結婚式で感謝を伝える親へのサプライズ演出

結婚式で感謝を伝える親へのサプライズ演出

結婚を機会として、親御様に今まで育ててくれたことへの感謝の気持ちを伝えたいと考えているものの、具体的なアイデアが思い浮かばないという方も多くいるでしょう。そこでおすすめなのが、結婚式でのサプライズ演出です。結婚式当日に、親御様への感謝を伝えるための演出を入れることで、素直な気持ちを届けられます。

本記事では、結婚式で親御様に感謝の気持ちを伝えるためのおすすめのサプライズ演出を紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

結婚式の前に行うサプライズ演出

結婚式の当日に、親御様へのサプライズ演出を仕掛けるタイミングは、大きく分けて結婚式の前と挙式中、披露宴中の3つのパターンが挙げられます。ここでは、結婚式の前に親御様へ感謝の気持ちを伝えるサプライズ演出を紹介します。

親族控室に写真とメッセージを飾る

親御様が結婚式を挙げたとき、親族で集まったときに撮った想い出の写真を、フォトフレームやミニアルバムなどに入れ、メッセージを添えて親族の控室に用意しておくことをおすすめします。式の開始を待つ時間を利用して、さりげないサプライズができるため、親御様は待ち時間がより楽しくなるでしょう。

また、親御様が控室に入る前に写真とメッセージを飾っておくだけなので、式の準備で忙しい当日でもサプライズを演出できます。

手紙のプレゼント

手紙

結婚式の前に、親御様へ感謝の手紙をプレゼントするのもひとつの方法です。手紙なら、メッセージカードだけでは伝えきれない思いを、書きしたためることができます。親御様との時間を取って、本人の目の前で手紙の内容を読めば、感動的なサプライズになります。

ゲストの前でご新婦が親御様への手紙を読み、感動を共有できる披露宴の演出とは異なり、結婚式の前に親御様の前だけで手紙を読む場合は親子だけのサプライズとして想い出を作ることができます。面と向かって手紙を読むのは「照れくさい」「泣いてしまいそうだから避けたい」という場合は、親御様に手紙を渡し、時間があるときに読んでもらうと良いでしょう。

挙式前に「家族式」

結婚式の前に、家族式をする方法もあります。家族式とは、親御様とご新郎ご新婦だけで行う簡易的な儀式のことです。親御様に宛てた手紙を読み、今まで育ててくれたことへの感謝の気持ちを伝えられます。今までに言えなかった思いを親御様に伝えることで、清々しい気持ちで結婚式に臨めるでしょう。

アニヴェルセルでは、結婚式が始まる前に親御様と過ごせる「家族の時間」を設けることができます。家族の時間を利用して、親御様へ感謝の気持ちを伝えられます。

結婚式(挙式)中に行えるサプライズ演出

結婚式に参列されるゲストの前で、親御様に感謝の気持ちを伝えるサプライズを企画したいという方は、「ベールダウン」や「紅さしの儀」などの演出方法を検討するのも良いでしょう。以下では、挙式中におすすめのサプライズ演出を紹介します。

ベールダウンのセレモニー&紅さしの儀

教会式ならベールダウンのセレモニー、神前式なら紅さしの儀がおすすめです。ベールダウンは、花嫁の身支度の最後にウェディングベールをおろすセレモニーです。ご新婦の控室で行うのが一般的でしたが、最近はゲストの前で行う演出として人気があります。

紅さしの儀は花嫁の口紅を塗る儀式のことで、魔除けや無病息災などの願いが込められています。神前式だけでなく、披露宴で和装にお色直しをするときにもおすすめの演出です。

3人で挙式入場

挙式の入場はご新婦とお父様のおふたりが腕を組み、バージンロードを歩くイメージが強いですが、挙式入場の際、親御様とご新婦の3人で手を繋いでバージンロードを歩くことも、親御様へのサプライズとして演出できます。

ご新婦だけでなく、ご新郎も親御様と3人で入場することで、ご両家の親御様へのサプライズ演出が叶います。ご新郎ご新婦とご両家の親御様にとって、忘れられない特別な結婚式になるでしょう。

母親から譲り受けたアクセサリーをつける

ご新婦が、お母様から譲り受けたものを身につけることも、結婚式のサプライズ演出になります。たとえば、ハンドメイドしたものや、譲り受けたウェディングアイテムやアクセサリーなどが挙げられます。また、ご新郎とご両家のお父様、ご新婦とご両家のお母様が、お揃いのアイテムを身につけることで、ご両家の絆を深めるきっかけになるでしょう。

結婚指輪やウェディングドレスにサムシングブルーを取り入れる際に、こちらの記事が参考になります。

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結婚式の披露宴中に行えるサプライズ演出

披露宴のなかで親御様へのサプライズ演出をする場合、サンクスバイト・ラストバイトや、想い出のお料理の再現、中座・お色直し入場のエスコートなどの方法があります。それぞれの方法を以下で詳しくご紹介します。

サンクスバイト・ラストバイト・お手本バイト

サンクスバイトとは、ご新郎ご新婦がご両家の親御様へウェディングケーキを食べさせる演出のことです。一方で、ラストバイトは、親御様がご新郎ご新婦に、親元を巣立つ息子・娘への食べ収めとして、食事を食べさせるセレモニーのことを指します。お手本バイトは、ご新郎ご新婦の前で、先輩夫婦である親御様にケーキを食べさせあう見本になっていただくセレモニーです。

ケーキ・食事を食べさせるだけでなく、披露宴の司会者から、セレモニーに込められている意味や、それぞれの思い・メッセージを会場に伝えてもらうことで、特別感のある演出になるでしょう。

実家の想い出のお料理を再現

思い入れのあるお料理を披露宴で再現することで、ゲストの皆様と実家の想い出のお料理を共有でき、親御様へのサプライズ演出になります。たとえば、家族の想い出のレシピや実家で育てた食材、こだわりのお料理などをコースメニューに取り入れると良いでしょう。

ただし、コースメニューを変更する場合は、シェフと相談する必要があるため、必ずしもすべての希望が通るとは限らないことを理解しておきましょう。

中座のエスコート

ご新婦がお色直しで披露宴を中座するときに、親御様にエスコートしてもらう演出も人気です。親御様にエスコートしてもらうことは内緒にしたまま、当日指名することで思いがけないサプライズに親御様はびっくりするかもしれません。一緒に退場することで、親御様にとっても一生記憶に残る大切な想い出になるでしょう。神前式で親御様とバージンロードを歩く機会がない場合にもおすすめのサプライズ演出です。

お色直し入場のエスコート

お色直しをするために中座するときのエスコートではなく、お色直し後に再入場をする際に親御様へエスコートをお願いすることで、サプライズを演出する方法もあります。

普段は親御様と腕を組んだり手を繋いだりして歩くのは恥ずかしいと感じる場合でも、披露宴での演出なら親御様と楽しめるでしょう。バージンロードでのエスコートを真似して、親御様からご新郎へご新婦を託すシーンを再現するのもおすすめです。

子育て卒業式で卒業証書・子育て感謝状の贈呈

披露宴の場を親御様の子育て卒業式に見立てたサプライズをするのもおすすめの演出です。結婚式は、ご新郎ご新婦が永遠の愛を誓う場であるのと同時に、親御様にとっては子育ての卒業式ともいえます。

ご新郎ご新婦がご両家の親御様に対し、卒業証書や子育て感謝状を用意し、サプライズとして授与式を披露宴で行えば、ドラマティックな演出ができ、会場が感動の一色に染まることでしょう。

写真や映像でのメッセージ

披露宴では、写真やビデオメッセージを利用して親御様へ感謝の気持ちを伝える演出方法があります。一般的に、ご新婦が親御様へ感謝の手紙を読む感動的な演出が人気です。

しかし、「ゲストの前で手紙を読むのは恥ずかしい」「泣いてしまい最後まで読めなくなるかもしれない」と、手紙を読む演出を躊躇されるご新婦の方もいらっしゃいます。写真や映像であれば事前に撮影しておけるため、正直な気持ちを親御様へ伝えられるでしょう。

両家でケーキ入刀

ケーキ入刀のセレモニーをご新郎ご新婦とご両家の親御様の3組で行う演出もおすすめです。ケーキ入刀は、ご新郎ご新婦が初めての共同作業として行われるのが基本です。そこをあえて、ご両家の親御様をあわせた3組でケーキに入刀することで、結婚をきっかけに3つの家族が良好な関係を築いていくうえで良いスタートをきることができるでしょう。

また、共通の想い出として記憶に残るため、結婚式後に集まった際、楽しい想い出話としてみんなで結婚式を想い返すこともできます。

こだわりのプレゼント

披露宴で親御様に感謝の気持ちを伝えるときに、プレゼントを渡すことも特別感を演出するサプライズになります。ご新郎ご新婦の特技を活かした手作りの品や、親御様の趣味にちなんだ物、欲しいと思っていた物などを贈ることで喜んでもらえるでしょう。

たとえば、音楽の経験がある方は、親御様への感謝の気持ちを歌にしてプレゼントするのもひとつの方法です。また、ご新郎ご新婦の出生時の体重を再現したウエイトベアを記念に贈るのもおすすめです。

親御様の席に手紙を置く

親御様への感謝の気持ちを手紙に書き、披露宴当日に親御様の席に置いておくという方法もあります。感謝の手紙は事前に書いておけるので、当日は親御様の席に手紙をセットするだけのため、周囲に気づかれずにこっそりと感謝の気持ちを渡したい方に向いているサプライズ演出です。

また、結婚式前の親族控室で「手紙を渡したり呼んだりするのは恥ずかしい」という方や、披露宴会場で「ゲストがいるなかで気持ちを伝えるのは緊張する」という方にもおすすめです。

ブーケのプレゼント

結婚式でご新婦が持っていたブーケを贈る演出を、親御様へのサプライズに活かせます。本来は、未婚女性のゲストにブーケを渡すのが一般的な演出ですが、ブーケトスはせずに親御様へ感謝のしるしとしてブーケを贈る方も少なくありません。

生花を使用するブーケの美しさを残すために、保管しやすいブリザーブドフラワーに加工してからプレゼントすると喜ばれます。

ご新郎からの手紙

披露宴で、ご新郎が親御様へ手紙を読むという演出をするのもおすすめです。ご新婦が親御様に宛てた手紙を読むのは披露宴の定番の演出ですが、ご新郎が手紙を読むことはめずらしいため、一般的な披露宴とは趣向が異なるサプライズ演出を行えます。

ご新郎ご新婦が感謝の手紙を読めば、親御様はもちろん、感動的な披露宴の演出を期待しているゲストの皆様にも喜んでもらえるでしょう。

ケーキやデザートのプレートにメッセージを添える

親御様のケーキやデザートのプレートにメッセージを添える方法もおすすめです。さりげなく親御様に感謝の気持ちを伝えたい場合に向いているサプライズ演出です。また、親御様が注目を浴びるのが苦手な方や、ほかのゲストよりも親御様に対して特別感を演出したい場合に検討すると良いでしょう。

メッセージの例として、「今日まで育ててくれてありがとう」といったシンプルな言葉や、誕生日から結婚式当日までの日数を書いた「誕生から〇日間ありがとう」といったユニークなメッセージなどが挙げられます。

祖父母へのサプライズ演出

結婚式に参列してくれた祖父母や、高齢で参加できない祖父母に対して「何かできることをしてあげたい」という方もいらっしゃるでしょう。ここでは、ヘアメイクのプレゼントをはじめとする、祖父母へのサプライズにおすすめの演出を紹介します。

ヘアメイクをプレゼント

おばあ様へのサプライズ演出として、結婚式前にヘアメイクをプレゼント する方法があります。おばあ様がメイクされるのが初めての場合、「恥ずかしい」と感じて遠慮される方もいるかもしれません。しかし、プロの技できれいにヘアメイクをセットしてもらって変身した姿を見れば、満足してもらえるでしょう。

席にクッションを用意

祖父母の席には、座り心地の良いクッションを用意しておくことをおすすめします。披露宴は数時間にわたって行うため、祖父母が高齢の場合、長時間座り続けることがつらくなる方もいるかもしれません。

クッションがあれば、身体への負担を和らげることができ、披露宴にも参加しやすくなるでしょう。また、クッションを手作りしてプレゼントすると喜ばれます。

ドレス姿を見せに行く

体力的に難しく結婚式への参加を見送った祖父母がいる場合は、ウェディングドレス姿を見せに行くサプライズ演出を計画するのも良いでしょう。また、祖父母の外出が可能な場合は前撮りを行う撮影スタジオに祖父母を誘い、記念写真を一緒に撮ることで特別な想い出となるでしょう。

サプライズ演出で親御様にとって素晴らしい時間に

結婚式は、これまで育ててくれた親御様に感謝の気持ちを伝える良い機会です 。改めて感謝の気持ちを伝えるのが恥ずかしいという方でも、演出を工夫すれば特別感のあるサプライズを取り入れた結婚式を企画できます。

親御様へ感謝の気持ちを伝えるタイミングとして、結婚式の前に親族控室で過ごす時間や挙式・披露宴の最中の3つのパターンがあります。理想的な伝え方を実現するためにも、どのように親御様へ感謝の気持ちを伝えたいのか、具体的なイメージを想像しておきましょう。

親御様や祖父母への演出は、兄弟姉妹やお世話になった恩師などへのサプライズとしても活用できます。結婚式で感謝の気持ちを伝えたい方がいる場合は、今回紹介したサプライズを参考にしつつ、相手に思いが届く演出を検討してみてください。

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この記事を書いた人
ライター myway

ライター myway

ライフスタイルから保険・転職・法律などまで幅広いジャンルを執筆。未経験のジャンルにも積極的にチャレンジ中。一番の癒しは、仕事の合間に愛犬とじゃれ合う時間。

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