恋愛や結婚にまつわるトレンド情報をお届けする「アニヴェルセル総研」、今回のテーマは「入籍と結婚式の順番」に関するカップルの傾向です。かつては結婚式当日に入籍するケースが多かったなか、現代では変化しているのでしょうか?今回は、皆様の「入籍と結婚式の順番」についてお尋ねしました。
愛し合うふたりが一緒の人生を歩んでいくと決めたとき、結婚式に向けてまず入籍するというカップルもいますよね。ただ、実際のところ、入籍と結婚式はどのような順番で行われているのでしょうか?今回は先輩カップルのみなさんから、「入籍日と結婚式の順番」について聞き出してきました!
まずは「いつ入籍、結婚式をしたか」をお尋ねしてみました。
Q. あなたはいつ入籍、結婚式をしましたか。
かつて結婚といえば、結婚式の当日に入籍することが主流でした。ウェディングドレスを着るその日に婚姻届を提出し、「今日から正式に夫婦です」と晴れやかに宣言する。この一連の流れが、多くの人にとって理想的な結婚式のかたちだと考えられていたのかもしれません。
ですが今回のアンケート結果では、「入籍と結婚式が同じ日」と答えたのは、全体のわずか6.8%。現在では「入籍後、結婚式を挙げた」と回答した人が48.0%と最も多くなりました。「入籍のみ、結婚式は挙げていない」と回答した人も35.6%にのぼるなど、時代は確実に変化しているようです。
続いて、入籍と結婚式のタイミングについてお尋ねしました。
Q. 入籍と結婚式のタイミングについて、理由としてもっとも近いものを1つ選んでください。※複数回経験のある方は、一番直近の情報についてお答えください。
1位 入籍してから結婚式をする方がスムーズ(39.0%)
「入籍してから結婚式をする方がスムーズ」と答えた方が最も多く、全体の四割に近い39.0%という結果に。結婚式は両家の親族や大切なゲストを招待する特別なイベント。入籍を先に済ませることで生活基盤を整え、安心して準備に臨めるという点が評価されたと考えられます。
2位 特にこだわりはない(23.7%)
2位に選ばれたのは「特にこだわりはない」という回答。「いつ入籍するか」「いつ式を挙げるか」といった結婚における形式よりもふたりのタイミングを重視し、自然な流れで日取りを決めたケースが多いと考えられます。
3位 先に入籍した方が新生活を早く始められる(19.5%)
「先に入籍した方が新生活を早く始められる」と答えた人も多く、3位という結果に。勤務先での名義変更、転居する際の契約、保険や税金の手続きなど、結婚には事務手続きが付き物。結婚式の準備と重なることは負担だと考えたカップルが多かったのかもしれません。
4位以下は「入籍後の制度やサービスが利用できる(5.4%)」「式後に入籍する方がスムーズ(3.4%)」「記念日を一緒にしたかった(2.8%)」「式後の方が落ち着いて手続きを行える(2.0%)」「結婚式後に入籍するメリットを感じない」「先に入籍するメリットを感じない」がともに1.7%という結果でした。
今の時代、結婚という言葉がもつイメージも大きく変化しました。入籍そのものを一つのイベントとして捉えるカップルも増えています。「いい夫婦の日」や「いい夫妻の日」、誕生日や付き合い始めた記念日、プロポーズした日など、入籍日も大切な記念日として思い出に残すカップルが増えています。ふたりで婚姻届を持ったり、結婚指輪を置いて撮ったり、結婚報告の写真をSNSに投稿する結婚報告フォト(※)も一般的になりつつあります。
※(過去イベント参考)「結婚報告フォト」を抽選で20組様にプレゼント! “いい夫婦の日&いい夫妻の日”に記念日イベントをアニヴェルセルが開催!
https://www.anniversaire.co.jp/news/kinenbi_event2022/
制度や形式にとらわれず、「ふたりにとってベストなタイミングで結婚の準備を進めたい」という考えも広まっているようです。アンケートに答えていただいたカップルは、形式よりもふたりの価値観を尊重し、お互いの生活リズムを優先したいと考えていたのかもしれません。現代においては、入籍や結婚式の日取りも「自分たちのために選ぶ」ものになっているようです。
かつては「入籍=結婚式の日」という暗黙のルールのようなものがありました。ですが今は入籍のタイミングも、結婚式の有無や時期も、ふたりの意思で柔軟に決められる時代です。
先に入籍して新生活を始めてから式を挙げるカップル、結婚式を挙げてから気持ちを新たにして入籍するカップル、あるいは入籍だけを選んで式を行わないというカップルも少なくありません。何より大切なことは、形式や制度に縛られるのではなく、ふたりがどんな未来を描きたいかをしっかり話し合って決めること。家族や周囲の思いに耳を傾けながらも、いつ新しい人生を歩み始めるのかは、愛し合うふたりが決めることです。
どんなかたちを選ぶにしても、最終的には自分たちが納得できる形を選ぶことが、今後の新たな結婚観のスタンダードになると考えられます。ふたりで選んだ一日なら、きっと何より素敵な記念日になるはずです!どうか、その日を大切に。
【調査概要】
表題: 「恋愛・結婚意識」に関する実態調査
調査方法: インターネット調査
調査期間:2025年4月2~4月3日
調査対象: 全国20歳~39歳未婚・既婚男女605名
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会社名:アニヴェルセル株式会社
設立 :1986年6月19日
所在地:神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央24-1
事業内容:結婚式場および披露宴会場の運営、記念日を軸とした商品の販売並びにサービスの提供
ホームページ:https://www.anniversaire.co.jp
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