春ならではの結婚式アイデア|装花・ドレス・演出を紹介

春ならではの結婚式アイデア|装花・ドレス・演出を紹介

春は、一年の中でも過ごしやすい季節。新年度がスタートし、明るく前向きな気持ちにもなれるため、結婚式を挙げる季節としてもぴったりです。「結婚式を挙げるなら、断然春!」と考えているカップルも多いことでしょう。それなら、春らしさをふんだんに感じられる演出にしたいもの。

今回は春の結婚式について、人気の装花やドレス、春を感じる演出などを紹介します。春に結婚式を挙げる際の注意点も解説しますので、これから春に結婚式を挙げたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

目次

春に結婚式を挙げるメリット

春は結婚式を挙げるのに人気のシーズンです。うららかな気候は、おふたりの門出を祝う結婚式にぴったり。外で過ごしやすい気候のためゲストにも喜ばれるでしょう。会場コーディネートに花や緑を取り入れると、いっそう春らしい華やかな雰囲気になります。

気候が安定している

必ず晴れるという保証はありませんが、3月から5月は1年の中で最も降水量が少ない時期。穏やかな気候で過ごしやすいためゲストも外出しやすく、結婚式のような晴れやかな日に向いています。また、春は新緑が美しい季節。ガーデンで緑を背景に写真を撮ったり、デザートビュッフェでおもてなししたり、屋外の演出も映える季節です。

選べる装花・ドレスが多い

爽やかな気候の春は、花や緑をふんだんに使用した演出が叶う季節。桜の花との相性も抜群です。選べる装花の種類が多いと、結婚式にテーマを持たせることができたり、ドレスと会場コーディネートの色を統一できたりと、コーディネートの幅も広がるでしょう。また、春は寒くもなく暑くもないため、和装を着たり、肩や背中のあいたドレスを選んだりと衣裳選びの幅が広がるメリットもあります。

春に結婚式をあげる際の注意点

穏やかな気候の春とはいえ、まだ寒さが残る地域があるので、寒さ対策が必要です。また、春は花粉症の季節。鼻水やくしゃみで式当日が台無しになってしまわないよう、花粉症対策もしっかり行いましょう。

参列者への寒さ・花粉症対策を

穏やかな気候の春とはいえ、特に3月は地域や時間帯によってはまだ寒さが残っている場合があります。ご新郎ご新婦はもちろん、ゲストのためにもブランケットや温かい飲み物を用意するなどし、寒さ対策を行っていると安心です。また、春は花粉症が辛い季節でもあります。外での演出時間を短くするのもひとつの方法ですが、アメニティグッズとしてティッシュやマスク、メイク直し用のあぶらとり紙や綿棒などを準備しておくと、より花粉症のゲストにも喜ばれるでしょう。

式場予約・招待状は早めに

春は結婚式を挙げるのに人気のシーズン。式場の予約が早い段階で埋まりやすいため、春に結婚式を挙げたいカップルは、早めに計画を立てましょう。また、春は卒業や入学、就職、異動、引っ越しなどで忙しい季節でもあるため、ゲストが他の予定と重なる可能性が高くなります。早い段階で招待するゲストに日程を伝えておき、スケジュールを確保してもらうことが大切です。結婚式の日程を早めに知らせることで、ゲストのスケジュール調整がしやすくなる「Save The Date」の活用もおすすめです。

春の結婚式で人気の装花|ブーケやケーキにも

春の結婚式の魅力のひとつといえば、選べる装花が豊富でおふたりがイメージする結婚式のテーマにぴったりのお花を見つけやすいこと。選んだ装花の花言葉を結婚式のテーマにするのも素敵な演出です。ブーケやテーブルコーディネートだけでなく、ケーキやヘアアレンジなどにも取り入れて、春らしい雰囲気につつまれた会場でゲストをおもてなしすれば、より印象に残る結婚式となるでしょう。

すずらん

すずらんの花言葉は、「純粋」や「愛の告白」。聖母マリアの象徴の花とされ、イギリスのキャサリン妃も結婚式でブーケに使用した花として知られています。コロンとした鈴のような白い小花が可愛らしく、小ぶりのクラッチブーケにもおすすめ。見た目も花言葉も結婚式にふさわしい花ですが、すずらんは出回る時期が短いので、結婚式に使いたい場合は、早い時期にフローリストやプランナーに相談しましょう。

芍薬(シャクヤク)

春に丸く大きな花を咲かせる芍薬の花言葉は、「恥じらい」「はにかみ」「謙遜」「慎ましさ」。何枚もの花びらが重なりながら咲くため花自体にボリュームがあり、ブーケにすると華やかな仕上がりになります。また、和装とも相性が良く、色もピンク・白・赤・黄・紫・オレンジなどとても豊富なので、コーディネートの幅も広がるでしょう。芍薬の甘く優しい香りは、ブーケを持つ花嫁が通るとふんわりとゲストにも届くほど芳醇です。ゲストもきっと幸せな気持ちになるはず。

アネモネ

鮮やかな花色のアネモネ。「あなたを愛します」「あなたを信じて待つ」など相手を想うような花言葉なので、結婚式にもぴったりの花です。アネモネは、ピンクやオレンジ、青など色が豊富で花の姿も可愛らしいため、ブーケ・会場装花・ウェディングケーキ装花などにもよく選ばれる花です。オフホワイトの花びらで、真ん中がネイビーブラックになっているクラシカルな雰囲気のアネモネは、大人っぽさを演出したい花嫁に人気です。

チューリップ

春の花を代表するチューリップ。園芸用として定番の花ですが、結婚式にも人気。ふんわりと咲く花は、コーディネート次第で可愛くも大人っぽくも見せることができます。また、色の種類も豊富なので、ドレスや会場の雰囲気にあわせて選ぶことができるでしょう。単色にしても複数の色を混ぜても素敵なブーケや装花になります。ただし、花言葉は「愛の芽生え」「思いやり」「真実の愛」など色によって異なり、中にはネガティブさを感じられる花言葉もありますので、気になる方は、使用前に確認しておきましょう。

ミモザ

ふわふわと小さな花を咲かせるミモザ。花言葉は「思いやり」「友情」「秘めた愛」です。鮮やかな黄色い花は、クラッチブーケにするとナチュラルな雰囲気が出るので、緑に囲まれたガーデンウェディングやアットホームなレストランウェディングとの相性が良いでしょう。カジュアルな雰囲気の二次会にもなじむので、結婚式で使ったブーケをそのまま使うこともできます。

春の結婚式で人気のカラードレス・ドレスの素材

春に結婚式を挙げるなら、春らしいドレスにしたいと思う方も多いのでは。春は、色とりどりの花が咲くとてもきれいな季節。春の代名詞である桜を連想させるピンクや柔らかなパステルカラーなど、明るい色のドレスを着ると春らしい雰囲気になります。素材や柄にもこだわりながら、ドレス選びを楽しんでみてください。

ピンク|色調や素材、形で異なる印象に

可愛らしさがあふれるピンク。女性が選ぶドレスの色の中でも常に上位に位置する色です。春らしさを感じさせるドレスにしたいなら、桜を連想させるピンクがぴったりですね。明るくふわふわしたデザインのものなら若々しく新鮮なイメージに、スモーキーピンクでボリュームの少ないドレスを選べば、上品で大人っぽいイメージになるでしょう。「ピンクを着たいけれど派手な印象にはしたくない」という方におすすめです。また、スモーキーピンクであれば、ご新郎も自然と着こなすことができ、おふたりでリンクコーデも楽しめるでしょう。

パステルカラー|春ならではの色

柔らかい印象のパステルカラーも、春らしさを表すのに最適な色です。「パステルカラーのドレスを着ると、子どもっぽく見られそう」と思うご新婦もいるかもしれませんが、淡いピンクや黄色、水色などのパステルカラーは優しい色あいなので、派手にならず品良く着こなすことができます。大人っぽい雰囲気にしたければ、一色でまとめたり、すっきりしたデザインのドレスを選んだりすると良いでしょう。スモーキーカラーなど、少しグレーがかった色も落ち着いた雰囲気になります。

グリーン|ナチュラルな雰囲気に

新緑を連想させるフレッシュなグリーンも、春の芽吹きというイメージにぴったりの色です。透明感のある淡いトーンのグリーンなら、幻想的な雰囲気に。色のバリエーションも、ターコイズ・イエローグリーン・ミントグリーンなどと幅広く、ガーデンウェディングとの相性も抜群です。大人ナチュラルな雰囲気に仕上げたい方におすすめです。

着物|春の柄を楽しめる

桜をバックにした色打掛や白無垢での挙式も素敵です。ピンクや黄色など可愛らしい色の着物がよく映えるでしょう。また、和装には柄を選べる楽しみもあります。着物の柄には意味があり、例えば、桜は人生のスタートを意味するため、結婚式の衣裳としてぴったりの柄です。

素材|レース・チュール

素材で春らしさを演出することもできます。春の結婚式におけるドレスの素材としておすすめなのは、チュール素材・オーガンジー・レースなどの軽い物や透け感のある素材です。寒さの残る春のはじめや夕方の結婚式なら、袖部分やデコルテ部にチュールやレース素材を使ったドレスもおすすめ。花の刺繍やフラワーモチーフがほどこされているウェディングドレスも、春にぴったりですね。

ゲストと一緒に春を感じる演出

ご新郎ご新婦だけでなくゲストにとっても想い出に残る結婚式にするためにも、春らしい演出でおもてなししてみましょう。結婚式のテーマを春のイベントにしたり、ウェルカムスペースを春らしいアイテムで彩ったりすれば、より印象に残るでしょう。お料理や飲み物にも春が旬の食べ物を添えれば、美味しさもひとしおです。

春のイベントをテーマにする

春は、ひな祭り・ホワイトデー・卒業式(入学式)・イースター・端午の節句・母の日などのイベントがあります。それらにあわせて結婚式のテーマを演出すると、春の雰囲気をふんだんに感じられる演出になるでしょう。

例えば、ウェルカムベアをひな人形風にする、プチギフトもをひし餅カラーの金平糖やひなあられにする、パステルカラーのたまご・うさぎのぬいぐるみを飾る、イースターにちなんで、宝探しならぬ「卵探し」遊びで「エッグハント」をする、独身卒業式をする、お母さんに感謝状を贈る、など。いっそう想い出に残る結婚式になるでしょう。

春の花をエスコートフラワーに

テーブルナンバーを記載したお席に案内するエスコートカードに花をセットにしたエスコートフラワーも人気の演出です。エスコートコサージュを用意すれば、ゲスト全員にコサージュが行き渡り、会場全体がたくさんのお花で彩られます。ご新婦のブーケやヘッドフラワーにもゲストと同じコサージュをあしらえば、一体感が生まれるでしょう。

エスコートフラワーに添える花を瓶に入れたりクリップで釣ったりと、オシャレに飾り付ければウェルカムスペースも華やかになり、ゲストにも選ぶ楽しさを感じ取ってもらうことができます。100円ショップに売っているもので簡単に作ることができるので、ぜひ春らしさをDIYしてみてください。

料理や飲み物で春を感じてもらう

いちごや旬のフルーツを使ったスプリングカクテルをウェルカムドリンクにしたり、桜色のシャンパンに桜の花びらを浮かべて乾杯したりすれば、結婚式のはじまりがいっそう盛り上がりますね。

桜をテーマにしたウェディングケーキやパステルカラーのマカロン、桜餅など、春のアイテムや春らしい色を取り入れたスイーツにすると、甘いものがお好きなゲストに喜んでもらえるだけでなく、写真映えもするのでより想い出に残る結婚式になります。

春ならではの華やかなコーディネートを楽しんで

一年の中でも過ごしやすい春は、結婚式を挙げる時期にぴったりの季節。選べる装花やドレスも多く、ガーデンウェディング、デザートブッフェなど屋外の演出も映えるといったメリットもあり、春ならではのコーディネートを楽しむことができます。春のイベントをテーマにしたり、お料理や飲み物を春が旬の物で彩れば、いっそう春らしさを感じることができるでしょう。

ただし、地域によってはまだ寒さが残るため、自分たちはもちろん、ゲストへの防寒対策もしっかり行ってくださいね。花粉症対策もお忘れなく。また春は結婚式の人気シーズンなので、予約は早めに行いましょう。

春らしさをたっぷりと感じられる演出で、ぜひ想い出に残る結婚式にしてくださいね。

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この記事を書いた人
ライター 瀬上友里恵

ライター 瀬上友里恵

地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。

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