これって倦怠期?特徴・原因、乗り越え方をチェック!

これって倦怠期?特徴・原因、乗り越え方をチェック!

パートナーと一緒にいるとき、「以前のようにドキドキしないな」「話をしていても楽しくないな」と感じたことがある人は多いのではないでしょうか。それはもしかしたら、倦怠期に突入しているのかもしれません。

倦怠期はよく耳にするフレーズですが、実際に直面すると、対処方法が分からず悩んでしまうこともあります。この記事では倦怠期の意味や特徴、倦怠期になりやすい時期などをご紹介しつつ、倦怠期の乗り越え方を解説します。

目次

倦怠期とは?意味を確認

倦怠期(けんたいき)とは、パートナーと交際を続ける中で、「一緒にいても楽しくない」「会うのがめんどうになってきた」などと感じる時期のことです

そもそも「倦怠」という言葉には、「飽きていやになる」「だるい」といった意味があります。お付き合いを続けるうちに新鮮味を感じられなくなり、「何となくおもしろくない」と思うようになったら、すでに倦怠期に入っている可能性があります。

放置しておくと別れる!?

倦怠期が来るのはカップルにとって珍しくないことで、修復不可能な重大な危機というわけではありません。とはいえ何の手も打たないまま放置すると、最終的に別れや自然消滅につながることもあります。

倦怠期はおふたりの考え方や取り組み方次第で乗り越えられるものでもあります。イライラしたり放置したりせず、まずは自分と相手の気持ちに向きあうことを考えましょう。

倦怠期のカップルに見られる特徴

デート中や会話中に、ふとしたきっかけで「これって倦怠期なのかな」と疑問に思うこともあるのではないでしょうか。まずは、倦怠期に突入したカップルにどんなことが起こるのかを解説します。

会話が減る

日常会話が減ってきたら、倦怠期のサインかもしれません。具体例はこちらです。

・一緒にいても会話が続かない

・デート中にスマホばかり見ている

・話すネタが思いつかず沈黙してしまう

・話を振っても「あっそう」「ふーん」などそっけない返事が増える

沈黙が心地良いものであれば、大きな問題ではないでしょう。しかし「会話するのが面倒」「相手の話がつまらないので早く終わってほしい」といった気持ちがあるときは注意が必要です。

会う回数が減る

倦怠期に入ると、会う回数が減ることも少なくありません。なぜなら、デートよりも友だちとの約束や自分の予定を優先することが増えるからです。

また、無理に会おうとしなくなるのも特徴だといえるでしょう。お付き合いが長くなるにつれ、「どうしても会いたい」という気持ちが少しずつ薄れていくのは、ある意味自然なことです。しかし「雨が降っていて出かけるのが面倒だな」「会うより寝ていたい」などと考えるようになったら、倦怠期の可能性があります。

見た目に気を遣わなくなる

「相手によく見られたい」と思わなくなり、見た目に気を遣わなくなるのも倦怠期の特徴です。女性の場合、服装がラフになったり、メイクに時間をかけなくなったりします。男性の場合は、同じ服ばかり着るようになったり、髪をセットしなくなったりすることがあげられます。

おふたりでいるときに自然体で過ごせるようになるのは、決して悪いことではありません。とはいえ、気を遣わなさすぎてだらしなく見えてしまえば、お相手を幻滅させてしまう可能性もあります。

恋愛的なときめきが少なくなる

お相手の言葉や行動にときめかなくなるのも、倦怠期によくあることです。恋人同士になったばかりの頃は、ちょっとしたしぐさにキュンとしたり、手料理に感激したりと、何かと感情が刺激されるもの。このときのドキドキする快感やときめきが忘れられないでいると、「前はあんなに楽しかったのに」と、不満につながることがあります。場合によっては「恋愛感情がなくなったのかな」「もう好きじゃないのかも」というマイナスな考えにも発展しかねないでしょう。

倦怠期の時期はいつ?期間はいつまで?

倦怠期にはなりやすい時期があるといわれています。いつまで続くのかについては、明確な答えはありません。悩みの深刻度や、おふたりの向きあい方によっても違ってきます。

倦怠期になりやすい時期と、そのときのカップルの状態を知っておきましょう。

付き合って3ヶ月

付き合う前や付き合ってすぐの時期は、多くの人が「自分をよく見せたい」と考え、はりきるものです。しかし交際が3ヶ月ほど続くと気持ちが落ち着き、お互いに少しずつ自然体の姿が見えるようになってきます。

最初の印象にギャップを感じることと、お互いに背伸びをしなくなる状態が、倦怠期につながりやすいといえるでしょう。

付き合って半年

付き合い始めて半年ほど経つと、会話の内容やデートの行き先、食事をするお店などが毎回似たような感じになってきます。

付き合い始めの頃の緊張感がなくなり、さまざまなことが大雑把になって「まあいいや」と考えることが増えたら、倦怠期のサインかもしれません。

付き合って1年

付き合って1年目は、誕生日やクリスマス、バレンタインなど、おふたりとって初めてのイベントで盛り上がるものです。しかし1年経つとすべてが2回目となり、新鮮味が薄れます。

また、お互いへの理解が深まることでパートナーの欠点が目に付くようになるのもこの時期です。

付き合って3年

お付き合いが3年も続くと、日常会話からデートプラン、記念日の過ごし方まで、ほとんどのことが定番化します。誕生日やクリスマスでは、「毎年のことでプレゼント選びに苦労したのに、あまり喜んでもらえない」といった不満を感じることもあります。

さらにパートナーとして過ごす生活が日常になることで、結婚へ向かう勢いが失せてしまう状態です。

倦怠期になりやすい理由

倦怠期になるにはいくつかの理由があります。原因を知っておくことで倦怠期を避けられることもあるでしょう。また、倦怠期が来ても慌てずに受け止めることもできます。

一緒にいることが当たり前になるため

お付き合いを続けていると、連絡を取ったり休日にデートしたりすることが「いつものこと」になっていきます。一緒にいることが当たり前になると、どうしても新鮮さや感動は薄れてしまうでしょう。

たとえば仕事でも、入社したての頃は誰もが気を張り詰めているものです。しかし毎日働いているうちに慣れ、緊張しなくなっていきます。

おふたりでいることが日常になるのは決して悪いことではありません。倦怠期に対処するには、この「当たり前」をどのように受け入れていくかがカギとなるでしょう。

デートがマンネリ化しているから

デートがマンネリ化してしまうことも、倦怠期が来る理由のひとつです。「デートプランがワンパターン」「行き先が似たようなお店ばかりで飽きてきた」など、ネガティブな印象が積み重なっていくと、デートそのものが楽しめなくなってきます。やがて会うこと自体が面倒になってしまえば、すでに倦怠期に突入しているといえるでしょう。

デートを新鮮な気持ちで楽しむには、お互いの歩み寄りや工夫が必要です。倦怠期を遠ざけるにはまず、デートのマンネリ化防止から取り組みましょう

結婚を意識しすぎてしまうから

結婚に対する考え方が違い、一方が先走ってしまうと、おのずと溝が生まれます。

「早く結婚したいのにプロポーズしてくれない」「結婚を急かされてプレッシャーを感じる」など、気持ちがすれ違うことでネガティブな感情が生まれやすくなります。思い通りにいかないイライラが募れば、「一緒にいても楽しくない」という倦怠期につながりかねません。

結婚はひとつのゴールですが、そのためにはおふたりで時間を共有し、何気ない毎日を積み重ねることも大切です。あまり結婚を意識しすぎず、今目の前にいる人に目を向けましょう。

「倦怠期」の乗り越え方・対処法

一緒にいても楽しくなかったり、お互いがすれ違っているように感じたりする倦怠期は、工夫と対策次第で乗り越えることもできます。時間を置くことで自然に解決する場合もありますが、もやもやを抱えたまま過ごしたくはないですよね。自分から少しアクションを起こしてみましょう。

一旦距離を置く

倦怠期が来ていると感じたら思い切って距離を置き、ひとりで過ごしてみましょう。あいた時間は、自分自身の気持ちにどんな変化があるのかをしっかりと見つめる時間に充てます。デートや連絡をやめることで、「毎日のおはようメッセージに元気をもらっていたんだな」など、見えてくるものがあるはずです。

距離を置くと決めたら、「1ヵ月経ったら連絡するね」のように期間を決め、伝えておくようにしましょう。「距離を置こう」とだけ伝えると、お相手に「気持ちが離れてしまったのでは」という勘違いを与えかねません。

ちゃんと向き合って話し合う

倦怠期では、どうしてもコミュニケーションがおろそかになりがちです。会話が足りていないと感じたら、休日など時間のあるときにおふたりで今の状況について話しあってみましょう。

その際は感情的に不満をぶつけるのではなく、現在の気持ちやこれからどうしたいのかを伝えることが大切です。お相手に直してほしいところがある場合は、正直に言いましょう。「言わなくても分かる」という考え方は、倦怠期を加速させかねません。言葉で偽りのない気持ちを伝えることで、状況が変わる可能性もあります。

ふたりで新しいことにチャレンジする

おふたりで新しいことにチャレンジするのも良い方法です。デート前にお出かけ情報を調べて、行ったことのない場所へ足を運んでみましょう。街中でのデートが多いなら、自然の豊かな場所に行ってみるなど、環境を変えるだけでも気分転換になります。

また、おふたりで一緒にできる新しい趣味を始めるのもおすすめです。お互いはじめてのスポーツを体験してみたり、ものづくりにチャレンジしてみたり。継続できるものであれば、切磋琢磨し合うことができ、飽きることはないでしょう。

おふたりで楽しめる体験型デートのプランは、こちらのページで詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。

交際当初のことを思い出してみる

倦怠期を乗り切るのには、なぜお相手を好きになったのか、付き合ったときにどんな気持ちだったのかを振り返ってみることも大切です。思い返すことで、お相手の昔から変わらない長所や魅力に気づけるかもしれません。当時の写真を見てみたり、想い出の場所に行ったりして、ときめきや感動を思い出してみましょう。

ただ、過去と現在を比較して現状を悲観するのは避けましょう。大切なのは、自分の初心を思い出し、気持ちをリフレッシュさせることです。

相手の良いところを褒める

倦怠期では、お相手のマイナス面ばかりが目につくようになってしまいます。しかし、そのたびにイライラしたり怒ったりしていては、余計に距離が離れてしまいかねません。倦怠期を解消させるためには、相手の良いところを積極的に褒めたり感謝を伝えたりするようにしましょう。

褒める内容は、「お仕事がんばってるね」「〇〇してくれてありがとう」など、ちょっとしたことで構いません。お相手の良いところを探す過程は、「相手のどこが好きなのか」という自分自身の気持ちを再認識するきっかけにもなります。

自分磨きを頑張る

倦怠期解消のためには、自分磨きに力を入れるのも良い方法です。内面や外見を磨くことで、お相手が付き合い始めた頃のときめきを感じてくれるかもしれません。ヘアスタイルや服装を変えてイメージチェンジするだけでも、ちょっとした刺激になります。

また、自分が変わることでポジティブな気持ちになれるのもメリットです。ダイエットや資格取得など、目標に向かってがんばってみましょう。

倦怠期にやってしまいがちなNG行動

倦怠期を打破しようと思った行動が、裏目に出てしまうこともあります。関係を修復しようと焦って、お相手を責めたり追い詰めたりする行動は、おふたりの関係を悪化させる可能性があるので注意しましょう。

無理に距離を縮める

倦怠期に無理に距離を縮めようとする行動をとると、「うっとうしい」「対応が面倒くさい」などと思われる可能性があります。1日に何度も電話をしたり、連絡なしで会いにいったりするのは避けましょう。

また、距離を縮めようと自分が我慢をしすぎたりお相手にあわせすぎたりすると、逆に窮屈さを感じさせてしまう恐れがあります。もしかしたら、お相手は時間がほしいときなのかもしれません。倦怠期は距離を置くことが必要な時期だと考え、干渉しすぎないようにしましょう。

感情的にイライラをぶつけてしまう

倦怠期で何となく空気が重苦しいときにマイナスの感情をぶつけると、ケンカ別れにまで発展してしまうことがあります。たとえばデートがつまらないからといって、怒ったり途中で帰ったりするのは良くありません。

不満を感じたときも怒るのではなく、まずは気持ちを落ち着かせることを第一に考え、会話で解決するよう努めましょう。感情を抑えられなさそうだと感じたら、一度自分から距離をとるのもひとつの方法です。

相手の気持ちを試すような行動をとる

不安だからといって、相手の気持ちを試すような行動をとるのはよくありません。気分転換に友人と出かけるのは良いことですが、パートナーでない異性とデートしたことを暗に伝えるといった行動は逆効果です。気持ちを疑われるようなことをすれば、本格的に亀裂が入ってしまう可能性があります。

また、気がないそぶりをみせれば、お相手が落胆し離れていく可能性もあります。「駆け引き」が有効なのはお付き合いをする前。お付き合いを続けていくには、倦怠期を一緒に乗り越えることを考えましょう。

好きな気持ちがあるならふたりで倦怠期を乗り越えよう!

付き合う時間が長くなれば、おふたりの関係性も変わってくるものです。倦怠期を乗り越えるためには、変化を受け入れつつお互いへの理解を深めることを心掛けましょう。「会ってもつまらない」ではなく、「無理に会話しなくても自然体でいられて心地良い」と感じられるようになれば、よりいっそうおふたりの絆が深まるに違いありません。

こちらの記事では、長くお付き合いを続けるためのヒントをご紹介しています。今回の記事とあわせてご覧ください。

\倦怠期を乗り越えたら!式場検討へ/

この記事を書いた人
ライター Ayako

ライター Ayako

専門誌編集を経て、制作会社で結婚式用オリジナルペーパーアイテムの制作サポート、お客様インタビューなどを担当。現在はフリーでエンタメやビジネスの記事を中心に執筆中。趣味はご朱印集め。

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