スタイル 教会式、神前式、人前式のどれにするか
式場スタイル 専門式場、ホテル、レストラン、ゲストハウスなど、どのタイプが好みか
衣装 ・ドレスや白無垢など、どのような衣装を着たいか
・何パターンのドレス、タキシードを着たいか。お色直しの回数希望はあるか
・ゲストに着てほしい服装はあるか など
ゲスト ・宿泊が必要なゲストはいるか
・小さなお子様連れのゲストはいるか
・お酒をたくさん飲む、またはノンアルコールが必要なゲストはいるか
・喫煙者はいるか

目を希望通りにできない場合もあるため、優先度の高い項目を2~3つほど、おふたりで決めておけると式場選びがスムーズになるでしょう。

チェックポイントを確認して有意義な式場見学に

式場見学で大切なポイントは、自分たちだけでなくゲストの目線に立ち、快適で楽しい時間を過ごすことができるかチェックすること。挙式や披露宴の会場はもちろん、立地や設備、料理、スタッフの対応などもしっかり確認しましょう。加えて、予約状況や当日のスケジュール、規約や支払い方法についての確認もお忘れなく。

自分たちの理想の結婚式を叶えるためにも、今回紹介したチェックリストを一つひとつ確認しながら、結婚式準備をスムーズに進めていってくださいね。

式場見学をしながら、豪華試食やドレス試着も無料で体験できるブライダルフェアもおすすめです。全国のアニヴェルセルでも開催しているので、気になる方はぜひお越しください。

結婚式場を効率的に探す方法を知りたい方や、式場を絞り込めずお困りの方は、次の記事でご紹介している「結婚式場探しのコツ」もあわせて確認してみてください。

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※記事内容を最新情報に更新しました(2024.8.8)

 
この記事を書いた人
ライター 瀬上友里恵

ライター 瀬上友里恵

地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。

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