結婚式におすすめの髪型。お呼ばれマナーも確認しておこう

結婚式のような華やかな場では、男性、女性のどちらも普段の髪型やファッションよりもおしゃれに着飾るのがマナーです。しかし、おしゃれとはいえ、どのような髪型でも良いというわけではありません。結婚式の主役は、ご新郎ご新婦であるため、参列する際は、おしゃれな雰囲気を作りつつも控えめな印象になるように工夫することが大切です。まずは、結婚式でNGな髪型やお呼ばれマナーを確認しておきましょう。

結婚式でNGの髪型は、ダウンスタイルです。ダウンスタイルとは、髪の毛をおろしたヘアスタイルのことです。ダウンスタイルは、おしゃれで落ち着いた印象を与えます。しかし、食事や挨拶のときに、髪の毛で顔が隠れてしまう、顔にかかった髪の毛をかきあげようと手で何度も触れてしまうなどの行為は、衛生的に好まれません。ミディアムやロングヘアの方は、まとめ髪やハーフアップのヘアアレンジにするのがおすすめです。

人目を引くようなゴージャスなアクセサリーを身につけることは、結婚式ではマナー違反です。とくに、ファーや革素材を使用した衣服やアクセサリーは、ご新郎ご新婦や他のゲストに「動物の殺生」を連想させてしまい、縁起が悪いため結婚式にはふさわしくないとされています。また、白は花嫁のカラーとされており、結婚式でドレスやアクセサリーなどに用いられる場合が多いため、白を基調としたアクセサリーや生花は避けるのが無難でしょう。

飾りすぎもNGですが、何もセットをしないのも、マナー違反です。ショートヘアであっても、ヘアセットを怠らずに、きちんと感が出るヘアスタイルに工夫しましょう。髪の長さによって、ショートヘアはミディアムやロングヘアよりも華やかさを印象付けにくい場合があります。ヘアセットしても「少し物足りないかもしれない」と感じた場合は、上品なヘアアクセサリーやイヤーアクセサリーで、華やかに着飾りましょう。

結婚式の主役である花嫁よりも目立つ服装やアクセサリーを身につけることは、一般的にマナー違反とされています。結婚式に招待された方は、服装やアクセサリーなどを選ぶ際に「目立ちすぎていないか」「派手になっていないか」などを考えましょう。ウェーブやカールを巻いてヘアアレンジする場合は、巻きすぎずに控えめな印象になるような工夫も大切です。

ハーフアップは、結婚式でOKとされるヘアスタイルです。ただし、結婚式の招待客のうち年配の親族が多い場合や、自分がご新郎ご新婦の近親者である場合は、ハーフアップはおすすめできません。ハーフアップにすると、ラフな印象を抱く方も少なからずいます。きちんと感を演出できるヘアスタイルにするなら、アップスタイルがおすすめです。ハーフアップにする場合は、首元がすっきりとしたデザインのドレスを選びましょう。

結婚式のためのヘアセットは、プロに任せず自分でアレンジしてもOKです。SNSでは、セルフでできる簡単なヘアアレンジ方法を解説している写真や動画などが投稿されています。ただし、ヘアアレンジの難易度や普段からヘアアレンジしていない方がチャレンジする場合は、失敗したり、セットが崩れたりする心配があります。

結婚式でおしゃれなヘアスタイルできめたいなら、事前に練習しておきましょう。結婚式の当日は、後ろ姿を鏡などでチェックする、友人に確認してもらう、固めにセットする、などの対策が有効です。

結婚式に招待されたときにチェックしておきたいのは、定番のヘアスタイルです。結婚式で定番のヘアスタイルを選べば、髪型選びに迷ったり不快な印象を与えたりすることもありません。以下では、結婚式の定番のヘアスタイルを5種類紹介します。それぞれのヘアスタイルの特徴やセット後の雰囲気なども解説しているため、結婚式の髪型を検討している方は、参考にしましょう。

結婚式で定番のヘアスタイルのひとつは、シニヨンです。シニヨンとは、髪の毛を頭の低い位置でまとめたヘアアレンジです。空気をまとわせるようにゆるくまとめる方法と、きちんと感が出るきつめのまとめ髪にする方法があります。ゆるめにまとめるか、きつめにまとめるかで周囲に与える印象は変わってきます。結婚式では、アレンジの幅が広いシニヨンで、きちんと感を出すのも良いでしょう。

お団子ヘアは、結婚式にぴったりのヘアスタイルです。お団子ヘアとは、低めの位置でまとめるシニヨンと対照的に、高い位置で髪の毛を丸くまとめたヘアアレンジを指します。お団子にまとめた部分の髪の束を軽くつまみあげてほぐしたり、後れ毛をゆるめに巻いたりすると、やわらかな雰囲気に変えられるでしょう。結婚式でお団子ヘアにする場合は、ルーズな雰囲気を意識してヘアアレンジを行いましょう。

結婚式では、ギブソンタックのように、低い位置で髪を折り込むようにしてまとめたヘアスタイルもおすすめです。シニヨンやお団子ヘアと同様に、ほぐしてゆるくまとめるか、きつめにまとめるかで雰囲気は大きく変わります。ギブソンタックはヘアスタイルそのものが華やかな印象を与えるため、ヘアアクセサリーはシンプルなものを選びましょう。

カジュアルな印象を与えやすいポニーテールも、結婚式のヘアスタイルにおすすめです。ポニーテールを高い位置で結ぶと、明るく活発な印象を与えやすいです。一方、ポニーテールを低い位置で結ぶと、上品で落ち着いた雰囲気になります。髪の毛全体をしっかりと巻いてからポニーテールを結び、小さな毛束を軽くつまみあげて動きのあるヘアアレンジにすれば、大人っぽい華やかな雰囲気に仕上げることも可能です。

結婚式では、編みおろしにするのも定番です。編みおろしとは、ダウンスタイルのひとつで、低い位置で三つ編みや編み込みにするヘアアレンジです。花嫁にも人気の編みおろしは、女性ゲストのヘアアレンジとしてもおすすめで、華やかさがあり可愛らしい印象を与えます。また、セルフでもやりやすいヘアアレンジとして知られています。ヘアピアスなどの小さめのヘアアクセサリーで飾るのも良いでしょう。

結婚式におすすめのヘアスタイルは、髪の長さによって変わってきます。以下では、髪の長さ別におすすめのヘアアレンジを紹介します。自分のヘアスタイルにあわせたヘアアレンジをチェックしてみましょう。

ショートヘアは、ミディアムやロングヘアに比べて髪が短いため、無理にヘアセットする必要はありません。ただし、結婚式では何も手を加えない髪型はマナー違反になるので、ワックスを使用したり、顔周りの髪の毛をまとめたりするのがおすすめです。

前髪をアレンジするだけで、顔周りがすっきりした印象になります。前髪をねじってピンなどで留めるのが一般的なアレンジ方法です。ポイントは、ランダムにねじることです。前髪アレンジがはじめての人でもチャレンジしやすいので、ぜひトライしてみてください。

ヘアアイロンとワックスを使用して毛先に動きをつけるヘアアレンジ方法もおすすめです。ヘアアイロンをかける際は、無造作感を意識することが大切です。髪にワックスをもみ込むときに力を入れすぎると、ルーズな印象が強くなるので注意しましょう。

肩に髪がつく長さのボブは、髪をおろしたままのダウンスタイルをベースにしたヘアアレンジがおすすめです。ただし、結婚式では顔に髪がかからないように、顔周りの髪の毛を留めたり前髪をまとめたりするなどの工夫をしましょう。

耳の高さよりも上の位置にある髪の毛で小さめのお団子を作る「お団子ハーフアップ」。結婚式以外でも、二次会やカジュアルなパーティーなどの場にも向いているヘアアレンジです。

ボブは、可愛いプチポニーテールをつくるヘアアレンジもおすすめです。小さめのポニーテールで可愛らしい印象を与えることができるのは、ボブならではの特徴です。ガーリー系でまとめるなら、サテンやシアーのリボンでポニーテールを結びましょう。長めのリボンをポニーテールに巻きつけるなど、リボンを使ったアレンジは人気が高いです。

ミディアムヘアの方が結婚式に参列する場合は、手の込んだヘアセットが求められます。髪をおろしたままだと、だらしない印象を与えてしまう可能性があるので注意しましょう。

ミディアムヘアの方がくるりんぱをプラスしたハーフアップにすると、華やかな雰囲気になります。ひとつに束ねた髪の結び目の上に穴をあけ、毛先を穴に通してくるりとさせるくるりんぱに、編み込みやねじりを加えたり、リボンで上品に飾ったりするのもおすすめ。

三つ編みでお団子を作ってまとめるアレンジヘアは、トップの髪の束を軽くつまみあげ、ルーズさを出して全体のバランスを整えましょう。ミディアムヘアのお団子の上にバックカチューシャでくびれを作ると、上品なシルエットができます。

ロング・セミロングの方の場合、肩より長い髪をおろしたままのダウンスタイルは、結婚式のようなフォーマルな場に向いていません。ロング・セミロングの方がダウンスタイルにアレンジしたい場合は、以下で紹介するヘアアレンジが参考になります。

三つ編みや編み込みして束ねた毛先を、左右のどちらかに流すサイド編みおろしは、ロング・セミロングの方向けのヘアアレンジです。編み込んだ毛先を後ろにおろしたままにするよりも、サイドに持ってきたほうが大人っぽさを演出できます。また、髪の毛をサイドに流すと顔の横にボリュームが出るため、小顔効果も期待できます。

編み目を魚の骨のような形状に編み込んでいくフィッシュボーン。ロング・セミロングの髪をフィッシュボーンに編み込むことで、華やかで印象的なヘアスタイルにアレンジできます。編み目やトップの髪を軽くつまみあげてルーズにしたり、リボンを飾ったりすると、やわらかな印象になります。

女性のヘアスタイルにマナー違反が存在するように、男性のヘアスタイルにも注意すべきことがあります。結婚式の主役は新郎新婦なので、個性が目立ち過ぎる髪型や髪色は避けましょう。男性の場合、清潔感を意識したヘアスタイルにしましょう。ワックスを使用して、髪型が崩れないように工夫することも大切です。

結婚式は、大人っぽさと可愛らしさのあるヘアスタイルを楽しみましょう。結婚式の定番のヘアスタイルは、シニヨンやお団子、ギブソンタックなどです。一般的に、髪を下ろしただけのダウンスタイルは、結婚式のようなフォーマルな場に好ましくないヘアスタイルとされているので、注意しましょう。結婚式におすすめのヘアアレンジは髪の長さで変わります。

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