
結婚式にかかる費用はいくら?自己負担額を想定しておこう
これから結婚式に向けて準備を始める新郎新婦にとって、【結婚式の費用】は気になることのひとつですよね。何かとお金がかかるイメージがありますが、結婚式前後の準備も含めると一体いくらかかるのか…と、見当がつかない新郎新婦もたくさんいらっしゃるのでは?
今回は、結婚式にかかる費用の内訳と相場を詳しく解説!ご祝儀や親からの援助の平均額、そして、費用を抑えるためのポイントについても紹介します。
結婚式の費用面でちょっぴり不安…というおふたりは、ぜひ参考に。
- 目次
-
- 結婚式にかかる費用の総額
- 自己負担金の計算方法
- 結婚式費用の内訳&各項目の平均額
- 会場やゲストに関する費用/平均額
- 衣装や美容に関する費用/平均額
- 記録や映像演出に関する費用/平均額
- 結婚式でもらえるお金の相場
- ご祝儀の平均総額
- 結婚式にかかるお金の支払い期限の目安
- 結婚式費用を安く抑えるには?ポイントは2つ
- ①日にちや時間にこだわらない
- ②持込料無料のアイテムを持ち込む
- 具体的な費用はブライダルフェアで無料相談!
結婚式にかかる費用の総額

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」によると、結婚式(挙式・披露宴)の全国平均総額は 343万9,000円、平均招待客数は52人です。単純計算で、1人あたり約6万6,000円かかっていることが分かります。
ただしこれは全国の平均値であり、平均総額は地域によって差があります。最も低い地域は北海道で221万5,000円、逆に最も高い地域は首都圏で374万8,000円です。
昨今の時勢により減少傾向にあった平均総額ですが、昨年から増加傾向となり、前年調査と比べると16.8万円増加。平均招待客数も前年調査より2.9人増加しています。
平均総額 | 平均招待客数 | 一人当たりの単価 | |
---|---|---|---|
2024年調査 | 343万9,000円 | 52.0人 | 約6万6,000円 |
2023年調査 | 327万1,000円 | 49.1人 | 約6万7,000円 |
自己負担金の計算方法
結婚式の費用は多くの場合、前払いで支払います。よって、結婚式を行うには、ある程度の貯蓄が必要となります。
ただし、すべての費用を自分たちでまかなわなければならないわけではありません。ご祝儀、なかには、お互いの両親からの援助もあるため、実際は、総額からそれらを差し引いた金額を支払うことになります。
2024年と2023年の平均は以下のとおりです。
【2024年】ご祝儀205万6,000円⇒自己負担額138万3,000円
【2023年】ご祝儀197万8,000円⇒自己負担額129万3,000円
※「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」調べによる、結婚式の平均総額からご祝儀の平均総額を引いた金額になります。
2024年のご祝儀総額の平均は、205.6万円。自己負担額の平均は138.3万円と、前年調査から9万円アップ。
一般的に、招待客人数が多い方が、自己負担額が下がることが分かります。
結婚式費用の内訳&各項目の平均額
ここからは結婚式費用の内訳について、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」の全国平均データを基に、【会場やゲスト】・【衣装や美容】・【記録や映像演出】に分けて紹介します。
会場やゲストに関する費用/平均額
会場やゲストに関する費用には、挙式や食事、ギフト、装花、ペーパーアイテムなどがあります。それぞれにかかる費用をみていきましょう。
挙式料

挙式料の平均総額…40万円
■挙式タイプ別の費用相場
チャペル…15万円~30万円
神前(初穂料)…10万円~25万円
人前…10万円~25万円
挙式料は会場や挙式のタイプによって異なりますが、主に、司会や牧師、オルガン奏者、聖歌隊などの費用などが含まれています。
バージンロードの歩き方といったウェディングレッスンやリハーサル・チャペル内フラワーやフラワーシャワー用の花びらが含まれているとなおよいでしょう。
料理・飲み物の費用

料理・飲み物の平均総額:106万7,000円
ゲストをおもてなしする料理や飲み物は、結婚式のこだわりポイントのひとつ。初回の見積りから上がることが多く、その理由として「料理を追加、またはランクアップした」という回答が一番多いようです。
料理にかかる費用は「単価×人数分」で計算されるため、人数が増えれば、その分高くなります。
多くの場合、デザートビュッフェやお子様プレートはオプション料金に設定されています。
飲み物は、ビール・ワイン・ソフトドリンクなどが含まれたフリードリンク制が一般的です。乾杯用のスパークリングワインなどは、式場やプランによっては別料金としているようです。
また、ウェディングケーキはケーキの段数やデザインによって、金額が異なります。
ギフト(引出物・引菓子・プチギフト)

ギフトの平均総額:23万6,000円
■1名当たりの費用相場
引出物…6,000円
引菓子…1,400円
プチギフト…300円
ギフトの費用も食事同様「単価×人数分」で計算されるため、総額は人数によって変わります。
一般的に引出物とは、ご祝儀に対するお礼として贈る品です。しかし、現在はライフスタイルの多様化に伴って引出物の在り方も変化、カタログギフトや引出物カード、引出物宅配などにも人気が集まっています。
また、地域によっては、昆布や梅干し、鰹節などの縁起物(しきたり品)を必要とする場合もあります。
会場装花(フラワー)

会場装花の平均総額:19万1,000円
■費用相場
メインテーブル(高砂)の装花…5万円~15万円
ゲストテーブルの装花…1卓あたり5,000円~1.5万円
ケーキ台の装花…約2万円~3万円
装花サービスの場合、花の種類やボリューム、種類によって金額が変わります。
また、披露宴会場だけではなく、ウェルカムスペースや乾杯用のグラスなどを花で彩る場合は、追加で料金がかかります。総額の予想が付かない場合は、式場の写真やフェアで見た装花の金額を参考にするとよいでしょう。
ペーパーアイテム

ペーパーアイテムの平均総額:1,075円
■1部当たりの各平均金額
招待状…328円
席次表…320円
席札…180円
プロフィールパンフレット…247円
最近は、席次表も兼ねたプロフィールパンフレットが増えています。
ペーパーアイテムの作成は式場に依頼することができますが、新郎新婦で手作りしたり、外部の業者に依頼したりと自由にプロデュースできるため、平均金額にも幅があります。
また、招待状の作成から配布、出欠受付、ご祝儀の支払いをすべてWeb上で済ませられるシステムも登場。招待状が不要になるため、特に、若い世代を中心に利用されている方が増えています。
衣装や美容に関する費用/平均額
続いて、新郎新婦の衣装やブーケ、エステについてそれぞれの平均総額をみていきましょう。
これらの中で最も高額なのは新婦の衣装代です。新婦の場合はお色直しをし、さらに衣装だけでなく小物も必要となるので、新郎の倍以上の衣装代がかかる傾向にあります。
新婦衣装(ウェディングドレス/カラードレス/和装)

新婦衣装代の平均総額…50万9,000円
■費用相場
ウェディングドレス…29万0,000円
カラードレス(お色直し)…26万7,000円
白無垢(挙式)…19万5,000円
色打掛(披露宴)…27万8,000円
新婦の衣装代も料理同様、初回の見積りから上がりやすい傾向にあります。
新婦にとって衣装は最もこだわりたいポイント。プラン内でレンタルできる衣装よりも、別途料金がかかるトレンドの衣装をあとから選ぶ新婦が多いため、上がりやすくなるようです。
また新婦の衣装代は、お色直しの回数によっても大きく変わります。加えて、シューズやアクセサリー、インナーなども必要となる点に留意しておきましょう。
新郎衣装(タキシード/和装)

新郎衣装代の平均総額…17万6,000円
■費用用場
タキシード…14万円1,000円
フロックコート(披露宴)…17万9,000円
紋服…10万6,000円
新郎はお色直しをしないことが多いため、費用は新婦よりも安くなります。その代わり、ベストやネクタイのみを変えるベストチェンジをすることがあります。
ブーケ・ブートニア

ブーケ・ブートニアの平均総額:3万3,000円
ブーケは基本的に、ブートニアとセットです。ブーケの場合、花の種類やボリューム、形などによって金額が異なります。
また、ドレスのお色直しに合わせてブーケを変えるとさらに追加料金がかかります。
ブライダルエステ

ブライダルエステの平均総額:9万9,000円
ブライダルエステとは、より美しくドレスを着こなすために行うボディケアです。フェイシャルをはじめ、ドレスから露出しやすいデコルテや肩、二の腕の肌ケアやムダ毛の処理などを行います。
サービス内容や費用はエステサロンによって異なります。美しくしたいパーツは多いと思いますが、あれもこれもとなると時間と費用がかかってしまうので、どこを重点的にケアしたいか決めて行いましょう。
記録や映像演出に関する費用/平均額
最後は、記録や映像演出に関する費用の平均です。式場専属のカメラマンが撮影し、データやディスクで納品されます。披露宴で映すプロフィールムービーやオープニングムービーは、新郎新婦で用意されることも多いようです。
当日の撮影

撮影の平均総額
スナップ撮影…21万1,000円
ビデオ撮影…22万円7,000円
結婚式におけるスナップ写真とは、ヘアメイクをしているところから、挙式、披露宴など、結婚式当日のいろいろな場面を収めた写真のことです。
また、結婚式当日の様子を、エンドロールムービーとして流す「撮って出しエンドロール」は、どの場面までを含めるかによって金額が異なります。
前撮り

前撮りの平均総額
スタジオ撮影…19万6,000円
ロケーション撮影…20万2,000円
結婚式に先立ち、ウェディングドレスや白無垢・色打掛姿で記念写真を撮る「前撮り」。
前撮りにかかる費用は、衣装の数やロケーションによって異なり、撮影場所によっては使用料や入場料が発生します。
また、ロケーション撮影の場合は新郎新婦だけでなく、撮影スタッフの交通費が出張料などの名目で前撮り料金にプラスされることがあります。
結婚式でもらえるお金の相場

結婚式を行うことでもらえる主なお金には、ご祝儀や親・親族からの援助があります。ただし、援助をもらえるタイミングは異なるので、結婚式費用に充てようと考えている際は念のため事前に確認しておきましょう。
ご祝儀の平均総額
ご祝儀の平均総額は、ゲストとの関係性によって以下のように変わります。
ご祝儀の平均総額…205万6,000円
■各平均金額
親族…7万7,000円
上司…4万4,000円
恩師…4万1,000円
友人・同僚…3万円
一般的に、新郎新婦との付き合いが深い、もしくは新郎新婦よりも地位や年齢が上である場合は、多めに包まれます。
あらかじめ試算しておくと、気持ちにも余裕を持つことができるでしょう。
親・親族からの援助
結婚式を行うにあたり、親から何かしらの金銭的援助があった人の割合は74.2%に及びます。受け取った平均額は新郎新婦合わせて、168万6,000円です。
親からの援助はありがたく受け取り、結婚式の資金など有意義に使わせてもらいましょう。
また、もらえるタイミングもあらかじめ確認しておくことで、新郎新婦の大まかな負担額をあらかじめ把握できます。
親・親族からの援助があった割合 | 74.2% |
---|---|
親・親族からの援助総額 | 168万6,000円 |
結婚式にかかるお金の支払い期限の目安
結婚式費用は、前払いが一般的です。
多くの場合が会場成約時に「内金」を支払い、その後、見積りの半分の金額となる「中間金」を、そして、結婚式1週間前までに「最終金」(結婚式費用の全額から内金と中間金を差し引いた金額)を現金で支払います。
支払い金 | 支払いタイミング | 金額&支払い方 |
---|---|---|
内金 | 会場成約時 | 数万から数十万 |
中間金 | 結婚式の30日前 | 見積もり金額の半分 |
最終金 | 結婚式の1週間前 | 費用全額-(内金+中間金)の金額を現金で支払い |
※会場によって支払いのタイミングや支払い方法は異なります。
結婚式費用を安く抑えるには?ポイントは2つ
ご祝儀や親からの援助を結婚資金に充当できるとはいえ、新郎新婦の負担額は決して安くはありません。
しかし、こだわりが強くないポイントをうまく使ったり、手作りのアイテムを増やしたりすることで、結婚式の費用を抑えることができます。
①日にちや時間にこだわらない

結婚式の費用は、比較的人気が集中しにくい日程や時間帯を選ぶことで節約ができます。
一般的に結婚式の日取りにおいて、平日や仏滅、真夏や真冬などの季節、夜は人気が集中しにくいことが多いため、通常よりも安めに設定されている場合があります。
日取りや季節、時間帯にこだわりのない場合は、あえてそういった日程から選び、結婚式の日程を予約してみることもおすすめです。
②持込料無料のアイテムを持ち込む

招待状や席次表、プロフィールパンフレットなどのペーパーアイテムや、新郎新婦の紹介ムービー、衣装小物、ブーケなどを自作したり持ち込んだりすることで、式場や外部の業者へ発注するより、費用を大幅に抑えることができます。
手作りすれば、より心のこもったアイテムになり、想い出にも残るでしょう。
ただし、アイテムを持ち込む場合は「持込料」が発生する式場もあるので、最初の打合せで「持ち込み料金がかからないもの」を確認しておきましょう。
具体的な費用はブライダルフェアで無料相談!

結婚式にかかる費用の主な内訳は、会場、料理や飲み物、ギフト、衣装、写真・動画、花嫁美容などがあり、ご祝儀や親からの援助で費用の一部をまかなうことができる場合も。
ブライダルフェアに行くと見積りを出してくれるので、それぞれにかかる費用を確認し、抑えられる点があるか聞いてみましょう。
お互いのこだわりポイントを優先してバランスをとりながら、予算内に収まるように計画を立て、想い出に残る最高の結婚式を叶えませんか?
\費用も無料で相談!ブライダルフェアへ/
※記事内容を最新情報に更新しました(2024.12.24)
- この記事を書いた人
-
ライター 瀬上友里恵
地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。