【男女別】結婚式にお呼ばれしたときの持ち物チェック リスト。マナーも確認しよう

【男女別】結婚式にお呼ばれしたときの持ち物チェック リスト。マナーも確認しよう

友人や親族の結婚式に招待されたときは、マナーに則った装いや振る舞いを心掛けると同時に、当日に忘れ物をしないことも大切です。

とはいえ結婚式への列席が初めてだったり、久しぶりのお呼ばれだったりすると、「当日は何が必要なの?」「前は何を持っていったのか忘れてしまった」と悩んでしまうことも少なくありません。

結婚式当日になって慌てないためにも、当日持っていくものと持ち物のマナーについて 確認しておきましょう。

目次

【女性・男性共通】結婚式の持ち物

まずは結婚式に必要なもののうち、女性と男性で共通の持ち物をご紹介します。男女共通の持ち物には結婚式に必須のアイテムが多く、当日すぐに用意できないものもあるため、数日前に確認しておくと安心です。

招待状

招待状は絶対に必要なものというわけではなく、なければ式場に入れないということはほぼありません。しかし、ご新郎ご新婦の名前や結婚式・披露宴の開始時間、式場名といった大切な情報が記載されているため、念のために持っていくと安心です。

式場までの地図や送迎バスの乗り場案内などは別紙になっていることが多いため、招待状本状だけでなく、送られてきたものを一式持っていくとよいでしょう。かさばるのを避けたいのであれば、地図や案内をスマートフォンで撮影してデータとして持参するという方法もあります。

ご祝儀・ご祝儀袋

結婚式・披露宴に出席するゲストとして絶対に忘れてはいけないのが、ご祝儀です。ご祝儀は新札で用意し、ご祝儀袋に入れて持参します。

新札は金融機関の窓口や両替機で入手できますが、平日のみの対応となるケースがほとんどです。結婚式が多く執り行われる土日祝日に新札を手に入れるのは難しいため、事前に用意しておくようにしましょう。

ご祝儀袋はご祝儀の額にあったものを選び、記入をあらかじめ済ませておきます。現地に着いてから慌ててご祝儀を包んだり、受付で名前や金額を書き込んだりするのは、礼儀として避けましょう。会費制の場合はご祝儀袋に包まず、お釣りが必要ないようにぴったりの金額を用意し、受付で現金を直接渡して支払うようにします。

ご祝儀袋のマナーについては、こちらの記事でご紹介しています。

袱紗(ふくさ)

袱紗(ふくさ)とは、人に差しあげる品物を持っていくときに包んだり掛けたりするための四角い布のことです。冠婚葬祭の場では、金封を持参するときに使われます。

結婚式にご祝儀を持っていく際は、ご祝儀袋をそのままカバンに入れるのではなく、袱紗に包んで持参するのがマナーです。

袱紗は、デパートやフォーマルウェアを取り扱っているショッピングセンターなどで手に入ります。いずれ必要になってくるアイテムですので、ひとつ持っておくとよいでしょう。紫色であれば慶事にも弔事にも使えます。

袱紗(ふくさ)がないときは?

どうしても袱紗を用意できないときは、大きめのハンカチやスカーフ、風呂敷などで代用することもできます。柄は無地が好ましく、色は白や暖色系の明るい色を選びましょう。ご祝儀袋を包む前に、折り目やしわが目立たないようアイロンを掛けておきます。

ハンカチ、ティッシュ

式中に涙をぬぐったり汗を拭いたりするためのハンカチやティッシュは、結婚式の必須アイテムです。お手洗いで使うこともあるため、必ず持っていきましょう。女性の場合は、メイクの上から汗や皮脂をオフしてメイク崩れを防ぐのにも役立ちます。

結婚式はフォーマルな場ですので、ハンカチは白または明るい色の絹や綿が適しています。デザインや色が派手なものやキャラクターもの、カジュアルな印象が強いタオル地のタイプなどは避けましょう。

財布

結婚式や披露宴に出席するときは、念のため多少の現金を持っていくようにしましょう。

「電子マネーや交通系ICカードがあるから大丈夫」と思っていても、スマートフォンの充電が切れてしまったり、結婚式後にカードが使用できないお店でお茶をすることになったりと現金が必要になるシーンが出てくることが考えられます。

普段使っている財布だと大きすぎるという場合は、ミニ財布や小銭入れなどに必要最低限の現金やカードを入れて持ち歩くようにしましょう。

スマートフォン

スマートフォンは緊急時に連絡をしたり、久しぶりに顔をあわせる人と連絡先を交換したりするために必要です。もちろん挙式や披露宴で写真や動画を撮るのにも役立ちます。遠方の式場へ行く際は、乗換アプリや地図アプリが便利です。

ただし、結婚式や披露宴の最中に音が鳴ってしまうのはよくありません。アラームなどはオフにし、式が始まる前にマナーモードに切り替えて、音が出ないようにしておきましょう。

【女性編】結婚式の持ち物

結婚式で女性はドレスや振り袖を着たり、フォーマルシーン向けのメイクをしたりと、普段とは勝手が違うことも少なくありません。ここでは女性ならではの持ち物について解説します。

メイク用品・手鏡

結婚式や披露宴では写真や動画を撮る機会が多く、メイクが崩れる前にメイク直しをしたい人も多いでしょう。とはいえ小ぶりのパーティバッグに普段使っているメイク用品をすべて入れるのは難しいため、アイメイクを直すためのクレンジング付き綿棒や口紅、プレストパウダーなど、必要最小限のアイテムを厳選して持っていくようにします。

また、手鏡があると、ヘアセットやメイクが崩れていないかサッと確認できて便利です。

予備のストッキング

式前や式中にストッキングが破れてしまったとき、替えを買いにいけないこともあります。「ストッキングの伝線が気になってせっかくの式が楽しめない!」なんていうことがないように、予備のストッキングを持っていきましょう。

予備があると自分のストッキングが破れたときにサッと履き替えられるだけでなく、友人のストッキングが破れてしまったときにも役立ててもらえます。

【男性編】結婚式の持ち物

男性の場合、女性より持ち物は少なく、結婚式に出席する際はバッグを持たずに出向く方が多いでしょう。とはいえ「荷物がポケットに収まりきらないときはどうすればいいのか」と悩んでしまうこともあるかと思います。ここでは、男性が結婚式に出席するときの持ち物について解説します。

ポケットチーフ

スーツの胸ポケットにポケットチーフを挿すと、よりフォーマルな雰囲気になります。結婚式にふさわしい華やかさを添えるためにも、色はネクタイと同じ白で素材は絹のものを選ぶとよいでしょう。

ただしポケットチーフはあくまでも装飾用であり、手を拭くためのハンカチとは異なります。ポケットチーフで手を拭くのは避けましょう。

男性 バッグはクラッチバッグで

持ち物が多く、スーツのポケットに収まりきらないときは、クラッチバッグ(セカンドバッグ)に入れましょう。収納力があるからといって、トートバッグやビジネスバッグなどを持ち込むのはよくありません。ハレの日の雰囲気を壊さないためにも、できるだけ上品なデザインを選ぶようにします。華美なデザインのものは避け、フォーマルスタイルにあうシンプルなものを選ぶのがスマートです。

あると便利!結婚式で役立つ持ち物

できるだけ荷物を減らし身軽で参加したい結婚式ですが、持っていくと便利なアイテムもいくつかあります。シチュエーションやシーンにあわせて必要なものをチョイスしましょう。

サブバッグ・エコバッグ

式場に余興のためのグッズなどを持ち込む場合は、パーティバッグにプラスして衣服にあった上品なサブバッグを用意しておくと便利です。

また、ブーケを受け取ったり、会場装花をプレゼントされたりすると、持って帰るのが大変になってしまうこともあります。小さく折りたたんで持っていけるエコバッグがあれば、もし荷物が増えても心配ありません。

ただし、サブバッグの代わりにブランドの紙袋などを使うのはマナー違反です。シンプルかつフォーマルな手提げなどを用意しましょう。

モバイルバッテリー

スマートフォンやデジカメの充電に使えるモバイルバッテリーは、写真や動画をたくさん撮る人、スマートフォンの使用頻度が高い人には欠かせないアイテムです。特に土地勘のない場所へ行くときは、地図アプリや乗換アプリが使えず困ってしまうこともあります。持っていく際は、事前に充電しておくことも忘れないようにしましょう。

バッグハンガー

披露宴の最中は、椅子の背もたれと背中の間にバッグを置くのがマナーです。テーブルの上に置くのはよくありません。バッグが服に引っかかったり、床に落ちてしまったりするのが心配なときは、テーブルにバッグを吊るすためのバックハンガーがあると便利です。使用する際は、隣の人の邪魔にならないように気を配りましょう。

髪のお直しグッズ

ヘアピンやワックス、スプレーなどがあると、ヘアセットを直したいときに役立ちます。

結婚式は開始から終了まで半日ほどかかるため、その間にセットした髪が崩れてしまうことがあります。ガーデンウェディングや屋外でのプログラムが組み込まれている式では、風で髪が乱れないか心配という人も多いでしょう。

結婚式では写真に写る機会も多いため、あらかじめヘアセットが乱れてしまったときも直せるように用意しておくと安心です。

カメラ

写真や動画はスマートフォンでも撮影できますが、画質にこだわりたいときは一眼レフやミラーレスカメラ、高性能なコンパクトデジカメなどを持参しましょう。結婚式場には映えるスポットが多く、まるでプロが撮影したかのような1枚が撮れることもあります。

撮った写真をプリントしてご新郎ご新婦にプレゼントしたり、友人に送ったりすれば、喜んでもらえるでしょう。

二日酔い防止ドリンク

披露宴の席では、ついついお酒を飲み過ぎてしまうこともあります。「お酒は飲みたいけれど二日酔いが心配」「次の日は朝から仕事がある」といった場合は、二日酔い防止ドリンクやサプリを飲んで対策しておくと効果があるかもしれません。

おめでたい席でのお酒は美味しく感じるものですが、自分自身の体調などを考慮しつつ、飲み過ぎないように心掛けることも大切です。

マウスケアアイテム

披露宴では、お酒や豪華な食事も楽しみのひとつです。しかし飲んだり食べたりしたあとに、口臭や口の中の不快感が気になることもあります。

結婚式場で本格的なマウスケアをするのは難しいものの、ミント風味のタブレットやキシリトール入りのガム、ワンプッシュするだけの口腔ケアスプレーなどがあれば、手軽にケアでき、気分もスッキリします。

靴擦れ防止の絆創膏や常備薬

履き慣れていない靴を履くときに困ることといえば、靴擦れです。靴擦れができてしまうと移動がつらくなってしまうので、あらかじめ靴擦れ防止用の絆創膏やクッションで予防するようにしましょう。

また、式場で体調を崩した場合を想定し、普段から使っている頭痛薬や下痢止めといった常備薬を持っていくと安心です。長時間の移動で乗り物酔いが心配なときは、酔い止めも用意しておきましょう。

行き帰り用のフラットシューズ

結婚式や披露宴で履く靴とは別に、移動用のフラットシューズを用意しておくと、足への負担を軽くできます。女性の場合は、フォーマルなスタイルにあわせやすく、なおかつかさばらないバレエシューズやローファーなどがあると便利です。

会場内ではパーティ用のパンプス、外ではフラットシューズと履き替えれば、快適に過ごせます。

羽織り、カイロなど体温調節ができるもの

肌の露出が多めのパーティドレスを着る場合や冷えやすい方、妊婦さんなどは、体温調節のための羽織り物や使い捨てカイロなどを持っていくと安心です。

季節によっては式場内は暖かくても外が寒かったり、日中はポカポカ陽気でも日が暮れると肌寒かったりします。天気予報や予想気温をチェックし、対策グッズを用意しておきましょう。

事前確認で準備を万全に。結婚式を楽しもう

結婚式に出席することが決まったら、当日必要なものをリストアップして事前に用意しておきましょう。当日に慌てることなく心に余裕を持って参加できるのに加え、「ヘアセットを直したい!」「ストッキングが伝線して気になる!」なんていうときにもサッとカバーできて、1日を快適に過ごせます。状況や季節にあわせた準備をして、大切な人をお祝いしましょう。

結婚式に招待されたときの服装の選び方やマナーは、男女別にこちらの記事でご紹介しています。

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この記事を書いた人
ライター Ayako

ライター Ayako

専門誌編集を経て、制作会社で結婚式用オリジナルペーパーアイテムの制作サポート、お客様インタビューなどを担当。現在はフリーでエンタメやビジネスの記事を中心に執筆中。趣味はご朱印集め。

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