結婚式のバージンロードの意味は?誰と歩いてもいい?色ごとの特徴も紹介
花嫁が憧れる結婚式。理想を叶えてくれるチャペル選びでは「バージンロードの色・長さ」もポイントのひとつに。雰囲気で一目惚れしたものの撮った写真を見たらイメージと違った…と後悔しないためにも、バージンロードの色がもたらすメリット&デメリットを知っておくと、選び方の幅も広がります。
また、意味や由来、父親以外のエスコート役は誰でもいいのかなど、バージンロードにまつわる疑問や悩みについても解説していきます。
- 目次
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- バージンロードの意味や由来とは?
- 過去・現在・未来を表すバージンロード
- バージンロードは誰と歩く?父親以外は?
- バージンロードの色・素材のバリエーション
- 白色(大理石)のバージンロード
- 赤色のバージンロード
- 青色のバージンロード
- 透明(ガラス)のバージンロード
- バージンロードは長さも重要!長い方がいい理由
- 理由① 写真を撮る時間が増え、気持ちも盛り上がる
- 理由② どのゲストからも新郎新婦をしっかり見られる
- バージンロードを「色」で選ぶことのメリット
- “永遠”がイメージできる青のバージンロード
- アニヴェルセルのチャペルおすすめポイント5つ
- ポイント① 永遠を表すロイヤルブルー
- ポイント② アンティークのステンドグラス
- ポイント③ ゲストが見やすい聖壇の高さ
- ポイント④ 写真映えする本格派大聖堂
- ポイント⑤ 家族の絆が深まる儀式
- アニヴェルセルのブライダルフェアで挙式体験を
バージンロードの意味や由来とは?
キリスト教式の結婚式では、チャペルの扉を開けると、入口から聖壇までをつなぐ道(通路)=「バージンロード」があります。
バージンロードは神聖なものとされ、悪いものを遠ざける“お清め”の意味もあります。ヨーロッパでは古くから、教会の床下に潜む悪魔から花嫁を守るため、白い布を敷いてその上を歩くという習慣があったそう。
ちなみに、バージンロードは和製英語。海外では「ウェディング・アイル(Wedding Aisle)」や「アイル(The Aisle)」などと呼ばれます。
過去・現在・未来を表すバージンロード
花嫁にとってバージンロードは、【過去・現在・未来】を表しているとも言われています。
扉は「誕生」、入口から聖壇まで父親と歩く道は「これまでの人生」…つまり【過去】を表し、エスコート役が父親から新郎に代わり、愛を誓い合う聖壇は【現在】。そして、愛を誓い合ったおふたりで共に歩くバージンロードは「これからの人生」である【未来】を象徴しています。
バージンロードは誰と歩く?父親以外は?
バージンロードを歩く際、花嫁のエスコート役は新婦の父親が一般的ですが、決まりはありません。事情によりそれが難しい場合、また、両親や父以外の家族と歩きたいという花嫁もいらっしゃる方のために、バージンロードを歩く相手についてまとめてみました。
| 【父親と】 | 幼い頃からの憧れを胸に抱き、これまでの想い出に包まれて歩くバージンロード。花嫁の父にとっても一生忘れられない時間となるはず。なかには家族の絆を深める演出を取り入れた結婚式場も。これにより、さらに想い出が増すことでしょう。 |
|---|---|
| 【母親と】 | 家族の中で母との想い出が一番多いという花嫁も多いかもしれません。常に近くで寄り添い過ごしてくれた母に、ベールダウンをしてもらい、そのまま一緒にバージンロードを歩く。神前式のように、お手引きをしてもらって入場するのがおすすめです。 |
| 【両親と】 | 「育ててくれた父と母と共にバージンロードを歩きたい」という花嫁も少なくありません。父と母が両側にいる安心感の中、聖壇にいる新郎の元まで…。ただ、バージンロードの幅によっては3人で歩くのが難しい場合もあるため、事前に確認が必要です。 |
| 【祖父や祖母と】 | 小さい頃から可愛がってもらったことに感謝を込めて、エスコート役をお願いすればきっと喜んでもらえるはず!ただし高齢の場合、当日の体調によってはエスコートが難しくなることも。代理の方が必要な場合は事前に声をかけておきましょう。 |
| 【新郎と】 | 入場も退場も、新郎新婦がそろってバージンロードを歩くというおふたりもいらっしゃいます。特に、人前式の場合は自分たちで演出を考えるなど自由の幅がぐっと広がるため、ゲストとともに楽しく過ごしたいおふたりにぴったりです。 |
| 【家族以外と】 | 親戚の叔父伯父、また、親族以外でも父親代わりのような関係の方でも問題はありません。親族以外の方にお願いする場合は、新郎や家族と顔合わせをして、結婚式までに関係性を築いておきましょう。 |
新婦と一緒に聖壇までバージンロードを歩く人は、人生を振り返り、“花嫁にとって大切な人”であることが一番です。おふたりの覚悟を伝えたい人、そして、新郎と共に歩む新しい人生を見守り、応援してほしい相手にお願いしましょう。
バージンロードの色・素材のバリエーション
バージンロードの「色」にはいくつかあります。日本では主に、白・赤・青・透明があり、選ぶ色や素材(絨毯、大理石、ガラスなど)によって、写真写りも大きく変わってきます。
「バージンロードの色や見た目を気に入って決めたけど、実際にドレスを着て撮ってみたらイメージと違った…」ということがないよう、色の違いによってどんな写真が撮れるのか、ひとつずつ確認していきましょう。
白色(大理石)のバージンロード
白がもたらすのは、ウェディングドレスと同じ純粋なイメージ。スタンダードなカラーでもあるため、多くの式場で選ばれています。一方で、白は、ウェディングドレスやトレーンと色がかぶってしまい、繊細なレースのデザインが写真には残りにくいという点があります。
赤色のバージンロード
王道と品格を感じさせる赤のバージンロードは、主役のおふたりが歩く道を華やかに彩ります。祝福や愛情、情熱などのイメージもあり、流行に左右されることもない色。
さまざまな式典のカーペットでも使われるようにインパクトがある色のため、新郎新婦より、赤の印象が強くなりやすいという特徴もあります。
青色のバージンロード
赤と同じく、青のバージンロードもまた流行に左右されません。荘厳な雰囲気のチャペルとの相性もよく、純白のウェディングドレスがよく映え、トレーンなどレースの模様まで美しく写真に残せるカラーです。
アニヴェルセルのチャペルも、ロイヤルブルーのバージンロードを取り入れています(一部店舗を除く)。青色のバージンロードを取り入れているチャペルは希少で選択肢が少ないため、選べる場所は限られています。
透明(ガラス)のバージンロード
おしゃれで洗練された印象のあるガラス張りのバージンロード。ガラスの映り込み(反射)を活かした写真を撮ることができ、ガラスの下に花などを敷き詰めて、デザイン性あるバージンロードを演出できます。
トレンドを取り入れたバージンロードは、月日の経過と共に時代を感じることも。また、自然光をたっぷり取り入れる造りのチャペルでは、天候によって写真の仕上がりが左右される場合もあります。
バージンロードは長さも重要!長い方がいい理由
みなさんは、バージンロードの「長さ」を気にされたことはありますか?色だけで選びがちですが、実は「長さ」も重要です。おすすめはもちろん、長いバージンロード。それにはこんな理由があります。
理由① 写真を撮る時間が増え、気持ちも盛り上がる
緊張していることもあり、意外と多いのが「バージンロードを早く歩きすぎて後悔している」という声。バージンロードの意味でご紹介した通り、扉から聖壇までは「これまでの人生」を振り返る時間。
バージンロードが短いと、写真もあまり撮れず、気持ちが盛り上がりきらずに聖壇に立つことになるのはちょっぴり残念。長いことで、多少早く歩いても、これまでの人生を振り返られます。
理由② どのゲストからも新郎新婦をしっかり見られる
一般に、バージンロードが短いチャペルは、ゲストが座る椅子が横に長くなります。そのため、バージンロードから離れた席に座ったゲストからは、バージンロードを歩く新郎新婦の表情が見えにくくなってしまうことも。
バージンロードが長ければ、バージンロード側に着席できる人数も増えるため、新郎新婦をしっかり見られるようになります。さらに、ゲストにも新郎新婦の写真をたくさん撮ってもらえます。
ゲストのためにも、そして、おふたりがしっかりと人生を振り返り、素敵な写真を残すためにも、バージンロードはできるだけ長いほうがいいというのがおすすめの理由です。
ゲストに与える印象も左右する!
バージンロードを「色」で選ぶことのメリット
バージンロードはそれぞれの色(素材)によって特徴が異なります。そして、長い方がおすすめの理由もあわせて説明してきましたが、特に、バージンロードの色は、写真の仕上がり、そして、ゲストに与える印象にも大きく影響します。なかでも“青のバージンロード”は珍しく、挙式にこだわりたいおふたりにおすすめしたい色です。ここでは、その理由をまとめてみました。
“永遠”がイメージできる青のバージンロード
白・赤・青・透明…と、日本のチャペルでよく用いられているバージンロードの色をご紹介しましたが、今回挙げた色の中で、バージンロードの色に限らず、「青」は日本人が一番好きな色だという調査結果があります。
これは、色の嗜好の統計データを扱う『色カラー』が行った「日本人の色の好き嫌い」についてアンケートした結果によるもの。さらに、世界中で最も好まれているのが「青色」という調査報告も。
青は、空や海、水など、広大な自然が思い浮かぶ色で、とても馴染みのある色。
実は青には、集中力を高める、興奮を抑えて気持ちを落ち着かせるといった心理効果があり、信頼感、誠実、知的といった印象を喚起させるカラーでもあります。
これらからも、青いバージンロードには、果てしなく続く空や海のように、永遠に続く愛がイメージでき、永遠の愛を誓い合う結婚式に適した色と言えます。ロイヤルブルーのバージンロードがあるチャペルは、新郎新婦やゲストにもゆったりと落ち着いた心で挙式の時間を過ごしていただけるのではないかと思います。
ロイヤルブルーのバージンロードで憧れが叶う!
アニヴェルセルのチャペルおすすめポイント5つ
「永遠」がイメージできる“ロイヤルブルーのバージンロード”。アニヴェルセルの魅力のひとつでもあり、「ロイヤルブルーのバージンロードで挙式したい」という声も多数いただいています。
青いバージンロードがあるチャペルは、実はとても希少です。純白のウェディングドレスとも非常に相性が良く、ドレスの裾やトレーンの繊細なレースのデザインがロイヤルブルーにしっかりと映え、美しい写真を残すこともできます。
また、本格的な大聖堂チャペルのアニヴェルセルなら、青いバージンロードはもちろん、花嫁の憧れをたくさん詰め込んだ造りになっています。
ポイント① 永遠を表すロイヤルブルー
ウェディングドレスが最も美しく映える“ロイヤルブルー”のバージンロード。ステンドグラスを引き立てる効果もあります。
ポイント② アンティークのステンドグラス
ステンドグラスは、アニヴェルセル全10店舗で異なるデザインを採用。なかには、英国教会から譲りうけたものやドイツ製のアンティークを使用したものもあります。
ポイント③ ゲストが見やすい聖壇の高さ
愛を誓う聖壇には高さがあり、後方のゲストまで、おふたりの姿をしっかり届けることができるだけでなく、さまざまな角度から美しいドレス姿を残せます。
ポイント④ 写真映えする本格派大聖堂
本格的な大聖堂の造りのため写真映えは抜群!結婚式以外にも前撮りのロケーションとしてもおすすめです。
ポイント⑤ 家族の絆が深まる儀式
アニヴェルセルが大切にする「家族の絆」を深められる挙式の演出も。少し照れくさいけれど、新郎新婦の想いを家族にしっかり伝えられる“特別な時間”をお過ごしいただけます。
◆家族の時間
結婚式当日、「新郎新婦と話す時間が意外とない」という親御様の声から誕生した演出。親御様からの手紙、新郎新婦からの感謝の想い、家族写真を撮るなど、誰にも邪魔されない家族だけのひとときを挙式前に過ごせます。
◆確認の儀
家族が参加できる挙式中のセレモニー。新郎新婦、そして、新婦父などエスコート役の方との3名で、聖壇の途中まで上がり、牧師から「お嬢様の結婚を心から祝福なさいますか?」と問いがあり、「はい」の言葉と共に花嫁の手を親御様から新郎に託していただきます。
◆チャペルムービー
親御様への感謝の気持ちを手紙に託し、挙式の入場前、ゲストにご覧いただく映像。「今日までありがとう」の想いがしっかりと伝わることでしょう。
※「確認の儀」は全店舗、「家族の時間」・「チャペルムービー」は一部店舗のみでのご対応となります。
また、他の利用客に会わずに屋外大階段でフラワーシャワーが行えるだけでなく、全天候型チャペルのおかげで、雨など天候不良によってアフターセレモニーができない・写真が撮れないといったこともなく、しっかりと想い出を残すことができます。
アニヴェルセルのブライダルフェアで挙式体験を
現在、アニヴェルセルでは、大聖堂チャペルの魅力を無料で体験できる特別なフェアを実施中!
ブライダルフェアは「参加型の結婚式場見学」のこと。無料試食や会場見学をはじめ、ウェディングプランナーに費用やコーディネートの相談をすることができます。さらに、模擬挙式や演出体験も。
結婚が決まったおふたりは、デートプランのひとつとしてブライダルフェアに足を運んでみてはいかがですか?アニヴェルセルのフェアは参加費無料です。「何から始めていいかわからない」という方も安心してお気軽にお越しください。
▼ブライダルフェアに関する疑問や知りたいことは、アニヴェルセル公式LINEからお気軽にご相談ください。
※記事内容を最新情報に更新しました(2025.9.19)
- この記事を書いた人
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ライター さとう
女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事のインタビューも担当。