11月10日は「ハンドクリームの日」。手肌の乾燥・手荒れケアに効果的な塗り方、知っていますか？

2000年11月10日に制定。当時、過去30年間の気象庁のデータから、11月10日が都心の最低気温が10度を割る境目の日であり、ドラッグストアでハンドクリームが売れ始める頃でもあること、そして、“11（いい）10(てん)（手）”の語呂合わせから。

秋も深まり、暦のうえでは、冬も間近。ここ数年、全国的に暖冬続きでしたが、気象庁の予報では、今年は冬らしい寒さの日が多い見込みと言われています。寒さ対策と同時に、いつも以上に念入りに行いたいのが、手肌の乾燥対策！

まだまだ、手洗い・消毒が欠かせない毎日。ただでさえ、手肌が乾燥しがちな人は、冬の気候で乾燥がさらに加速し、手荒れに悩まされることも増えていく可能性が…。例年以上にハンドクリームが欠かせない冬になりそうです。

薬局・ドラッグストア、スーパーなどには、クリームなどのハンドケア剤がたくさん！　そのなかから、何を基準に選べばいいか迷いますよね。そこで、自分にぴったりのアイテム選びのコツをご紹介します。

ポイントは【4つの区分】と【3つの成分】。「成分」はなんとなくわかるけれど、「区分」って…？

「化粧品」は肌を健やかに保つことを目的とし、「医薬部外品」は有効成分を配合して、予防効果が期待できます。「指定医薬部外品」と「一般用医薬品」は治療を目的とした有効成分が配合されています。

ハンドクリームは、症状にあわせて選ぶことが重要です。主な成分は「ビタミン系」・「保湿系」・「尿素系」。肌の乾燥、かさつき・ゴワつき、ひびやあかぎれなどの症状から、クリームの種類を選びましょう。

【使い方のポイント】血行促進や保湿効果があり、全身に使えます。特に、ビタミンE配合のクリームは血行を改善し、冷え対策にも。あかぎれ、しもやけにもおすすめです。

【使い方のポイント】全身の乾燥が気になる箇所に使えます。肌が乾燥しやすい方は、かさつきや粉ふきが消えても毎日のお手入れとして継続することが大切です。

【使い方のポイント】皮膚が厚く、かたくなる「角化」を溶解する働きがあるので、手・指・ひじ・ひざ・かかとなど角化している箇所におすすめ。手荒れしてしまったときは、しみることもあるので使用は控えましょう。ある程度ゴワつきが取れたら、ビタミン系クリームを使ってもOKです。

いかがですか？「区分」と「成分」の組み合わせを理解しておけば、アイテム選びもしやすくなりますよね。続いて、ハンドクリームを使ったハンドマッサージをご紹介します。

今回ご紹介するのはユースキン製薬が提唱する、3分程度のハンドマッサージ。ていねいにハンドクリームを塗り込むことで、すみずみまでクリームが広がり、塗り残しも防げます。

『ユースキン』のように血行改善効果のあるビタミンE配合のハンドクリームであれば、効果を感じられるはずです。手肌の乾燥、手荒れがひどいときは、ビタミン系クリームを使用してマッサージをしてみましょう。

① クリームを塗る前に、手をしっかり洗って清潔にします。手の甲にクリームをたっぷり塗ります。量は、チューブタイプなら指先から第1関節までを目安に（手荒れがひどい場合は、クリームの量は指先から第2関節までを目安にします）。

② 両手の甲を重ね合わせて、少しずつ広げます。

③ 手のひらを使ってしっかりとすりこむようになじませます。⇒親指側から小指側へ

④ 指の一本一本に、ていねいに塗り伸ばします。⇒親指から順に10本すべて

⑤ すべての爪のまわりを押しながらマッサージ。

⑥ 指を広げて両手を組むように交互に指を入れ、指の股にもクリームをいきわたらせます。この部分は特に乾燥しやすいので必ずケアをしましょう。

⑦ 親指と人差し指の間を気持ちの良い強さで押したら完了！

ハンドマッサージとあわせて、ハンドクリームを塗るときのポイントをあげてみました。クリームを塗る前の手は、できるだけ温かいほうがクリームの浸透もいいので、外出先で手が冷たいときは腕を伸ばしてストレッチしたり、手首をぶらぶらさせたりして、手を温めてからクリームを塗ってみてくださいね。

ハンドクリームと言えば、外出先にも携帯しやすいチューブタイプが主流ですが、自宅でケアするのであればたっぷり使えるボトルタイプがお得な場合も。ご家族など複数の人が使うなら、ポンプタイプが使いやすく、衛生面でもおすすめです。

スキンケアと同じく、ハンドクリームを肌になじませるときは、強くこすらず、しわの流れに沿ってクリームをすり込みましょう。

手のしわは横にできやすいため、指先から肘に向かって縦に伸ばさず、片方の手でもう片方の手を包み込み、横にスライドさせるようにクリームを塗りましょう。腕も同様に、片方の手でねじるように伸ばします。

寒い季節は特に、快適な眠りのために、お風呂でしっかり体を温めてからベッドに入るまで、こだわりのルーティーンがある方もいらっしゃるはず。その時間にハンドクリームでケアする時間もぜひ追加を。

クリームを伸ばす手や体が温かいほうが、クリームの成分をしっかりと肌に浸透させることができます。安眠効果のある香りの植物成分を使ったハンドクリームもたくさんあるので、リラックスできる香りを見つけてみては？

ユースキン製薬が、皮膚科医の野村有子先生(野村皮膚科医院院長/横浜市)監修のもと、手荒れの傷が手指衛生に及ぼす影響についてモニター試験を実施。その結果、ささくれや手荒れの傷の部分には、汚れの洗い残しが存在することが判明！　手荒れが改善すると、汚れの洗い残しも減少したそう。

手洗いや消毒が日常化していますが、手についた汚れをしっかり洗い流すためにも、日頃からしっかりハンドケアして、ひびやあかぎれなど傷のない健康的な手肌を保つことも大切なのですね。

スキンケアと比べると、ついつい二の次になりがちな手肌のケア。でも、自分の肌にあったハンドクリームを使って、効果的な塗り方をするだけで、見違えるような手肌になれます。手荒れの予防もかねて、乾燥がひどくなる前に、毎日のスキンケアと一緒にハンドケアも習慣化していきましょう！

【取材協力】ユースキン製薬

＜11月の記念日＞
1日　本の日
3日　いいお産の日
5日　縁結びの日
7日　鍋の日、立冬
8日　おもてなしの心の日
10日　ハンドクリームの日
11日　おそろいの日
14日　人生100年時代の日
15日　のど飴の日
18日　いい家の日
22日　いい夫婦の日、ペットたちに感謝する日
23日　いい夫妻の日
24日　「和食」の日
25日　いいえがおの日
26日　いい風呂の日
28日　きれいな髪のいいツヤの日
29日　いい文具の日
30日　絵本の日