結婚式を挙げる時期の決め方。おすすめ&人気の月は?

結婚式を挙げる時期の決め方。おすすめ&人気の月は?

式場を予約する際に、結婚式を挙げる時期をいつにしようか悩む方も多いでしょう。結婚式を挙げる時期によってメリットや注意点があります。季節ごとの特徴を知ることで、おふたりの理想にあった結婚式を挙げる時期を決めやすくなります。今回は、結婚式の人気の月や季節別のおすすめポイント、結婚式の時期を決める際の注意点などを紹介します。人気シーズンに結婚式を挙げる場合の費用を抑えるコツもあわせて参考にしてください。

目次

結婚式の多い時期ランキング

結婚式の多い時期ランキング

「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」によると、結婚式の多い時期は11月で14.5%でした。次いで多かった時期は10月(12.4%)、3位は5月(11.2%)となっており、結婚式を挙げる季節は春よりも秋が人気であることがわかります。年末やゴールデンウィークの連休を利用して両家の顔合わせや挨拶を行うカップルも多く、それから約半年~1年経過した時期であることも秋に結婚式が多い理由でしょう。

「ジューンブライド」という言葉があることから、6月に結婚式を行うと一生幸せな結婚生活を送れると言われています。しかし、ゼクシィの調査によれば、6月に結婚式を挙げたカップルの割合は7.0%と4番目に少ない結果になっています。

人気の時期はかぶる?

結婚式場は平日よりも土日祝日の人気が高く、人気シーズンは特に予約が集中しやすくなります。式場を確保できたとしても、同じ時期に結婚式を挙げる友人や親戚などがいる場合は日取りがかぶりやすく なり、招待したい相手が出席できなくなる可能性も出てくるでしょう。5月や10月、11月などの人気の時期に結婚式を挙げる場合は、早めに式場をおさえておき、必ず出席してほしいゲストには事前に日取りを伝えておくことをおすすめします。

招待されると迷惑な時期はある?

結婚式の日取りによって、ゲストに迷惑と思われてしまう可能性もあります。年末年始やゴールデンウィーク、お盆などがその一例です。年末年始は旅行に行ったり実家に帰省して家族とゆっくり過ごしたりしたいと考える方も少なくありません。また、土日に比べて平日の昼間は式場の予約をとりやすい傾向にありますが、土日休みのゲストが多い場合は仕事を休んで出席してもらうことになり負担をかけてしまいます。

また、寒さや暑さが厳しい時期に結婚式を挙げる場合は、ゲストが快適に過ごせるように会場の温度を調整したり、屋外のイベントは時間を短くしたりするなどの配慮が必要です。

【季節別】結婚式のおすすめポイントと注意点

結婚式を挙げる時期によって、それぞれの季節ならではのおすすめポイントや注意点があります。ここでは、季節別のおすすめポイントと、結婚式を挙げる際の注意点を解説します。

春(3月・4月・5月)の結婚式のメリット

春(3月・4月・5月)は秋に次いで、結婚式を挙げるのに人気が高い季節です。桜の開花時期の結婚式であれば、美しく咲くロケーションのなかでゲストをおもてなしすることも可能です。とくに、春はほかの季節に比べて花の種類が豊富なため、会場コーディネートをする際にさまざまな種類のなかから気に入った花を選べることも魅力のひとつでしょう。

また、春は穏やかな気候であることから、ガーデン挙式やデザートビュッフェなど屋外での演出にもぴったりな季節です。旬のフルーツを使ったデザートを食べながらゲストとお話したり、緑を背景に写真撮影を楽しんだりと、特別な時間を過ごせます。

春(3月・4月・5月)の結婚式の注意点

春は気候が穏やかで結婚式に人気の季節ですが、花粉が飛散する時期と重なる場合は、花粉アレルギーがあるゲストに負担をかけてしまいます。また、3月・4月は年度末や年度始めにあたるため、仕事で忙しい時期とかぶってしまったということも。

さらに、春は人事異動の時期でもあり、ゲストの肩書きが変わり席次表の修正が必要になることもあります。披露宴でスピーチをお願いする際は、肩書きを間違えないように注意しましょう。ゴールデンウィークはゲストが旅行やお出かけの予定を入れる可能性が高いため、結婚式の日取りが決まったら早めに伝えておくことをおすすめします。

夏(6月・7月・8月)の結婚式のメリット

夏(6月・7月・8月)は、暑さのため春や秋に比べて人気が低い時期ですが、夏は緑が美しく、ガーデン挙式や屋外でのイベントに向いています。緑が多いガーデンなら、純白のウェディングドレスが映え、素敵な写真を残せるでしょうまた、夏は海や夏祭りをコンセプトにしたウェディングを演出するのにおすすめです。海を連想させる色やデザインを使用した演出にしたり、デザートビュッフェを屋台風に装飾したりするのもよいでしょう。さらに、式場によっては7~8月の結婚式には割引プランが適用される可能性があります。

「友人や親戚などと結婚式の日取りが重なることを避けてたくさんのゲストに参加してもらいたい」「割引プランを活用して結婚式の総額を抑えたい」「ドレスやお料理などをランクアップしてゲストにおもてなしをしたい」といった場合は、夏の結婚式を選ぶのもおすすめです。

夏(6月・7月・8月)の結婚式の注意点

梅雨時期の6月は雨の可能性が高く、雨天を想定した内容にしておく必要があります。梅雨時期と結婚式の日取りが重なる場合、天候によって屋外のイベントが中止になる可能性があるため、なるべく天候の影響を受けない演出を考えておきましょう。

真夏に結婚式を執り行なう場合は屋外でのイベント時間を短縮したり、結婚式の時間を夕方からにしたりするとよいでしょう。例えば、ゲスト全員が利用できるエアコンのある待合スペースを用意する、冷たいウェルカムドリンクでおもてなしをするといった工夫もおすすめです。ほかにも夏は、夏休みを利用して遠出や旅行する人が増える時期であるため、事前にゲストの予定を確認しておくことをおすすめします。

秋(9月・10月・11月)の結婚式のメリット

秋(9月・10月・11月)は、春と同様に穏やかな気候で過ごしやすい季節です。美味しく味わえる旬の食材が豊富な季節であることから、「食欲の秋」とも呼ばれています。旬の食材を結婚式のお料理に取り入れれば、季節感のあるオリジナル料理でゲストをおもてなしできます。秋のなかでも、10月と11月は結婚式を挙げる時期として1年で最も人気が高い月です。とくに10月11月は、以下のように結婚式に最適な語呂あわせのよい日もあります。

・10月8日(永遠の日)
・11月7日(いいなの日)
・11月22日(よい夫婦の日)
・11月23日(よい夫妻の日)

秋(9月・10月・11月)の結婚式の注意点

秋は気候が安定して過ごしやすい季節である反面、9月は台風シーズンと重なる時期でもあるため悪天の際の対策を考えておくことも大切です。

結婚式を挙げる時期として人気が高く、語呂あわせのよい日取りは予約がすぐに埋まってしまいます。人気の日取りに結婚式を挙げるなら、早めに予約をとっておくことをおすすめします。また、人気の日取りは割引が適用されない場合が多いため、余裕のある予算を準備しておきましょう。

冬(12月・1月・2月)の結婚式のメリット

冬(12月・1月・2月)は、ロマンティックな演出がおすすめの季節です。12月ならクリスマス、2月ならバレンタインなど月ごとのテーマにあわせた会場の装飾や演出を考えやすくなります。冬は空気が澄んだ日が多く、イルミネーションがより美しく見えるため、キャンドルや電飾を活用してロマンティックな装飾をほどこすのもおすすめです。

年末年始は連休を利用して結婚式の準備を進めやすくなります。連休に実家へ帰省する人も増えるため、親族や地元の友人が集まりやすいこともメリットに挙げられます。

冬(12月・1月・2月)の結婚式の注意点

冬は日中でも気温が低く、ゲストの寒さ対策が欠かせません。例えば、カイロ・ひざ掛け・ストールなどを用意したり、防寒着を着たゲストが会場に着いてから着替えられる更衣室を準備したりしておくのがおもてなしのポイントです。屋外の演出をする場合は時間を短縮して行いましょう。

積雪の多い地域で結婚式を挙げる場合は、会場までの交通網を事前に確認しておくことも大切です。

人気シーズンに挙げる/費用を抑えるコツ

春や秋などの人気の時期は予約が取りづらいだけでなく費用も高くなりがちです。ただし、時間帯やお日柄によっては、空きがあったり割引プランが適用されたりする式場もあります。それぞれのコツを以下で紹介します。

平日をねらう

人気シーズンでも、予約は土日祝日に多いため、平日は狙い目です。ただし、ゲストの休日を考慮したうえで結婚式の日取りを決めましょう。サービス業など平日を休みにしているゲストの割合が多い場合は、平日に結婚式の予約をとることを検討してもよいでしょう。また、平日に割引プランが適用される式場を選べば、お得に結婚式を挙げられます。

ナイトウェディングを検討する

人気シーズンに結婚式を挙げるなら、ナイトウェディングを検討するのもおすすめです。ナイトウェディングは昼間の時間帯より予約が埋まりにくい傾向にあります。平日に結婚式を挙げる場合でも、ナイトウェディングにすれば日中から時間帯をずらした夜に挙げられるため、平日休みがとれないゲストも仕事を早く切り上げたり終業後に駆けつけたりするなど出席しやすくなるでしょう。

日取り・日柄にこだわらない

人気シーズンに結婚式を挙げたい場合は、日取りやお日柄にこだわらないことが大切です。「大安」や「友引」、語呂あわせのよい日は人気が高く、予約がとれない可能性があります。仏滅は慶事には向かない日とされているため、費用も安く設定されていることがあります。

ただし、おふたりが日柄にこだわらなくても親族のなかで気にする場合もあるため、親御様に事前に結婚式の日時を相談しておきましょう。

人気の時期は前撮りにするという方法も

桜の開花シーズンや紅葉シーズンなど、人気の時期には前撮りをしておき、式場の予約がとりやすい時期に結婚式を挙げるのもひとつの方法です。前撮り写真は、結婚式の招待状やウェルカムボードなどにも使用できます。また、割引プランが適用される時期に結婚式を挙げることで、総額費用を抑えられるかもしれません。

結婚式時期を決める際の注意点

結婚式の時期を決める際は、いくつか確認しておきたい注意点があります。例えば、挙式の前に入籍を済ませたいのであれば、いつ婚姻届けを出しに行くかも決めておいたほうがよいでしょう。また、希望の時期に結婚式を挙げるにはいつから式場探しを始めるべきか、招待状を送る時期は忙しい時期と被らないか、といった点です。

入籍と挙式はどっちが先?

入籍と挙式の順番はとくに決まりはなく、結婚式と同日に入籍をしたというカップルもいます。マイナビウエディングが実施したアンケート結果によれば、「入籍を先にした」と回答したカップルは約7割でした。「結婚式が先」と回答したカップルは約2割に留まっています。挙式の前に入籍を済ませておきたい場合は、婚姻届を出しにいく時期も考えておくとよいでしょう。
入籍・結婚・婚姻の違いや、結婚式を執り行なうタイミングについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

入籍と結婚、婚姻の違いとは?結婚式はどのタイミングでする?

式場探し・会場 予約はいつ?

式場の予約は、結婚式の6ヶ月前頃が最も多いタイミングです。ただし、人気の会場や日時は1年以上前から埋まっていることもあるため、「家族の都合でこの日時にしか挙げられない」「どうしてもこの会場で挙げたい」といった都合や希望がある場合は早めに予約をしましょう。また、結婚式の日取りまでの期間が長いほど、結婚式の演出テーマを考えたり、SNSで情報収集したり、ウェルカムグッズを作成したり、準備がゆっくりできます。

招待状を送る時期は?

招待状

招待状は結婚式の2~3ヶ月前にゲストに送付するのがマナーとされ、3~4ヶ月前から準備を始めるのが一般的です。招待状を送るゲストの数が多い場合や招待状のデザインにこだわりたい際は、準備期間が仕事の繁忙期に重ならないかといった点も考慮して、結婚式の日取りを決めるとよいでしょう。

また、人気の時期に結婚式を執り行なう場合は友人や親戚などと結婚式の日取りが重なる可能性があるため、招待したいゲストの予定を確認するか、プレ招待状「Save The Date」を送り、ゲストに結婚式の日取りを事前に伝えておくことをおすすめします。

結婚式のプレ招待状「Save The Date」の意味や送り方は?

結婚式のベストシーズンは人によってそれぞれ!

年間を通して、結婚式が多くなる時期には偏りがありますが、それぞれの時期にメリットや注意点があり、カップルによってベストシーズンは異なります。結婚式の日取りを決める際は、行いたい演出や必ず出席してほしいゲストの予定などを考慮したうえでおふたりにとってベストな時期を決めるようにしましょう。
出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2022

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この記事を書いた人
ライター myway

ライター myway

ライフスタイルから保険・転職・法律などまで幅広いジャンルを執筆。未経験のジャンルにも積極的にチャレンジ中。一番の癒しは、仕事の合間に愛犬とじゃれ合う時間。

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