【結婚式の新郎謝辞・文例】感謝を伝える結びの言葉は?基本構成とポイントを徹底解説
新郎謝辞の準備は順調ですか?最近は新郎が担うことが一般的ですが、「何を話せばよいかわからない」と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そこで、新郎謝辞の基本構成をゲストタイプやシチュエーション別の文例付きでご紹介します。話す内容や話し方など心掛けたいポイントもまとめたので、今回の記事を参考にアレンジして、より感謝が伝わる新郎謝辞を完成させましょう。
- 目次
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- 新郎謝辞とは?どんな挨拶?
- ①ゲストへ感謝の気持ちを伝えるため
- ②結婚式の感想や新郎新婦のエピソードを共有
- ③新生活に向けて抱負を表明するため
- 【新郎謝辞の構成】タイミングや長さは?
- 新郎謝辞の基本構成(例文)
- 基本構成:導入(序盤)の文例
- ・ゲスト全員に宛てた導入の場合
- ・ゲストと親に宛てた導入の場合
- ・ゲストやスタッフへのお礼も加えたい場合
- 基本構成:本題(中盤)の文例
- ・感謝の想いを伝える本題の場合
- ・新郎新婦のなれそめやエピソードを伝える本題の場合
- ・結婚生活の抱負を伝える本題の場合
- ・親への感謝を伝える本題の場合
- 基本構成:結び(終盤)の文例
- ・ゲストの健康や幸せを祈る結びの場合
- ・ご指導ご鞭撻を使った結びの場合
- ・今後につなげたい結びの場合
- 【シチュエーション別】新郎謝辞のアレンジ例文
- ・雨や雪など天候が良くない場合【導入】
- ・遠方ゲストが多い場合【導入】
- ・おめでた婚(授かり婚)である場合【本題】
- ・身内に不幸があったことに触れる場合【本題】
- 【ゲストタイプ別】新郎謝辞の例文と作成ポイント
- ・上司や友人も揃うフォーマルな披露宴の文例
- ・親族中心のカジュアルな披露宴の文例
- 新郎謝辞で注意したい忌み言葉とは
- 新郎謝辞を成功させるポイント
- ①緊張しても大丈夫!笑顔ではっきり話そう
- ②カンペを見てもOK!目線を上げるのを忘れずに
- ③当日感じた想いを素直に言葉にしてもOK
- 自分らしい言葉選びで披露宴を締めくくろう
新郎謝辞とは?どんな挨拶?
新郎謝辞は、披露宴の締めくくりに行う、新郎の見せ場となるお礼の挨拶です。参加いただいたゲストに対して感謝の気持ちを伝え、これからの決意を伝える場でもあります。
かつては両家の代表として新郎の父親が挨拶を行っていましたが、近年は新郎が行うことが主流に。新郎謝辞を行う目的は大きく3つあります。
①ゲストへ感謝の気持ちを伝えるため
披露宴に来てくれたゲストに対して、参列いただいたことや当日の受付、スピーチや余興を行ってくれたこと、日頃の感謝の気持ちを伝えるのが一番の目的です。
「披露宴に参列してくれて嬉しかった」「みんなのおかげでいい日を迎えられた」など、嬉しい気持ちを素直に表現しましょう。
②結婚式の感想や新郎新婦のエピソードを共有
新郎新婦のエピソードや、結婚式当日に感じた気持ちをその場で共有し、分かち合う意図もあります。
また、そうしたエピソードを通じて新郎新婦への理解を深めてもらい、今後も指導・支援いただけるよう伝えることも目的のひとつです。
③新生活に向けて抱負を表明するため
新郎謝辞には、これから始まる結婚生活に向けた抱負を表明する場でもあります。ここはゲストが最も注目する部分であり、かつ新郎らしさが最もよく出る部分。
どのような新婚生活を歩んでいきたいか、どのような家庭にしたいかなどを盛り込みましょう。
【新郎謝辞の構成】タイミングや長さは?
新郎謝辞は、新婦からの手紙や親への記念品贈呈、両家代表(新郎の父親)の挨拶などを経て、披露宴の締めくくりとして行うことが一般的です。そのため、あまりだらだらと喋ってしまうと内容が伝わりにくいだけでなく、締まりが悪くなってしまう場合も。
ポイントは、「構成」と「長さ」。構成は、【導入(序盤)】・【本題(中盤)】・【結び(終盤)】に分けると、ゲストにも聞きやすく、簡潔に伝えられます。
長さは、2分くらいで600文字程度。多くても1,000文字程度におさめることをおすすめします。
新郎謝辞の基本構成(例文)
【導入】
本日はご多用の中、私たちのためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。皆様からいただいた温かいお祝いの言葉や励ましに、感謝の気持ちでいっぱいです。
【本題】
先ほど無事に挙式を執り行い、夫婦となった喜びと、責任の重さをあらためて身に染みて感じております。私たちが初めて出会ってから今日まで、楽しい時だけでなく、時には互いに支えが必要な時もありましたが、彼女の明るさと優しさに助けられてきました。私たちには、いつか二人で叶えたい「共通の夢」があります。その夢に向かって、二人三脚で一歩ずつ進んでいきます。そして、私たちが理想としているのは、今日まで私たちを愛情深く育ててくれた、両家の親のような家庭です。お互いを尊重し、笑顔の絶えない、温かな場所をふたりで築いていきたいと思っています。
【結び】
まだまだ未熟なふたりではございますが、これからも皆様のご指導とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。本日ご列席いただいた皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、新郎としての謝辞とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
いかがですか?各部分で伝えるべき内容はある程度決まっています。基本構成が分かったら、次は各項目のポイントを確認していきましょう。
基本構成:導入(序盤)の文例
謝辞の導入は、ゲストへの感謝を表現する部分です。新郎謝辞が披露宴の締めくくりに行われることも踏まえて、心を込めて伝えましょう。
・ゲスト全員に宛てた導入の場合
本日はご多用の中、私どもの披露宴にご列席くださり、誠にありがとうございます。このような場を持つことができましたのも、ひとえに皆様のおかげです。心よりお礼申し上げます。
・ゲストと親に宛てた導入の場合
本日はお忙しい中、私たちのためにお集まりいただきありがとうございました。また、妻となる〇〇さんのお父さん・お母さん、結婚を許してくださりありがとうございます。
・ゲストやスタッフへのお礼も加えたい場合
本日はご多用の中、私たちのためにお集まりいただきありがとうございました。受付やスピーチをしてくださったゲストの皆様、式場スタッフの皆様にもあらためてお礼申し上げます。
基本構成:本題(中盤)の文例
本題の部分では、挙式や披露宴当日に何を感じたのか、その日の想いを自分自身の言葉で伝えると良いでしょう。また、新郎新婦のエピソードや、これから始まる新生活への意気込みや抱負も伝えると、より内容が充実します。
・感謝の想いを伝える本題の場合
新卒からお世話になった〇〇先輩からのご祝辞や、サプライズで動画を作成してくれたサークルの同期、リングボーイをたくさん練習してくれた甥っ子の〇〇くん、そしてお祝いのお言葉をくださった皆様に対して、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
・新郎新婦のなれそめやエピソードを伝える本題の場合
私たちふたりが出会ったのは、職場です。
私は営業、〇〇さんはそのサポートとして共にひとつのプロジェクトに取り組む中で、私は何度も〇〇さんのやさしい心遣いに癒されました。偶然にも、★★という共通の趣味もあったことで意気投合して交際をスタートし、今に至ります。
ときには意見のすれ違いやケンカもありましたが、そうした出来事があったからこそ、本音を言い合えるようになったと感じています。
・結婚生活の抱負を伝える本題の場合
皆様からたくさんの温かいお言葉をいただき、感謝の気持ちと同時に改めて身の引き締まる思いです。
私たちは今日から夫婦として、共に歩んでいきます。さまざまな壁にぶつかることもあるかもしれませんが、いつも明るく笑顔の絶えない家庭を築き、〇〇さんを必ず幸せにすることを、この場をお借りして誓います。
・親への感謝を伝える本題の場合
この場をお借りいたしまして、今まで育ててくれた両親への感謝の気持ちを伝えることをお許しください。
お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとう。私もふたりのような夫婦になりたいと思います。これからも見守っていてください。
また、〇〇さんのお父さん、お母さん、〇〇さんをここまで育ててくださり、ありがとうございます。これからは私が〇〇さんを守り、幸せにすると約束します。
基本構成:結び(終盤)の文例
最後に結びの挨拶をしましょう。結びの挨拶は、一日の感謝を込める重要な部分で、新郎謝辞の中でも特にていねいに伝えたいもの。話すときはゆっくりと、一言ずつ大切に話すことを心掛けましょう。
・ゲストの健康や幸せを祈る結びの場合
最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、私たちからのお礼のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
・ご指導ご鞭撻を使った結びの場合
未熟な私たちではございますが、これからふたりで協力し、新しい家庭を築いてまいります。今後もご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
・今後につなげたい結びの場合
皆様におかれましては、今後も変わらぬお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。本日は私たちふたりの新たな人生の旅立ちを祝福してくださり、誠にありがとうございました。
【シチュエーション別】新郎謝辞のアレンジ例文
天候が良くない可能性がある場合は、あらかじめ導入部分に入れたものを準備しておきましょう。また、おめでた婚や家族に不幸があった場合などは本題で伝えるのがベストです。
・雨や雪など天候が良くない場合【導入】
本日は、あいにくの雨でお足元の悪い中、お越しいただきありがとうございます。私たちは学生時代から大切な日には雨が降ることが多く、この雨を「お祝いの雨」として刻み、皆様の温かい笑顔に囲まれ、今日という日を晴れやかな気持ちで迎えることができました。
・遠方ゲストが多い場合【導入】
本日はご多用の中、私たちのためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。そして、遠方から長時間かけて駆けつけてくださった方も多く、皆様が今日という日のために貴重な時間を割いてくださったことに、感謝の念に堪えません。本当にありがとうございます。
・おめでた婚(授かり婚)である場合【本題】
この場を借りて、皆様にご報告がございます。私たち家族は、新しい命を授かることができました。来年〇月には、家族3人での生活が始まる予定です。結婚準備を進める中での嬉しい驚きでしたが、命の尊さを実感するとともに、これから一家の主として、そして父として、より一層身の引き締まる思いです。
・身内に不幸があったことに触れる場合【本題】
実は、本日この日を誰よりも心待ちにしてくれていた妻の祖母が、〇月〇日、他界しました。生前、ふたりの結婚を本当に喜び、「助け合って仲良くね」と優しく声をかけてくれていました。今日この場にその姿がないことは寂しくもありますが、温かな教えは今も私たちの心の中にしっかりと息づいています。
【ゲストタイプ別】新郎謝辞の例文と作成ポイント
ここでは、新郎謝辞の例文を2つ紹介します。どういったことを話せば良いか迷う場合は、こちらを参考にアレンジすれば、オリジナリティある新郎謝辞ができるはずです。
・上司や友人も揃うフォーマルな披露宴の文例
両家親族、職場の上司や同僚、知人や子供など、多様な立場の方が集まる大人数の披露宴では、フォーマルかつスタンダードな謝辞がおすすめ。内輪ネタや特定のゲストに偏った内容にしないよう配慮をしつつ、カジュアルにしすぎず、端的にまとめましょう。
【導入】
本日はご多用の中、私たちの披露宴にご列席くださり、誠にありがとうございます。このような場を持つことができましたのも、ひとえに皆様のおかげです。心よりお礼申し上げます。
受付やスピーチをしてくださったゲストの皆様、式場スタッフの皆様にも改めてお礼申し上げます。
【本題】
皆様からたくさんの温かいお言葉をいただき、感謝の気持ちと同時に改めて身の引き締まる思いです。
私たちは今日から夫婦として、共に歩んでいきます。さまざまな壁にぶつかることもあるかもしれませんが、いつも明るく笑顔の絶えない家庭を築き、〇〇さんを必ず幸せにすることを、この場をお借りして誓います。
【結び】
最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、私たちからのお礼のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
・親族中心のカジュアルな披露宴の文例
親族が中心のカジュアルな披露宴では、家族や親族へのお礼や、昔から知る人々ならではの話題なども盛り込みましょう。基本の構成は守りつつ、少し柔らかい言葉を選ぶこと。友人・知人もいる場合は、彼らへのお礼を伝えるのも良いですね。
【導入】
本日はお忙しい中、私たちのためにお集まりいただきありがとうございました。大切な家族や、幼いころから見守ってくださった親族の皆様と共に素敵な時間を過ごすことができて、とても嬉しく思います。
【本題】
この場をお借りいたしまして、今まで育ててくれた両親への感謝の気持ちを伝えることをお許しください。
お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとう。迷ったり悩んだりすることもあったけれど、ふたりがいつも明るく励ましてくれたおかげで、今の私があります。私も〇〇さんと、ふたりのような家庭を築いていきます。
また、〇〇さんのお父さん、お母さん、〇〇さんをここまで育ててくださり、ありがとうございます。これからは私が〇〇さんを守り、幸せにすると約束します。
【結び】
これからも皆様への感謝の気持ちを忘れず、少しずつ成長してまいります。まだご迷惑をおかけすることがあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。
新郎謝辞で注意したい忌み言葉とは
新郎謝辞では、「忌み言葉」は使わないようにしましょう。忌み言葉は、「悲しい・負ける・終わる・最後・おしまい・流れる・切れる」のように不幸や別れを連想させる縁起の悪い言葉のこと。
また、「重ね重ね・次々・たびたび・再び」などの重ね言葉や繰り返しを連想させる言葉もNGです。普段何気なく使っている言葉が、忌み言葉になることも。新郎謝辞はもちろんのこと、結婚式では使用しないよう注意が必要です。
なお、忌み言葉以外にも「過去の恋愛話」「政治・宗教の話」は多様なゲストが集まるお祝いの場にふさわしくないため控えるようにしましょう。
新郎謝辞を成功させるポイント
新郎謝辞をより格好良く締めくくるポイントは3つ。次のことを押さえられれば、きっと素晴らしい新郎謝辞になるはずです。
①緊張しても大丈夫!笑顔ではっきり話そう
新郎謝辞は、スピーチの内容はもちろんですが、背筋を真っすぐ伸ばして大きな声ではっきりと話しましょう。緊張していたとしても、ゲストは温かく見守ってくれるはず。一言一句を間違いなく話そうとするより、最後まで堂々と話しきることが大切です。
明るい笑顔や普段通りの話し方を意識するだけで、素晴らしい謝辞になります。お祝いの席でお酒を注がれることも多いものですが、新郎謝辞までしっかり終えられるよう、節度を守って楽しんでくださいね。
②カンペを見てもOK!目線を上げるのを忘れずに
新郎謝辞は、完璧に暗記しなくても大丈夫!当日は原稿を持ったまま話しても大丈夫ですが、視線がずっと原稿に向かないよう注意をしましょう。ゲストに感謝の言葉を伝えるときは、相手に目線を合わせて話すことで、気持ちが伝わりやすくなります。
また、新郎謝辞の時間は手元も見られやすいため、コピー用紙やメモ用紙ではなく、しっかりとした便箋に書いて持参することをおすすめします。
③当日感じた想いを素直に言葉にしてもOK
事前に原稿を用意してあったとしても、当日にアレンジしてもかまいません。「披露宴当日を迎えて、どう感じたか」、「来てくれたゲストの様子を見て、どう思ったか」など、その日感じたことをふんだんに盛り込むと、オリジナリティあふれる新郎謝辞になります。
自分らしい言葉選びで披露宴を締めくくろう
新郎謝辞は披露宴のクライマックスを飾る重要なものであり、新郎の見せ場のひとつ!ゲストの顔ぶれを思いながら、心を込めて文章を作成することが大切です。内容に迷った場合は、今回紹介した文例を自分たちのエピソードにアレンジしてみましょう。素敵な新郎謝辞になりますように。
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※記事内容を最新情報に更新しました(2026.5.21)
- この記事を書いた人
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ライター 植山はるか
元雑誌編集者のフリーライター。ブライダルを始め、さまざまなジャンルで執筆中。世の中のトレンドに興味津々で、常にSNSで可愛いものやおしゃれなものがないかを探している。