アニヴェルセル“夏の甲子園”!料理コンクール&デザートコンクールNo.1が決定!
アニヴェルセルでは毎年、全10店舗のキュイジニエとパティシエが集結して、各部門のトップを決める調理コンクールを開催!
料理は【冷製オードヴル部門】と【温製(魚・肉)部門】、デザートは【皿盛りデザート部門】と【デザイン部門】、そして、店舗対抗戦となる【サステナビリティ部門(カナッペ)】の全5部門で、それぞれの技術力と表現力を競い合います。
2025年8月5日(火)に行われたコンクールから、上位入賞者のメニューをお届けします。
▶料理コンクール【冷製オードヴル部門】【温製(魚・肉)部門】
▶デザートコンクール【皿盛りデザート部門】【デザイン部門】
▶店舗対抗戦【サステナビリティ部門(カナッペ)】
料理コンクール【冷製オードヴル部門】【温製(魚・肉)部門】
華やかで繊細な冷製料理から食べ応え十分な魚、肉料理まで
料理コンクールは、冷製オードヴルと温製(魚・肉)の2部門に10名が決勝進出。
お客様の視点をより重視するため、専門学校の先生や農園の方、同業他社など社外からも審査員をお招きし、料理の味・ビジュアルなどの項目を評価していただき、各部門の優勝者を決定しました。
1位 アニヴェルセル みなとみらい横浜 フォレストメゾン・菅原和彦さん「紅ズワイ蟹とカリフラワームースキャレ 甲殻類のコンソメジュレ ライムの香り」
【冷製オードヴル部門】1位に輝いたのは、アニヴェルセル みなとみらい横浜店 フォレストメゾン・菅原和彦さん。
ゆっくり優しく火入れして水分を飛ばし、味を凝縮させたカリフラワーと紅ズワイ蟹でできたムースに、ほのかな紫蘇とライムの香りをアクセントにした一皿。チーズチュイールなどの立体的なデザインが華やかさに一役買っています。
左:2位 江坂・織田貴史さん「牛タンロティと砂ずりのコンフィ トマトのジュレとレモンのギモーヴ パンデピスのガトー」
右:3位 大阪・落合健太さん「鴨胸肉とオレンジをシガレットで包みこんで」
1位 アニヴェルセル 大阪・中西健太郎さん「平目のシューファルシー・ブールダンショワ」
【温製(魚・肉)】の1位は、アニヴェルセル 大阪・中西健太郎さんの一皿。
メイン食材となる平目の中には、平目と相性の良い海老と魚のムースを。ムースに加えられたマッシュルームやフリットにしたごぼうのおかげで旨味と食感もプラスされ、魚料理でも食べ応え十分なメニューに。
左:2位 みなとみらい横浜 オーシャンヴィラ・黒沢勇太さん「エスプレッソ香る鴨胸肉とフォアグラのパイ包み焼き 赤い根菜のデグリネゾン」
右:3位 みなとみらい横浜 オーシャンヴィラ・岩澤平さん「サーモン 雲丹 蟹 海苔 お米のパイ包み」
デザートコンクール【皿盛りデザート部門】【デザイン部門】
今後のデザートビュッフェに期待!美しいウェディングケーキも
デザートコンクールの決勝進出者は、皿盛りデザートとデザインの2部門あわせて10名。料理コンクールと同様、社外からお招きした審査員の方などによって味・ビジュアルなどの項目を評価していただき、各部門の優勝者が決まりました。
1位 アニヴェルセル 調理部・宇鉄彩花さん「クルールエリュディック~彩りと遊び心~」
【皿盛りデザート部門】1位は、アニヴェルセル 調理部・宇鉄彩花さん。コンクール出場常連者が今回初の優勝を手にしました。
華やかで可愛らしいムースのデザート。中にはライムフロマージュムースをはじめ、ベリーやパッションフルーツ、ルバーブなど甘酸っぱいジュレやソースが隠れていて、さらに、ふわりと桃が香るフルーティな味わいの一皿です。
左:2位 みなとみらい横浜 オーシャンヴィラ・大出早耶さん「縁」
右:3位 みなとみらい横浜 フォレストメゾン・森田万由佳さん「ピュール~純粋~」
1位 アニヴェルセル 江坂・吉井美雪さん「幸福」
【デザイン部門】で1位を手にしたのは、アニヴェルセル 江坂・吉井美雪さん。なんと今年で三連覇を達成!
祝福の雨がキラキラと降りそそぎ、花々が新郎新婦の門出を晴れやかに彩る様子を表現。どこから見てもバランスのとれた美しいデザイン、そして、新郎新婦の表情がより輝くようにと工夫された肌色の調合も吉井さんの作品の特徴です。
左:2位 白壁・影山瑠美さん「ウィルカラー~色づく日々~」
右:3位 みなとみらい横浜・幡川絵美さん「煌めきの瞬間」
マジパンで作った新郎新婦の表情や衣装もパティシエによってさまざま!
皿盛りデザート1位のデザートはさらにブラッシュアップをして、来年以降のデザートビュッフェに登場する予定!ぜひ楽しみにお待ちください。
店舗対抗戦【サステナビリティ部門(カナッペ)】
フードロス削減の推進につながる料理が勢ぞろい
最後にご紹介するのは、昨年から登場の【サステナビリティ部門(カナッペ)】。今年は全店舗で予選を行い5店舗が本選出場。フードロス削減を意識したカナッペが並びました。
各店舗のカラーが表現される部門でもあり、料理にもその個性が色濃く反映されていて、見ているだけで楽しめます。料理長を中心に各店舗のスタッフたちが工夫を凝らした、さまざまなアイデアが発表されました。
1位 白壁「ブロッコリーのムースと鴨のレムラード 色鮮やかなジュレを乗せて」
ブロッコリームースの上にレムナードソースを絡めた鴨を重ね、花を閉じこめた透明なジュレを乗せました。扇の飾りは、ほうれん草のチュイル。装飾には食材として使用できない野菜の皮をチップにして。
2位 みなとみらい横浜 フォレストメゾン「炙りサーモンと紋甲イカの“なめろう”」
見た目はフレンチ、食べると和というユニークなカナッペ。サーモン、紋甲イカ、オクラ、大葉やみそなどをあわせた“なめろう”に3種の衣を纏わせ、華やかな見た目に。野菜の端材はミキサーでソースにするなど無駄なく使っています。
3位 大宮「牛フィレカツとさつまいものみそポテト仕立て」
埼玉グルメをサンド!牛肉のフライを、蒸したさつまいもで挟みました。仕上げにみそポテトのみそダレを。青いオイルは、長ネギの青い部分を混ぜたオリープオイル。彩りと味のアクセントに。
調理部「真鯛のエクラゼ フュメとディル」
調理の過程で出てしまう白身魚の小さな切り身を丁寧に処理したサステナブルな一品。白身魚をエクラゼ=砕くことで、均一で軽やかな食感に。ハーブのディルが爽やかさを添えています。
江坂「海 再生 非常識」
アワビの肝やセロリの葉などを混ぜた、オマール海老の冷製コンソメスープ。カナッペにスープを注ぐことで、また違った味わいに。ウェルカムパーティの時間を少しでも楽しんでほしいと考えた一品です。
ベテランに交じり、若い世代が大活躍した今年。受賞者だけでなく、キュイジニエやパティシエたちを支えてきた各店舗のスタッフのサポート力&チーム力もあり、素晴らしい盛り上がりをみせていました。
アニヴェルセルはこのコンクールを通して、トレンドを取り入れた新メニューの開発、料理の品質向上、人財育成に取り組み、今後もより一層、お客様に喜んでいただける料理を追求していきます。
- この記事を書いた人
-
ライター さとう
女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事のインタビューも担当。