おしゃれな「プロフィールブック」を手作りしたい!作り方のポイントは?

おしゃれな「プロフィールブック」を手作りしたい!作り方のポイントは?

結婚式で欠かせないペーパーアイテムといえば、席次表やメニュー表ですが、最近は、これらをひとつにまとめ、新郎新婦の紹介も含めた「プロフィールブック」として手作りする新郎新婦も多いようです。

理由は、オーダーメイドよりコストダウンになるという以上に、自分たちのことをゲストにもっと良く知ってもらう手段のひとつと考えているから。SNSにはオリジナリティあふれる、おしゃれなデザインのプロフィールブックがたくさん!

そこで、これからプロフィールブックをDIYしようと考えているカップルのために、ノウハウをまとめてみました。こちらを参考にぜひ素敵なプロフィールブックを手作りしてみてくださいね。

サイズ・ページ数を決めよう

サイズ・ページ数を決めよう

プロフィールブックを手作りされている方は、B5サイズで作ることが多いようです(一枚の紙を半分に折って作るため、仕上がりがB5の場合、使用する用紙はB4サイズになります)。ページ数は、表紙・裏表紙を含め、8~12ページ程度を目安に。一枚を半分に折って中綴じ(両面印刷)にするので、紙で2~3枚になります。作る方も読む方も負担にならず、結婚式の合間にさらっと読める内容にまとめるのがコツ。

写真と文字をシンプルに組み合わせるだけであればワードファイルでも作成できますが、少し凝ったデザインにしたい場合、パワーポイントやフォトショップ、イラストレーターなどを使うと自由度は高めです。

表紙にはどんな情報を入れる?

表紙には、「タイトル」「新郎新婦の名前」「結婚式の日取り」「式場の名前」などを入れます。タイトルは、『Wedding Reception』や『Wedding Party』『Wedding Book』などを参考に。

ページ数に合わせて構成を考える

ページ数に合わせて構成を考える

□新郎新婦からの挨拶
時間を作って列席してくれたゲストへの感謝の気持ちを載せましょう。

新郎新婦のプロフィール
新郎新婦のことをよく知ってもらうためにも、名前(よみがなも)や生年月日、出身地、出会いなどの馴れ初めを載せておくと楽しんでもらえるようです。また、ページに余裕がある場合は、新郎新婦の人柄が分かるような「初対面の印象」「好きな料理」「趣味」などQ&Aを載せても。

席次表
テーブルは、新郎新婦がいる高砂に近いところが上座で、一番遠いところが下座。ゲストは新郎側と新婦側の招待客が上座~下座に順番に並びますが、職場関係の上司は中央のテーブルについていただくのが基本です。

□参列者のプロフィール
最近は、新郎新婦とご友人の関係といった、参列者の簡単なプロフィールを入れるという方も増えています。ゲスト同士は顔見知りではない場合も多いので、新郎新婦のためにどんな仲間が集まっているかが分かれば安心感も生まれます。さらに、結婚式の余興やスピーチももっと親近感を持って楽しんでもらえるはず!

タイムテーブル
マストではありませんが、ページの余白に入れておくとゲストも余裕を持って時間を過ごせます。

新居の住所
年賀状や、新郎新婦に個別でプレゼントを贈りたい方もいるはず。新郎新婦の挨拶やプロフィールの余白に入れておくか、個別に知らせたい場合は、「新居の住所は受付スタッフにたずねてくださいね」などの一文を入れておき、受付で渡せるカードにして準備しておく方法も。

メニュー表
食事中にプロフィールブックを開かなくてもいいように、裏表紙に入れておくと親切です。

失敗しないための注意ポイント

幅広い世代が列席する結婚式のペーパーアイテムということで、作り方や内容には、いくつか“決まり事”もあります。プロフィールブックを手作りする際は、これらに注意して作成しましょう。

失敗しないための注意ポイント

1.卓上で邪魔にならないサイズ
テーブルでは食事をするための食器などが並ぶため、置き場所に困るようなサイズは避けること。ゲストが実際に座る席を確認し、プロフィールブックの仕上がりのサイズを決めるのがポイント!

2.慶事の場合は右開きが基本です
基本的に、日本では、慶事の物は「右開き」、弔事の物は「左開き」とされています。ただし、結婚式のペーパーアイテムは英語や横書きが主流となっているため、あまり気にしなくても問題ないようです。

3.忌み言葉・重ね言葉は使わない
結婚式のスピーチと同様、別れや最後といった「忌み言葉」、たびたびや再度など「重ね言葉」は使わないようにします。また、割り切れる数字も縁起が良くないと言われているので、「2人」は「ふたり」などに。

4.句読点(、と。)も使いません
“切れる”や“終わり”をイメージさせるため、「、」や「。」も使いません。これは、プロフィールブックだけでなく、招待状なども含め、結婚式のペーパーアイテム全共通でNG。文章を読みやすくしたい時は、一字空け、改行などを使います。

5.席次表の名前に折り目NG!
デザインに気を取られがちですが、一枚の紙を折って中綴じにするため、特に、席次表のページは注意が必要です。ゲストの名前に折り目がかぶっては失礼にあたります。一度試作品を折り曲げてみて、仕上がりのイメージを確認しておくと失敗が防げます。

6.席次表の敬称は家族以外「様」
席次表の敬称は、親御様、または同居しているご家族以外の方にはすべて「様」をつけます。子どもの場合は「くん」「ちゃん」を。また、肩書は「(株)」ではなく「株式会社」に。

7.ライセンスが必要な画像に注意
ページを楽しくするため、イラストや画像を使う場合もあるはず。フリー素材として提供されているイラストなどは問題ありませんが、好きなキャラクターなどの画像を勝手に使うのはNG! 気を付けましょう。

ライセンスが必要な画像に注意

プロフィールブックは、ゲストに楽しみながら読んでいただくのがポイント!結婚式のマナーとして最低限のルールに気を付ければ、新郎新婦のセンスで自由に作って良いものなので、あまり難しく考えず、おふたりらしさが分かる写真などをたくさん使い、楽しみながら作りましょう。

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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