9年目は「陶器婚式」。“大切”に 想い合う時間を【記念日を想うとき】
- 目次
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- 9度目の結婚記念日は「陶器婚式(とうきこんしき)」
- ふたりのお気に入りを探そう、陶器めぐりへの旅へ!
- 器の旅その1:益子町(栃木県)
- 器の旅その2:瀬戸(愛知県)
- 器の旅その3:常滑(愛知県)
- いつもの日常を大切な時間に、ふたりで過ごすティータイム
- 記念日にお取り寄せしたい、紅茶ブランド2選
- 「陶器婚式」に贈りたいプレゼント
9度目の結婚記念日は「陶器婚式(とうきこんしき)」
結婚して9年を祝う記念日は「陶器(とうき)婚式」。モチーフは、器など日常的によく使われる陶器。固くて丈夫な陶器ですが、大切に扱わなければぶつかってひび割れることもある焼き物です。
9年という年月を重ね、固い絆で結ばれたふたり。陶器婚式では「当たり前になったふたりの関係を改めて見つめ、“大切”に想い合って過ごしてほしい」という願いが込められています。
ふたりのお気に入りを探そう、陶器めぐりへの旅へ!
日本には古くから、陶器の生産が盛んな街が各地に存在しています。記念日はふたりで産地を訪れ、お気に入りの陶器を見つけてみませんか? 作り手から話を聞いて器を選ぶ楽しみはもちろん、産地ではさまざまな取り組みが生まれています。
器の旅その1:益子町(栃木県)
GWと秋に開催される「益子陶器市」には700近くの作家や窯元が集い、毎年全国各地からたくさんの人達で賑わいます。中でもおすすめなのが、毎年行列ができるほどの人気のよしざわ窯。女性ならではの目線で作られた器は、アンティークのような凝ったデザインやお花のカタチの器で、どれも女心をくすぐるものばかり。いずれも、オンラインショップ「on the table」でも購入することができます。伝統的な益子焼から、普段遣いのものまで、多くの器が集う益子陶器市。気になる作家さんや窯元をチェックしておけば、器の旅の楽しみが広がりそうです。
器の旅その2:瀬戸(愛知県)
陶磁器を“せともの”と呼ぶように、瀬戸は陶器の町として日本の人々から親しまれてきました。そんな瀬戸では、陶器にまつわるさまざまな体験ができる複合施設「ソボカイデポ」を訪れてみませんか?陶器メーカー「マルミツポテリ」が手掛ける食器店やカフェ、料理教室やテイクアウトの焼き菓子店が併設され、食を通して器を楽しむことができます。毎年11月に開催されるアニバーサリーイベント「Depo Fes(デポフェス)」では、イベント限定で販売される食器やカフェメニューが注目を集めています。
器の旅その3:常滑(愛知県)
千年続く陶器の町「常滑」。昭和初期ごろに最も栄えた窯業集落は「常滑やきもの散歩道」と呼ばれ、陶器の町らしい雰囲気を味わうことができます。おすすめは散歩道沿いにある「K&A SO-CO」。倉庫をリノベーションした空間で、カフェや器の展示販売が開かれています。今でも多くの作家や職人が活動の拠点にしている「常滑やきもの散歩道」。古民家を改装したショップやギャラリーも増え、さまざまな年代の人々が行き交う人気のスポットです。
いつもの日常を大切な時間に、ふたりで過ごすティータイム
陶器婚式は、日常の何気ない時間も大切にしてほしいという願いが込められています。陶器婚式をきっかけに、ふたりの時間を楽しむ「ティータイム」の習慣を取り入れてみませんか?大切なふたりの時間をより楽しく演出してくれる、とっておきの紅茶をご紹介します。
記念日にお取り寄せしたい、紅茶ブランド2選
「表現の再構築」というコンセプトのもと、ものづくりを行っているブランドamabro(アマブロ)が手掛ける紅茶「URESHINO TEA(うれしの紅茶)」。佐賀県にある嬉野市の茶葉を使っているので、日本の風土にあった「和的な味わい」を楽しむことができます。茶葉の風味を生かした紅茶はどんなジャンルの料理とも相性抜群です。
世界中の茶園から買い付けた香り豊かな紅茶を手にできる、紅茶専門店TEAPOND(ティーポンド)。ハーブや果実を組み合わせたバラエティ豊かなフレーバーが揃います。10銘柄を詰め合わせたティーバッグギフトは、さまざまな茶葉が味わえるので、ふたりのお気に入りを探してみるのも楽しそうです。
「陶器婚式」に贈りたいプレゼント
9度目の結婚記念日には、「陶器」にまつわるプレゼントを。 テキスタイルブランドマリメッコや、老舗陶器メーカーアラビアで活躍した石本藤雄さん。40年の活動を記念した展覧会で発表された新作「オオイヌノフグリ」のウォールレリーフ。石本さんの穏やかな自然への眼差しを、ふたりの暮らしに取り入れてみませんか?
白い陶器で作られた、アパートや協会などをモチーフにしたキャンドルホルダー。屋根や壁の凹凸、小窓から抜ける光が印象的な表情を見せます。幾つか並べて街並みを作ったり、窓際において光の陰影を楽しんだり。ふたりで温かな時間を味わえそうです。
少しずつ年月を重ねながら、ふたりで歩んできた9年間。陶器婚式では、お気に入りの器を見つける旅に出たり、ゆったりとふたりの時間を過ごしてみたり。これまでの9年を改めて振り返りながら、大切に想い合う時間を過ごしてみてください。陶器婚式で過ごした時間は、ふたりの絆をさらに深いものにしてくれるはずです。幸せあふれる、ふたりらしい一日をお過ごしください。
- この記事を書いた人
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ライター 藤田 祥子
1985年生まれ。通信販売のカタログ編集、Webディレクション、商品企画に携わった後、独立。淡路島をフィールドに、Webメディアの企画・コピーライティング、フリーペーパーなどの編集を手がける。