結婚14年目は「象牙婚式」でお祝い!強い絆を感じられるプレゼントを【記念日を想うとき】

結婚14年目は「象牙婚式」でお祝い!強い絆を感じられるプレゼントを【記念日を想うとき】

14年目の結婚記念日は「象牙婚式(ぞうげこんしき)」と言います。結婚14年目に、おふたりで築きあげてきた道のりをあらためて思い返してみてはいかがでしょうか。そして、結婚14年目の記念として素敵なプレゼントをお互いに贈りあうのもよいでしょう。今回は、象牙婚式におすすめのプレゼントや、プレゼントを選ぶ際のポイントもあわせてご紹介していきます。

目次

結婚14年目の記念に行う「象牙婚式」とは?

結婚14年目を祝う記念日は「象牙婚式(ぞうげこんしき)」。象牙婚式には、象牙が少しずつ成長するように、「結婚1年目から積み重ねてきた日々が夫婦の絆をさらに強められますように」という願いが込められています。また、結婚14年目の記念式は、象牙婚式の他にも「苔瑪瑙婚式(こけめのうこんしき)」とも呼ばれています。まずは、象牙の詳しい意味や象牙婚式の由来について確認しておきましょう!

象牙って?

象牙と聞くと、象の牙を想像する方も多いかもしれません。実際は、大きく発達した前歯を象牙と呼びます。象牙は、木が成長するとともに年輪が増えて固く強くなっていくように、象が成長する度にカルシウムを蓄積しながら大きく強い歯になります。

「象牙婚式」の由来

結婚14年目の記念日が「象牙婚式」といわれているのはなぜでしょうか。象牙婚式は成長するとともに強く硬い歯になる象牙にちなんで、「夫婦の絆が強く固く結ばれるように」という願いが込められています。結婚1年目は紙婚式と呼ばれており、おふたりの結婚生活の歳月が積み重なっていくほど、木・鉄・陶器・錫(すず)というように、強く硬い素材にちなんだ名前が記念日の由来になっています。

14年目は「苔瑪瑙婚式」(こけめのうこんしき)とも言う?

結婚14年目の記念日は象牙婚式というのが一般的ですが、別名「苔瑪瑙婚式(こけめのうこんしき)」とも呼ばれています。「苔瑪瑙(こけめのう)」は「瑪瑙(めのう)」という宝石と鉱物の混合物で、苔を内包したような緑の模様が美しい宝石です。一般的に、「モス・アゲート」の名で知られており、日本では古くから「豊穣(ほうじょう)」をもたらす宝石として親しまれてきました。

また、豊作は安定した食料を確保でき、一族の繁栄につながることから、モス・アゲートは「守り石」とされてきたようです。このように、モス・アゲートは結婚14年目を迎える夫婦にふさわしいとされ、結婚記念日の名前や記念石の由来になっています。

象牙婚式のプレゼントの選び方

象牙婚式を迎えるにあたってプレゼントを選ぶ際は、象牙やモス・アゲートにちなんだ贈り物がおすすめです。ただし、象牙は高価なこともあり、象牙やモス・アゲートにこだわりすぎると、プレゼント選びが大変になるため、あくまでも選択肢のひとつとして考えておきましょう。ここからは、象牙婚式で夫婦がお互いにプレゼントを贈りあう場合の予算の目安や選び方のポイントを解説します。

予算

象牙にちなんだプレゼントを思い浮かべると、値段の高いものが多いと思う方もいるかもしれません。しかし、象牙婚式の記念に夫婦でプレゼントを贈りあうなら、値段の高さよりも品質の高さで選ぶのがよいでしょう。結婚14年目の記念にかける予算の目安は、5,000円~20,000円程度が一般的です。

象牙にこだわりすぎないことが大切

象牙婚式のプレゼントとして、象牙の印鑑を贈りあうことが定番な時もありました。象牙の印鑑が象牙婚式のプレゼントの定番とされていたのは、日本が象牙の最大の輸入国であったためです。しかし、ワシントン条約(CITES)によって、アフリカ象などが絶滅危惧種に指定されたことで、1990年から象牙の国際取引が禁止されました。

輸入が禁止されたことで、象牙の希少価値が高まり、現在は非常に高価なものとなっています。象牙婚式で象牙の印鑑を贈りあうのも素敵ですが、象牙のプレゼントにこだわりすぎず、相手を想ってプレゼントを選ぶことで気持ちを伝えましょう。

象牙婚式に贈るプレゼントの賢い選び方

象牙婚式に贈るプレゼントは象牙にこだわる必要はないものの、象牙のように、長く大切に使い続けられるものを選ぶとよいでしょう。特に、日常的に使いやすい実用性の高いものをプレゼントに選ぶと大変喜ばれます。例えば、男性へのプレゼントなら、腕時計やビジネスグッズなどがおすすめです。女性にはモス・アゲートをあしらえたアクセサリーや旅行・体験ギフトなどを選んでみてはいかがでしょうか。

象牙婚式のおすすめプレゼント10選

結婚14年目にふさわしい、象牙やモス・アゲートにちなんだおすすめのプレゼントをご紹介します。低予算のものから高価なものまで、多彩なラインナップをご用意しているため、象牙婚式のプレゼント選びの際に参考にしてください。

1.象牙モチーフのアクセサリー

男性から女性へプレゼントするなら、象牙をモチーフにしたアクセサリーがおすすめです。象牙は温かみのある個性的な色味を持つため、結婚14年目の記念日にふさわしいプレゼントといえるでしょう。例えば、次のようなアクセサリーを選んでみてはいかがでしょうか。

  • ブローチ
  • ピアス
  • イヤリング
  • ブレスレット
  • ネックレス

アンティークなデザインのアクセサリーも多く、落ち着いたファッションを好む女性へのプレゼントにぴったりです。

2.モス・アゲートのアイテム

象牙以外におすすめのプレゼントは、モス・アゲートがあしらわれたアイテムです。モス・アゲートは、白や透明の瑪瑙に緑・赤・黒の鉱物が内包された宝石です。結婚14年目の記念石で、「物事を繁栄させる」という意味を持つパワーストーンとして知られています。結婚14年目のプレゼントにモス・アゲートをあしらったアイテムを選べば、おふたりにとって意味のあるプレゼントになるでしょう。

モス・アゲートをあしらったアイテムとして、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーが販売されています。また、おそろいのストラップをプレゼントに選び、バッグや携帯電話に付ければ、夫婦の絆を身近に感じられるでしょう。

3.夫婦箸・夫婦茶碗

夫婦箸や夫婦茶碗は流行のデザインに左右されることがなく、日常的に使いやすいプレゼントとしておすすめです。食卓にセットされた色違いの箸や茶碗を見る度に、結婚14年目を迎えたことを一緒に噛みしめられるでしょう。象牙を使って作られた箸を贈るのも象牙婚式ならではですが、高価なため予算にあわせて他の素材の夫婦箸を選ぶのもひとつの手です。

結婚14年目の記念に特別なものを贈りたいという場合は、漆塗りや名入れをした夫婦箸・夫婦茶碗をプレゼントに選ぶのもよいでしょう。

4.マグカップやペアグラス

マグカップやペアグラスは結婚記念日の贈り物以外に、誕生日や結婚祝いなどにも定番のプレゼントです。特別感のあるペアグラスを選ぶなら、以下のような職人の繊細な技術で作られた伝統工芸品はいかがでしょうか。

  • 津軽びいどろのカラフルなグラス
  • 江戸切子ガラス
  • 琉球ガラス

マグカップをプレゼントする場合は体験教室で手作りしたり、おふたりの名前や結婚記念日の日付を入れたりするのもひとつの方法です。

5.パジャマ・部屋着

パジャマ・部屋着は実用性が高いため、結婚14年目のプレゼントとしても人気があります。大人のカップルとして質にこだわり、毎日袖を通すものだからこそ、肌触りがよく、洗濯しやすい素材を選ぶことをおすすめします。外出先でのペアルックは気恥ずかしいと思うおふたりもパジャマ・部屋着は他人に見られる心配がないため、お揃いにしてもよいですね。

6.腕時計

日常的に身に付けられるプレゼントを贈るなら、腕時計がおすすめです。ビジネスシーンで身につけるものであれば「お仕事がんばってね」という想いもこめられます。離れていても側で見守ってくれているような安心感も与えられるでしょう。おふたりの好きなブランドがあればペアウォッチを贈りあってもよいですね。腕時計はビジネスからフォーマルな場面で重宝されます。外出先のイメージやファッションの雰囲気にあわせて選べるため、いくつあっても困らないアイテムです。

7.ボールペン・名刺入れなどビジネスグッズ

ビジネスパーソンへのプレゼント選びに悩んだときは、ビジネスグッズを選ぶのもひとつの方法です。ビジネスグッズの定番として、ボールペンや名刺入れなどがあります。14年目の結婚記念日にビジネスグッズを贈るのなら、高級なボールペンや本革を使って作られた名刺入れを選べば特別感を演出できます。一般的に、ビジネスグッズは消耗品とされていますが、品質の高いものを選ぶことで長く愛用してもらえます。また、新調したら喜んでもらえそうなものを贈るとよいでしょう。

8.プリザーブドフラワー

お花は贈り物のアイテムとして定番ですが、プリザーブドフラワーは水やりが不要で、いつまでも花色を楽しむのに最適です。生花も素敵ですが、枯れてしまったときに少し寂しい気持ちになりますよね。美しさが長続きするプリザーブドフラワーを渡す際に、メッセージを添えれば、一層喜んで受け取ってもらえるでしょう。

9.旅行・体験型ギフト

結婚14年目ともなると、「プレゼントとして想い浮かぶものはだいたい贈ってしまった」ということもあるでしょう。そんなときは、旅行や体験型ギフトをプレゼントに選ぶのもひとつの手です。また、日頃の感謝の気持ちを伝える手段として、マッサージやエステなど、心身の癒しを与えられる時間・体験をプレゼントするのもおすすめです。旅行・体験型ギフトには、スポーツ体験や海のアクティビティを楽しめる非日常的な体験を自由に選べるため、おふたりで相談して新しい体験をしてみるのもよいでしょう。

10.象にちなんだアイテム

象牙婚式にちなんで象をモチーフにしたアイテムを選べば、遊び心のあるユニークなプレゼントを贈ることができます。お相手が結婚14年を「象牙婚式」と呼ぶことを知らない場合は「なんで象なの?」という会話から、象牙婚式の意味を語りあうきっかけにもなります。インテリアグッズ、ファッションアイテム、お菓子など、象がデザインされたものは豊富にあります。可愛らしい象がモチーフになったプレゼントを眺めながら、この14年間を振り返ってみてもよいでしょう。

象牙のように年月を重ねて強い関係へ!

結婚11年目の記念日をお祝いする象牙婚式についてご紹介しました。象牙には、木の年輪のように長い年月をかけて大きく成長していく特徴があります。そのため、象牙婚式には「日々の積み重ねによって、夫婦の絆がさらに深く結ばれますように」という願いが込められています。そんな深い願いが込められている象牙婚式は、おふたりで14年の結婚生活を振り返りつつ、結婚15周年に向けて思いをよせてみてはいかがでしょうか。

結婚1年目から10年目の記念式の呼び名や意味を知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください!

この記事を書いた人
ライター myway

ライター myway

ライフスタイルから保険・転職・法律などまで幅広いジャンルを執筆。未経験のジャンルにも積極的にチャレンジ中。一番の癒しは、仕事の合間に愛犬とじゃれ合う時間。

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