結婚式で人気の和装衣裳は?前撮りのおすすめロケーションも【7月21日は「神前結婚式の日」】

結婚式で人気の和装衣裳は?前撮りのおすすめロケーションも【7月21日は「神前結婚式の日」】

「神前式」は、日本に古くからある挙式スタイル。神前式の衣裳と言えば、和装ですが、最近は、教会式でも披露宴の衣裳に選ばれることもあり、特に、前撮りの衣裳としても人気です。今回は、和装にまつわる最新情報&アイデアをたっぷりとお届けします!

目次

「神前結婚式の日」とは

日本古来の伝統文化を継承した神前式を未来に伝え、多くの人に理解してもらうのを目的に、東京大神宮(東京・千代田区)の宮司、松山文彦氏が制定した記念日。神前結婚式は、1900年(明治33年)、当時皇太子だった大正天皇の御結婚の礼が、皇室で初めて皇居内の賢所の御神前で行われたことがはじまり。記念日の日付は、日比谷大神宮(現在の東京大神宮)が1901年(明治34年)7月21日に、神社では初となる一般の人に向けた神前結婚式を執り行った日。

 

神前式とは?神道の様式に沿って神社などで行う式

神前式(しんぜんしき)は、結婚式の挙式スタイルのひとつ。日本に古くからある挙式スタイルで、元は、ご新郎の自宅に身内や神聖が集まり、床の間に祀られた神様の前で行っていました。

本来、神社で行われていた挙式のため、現在でも神社で行うことが一般的ですが、ホテルや結婚式場内に設けられた神殿でも行うことができます。

所要時間は30分程度!神前式の大まかな流れ

神前式の所要時間は、入退場をあわせて30分程度。神主が斎主として式を執り行います。作法があり、聞き慣れない難しい言葉や読み方もたくさん出てきますが、今回は神前式の基本的な流れを簡単に説明していきます。

・所要時間は30分程度!神前式の大まかな流れ

①参進の儀(さんしんのぎ)
②入場
③修祓の儀(しゅうばつのぎ)
④祝詞奏上(のりとそうじょう)
⑤三献の儀(さんけんのぎ)
⑥神楽奉納(かぐらほうのう)
⑦誓詞奏上(せいしそうじょう)
⑧玉串奉奠(たまぐしほうてん)
⑨指輪交換
⑩親族杯の儀(しんぞくはいのぎ)
⑪斎主挨拶(さいしゅあいさつ)
⑫退場

手水で清めた後、ご新郎ご新婦・両家親・親族の順に本殿・御社殿まで進み(①)、斎主・新郎新婦・仲人・親・親族が神殿に入場(②)。

斎主が祓詞(はらいことば)を述べた後、全員清めのお祓いの儀を受け(③)、斎主が神前にておふたりの結婚報告と幸せを祈ります(④)。ご新郎ご新婦による「三々九度」の後(⑤)、巫女が神楽にあわせて舞を奉納(⑥)。

ご新郎ご新婦が神前にて誓いの言葉を読み上げ(⑦)、ご新郎ご新婦、仲人夫妻、両家代表の順に玉串を捧げます(⑧)。

結婚指輪の交換(⑨)、ご両家親族がお神酒をいただいて親族の契りを交わし(⑩)、斎主が結婚の儀が滞りなく行われたことを報告(⑪)。全員が退場します(⑫)。

神前式の詳しい流れや作法、費用などを知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。

結婚式で人気の花嫁衣裳は?相性の良い髪型は?

神前式の衣裳は和装で、ご新郎は「紋付き羽織袴(もんつきはおりはかま)」、ご新婦は「白無垢(しろむく)」や「色打掛(いろうちかけ)」が正装です。

ただ、結婚式でこれらを着る機会は神前式だけとは限らず、挙式スタイルは教会式という場合でも、披露宴のお色直しで和装にしたり、前撮りで和装を選ばれたりというカップルも多くいらっしゃいます。

白無垢×色掛下も人気!コーディネートを楽しんで

和装の場合、肌襦袢(肌着)や長襦袢、掛下(振袖)、白無垢や色打掛などを順番に着ていき、半襟、腰紐や伊達締め、帯、末広、懐剣など、たくさんの小物を身に着けます。

一つひとつ好みの柄やデザインから選べるので、組み合わせ方によって、仕上がりのイメージもさまざま。

たとえば、白無垢も、色や柄のついた色掛下(いろかけした)を選ぶことで、顔まわりに色が添えられるので、印象も変わってきます。白無垢と色打掛で迷ったら、白無垢×色掛下を選んでみるというのもおすすめです。

色打掛の人気は「赤」!流行に左右されないカラー

ご新婦の和装衣裳となる色打掛にはいろいろな色がありますが、人気のカラーは「赤」!日本では“紅白”はめでたい組み合わせとして、古くから愛されてきた色のひとつです。

赤は存在感があり、和装において流行に左右されない色で、明るく華やかな印象を与えてくれます。赤に近い「朱色」も人気色。試着の際、色選びに迷ったら、赤を基調とした色打掛をまずは試してみてはいかがですか?

色打掛の色は肌色や顔立ちで選ぶという方法も

色打掛は鮮やかな色合いの柄も多く、デザインによっては色の印象が強く感じることがあるかもしれません。よりご自身の顔立ちや肌色に合う色選びを考えている方は、肌色や顔立ちに合ったパーソナルカラーを参考に選ぶのもおすすめです。

また、白地に大きな花の文様が描かれたもの、淡い色合いのもの、そして、裾に向かって濃い色になっているものなど、いろいろなデザインの色打掛があります。

「普段の服装で着ない色でも、試着してみたらしっくりきた」という声もあるので、気になるものを見つけたらぜひ試着してみましょう!

結婚式の和装スタイルにおすすめのヘアアレンジ

和装と相性の良い髪型は、シニヨンをはじめとしたまとめ髪。モダンでシックな印象ならタイトに、可愛らしくやわらかい印象にしたいならふんわりと。

また、髪は低い位置でまとめると落ち着いた印象に、高い位置でまとめるとフレッシュな印象に仕上がります。このように、なりたいイメージにあわせて髪型を選ぶのがポイント!

まとめ髪と相性の良い飾りは、色打掛の色とリンクした生花、水引やかんざしなど和の小物など。

そして、色鮮やかな色打掛には「ゴールドカラー」の飾りを使うのもおすすめ!なかでも、生花×金粉は、和装ヘアで定番のアレンジです。

前撮りでも大人気!和装スタイルのおすすめショット

「ゼクシィ結婚トレンド調査2022(全国推計値)」によると、前撮りなど「別撮りのスタジオ・ロケーション撮影をした」(73.3%)と答えた方は約7割!

内容は、「スタジオ撮影のみ」が37.2%、「ロケーションのみ」が41.9%、「スタジオとロケーションの両方」が20.9%。この結果から、約6割の方がロケーションを選択していることがわかります。

また、撮影をした理由で最も多かったのが「当日と違う衣裳が着られる」(67.5%)、続いて、「和装で撮りたかった」(55.1%)、「当日ウェルカムボードとして使うため」(44.3%)が挙げられていました。

そこで、アニヴェルセルで人気のロケーションと前撮りカット活用法をご紹介します!

前撮りで人気のロケーションは日本庭園や神社と寺院

前撮りで人気のロケーション撮影。日本庭園や神社・寺院、お花畑やガーデンなどがよく選ばれており、春の桜や秋の紅葉といった感じで、四季折々の風景も写真に収められる場所が特に人気!

そして、和のアイテムを活かした撮影として、番傘を使った撮影が定番になっています。なかでもシルエットショット(写真上/左上)は、番傘を使うことでおふたりだけの空間ができるので、思い切り顔を近づけたポーズも撮れちゃいます。

番傘以外にも和を感じさせる小物を使った撮影アイデアはいろいろ!「結婚しました」のガーランドを持つ、お面をつける、“夫”と“妻”の扇を使う、「寿」の赤い紐でおふたりの小指を結ぶなど。

和装だからこそ楽しめる小物を使って、楽しみながら撮影してみましょう!

また、ドレスシーンではよく見かける、寝転びショットも。手毬や折り鶴、紙風船などをまわりに散らすと、和の雰囲気がさらにアップ!

こうしたポーズは結婚式当日には撮ることができないため、前撮りならではの貴重なショットを残すことができます。

夜景をバックに

▲結婚式後、夜景をバックにした後撮りもおすすめ。(参照元:アニヴェルセル みなとみらい横浜)

ウェルカムボードや結婚報告に!前撮りカット活用法

ウェルカムボードや結婚報告に!前撮りカット活用法

▲ウェルカムボード×イニシャルオブジェ。(参照元:アニヴェルセル)

「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」の前撮りをした理由にも挙げられていましたが、前撮りカットをウェルカムボードにするというアイデアはもちろん、フォトフレームに入れてウェルカムスペースに飾るなど、前撮りの写真は、ウェルカムスペースのディスプレイで大活躍!

式当日はドレスを着るため、当日、実際には見せられないけれど、前撮りの和装カットをウェルカムボードとして飾るという方法は、ゲストの方の反応もとてもいいそう。

前撮りの和装カットをウェルカムボードとして飾る

▲写真と一緒に和小物も置いても。(参照元:アニヴェルセル)

ほかに、「結婚報告ハガキ」に使用するというアイデアも。ゼクシィのアンケートによると、結婚式に出席してくれた人やお祝いを送ってくれた人への礼状として、3組に1組のご夫婦が結婚報告ハガキを出しています。

結婚の報告とともに「これからもよろしくお願いします」という気持ちを伝えるものなので、手書きのメッセージを加えることで、おふたりのお気持ちがしっかり伝えられるはず。

結婚後、はじめて送る年賀状として使うのもおすすめです!

今回は、神前式から結婚式の和装に関するアイデアをまとめてみました。結婚式や前撮りで和装を検討しているというおふたりは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

<7月の記念日>
7月3日 波の日
7月5日 江戸切子の日
7月6日 サラダ記念日
7月7日 ゆかたの日
7月9日 ジェットコースターの日
7月12日 人間ドックの日
7月13日 ナイスの日
7月15日 世界ありがとうの日
7月16日 虹の日
7月17日 海の日
7月20日 Tシャツの日
7月21日 神前結婚式の日
7月21日 日本三景の日、ウェディングビデオの日
7月25日 かき氷の日
7月27日 スイカの日
7月28日 なにやろう?自由研究の日
7月29日 七福神の日
7月31日 クールジャパンの日

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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