友人への結婚報告マナーガイド|タイミングや方法・注意点を紹介

友人への結婚報告マナーガイド|タイミングや方法・注意点を紹介

友人への結婚報告の際、直接会うのが難しいときは、LINEやメールで報告するという方も多いでしょう。しかし直接合わない分、自分では気づかないうちに相手に不快な思いをさせてしまう場合があります。

そこで、メールやSNSで報告する際におすすめの文例や、友人への結婚報告に関するマナーなどをご紹介します。

目次

友人への結婚報告のタイミングはいつ?

友人への結婚報告のタイミングはいつ?

友達に結婚報告をする時期やタイミングに迷う方は多いものです。結婚報告をするタイミングとしては、次の4つが考えられます。

1.プロポーズの直後(婚約したとき)

2.婚姻届の提出後(入籍したとき)

3.結婚式の日取りが決まったあと

4.結婚式のあと

報告したい相手や自分たちの状況を踏まえて、いつ報告するか決めましょう。ここでは、それぞれのタイミングで報告する相手の決め方や、注意点などを解説します。

1.プロポーズの直後(婚約したとき)

結婚報告の時期として思いつきやすいのは、パートナーからプロポーズをされたときや自分がプロポーズをしたとき、もしくは両家で顔合わせや食事をして婚約したときでしょう。

このタイミングでは、以下のような友人に報告するのがおすすめです。

  • パートナーについての相談をしていた親友
  • 入籍や結婚、家探しなど、これからのことを相談したい友人

ただし、婚約段階では結婚式の日程は未定のことが多いため、結婚式に招待したい友人には、あらためて連絡する必要があります。

2.婚姻届の提出後(入籍したとき)

親友以外の友人には、婚姻届を出したタイミングで報告すると良いでしょう。ポイントは、入籍後なるべく早めに連絡することです。

入籍のタイミングはカップルによって大きく異なり、「結婚式の予定はまだ未定だけど、先に婚姻届を提出する」というケースもあるはず。だからといって友人への報告が遅れると、SNSやメールの署名などで苗字が変わったことに気付いて「知らないうちに名前が変わっていた」と、相手をモヤモヤさせてしまうかもしれません。

先々の予定が決まっていなくても、入籍報告だけは済ませておくことをおすすめします。とはいえ、入籍の話を聞いたら「結婚式は?新居は?」とまわりは気になるもの。話せる範囲で現在の状況を伝えられると、より丁寧な印象を与えられるでしょう。

3.結婚式の日取りが決まったあと

結婚式の日取りや場所が決まった時期は、結婚式に招待をしたい友人への報告タイミングとしておすすめです。

ただし、手当たり次第に連絡してしまうと、「結婚式の招待人数が想定外に増えすぎてしまった」という事態を招く場合も。結婚式の日取りを報告する前に、「挙式から参列してほしい友人」「披露宴に招待したい友人」「二次会から声をかけたい友人」など、細かくリストアップしておくと安心でしょう。

4.結婚式のあと

結婚報告は、結婚式前にしなければならないものでもありません。特に次のような友人に対しては、結婚式のあとに報告しても良いでしょう。

  • 結婚式に呼べなかった友人
  • しばらく会っていない友人
  • SNSなどオンラインだけでつながっていて直接会ったことのない友人

中には、個別の連絡先を知らない友人もいるはず。その場合は、SNSでの一斉報告でも問題ありません。

友人への結婚報告で気を付けるべきマナー

友人によって結婚報告の時期がずれないように注意する

結婚が決まると、手続きや準備などでスケジュールが忙しくなります。親戚や職場に報告しなければならないことも多く、うっかり忘れてしまうこともあるでしょう。

友人へ結婚報告をするときには、不快な思いをさせないようマナーに気を付けることが大切です。ちょっとしたミスを防いで今後もお互いが気持ち良く過ごせるように、以下のような配慮を心掛けましょう。

順番はあくまで両家の親御様や上司への報告が先

順番はあくまで両家の親御様や上司への報告が先

結婚が決まったら、親族・会社関係・友達など、さまざまな人に結婚報告をします。うれしい報告なので、真っ先に友達に話したいと思う方も多いでしょう。しかし、結婚報告は親御様の反対や転勤など仕事上の都合で、予定通りに進まないケースもあります。そのため、まずは両家の親御様に報告し、結婚の承諾を得るところから始めましょう。次に会社の上司や先輩への報告行い、最後に友人や同期へ報告するのがおすすめです。

もし、タイミングの都合上、友人への報告が先になる場合は「ほかの人にはまだ報告していないから少しの間、秘密にしておいてね」と事情を説明しておくと良いでしょう。

職場への結婚報告のタイミングについては、関連記事を参考にしてください。

報告漏れに気を付けて!事前のリストアップが肝心

どの友人に結婚報告を行うべきかどうか、厳密な決まりは特にありません。基本的には、新郎新婦が結婚報告をしたいと思う友人に伝えられれば良いでしょう。

ただし、複数の友人や職場の同期など、グループ単位で付き合いがある場合は、グループ全員に報告するのがおすすめです。友人間で話が出たときに「ほかの友人は知っているのに自分だけ報告を受けていない」と、相手に悲しい思いをさせずに済むためです。

次のような関係性ごとに、報告したい友人やグループをリストアップして、報告漏れが起きないよう確認してみてください。

  • 中学・高校・大学など学生時代の友人
  • サークルやゼミの同級生、先輩・後輩
  • アルバイト先の友人
  • 仕事の同僚や上司・後輩

リストアップができたら、結婚式に招待する友人と招待しない友人に分けていきます。このように、細かくリストアップしておくことで連絡漏れや報告内容のミスも防げます。

個別報告・一斉報告する人を分けよう!伝える順番に気を付けて

リストアップした友人やグループに、いつ連絡するかも考えておきましょう。特に学生時代の友人グループや職場の同期などのグループに対する結婚報告は、なるべく同じタイミングで行うのがおすすめです。

たとえば一言で「報告したい相手」と言っても、次のように分けられるはず。

  1. 結婚について個別にゆっくり話をしたい友人
  2. 友人を介して知り合った友人や、複数名のグループ単位で付き合いのある友人
  3. 頻繫に連絡をとっておらず、直接会うのが難しい友人

会うのが難しく、電話・LINE・メールなどで結婚報告をする場合は、誰に連絡を行ったかをメモしておくと安心です。

なるべく直接会う&相手の気持ちに配慮が大切

なるべく直接会って伝えること

結婚報告は改まった内容でもあるので、親友やすぐ会える距離の友人には直接会って伝えるのがベストです。直接会えない場合は、一人ひとりに電話をして結婚報告するのが良いでしょう。

ただし、その際は相手の気持ちにも配慮しなければなりません。特に、以下のようなことは避けましょう。

  • 一方的にのろけ話ばかりする
  • 「大したことないんだけど」といった謙遜や回りくどい言い方をする

もしかすると、相手は結婚について悩んでいたり、仕事でそれどころではなかったりするかもしれません。端的に結婚したことを伝えるだけで済ませて、何か質問されたら答える程度でも問題ありません。

なお、友人グループや職場の同期の場合、全員の予定を合わせづらく、同時に直接会って報告するのはなかなか難しくなります。電話やLINE・メールなどで報告し、後日ゆっくり会えるときに改めて報告することが多いようです。

夫婦間で報告タイミングを揃えるのも忘れずに

夫婦で職場や大学などが同じで、共通の知り合いが多い場合は「片方が先に報告してしまった」ということも起こりやすいものです。

どちらかが先走って報告してしまうと、自分で直接伝えたかった人に先に知られてしまったり、知られたくない人に伝わってしまったりする場合も。

報告する相手のリストアップやグルーピングを一緒に行う、報告はおふたりが揃っている日に同時に行うなどの工夫をすると良いでしょう。

SNSで報告するときの注意点やマナーとは?

SNSでの一斉報告は大切な人への連絡を済ませてから

最近は、SNSで結婚報告をする人も増えてきています。メールに比べて不特定多数の目に入りやすいものである分、相手に嫌な思いをさせないために注意すべきことも多いものです。

ここではSNSの種類別に、結婚報告時の注意点やマナーを紹介します。

Instagram

インスタグラムの投稿に添える文章は、さりげなくシンプルなものを心掛けましょう。

結婚が決まるとうれしい気持ちもあり、誰しも舞い上がってしまうもの。だからといってテンションが上がったまま投稿すると、自分でも気がつかないうちにマイナスな印象を与える可能性もあります。

ゴージャスなプロポーズの様子、高価な婚約指輪、ブランドのドレスやジュエリーばかりの投稿は、「ただ単に自慢したいだけ」と受け取られることも多いでしょう。どうしても投稿をしたいときは、ストーリーズを活用するのもおすすめです。ストーリーズなら投稿後24時間で内容が見られなくなるうえ、「親しい友人」のみに絞っての発信もできるため、限られた友人にカジュアルに報告できるでしょう。

また、たくさんの写真をアップしたい場合は、プライベートのアカウントとは別に、結婚準備用の専用アカウントを作成して発信するのも良いでしょう。

Facebook

Facebookでの結婚報告も、内容はシンプルかつ簡潔な文章がおすすめです。落ち着いた状態のときに、客観的に文章を見直してから投稿するように心掛けましょう。

ただしFacebookは実名でつながるSNSであり、非公開アカウントにすることもできません。知らず知らずのうちに、次のような人々にも自分の近況が伝わる可能性があります。

  • 友人の友人
  • 元カレ・元カノやその友人
  • 以前勤めていた職場の人

もしこうした人々に結婚したことを伝えたくないのであれば、「公開範囲」を制限して、投稿を見られる人を限定するのもおすすめです。

X(旧Twitter)

Xで報告する際は、一度の投稿で済ませるのがおすすめです。結婚に関して連続投稿すると「またか」「まだ言っている」などとげんなりする方がいるかもしれません。ほかのSNSと同様、シンプルかつ簡潔に報告するのが無難です。

また、Xの場合はリポストや引用(旧Twitterの引用リツイート機能のこと)ができる点にも注意が必要です。リポストや引用された投稿は、不特定多数の人に届きやすくなります。Xは他のSNSよりも短めの文章で表現することが多く、表面上の文面だけを見て判断されやすいため、思いもよらないことで炎上してしまうリスクも少なくありません。投稿する内容は、広範囲の人に見られても問題ないかどうか、慎重に確認するようにしましょう。

LINE

LINEで結婚報告をする場合は、なるべく個別のメッセージを送ることをおすすめします。

タイムラインで報告をする方法もありますが、お世話になっている人や仕事関係の人など、プライベートの友人以外にも届いてしまう点がネックです。タイムラインを活用するのも良いですが、個別でメッセージを送った後にしたほうが丁寧な印象を与えられます。

また、何人もの友人に個別メッセージを考える余裕がなく、あらかじめ作成した文章をコピーして送った際に、うっかり名前を変更しそびれる人もいるそうです。ちょっとした打ち間違えにより、「手を抜いてコピペ文章を送ったんだな」「大切に思われていない」などの印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。

個別メッセージで結婚報告を行う際は、送る前に必ず最初から最後まで目を通し、内容に間違いがないかをチェックするのが大切です。

【文例】友人への結婚報告(LINEやメール)

【文例】友人への結婚報告(メールやLINE)

LINEやメールで結婚報告をする際の文例をご紹介します。結婚式に招待する・しないなどケース別にご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

結婚式に招待したい親しい友人

お久しぶり!元気にしてた?
今日は報告したいことがあってLINEしました。
かねてからお付き合いしている〇〇さんと結婚します。
結婚式は〇月〇日に〇〇ホテルで行う予定です。
〇〇ちゃんにも出席してもらえたらうれしいな。
詳しいことは、後日招待状を送るね。
直接会って伝えたかったけれど、いち早くお知らせしたかったので連絡しました。
今度会うときに、ゆっくりお話しさせてね。
会える日を楽しみにしています。

疎遠になっていたが結婚式に招待したい友人

お久しぶりです。すっかりご無沙汰していましたがお元気でしたか。
この度、結婚することが決まり、連絡させてもらいました。
相手は会社の同僚の〇〇さんです。
〇月〇日に〇〇ホテルで結婚式を行う予定です。
もし、ご都合がよろしければ、〇〇さんにも
ぜひご列席いただきたいと思って連絡しました。
結婚式の詳細については、後日改めて招待状を送ります。
本来であれば、直接会って報告したかったけれど、
なかなか会うことができず、メールでのご連絡となりました。
近いうちにゆっくり報告させてね。
お会いできる日を楽しみにしています。

遠方に住んでいるが結婚式に招待したい友人

お久しぶりです。お元気にお過ごしですか。
すっかりご無沙汰していますが、今日はご報告したいことがあって連絡しました。
実はこの度、結婚することが決まりました。
お相手は大学時代の同級生で、〇〇さんも知っている〇〇さんです。
〇月〇日に〇〇ホテルで結婚式を予定しています。
遠方で申し訳ないのですが、ふたりともぜひ〇〇さんにご列席いただきたいと
思っているので、連絡させてもらいました。
交通費や宿泊費はもちろん負担させていただくので、
もし良かったら検討していただけませんか。
直接会ってお伝えしたかったけれど、結婚式のこともあったので早めに連絡させてもらいました。
〇〇さんに久しぶりにお会いできるのを楽しみにしています。

結婚式に招待したい子育て中の友人

お久しぶりです。ご家族皆様、お元気ですか。
〇〇くん(友人の子どもの名前)もすっかり大きくなったでしょうね。
実は結婚することが決まり、ご連絡させていただきました。
お相手は会社の同僚の〇〇さんです。
〇月〇日に〇〇ホテルで結婚式を予定しています。
ぜひ〇〇ちゃんや〇〇くんにもご列席いただきたいと思いLINEしました。
〇〇くんの席も用意するので、ご都合が良ければぜひご一緒にいらしてください。
直接会ってお伝えしたかったけれど、〇〇ちゃんには早く報告したかったので
連絡させてもらいました。
〇〇ちゃんや〇〇くんに会えるのを楽しみにしています。

二次会に出席してほしい友人

こんにちは!お久しぶりです。
実は、この度結婚することになりました。
お相手は会社の同僚の〇〇さんです。
結婚式は〇月〇日ですが、親族のみで行う予定となっているので、
そのあとに仲の良い人たちに来ていただく二次会を予定しています。
〇〇ちゃんや○○ちゃんにも声を掛ける予定なので、
もし良かったら一緒に二次会に来ていただけるとうれしいです。
直接会って話したかったけれど、ご予定もあるのでいち早く報告させてもらいました。
次にあったときに、ゆっくり報告させてくださいね。
〇〇ちゃんに会える日を楽しみにしています。

結婚式には招待しない友人

お久しぶりです。ご無沙汰していますが、お元気ですか。
実は、この度結婚することになりました。
お相手は会社の同僚の〇〇さんです。
結婚式は親族のみで行う予定で、婚姻届は〇月頃に提出します。
新居は○○駅なので、近くに来るときはぜひ遊びにきてね。
なかなか会うことができず、LINEでの報告になりましたが、
ぜひ今度ゆっくり報告させてください。
今後も変わらぬお付き合いをお願いします。

順番や時期を守って大切な友人へ結婚報告をしよう

順番や時期を守って大切な友人へ結婚報告をしよう

友達に結婚報告をするときは直接会って報告するのがベストですが、タイミングや距離の問題もあり、なかなか難しいこともあります。LINE・メール・SNSで報告を行う場合は、ご紹介したマナーやポイントを押さえて、ミスや漏れのないように気をつけることが大切です。文例なども紹介したので、ぜひ参考にしてください。

 

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この記事を書いた人
cyan

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美容やライフスタイルを中心にマーケティングや法律など幅広いジャンルを執筆するフリーライター。海外ドラマとコーヒーと猫をこよなく愛す1児の母。

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