【会社編・文例】結婚報告を送る際のビジネスマナーは?送る相手やタイミング別

【会社編・文例】結婚報告を送る際のビジネスマナーは?送る相手やタイミング別

結婚が決まったら、友人や職場関係者に結婚報告を行います。直接会って報告するべきだと考えているものの、遠方の場合や情勢的に直接会うのが難しい方もいるでしょう。そこで、メールによる結婚報告のマナーやタイミングはもちろんのこと、相手別におすすめの結婚報告例文をご紹介します。マナーを理解したうえで、気持ち良く結婚報告をしましょう。

目次

結婚報告をメールでするのはマナー違反?

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そもそもメールでの結婚報告は「マナー違反にあたるのか?」と不安になる方は多いでしょう。まずは結婚報告に対するマナーや、友人や職場関係者に対する報告方法のコツについてご紹介します。

結婚報告は「直接」するのが一般的

アニヴェルセルでは、過去に全国の20代から30代の既婚男女412名の方を対象として、「結婚報告はどのようにされましたか?」というアンケート調査を行いました。

▶関連記事:結婚報告は「直接」が7割越え。電話やLINEで報告の割合は?

総合的に見てみると、1位が直接、2位が電話、3位がLINE、4位がメールという結果になりました。一般的なマナーとしては、結婚報告は直接会って行うのが基本とされていますが、実際の結婚報告もほとんどの方が実際に会って報告したという結果になっています。

遠方の場合や、お互いの事情などで会えない場合は、電話やメールという方法を取るようです。ただし、メールでの結婚報告は、文字として残るため、気を付けなければならないポイントがあるので注意しましょう。

職場と友人への結婚報告は?

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ほとんど毎日顔をあわせる職場関係者には、基本的に直接結婚報告するのがマナーです。しかし同じ職場であっても、出張や会議が多くてタイミングが合わないこということもあります。もしメールで報告する場合は、まず結婚することを伝えた後に、直接会って結婚報告するのが一般的です。

また友人への結婚報告は、メールで行う人が多い傾向があります。ただし、複数の友人がいる場合は、誰が初めに報告を受けたのかで、後々気まずくなってしまうこともあるでしょう。「あなたには一番に伝えたかったけれど、他の人にはまだ報告していないから、まだ内緒にしておいてね」など一言添えて報告するのがおすすめです。

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職場へ結婚報告をするタイミングとは?【相手別】

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職場での結婚報告のベストなタイミングはいつなのか、どのような順番で報告すれば良いのかについても迷ってしまう方は多いでしょう。こちらでは、メールで結婚報告することを想定し、相手別に結婚報告のタイミングや注意点について解説します。

職場の場合はまず上司へ報告する

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職場には、上司・先輩・同期・後輩など、さまざまな立場の人がいます。職場でまず先に結婚報告を行うのは、直属の上司が基本です。直属の上司に報告した後、ほかの上役や社員にどのように報告したら良いかを相談し、指示に従うのがベスト。上役への報告は直属の上司が行ってくれることもあります。

同じ職場の人に対しては、朝礼などで伝えたり、先輩から順番に一人ひとりに報告したりするというパターンが多いようです。直属の上司以外への報告の仕方は会社によって異なることもありますが、まずは第一に直属の上司に報告するという点は、どの職場でも共通した常識となっているようです。

▶関連記事:上司にはどのタイミングがベスト?結婚報告のお悩みを解決!【会社編】

社内の総務・人事担当部署へ報告も忘れずに

結婚はプライベートなことではありますが、入籍すれば苗字が変わるので、改姓届や年末調整など社内ではさまざまな手続きが必要になります。上司や先輩への報告が終わったら、手続きをお願いしなければならない総務・人事担当部署にも忘れずに報告するのが大切です。結婚したことで必要な提出書類についてもあわせて確認しておきましょう。

妊娠・出産が控えているときや新婚旅行で長期休暇を取る場合などは、それに伴う手続きも必要になります。退職を控えているときは、引き継ぎも必要になるでしょう。手続きなどで周りの人に迷惑を掛けることのないような配慮も必要です。

社外の取引先には必要に応じて入籍後に報告

基本的に、社外の取引先には結婚報告する必要はありません。しかし、結婚後に新しい苗字で仕事を続ける場合は、混乱を避けるためにも連絡したほうがスムーズです。結婚式(入籍)が済んだら、速やかに新しい名字やメールアドレスを伝えましょう。取引先への結婚報告は、結婚する本人だけの問題ではないので、事前に上司に確認して指示を仰ぎましょう。場合によっては、上司や先輩が本人に代わって取引先に伝えるケースもあります。

【メール例文】職場への結婚報告は?

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結婚式の有無や相手を招待する場合やしない場合によって、結婚報告メールを送るタイミングやメールの内容が変わってきます。こちらでは、上司・先輩、同期・後輩宛に結婚報告をメールで行うことを想定し、一般的な文例をご紹介します。

結婚式はせず婚姻届の提出のみ

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結婚式を行わずに、婚姻届の提出のみの結婚報告です。友人に対しては、婚姻届を提出する前に「今度、結婚することになった」という報告を行います。職場の人に対しては、婚姻届を提出した後に「結婚した」という内容を伝えましょう。以下のような構成がおすすめです。

・結婚の報告
・結婚式を行わず婚姻届のみで済ませること
・メールで結婚報告を行うことへのお詫び
・今後の挨拶

上司・先輩宛

お疲れ様です。
お忙しいところ、失礼いたします。
私事で恐縮ですが、この度、結婚することになりました。
挙式の予定はなく、〇月〇日に入籍を済ませました。

本来であれば、直接ご報告すべきところですが、
いち早くお知らせしたく、まずはメールにてご報告させていただきます。
次回お会いする際に、改めてご挨拶させてください。
結婚後も家庭との両立をしていく所存です。
今後とも、変わらぬご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。

同僚・後輩宛

お疲れ様です。
お仕事中に失礼いたします。
本日はご報告させていただきたいことがあり、ご連絡いたしました。
私事で恐縮ですが、この度ご縁があり○月○日に結婚しました。
入籍のみとなるので、結婚式や披露宴などは行わない予定です。

新居は会社近くの○○駅なので、ぜひみなさんで遊びにきてください。
なかなか会うことができず、メールでのご連絡となりました失礼をお許しください。
ぜひ今度、ゆっくりお話しさせてください。
結婚準備などでご迷惑をおかけするかもしれませんが、
これからもよろしくお願いいたします。

結婚式に招待する予定

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結婚式を行う場合は、結婚報告をする相手を結婚式に招待するかしないかによってメールに書く内容が変わります。結婚式に招待するかどうか、はっきり決まってからメールをすることが大切です。また、改めて招待状を渡すことを知らせておきましょう。以下のような構成がおすすめです。

・結婚の報告
・結婚式を行う予定(招待する予定)
・改めて招待状を渡すというお知らせ
・メールで結婚報告を行うことへのお詫び
・今後の挨拶

上司・先輩宛

お疲れ様です。
お忙しいところ、失礼いたします。
私事で恐縮ですが、この度、○月○日に結婚することになりました。
結婚式は○月○日に○○ホテルで行う予定です。
○○部長にも、ぜひご列席いただきたいと思っております。
詳細につきましては、後日改めて招待状をお渡ししますので、よろしくお願いいたします。

本来であれば、直接お会いしてご報告すべきところですが、
メールでのご連絡となりました失礼をお許しください。
近いうちに改めてご挨拶に伺います。
今後とも、変わらぬご指導をお願いいたします。

同僚・後輩宛

お疲れ様です。お仕事中に失礼いたします。
私事ですが、この度、○月○日に結婚することになりました。
結婚式は〇月〇日に、ホテル〇〇にて挙げる予定です。
〇〇さんにもご出席いただけるとうれしいです。
詳細は改めて、招待状でご連絡します。

本来であれば、直接会って報告したかったのですが、
なかなか会うことができず、メールでのご連絡となりました失礼をお許しください。
近いうちにゆっくりご挨拶させてください。
結婚準備などでご迷惑をおかけするかもしれませんが、
今後ともよろしくお願いいたします。

退職をするが結婚式には招待したい

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結婚後は、退職する道を選ぶという方もいるでしょう。退職予定はあるけれど、結婚報告を行う相手を結婚式に招待する場合には、以下のような構成がおすすめです。

・結婚の報告
・結婚式を行う予定(招待する予定)
・改めて招待状を渡すというお知らせ
・メールで結婚報告を行うことへのお詫び
・退職の挨拶

上司・先輩宛

お疲れ様です。
お忙しいところ、失礼いたします。
私事で恐縮ですが、○月○日に結婚することになりました。
結婚式は○月○日に○○ホテルで行う予定です。
○○部長にも、ご都合が合えばぜひご列席いただければ幸いです。
詳細につきましては、招待状で改めてご連絡させていただきます。

本来であれば、直接お会いしてご報告すべきところですが、
いち早くお伝えしたかったので、メールでのご報告となり申し訳ございません。
近いうちに改めてご挨拶させていただきます。

なお、結婚後は退職させていただく運びとなりました。
ご迷惑をお掛けしてしまいますが、最後まで精一杯務めます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

同僚・後輩宛

お疲れ様です。
お忙しい時間に失礼いたします。
私事で大変恐縮ですが、この度、〇月〇日に入籍します。

結婚披露宴を○月○日に○○ホテルで行う予定です。
〇〇さんには、ぜひご列席いただけたらうれしく思います。
招待状は後日改めてお渡しするので、ご確認をお願いします。

本来であれば、直接会って報告したかったのですが、
いち早く伝えたかったのでメールでご連絡いたしました。
なお、結婚後は〇月末で退職する予定です。
〇〇さんには、何かとご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いします。

結婚式には招待しない予定

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結婚式は行うけれど、結婚報告する相手を招待しない場合は、結婚式に招待しないことがはっきり決まった時点で結婚報告を行います。結婚した、あるいは結婚することと、結婚式は身内だけで行う予定であることなどを伝えましょう。以下のような構成がおすすめです。

・結婚の報告
・結婚式は行うが親族のみで行う予定
・メールで結婚報告を行うことへのお詫び
・今後の挨拶

上司・先輩宛

お疲れ様です。
お仕事中に申し訳ございません。
私事で恐縮ですが、この度〇月〇日に結婚することになりました。
結婚式は親族のみで行う予定です。
本来であれば、直接ご報告すべきところですが、
いち早くお伝えしたかったのでメールでご報告いたします。
近いうちに改めてご挨拶に伺います。

結婚後も、仕事と家庭を両立できるよう、精進して参ります。
今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

同僚・後輩宛

お疲れ様です。
お忙しい時間に失礼いたします。
プライベートなことで申し訳ないのですが、
この度、ご縁があり○月○日に結婚します。
式は行わず、親族で食事会を開くことにしました。

直接会ってご報告したかったのですが、
なかなか会うことができず、メールでのご報告となり申し訳ありません。
ぜひ今度、ゆっくりご挨拶させてくださいね。
ご準備などでご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、
今後ともよろしくお願いいたします。

結婚式はするが招待せずに退職する場合

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結婚後に退職して結婚式に招待しない場合は、結婚式を行うかどうかについて、触れなくても構いません。結婚報告と退職の挨拶をメインに行いましょう。以下のような構成がおすすめです。

・結婚の報告
・退職の挨拶
・メールで結婚報告を行うことへのお詫び

上司・先輩宛

お疲れ様です。
お忙しいところ、失礼いたします。
私事で大変恐縮ではございますが、 〇月に結婚することになりました。
また、結婚後は退職させていただく所存です。
ご迷惑をおかけすることになり、誠に申し訳ございません。

本来であれば、直接ご報告差しあげるべきですが、
いち早くお伝えしたいと思い、メールでのご報告となりました失礼をお許しください。

同僚・後輩宛

お疲れ様です。
お仕事中に失礼いたします。
本日はご報告したいことがありまして、ご連絡いたしました。
この度○月に結婚することになり、結婚後は〇月末日で退職させていただきます。

直接お伝えすべきことなのに、メールでのご報告となり申し訳ありません。
近いうちに改めてご挨拶させてください。

マナーを守って結婚報告をメールで送ろう

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結婚報告は直接会って行うのが一般的です。しかし、距離的な問題や情勢的に難しい場合は、結婚報告をメールで行うケースもあります。本来であれば、直接会って報告したかったという気持ちを込め、マナーを守って送信することが大切です。直接会えない場合は、失礼にあたる部分や表現がないかを必ず確認してからメールを送りましょう。

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この記事を書いた人
cyan

cyan

美容やライフスタイルを中心にマーケティングや法律など幅広いジャンルを執筆するフリーライター。海外ドラマとコーヒーと猫をこよなく愛す1児の母。

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