両家顔合わせ食事会でおすすめの話題。盛り上がる話やNGな話は?

両家顔合わせ食事会でおすすめの話題。盛り上がる話やNGな話は?

顔合わせの食事会は両家が初めて揃い、親交を深めるうえで大切な機会です。どのような話題を取り上げれば場が和み、両家が楽しい時間を過ごせるのかと悩む方もいるでしょう。

今回は、両家顔合わせの食事会でおすすめの話題や盛り上がるネタを紹介します。顔合わせ前の準備や場を盛り上げる会話のコツなども紹介しているので、食事会に向けてできることから始めましょう。

目次

両家顔合わせ(結納)で盛り上がる話のネタ

両家顔合わせの場で盛り上がる話のネタがあれば場が和み、よい雰囲気の中で顔合わせができるでしょう。とくに、家族構成やおふたりの地元の話、幼少期のエピソードなどの話題は両家顔合わせで盛り上がる鉄板のネタとして人気です。

家族の紹介

家族の紹介は、初対面の両家が親睦を深めるうえで取り入れやすい話題です。親御様にとって、これから親戚付き合いが必要になるおふたりの親御様や兄弟姉妹、祖父母がどのような人なのかは気になる部分です。

また、家族の紹介をすることで共通点が見つかることもあれば、後述する『ふたりの地元について』や『子供の頃のエピソード』の話題につなげやすくなります。

ふたりの地元について

おふたりの出身が異なる場合は、地元を話題にするのもひとつの方法です。地元の名産品や有名な観光地など、地元ならではのスポットを紹介すると会話が弾むきっかけになるでしょう。お相手の親御様が地元に興味を示してくれた場合は、「ご興味があれば、今度ご案内させてください」とホスト役を買って出るのもよいかもしれませんね。

また、地元の名産品を手土産として持参するのもおすすめです。手土産を渡すタイミングで地元の話題を切り出しましょう。

子供の頃のエピソード

おふたりの幼少期のエピソードは、両家顔合わせの場を盛り上げてくれる話題です。おふたりが生まれた日や名前に込められた意味や願いに関するエピソードは、同じように子育てをされてきたお相手の親御様の共感や感動を得やすく、場を和ませてくれます。

お相手の幼少期のエピソードを聞く場合は、「幼少期の〇〇さんはどんな子供でしたか?」と質問してみましょう。また、おふたりの幼少期の写真を収めたアルバムを持参すれば、写真をきっかけにして会話が広がります。

趣味の話

共通の趣味が見つかれば、親近感が湧いて会話が盛り上がります。例えば、「今度一緒にゴルフコースを周りませんか?」と、両家の親御様の交流を深めるきっかけになることもあります。

親御様の趣味を話題にする場合は事前に両家の親御様の趣味を確認し、おふたりで共有しておきましょう。事前に確認しておいたほうがよいのは、唐突に「趣味は?」と聞くよりも「〇〇がお好きだと聞きました」と話を切り出すほうが自然な会話になるからです。趣味が見当たらない場合や共通の趣味がない場合は、好きなことや好きなものについて話題を振って共通点を探してみるのもよいでしょう。

【最初と最後に】触れたい話題

両家顔合わせの食事会の始まりは、お互い緊張していることもあり会話の内容に困ることもあるでしょう。ここでは、顔合わせの最初に触れたい話題と、緊張もほぐれた後半に触れたい話題についてご紹介します。

はじめに天気や季節の話題を

天気や季節の話は初対面でも気軽に話せる話題のため、両家顔合わせの食事会で会話を始めるきっかけとしておすすめです。例えば、「今日は暖かいですね」「今朝、桜の開花宣言が発表されたようですね」などが挙げられます。

また、「地元には〇〇という桜の名所があって、毎年多くの人で賑わっているんですよ」と切り出すことで、地元の話題につなげるのもひとつの方法です。

結婚式の相談は最後のほうで

両家の親御様が集まる顔合わせは結婚式の相談をする絶好の機会ですが、緊張が解けて場が和やかな雰囲気になったタイミングを見計らって話を切り出すことをおすすめします。

場所や日取りなどは、事前におふたりで希望を擦り合わせておいてから「〇〇にしようと考えているのですが、どうでしょう?」と意見を聞いてみましょう。また、費用の援助についても、後々齟齬がないように、両家が同席する場で確認しておくのがよいでしょう。

【タブー】顔合わせでは配慮が必要な話題

日常の何気ない話題でも、両家顔合わせではタブーとされるものもあります。初対面の方に聞くのは失礼な健康の話や、大人のマナーとして避けたほうがよい政治や宗教、スポーツの話には注意しましょう。

好きなスポーツチーム

顔合わせでタブーとされる話題のひとつは、好きなスポーツチームの話題です。同じチームを応援している場合は顔合わせの場を盛り上げるきっかけになりますが、お互いに応援するチームが違うと最悪の場合、ケンカやトラブルに発展する可能性があります。

「〇〇に関して、うちの父は思いが強いので、食事会の場では話題を切り出さないように」など、まずはおふたりで情報共有しておくと安心です。

愚痴や悪口

顔合わせでは、だれかの愚痴や悪口を話題にするのは避けましょう。他人を中傷する話題は、たとえ面識のない人の話であっても聞く側を不快な気持ちにさせてしまいます。

お相手の親御様から他人の愚痴や悪口の話を振られた場合は、話を広げず別の話題に切り替えるようにしましょう。「そんなことがあったんですね」「大変でしたね」と深くは同調せずに、話を聞くだけに留めておくのがおすすめです。

政治・宗教

食事会に限らず、政治や宗教など個人の思想に関する話は、公の場でしないほうがよいとされています。政治や宗教などの信条に関する話題は人それぞれ考え方や価値観が異なり、討論に発展するとお互いに意見を譲れず、親睦を深めるどころか口論になる可能性があります。

たしかに、日本では政治に強い関心がある人や強い信仰心をもつ人は、他国と比較して少ないかもしれません。それでも、「政治と宗教の話はしない」というのは昔からある暗黙のルールでもあるため、大人のマナーとしてもあえて触れないほうがよいでしょう。

病気・健康問題

両家顔合わせで避けたい話題として、病気や健康問題が挙げられます。病気や健康に関する話は個人のプライバシーに触れる話題のため、両家顔合わせの場にふさわしくない話題といえます。

心配や気遣う気持ちで話を振ったとしても、お相手の親御様を不快な気持ちにさせてしまうかもしれません。お相手の家族が病気や健康問題を抱えていたとしても、相手から話題にしない限りはこちらから聞かないようにしましょう。

仕事の話

両家顔合わせの場で仕事の話がタブーとされる理由は専門的な話に発展しやすく、会話が続かなくなる可能性があるためです。仕事の話は無難な話題と考える方もいるかもしれませんが、専門的な内容になると話についていけない人が出る可能性があります。

また、職業や業種によっては職務上話せないこともあるため、顔合わせの前におふたりで話をすりあわせておくのが望ましいでしょう。

顔合わせの前に準備しておくといいこと

おふたりは両家顔合わせを行う前に、話題のすりあわせや家族の意見をまとめておくなどの準備をしておくことが大切です。両家の家族の意見をまとめ、顔合わせで取り上げる話題のすりあわせをしておけば、避けたい話題に触れることなく、和やかな顔合わせの場にできます。

話題をすりあわせしておく

話題をすりあわせする際はどのような話題を誰に振るのか、話題を振る際の注意点などをおふたりで共有しておきましょう。親御様が触れられたくない話題や深く探られたくない話題がある場合は、忘れずにお相手に伝えておきます。

万が一当日に、避けたい話題になりそうなときには、おふたりで協力して自然な流れで別の話題に切り替えるように配慮することが大切です。

事前に家族の意見はまとめておく

両家顔合わせの場でお互いの親御様に相談したいことがあれば、「顔合わせの場で〇〇について相談しようと思っているんだけど、どう思う?」と、事前に両家の意見をまとめておくとよいでしょう。顔合わせの場で参加者全員がそれぞれの意見を述べるより、新郎側家族の意見、新婦側家族の意見、としてまとめておけば話し合いもスムーズに進みます。

特に、結納や結婚式費用などお金のことや、結婚式の場所や日取りなど意見が異なりそうだなと感じる点は、顔合わせの場で突然切り出すより、事前にそれぞれの親御様の意向を確認しておくと安心です。

また、入籍や新居への引っ越しなど、結婚後のスケジュールについても意見をまとめておくことで準備を進めやすくなります。

顔合わせが盛り上がる会話のコツ

両家顔合わせの食事会を盛り上げるには話題を用意するだけでなく、会話のコツを押さえることも重要です。以下に挙げる顔合わせの場を盛り上げるコツを把握し、楽しい雰囲気作りに役立ててください。

笑顔・明るい声を意識する

両家顔合わせの食事会では、笑顔で明るい声を意識して会話をすることが大切です。笑顔は、会話をする相手に好印象を与えるだけでなく安心感も与えます。話を聞くときに笑顔でいれば相手は安心して緊張を緩められるため、和やかな雰囲気を作りやすくなります。

自分が会話をするときは明るい声ではっきりと話すことを心掛けましょう。話すスピードは聞き取りやすい速さに配慮し、言葉遣いはフォーマルな場で話すときのように丁寧な言葉を選ぶことをおすすめします。

両家にバランスよく話題を振る

顔合わせでは両家にバランスよく話題を振り、その場にいる全員が会話を楽しめるように考える必要があります。同じ人ばかりが話せば話題が偏り、話の内容が分からず会話に加われない人が出てしまいます。

自分から話しを切り出すのが苦手そうな方や退屈をしてそうな方がいたら「お義父さんは、いかがですか?」「このお料理美味しいですね」など、さりげなく話を振ってみましょう。

話に共感する一言や相槌を打つ

相手が話しているときは忘れずに相槌を打ちましょう。相槌や共感を伝える言葉は、会話を通じてコミュニケーションを取るうえで大切なことです。とくに初対面の相手と会話をする場合は「話をしっかり聞いてくれているだろうか」「退屈にさせていないだろうか」と不安や緊張を抱えている可能性があります。

相槌を打ち、話に共感する言葉を伝えることで相手は安心して話しやすくなるでしょう。相手が話し終わってから気になることを質問すれば、話に興味があるという姿勢を見せられます。

話題に困らないための便利アイテム

両家顔合わせの食事会の話題探しで困らないように対策を取るなら、便利なアイテムを用意しておくと安心です。顔合わせに持参するとよいアイテムの例は次のとおりです。

  • 顔合わせのしおり
  • 結婚式場や新婚旅行先のパンフレット
  • 婚姻届
  • 幼少期の写真、家族のアルバム
  • 手土産

顔合わせのしおり

顔合わせ用のしおりは、会話のきっかけ作りに便利なアイテムです。しおりには、相手の家族のプロフィールや食事会の大まかなスケジュールを盛り込んでおくと、しおりを確認しながら進行できるため安心です。

両家顔合わせのしおりの作成方法や具体的な内容を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

結婚式場や新婚旅行先のパンフレット

結婚式場や新婚旅行先について両家の意見を聞きたいのであれば、結婚式場や新婚旅行先のパンフレットを用意しましょう。

パンフレットがあれば具体的なイメージができ、親御様から感想やアドバイスをもらいやすくなります。両家の親御様に結婚式の相談をする場合は、事前におふたりで話し合って候補をいくつかに絞っておけばスムーズな相談ができるでしょう。

婚姻届

婚姻届の証人欄に両家の親御様のサインをしてもらう場合は、顔合わせの席に婚姻届を持参するのもひとつの方法です。顔合わせの場で婚姻届の証人欄にサインをもらえば、素敵なセレモニーとなり、特別な想い出になるでしょう。

婚姻届の証人欄にサインをもらう場合は、あらかじめおふたりは署名を済ませておきます。念のためにもう1枚用意しておけば、書き間違えたときにも安心です。

幼少期の写真、家族のアルバム

両家顔合わせの場が盛り上がるか不安な場合は、おふたりの幼少期の写真や家族のアルバムが良いお助けアイテムになります。「難産で心配したけれど無事に生まれてくれたときは涙が止まらなかった」「厳格な祖父が、初孫にはデレデレだった」など、親御様しか知らないエピソードが自然と出てくるでしょう。

また、その場にいない兄弟姉妹や祖父母などの紹介もしやすくなります。会話が途切れたときでも、写真に写っている当時の記憶や想い出話をすれば話題に困らないでしょう。

手土産

手土産は、会話のきっかけづくりに役立つアイテムです。渡す時には、手土産にまつわるエピソードや豆知識をあわせて伝えるのが会話を弾ませるコツです。次に挙げるものは、顔合わせの食事会の手土産におすすめです。

  • 地元の名産品や特産品
  • 日持ちのするスイーツ(焼き菓子、和菓子など)
  • お酒
  • 旬の食べ物

食べ物を手土産にする場合は、賞味期限が長く持ち帰りやすいものを選びましょう。

両家顔合わせにおすすめの手土産や手渡すときのマナーについて知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

顔合わせでの話題作りは事前の情報共有が大切!

両家顔合わせの食事会で盛り上がる鉄板のネタには家族の紹介や地元、幼少期のエピソードなどがあります。ただし、顔合わせの場を盛り上げて楽しい雰囲気を作るためには、事前に取り上げる話題や避けたい話題をおふたりが情報共有することが大切です。

話題を決めておけば会話が途切れたときでも別の話題を振れるため、和やかな雰囲気を保てます。顔合わせのしおりや手土産などのアイテムを上手に活用し、全員が会話を楽しめる時間にしましょう。

\顔合わせ前に式場見学を♡/

この記事を書いた人
ライター myway

ライター myway

ライフスタイルから保険・転職・法律などまで幅広いジャンルを執筆。未経験のジャンルにも積極的にチャレンジ中。一番の癒しは、仕事の合間に愛犬とじゃれ合う時間。

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