結婚式に呼ぶ人数の平均や費用は?予算に合わせた招待客の決め方もご紹介
結婚式準備でご新郎ご新婦が悩むことのひとつに【招待客の人数】があります。
「結婚式の招待客の人数は?」、「披露宴には何人呼ぶ?」、「新婦のゲストが少ないけど大丈夫?」、「新郎新婦の招待人数はあわせないとダメ?」など、結婚式の招待人数に関する悩みや疑問についてお答えしていきます。
さらに、予算に合わせた招待客の決め方、結婚式に招待する人数や費用の平均もご紹介。これから招待人数を決めるおふたりは今回の記事をぜひ参考に。
- 目次
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- まずは結婚式に招待する【平均人数】を知ろう
- 結婚式招待人数の全国平均は49.1人
- 結婚式の招待人数の決め方・3つのポイント
- ①呼びたいゲストを【リストアップ】する方法
- ②【結婚式スタイル】から人数を決める方法
- ③【予算】にあわせて招待人数を決める方法
- 招待人数別・おすすめの結婚式スタイル
- 【ゲスト30人未満】アットホームな結婚式
- 【ゲスト50~60人前後】距離が近い結婚式
- 【ゲスト100人以上】盛大で楽しい結婚式
- 予算にあわせる!結婚式の招待人数の決定方法
- ・結婚式の招待人数別予算の内訳をチェック
- ・予算にあわせた招待人数の決め方
- 結婚式の招待人数に関する疑問点を解決しよう
- ・ゲストの人数を確定するタイミングは?
- ・両家ゲストの招待人数は合わせないとダメ?
- ・どこまで呼ぶ?親族や友人の人数バランス
- 結婚式をプレ体験できるブライダルフェアへ
まずは結婚式に招待する【平均人数】を知ろう
結婚式に招待するゲストの人数は、おふたりがどんな結婚式にしたいかによっても変わってきます。まずは、先輩カップルたちのアンケート(ゼクシィ結婚トレンド調査 2023)から、結婚式に招待したゲストの平均人数をチェックしてみましょう。
結婚式招待人数の全国平均は49.1人
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023」によると、結婚式の招待人数の全国平均は49.1人!
人数別にみると、ボリュームゾーンは「60~70人未満」(13.9%)となり、ボリュームゾーン前後を合計して、「50~80人未満」(34.2%)にすると全体の3割以上に。そして、「100人以上」(4.7%)が全体の5%以下だった一方、“少人数結婚式”とされる「30人未満」(25.9%)は全体の約1/4を占めていました。
結婚式は地域の違いが出やすいのも特徴ですが、地域別でみると、招待人数にもこのような違いが。北海道や東北地方(一部)は、ご祝儀ではなく金額が一定となる「会費制」の場合が多く、ご新郎ご新婦が招待しやすい&ゲストも参列しやすいと言われています。
今回の結果で、平均人数を大きく上回っているのが九州地方。ゲストの招待人数「100人以上」も15.3%と、その差は圧倒的です。「親戚が勢ぞろいする」、「親族の友人も出席する」など、参列者が多い理由はさまざまあるようですが、結婚式ではたくさんのゲストに祝福されるというのが昔からの風習のようです。
披露宴・ウェディングパーティの招待客人数(地域別・ゲストの平均数)
北海道 | 45.6人 |
青森・秋田・岩手 | 51.6人 |
宮城・山形 | 47.1人 |
福島 | 50.0人 |
茨城・栃木・群馬 | 52.0人 |
首都圏(埼玉・千葉・東京・神奈川) | 49.8人 |
新潟 | 47.9人 |
長野・山梨 | 46.8人 |
富山・石川・福井 | 43.6人 |
静岡 | 54.3人 |
東海(愛知・岐阜) | 44.2人 |
関西(京都・大阪・兵庫・滋賀・奈良) | 45.0人 |
岡山・広島・山口・鳥取・島根 | 44.3人 |
四国(高知・香川・徳島・愛媛) | 50.1人 |
九州(福岡・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄) | 61.4人 |
(ゼクシィ結婚トレンド調査 2023より)
おふたりがどの地域で結婚式を挙げるのかにもよりますが、これらはあくまでも目安の平均値。この平均人数を参考にしつつ、実際に招待するゲストの人数をどうやって決めたらいいのでしょうか。
結婚式の招待人数の決め方・3つのポイント
結婚式を挙げるとき、多くの方が【結婚式の招待人数】について悩まれるようです。
大事なのは、結婚式場の下見やブライダルフェアに行く前に、大まかな招待人数を決めておいたほうがよいということ!理由は、下見やフェアで、結婚式の見積りの相談する場もあるためです。
ここでは、結婚式の招待人数を決める方法として、3つのポイントをご紹介します。
①呼びたいゲストを【リストアップ】する方法
一番ベーシックなのが、おふたりが招待したいゲストをリストアップしてから、費用にあわせて絞り込んでいく方法です。一生に一度の結婚式。おふたりが感謝を伝えたいゲスト、そして、結婚式を一緒に過ごしたいゲストを一人でも多く招待したいですよね。
そこで、おふたりが呼びたい人をそれぞれでリストアップ!あとで管理しやすいよう、エクセルなどのアプリを使うと便利です。名前を挙げていく際、【親族】・【友人】・【職場・会社関係】などの内訳も一緒につけておきましょう。
次に、リストアップしたゲストに“優先順位”をつけていきます。たとえば、主賓や乾杯挨拶といった【結婚式で依頼したいことがある人】、親しい親族や親友といった【絶対に招待したい人】、学生の頃の友人やお世話になっている会社の先輩や同僚といった【可能なら招待したい人】など。
そして、結婚式の予算、会場の収容人数によって、【結婚式で依頼したいことがある人】・【絶対に招待したい人】を優先に、【可能なら招待したい人】で人数を微調整していきます。予算や日時にもよりますが、【可能なら招待したい人】は、二次会パーティに招待するという方法も検討してみましょう。
②【結婚式スタイル】から人数を決める方法
結婚式はゲストの人数によって、雰囲気や演出などが変わってきます。そこで、ある程度、呼びたいゲストの顔ぶれが決まっている、あるいは「こんな結婚式がしたい」というイメージがあるおふたりは、結婚式のスタイルも加味して、具体的に人数を決めていく方法も!
たとえば、少人数ならアットホームな結婚式、親族や友人たちとカジュアルで距離が近い結婚式、たくさんのゲストが楽しめる演出を取り入れた結婚式…など、人数を活かした結婚式スタイルがいくつかあります。
③【予算】にあわせて招待人数を決める方法
招待人数の決め方として、予算を前提にゲストを考えるという方法も。会場下見やブライダルフェアの相談で見積りを出してもらうことができますが、当日までに予算がある程度決まっていれば、一人当たりにかかる金額を算出してくれるため、招待人数の目安もつけやすくなります。
招待人数別・おすすめの結婚式スタイル
結婚式に招待するゲストの人数によって、挙式や披露宴の演出、雰囲気などもさまざま。今回は、ゲストの人数が【30人未満】・【50~60人前後】・【100人以上】の場合、どんな結婚式スタイルが叶うのか、その特徴をご紹介します。
【ゲスト30人未満】アットホームな結婚式
・アットホームな雰囲気で楽しめる
・ゲスト一人ひとりとゆっくり会話ができる
・食事をメインにゆったり過ごせる
・少し凝った演出でも時間をかけられる
昨今、少人数結婚式を選択するカップルも増えています。家族だけで、家族と親友だけで…など、それによって人数も多少変わってきますが、30人以下であれば、演出の数を減らして、食事をしながら、ゲスト一人ひとりと会話を楽しむことをメインにした結婚式もおすすめです。
場所は、少人数結婚式にも対応できる結婚式場、家族だけなら料亭で、家族と数名の友人であればレストランを貸し切って行う、レストランウェディングを選ぶ方もいらっしゃるようです。
アットホームかつ、美味しいお料理でゲストをおもてなししたいおふたりにもぴったり!
【ゲスト50~60人前後】距離が近い結婚式
・新郎新婦がゲスト全員の顔を見渡せる人数
・親族、友人、会社関係もある程度招待できる
・テーブルごとにふれあう時間がつくれる
・ゲスト参加型など演出の幅も広がる
親族、友人、そして、職場・会社関係のゲストをバランスよく招待できる人数の目安が、だいたい50~60人前後。ゲストとご新郎ご新婦の距離も近く、全員の顔を見渡せるのも特徴です。
また、ご新郎ご新婦が各テーブルをまわり、ゲストと会話する時間があり、演出によってはゲスト参加型も可能なため、楽しい時間をすごすことができます。
結婚式場はもちろん、友人ゲストが多い場合、季節や天候によっては、カジュアルさとリラックス感あるガーデンウェディングもおすすめです。
【ゲスト100人以上】盛大で楽しい結婚式
・遠い親戚や友人、会社関係を広く招待できる
・二次会を行わず披露宴にゲスト全員を呼べる
・ゲストが多いことで演出や余興が華やかに
・ご祝儀が増え、自己負担額を抑えられる場合も
ご新郎ご新婦とも、それぞれに友人が多く、少し遠い親戚も結婚式に呼びたいということになった場合、おふたりがこれまで関わってきたゲストが一堂に会す、とても盛大な結婚式が叶います。そのため、演出や余興の盛り上がりもよく、より華やかに。
結婚式で招待客一人当たりにかかる費用がご祝儀の額を上回れば、ゲストが多くなるほどご新郎ご新婦の負担額を減らすことができる場合も。
場所は、100人以上を収容できる披露宴会場のあるホテルや結婚式場、ゲストハウスなどが選ばれることが多いようです。
予算にあわせる!結婚式の招待人数の決定方法
結婚式の招待人数を【予算】にあわせて決める際、どんな項目があり、それぞれの相場がいくらかを知っておくのもポイント!地域によって金額に差はありますが、平均予算を参考に、ゲストの人数を考えてみましょう。
・結婚式の招待人数別予算の内訳をチェック
挙式、披露宴・ウェディングパーティ総額の平均費用は327.1万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2023/全国推計値)、一人当たりのお料理・ドリンクにかかる費用は平均2万700円です。
一般的に、結婚式でお料理・ドリンク・引出物・引菓子・招待状・席次表など一人当たりにかかる費用は約6~7万円と言われているので、予算から招待人数をリストアップする際は、この金額を目安に調整していきましょう。
また、ハナユメ結婚式準備ガイドによる、ゲスト人数・エリア別の最終費用の平均から、招待ゲストが10人増えるごとに、およそ30万円~50万円ほど費用が上がることが分かります。
エリア | ゲスト人数 | 平均費用(最終額) |
---|---|---|
首都圏 | 30人 | 191.4万円 |
〃 | 40人 | 216.2万円 |
〃 | 50人 | 267.6万円 |
〃 | 60人 | 308.0万円 |
〃 | 70人 | 351.2万円 |
〃 | 80人 | 417.3万円 |
東海エリア | 30人 | 182.6万円 |
〃 | 40人 | 209.2万円 |
〃 | 50人 | 247.3万円 |
〃 | 60人 | 285.7万円 |
〃 | 70人 | 331.4万円 |
〃 | 80人 | 374.8万円 |
関西エリア | 30人 | 178.2万円 |
〃 | 40人 | 203.1万円 |
〃 | 50人 | 240.2万円 |
〃 | 60人 | 279.0万円 |
〃 | 70人 | 327.6万円 |
〃 | 80人 | 362.3万円 |
九州エリア | 30人 | 151.6万円 |
〃 | 40人 | 182.9万円 |
〃 | 50人 | 223.4万円 |
〃 | 60人 | 267.7万円 |
〃 | 70人 | 305.8万円 |
〃 | 80人 | 346.0万円 |
出展:ハナユメ結婚式準備ガイド
・予算にあわせた招待人数の決め方
先ほど、ゲスト一人当たりの費用は約6~7万円を目安に…と書きましたが、お料理や引出物をランクアップすれば、当然金額はプラスされていきます。さらに、ゲスト以外の部分、ご新郎ご新婦の衣裳代やヘアメイク代、演出費用などによっても総額は変わります。
結婚式にかかる費用はすべて自分たちでまかなわなければならないわけではなく、実際は、ご祝儀やお互いの両親からの援助もあるため、それらを含めると、
結婚式の費用総額―(ご祝儀+両親からの援助)=おふたりの負担額
となり、単純に考えると、招待客人数が多い方がご祝儀も多くいただくことになり、自己負担額も下がることが分かります。
ただし、結婚式の費用は多くの場合が前払いです。そのため、「おふたりの負担額」と「両親からの援助」を足した金額=【予算】と考えることがポイントです。この予算をもとに、どんな結婚式にしたいか、ゲストが何人呼べるか、そして、どんなおもてなしをしたいかを考えましょう!
結婚式の招待人数に関する疑問点を解決しよう
先輩カップルたちの声をもとに、招待人数に関するよくある疑問まとめてみました。事前にクリアにしておくと安心です。
・ゲストの人数を確定するタイミングは?
結婚式の招待人数を確定するタイミングは大きく3つ。ポイントは【会場見学】!
先に紹介した「結婚式の招待人数の決め方」にあるように、会場見学前に招待したいゲストをリストアップしておく方法、予算を基準に会場を決めてから招待人数を決める方法、そして、会場見学をして式場の規模、結婚式のイメージやスタイルが決まってから人数を決めるなどがあります。
①会場見学前に招待したい人をリストアップして決める
②会場見学より前に予算を決めておき、予算を基準に決める
③式場を決めて、披露宴会場の規模にあわせて決める
・両家ゲストの招待人数は合わせないとダメ?
おふたりそれぞれの招待客をリストアップした後、場合によっては、招待人数に差が出ることも。数名であれば気にならないものの、10人以上の差になると気になってしまいますよね。
ただ、両家で招待人数をきっちり揃えなければいけないというルールは基本的にありません。つまり、ご新郎ご新婦の招待人数に差があってもOKです。
ただし、客層によって演出や余興の楽しみ方に違い出ることもあるため、招待したゲストに楽しんでもらえるよう内容を工夫する必要が。また、親御様や親戚が気にする場合もあるため、招待人数に大きな差が出る場合は、事前に伝えておきましょう。
・どこまで呼ぶ?親族や友人の人数バランス
招待人数を確定するときに一番悩むのが、「呼ぶ人」と「呼ばない人」のボーダーライン。
おふたりが感謝を伝えたいゲストや祝福してほしいゲストを招待するというのも大切ですが、友人の場合、基本的に“結婚式に招待してくれた友人は、自分の結婚式に呼ぶのがマナー”とされています。リストアップでどこまで呼ぶか迷ったら、このマナーも参考に。
ご親族の場合は、親御様に相談をするのが一番。職場・会社関係は、結婚式を挙げた先輩や同僚に話を聞いてみるのもおすすめです。
また、親族や友人など、ゲストの内訳に人数の差が出ても問題はありません。おふたりが「来てほしい」と思うゲストをどちらかに合わせて削るというのではなく、よく話し合って、親御様にも理解していただくことがベストです。
招待するゲストを思い浮かべながら
結婚式をプレ体験できるブライダルフェアへ
結婚式に招待するゲストの人数の決めるときのポイントは、呼びたいゲストをリストアップしてから決める方法、ゲストの人数にあった結婚式スタイルで選ぶ方法、予算にあわせて人数を決めていく方法の3つ。
そして、よりスムーズに招待人数を決めたいのであれば、会場見学やブライダルフェアまでに、大まかな人数を把握しておくのがおすすめ!
招待したいゲストの顔を思い浮かべながら、実際に結婚式が行われている会場を見学していくことで、どんな結婚式にしたいか、どのゲストとどんなふうに過ごしたいかをイメージしやすくなります。
アニヴェルセルのブライダルフェアでは、試食や試着だけでなく、見積りなどの相談もすべて無料!招待人数にあわせた結婚式下要るや費用など、気になることはぜひブライダルフェアにてご相談ください。
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- この記事を書いた人
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ライター 佐藤
女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。