秋ならでの結婚式アイデア|装花・ドレス・演出を紹介

秋ならでの結婚式アイデア|装花・ドレス・演出を紹介

1年の中でも過ごしやすい秋は、結婚式にも最適な季節。天気も安定しているため、ガーデンウェディングにも向いています。秋を感じさせるアイテムやドレスでコーディネートすれば、いっそう華やかで想い出に残る結婚式になるでしょう。

そこで今回は秋の結婚式について、人気である理由や挙げる際の注意点、より秋らしさを出すための演出アイデアを紹介します。秋の結婚式にぴったりのカラードレスについても紹介するので、ドレスにこだわりたい花嫁様は、ぜひチェックしてくださいね。

目次

秋(9月10月11月)の結婚式が多い理由

秋は、結婚式に最も人気のシーズン。「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」においても、最も結婚式が多かった月は10月という結果がでています。穏やかな気候で過ごしやすい秋は、ゲストを招待しやすく、野外での演出もしやすいといったメリットがあります。春を抑え、秋が結婚式を挙げる季節に選ばれる理由について、詳しくみていきましょう。

気候がよくゲストも服装に悩まない

秋は、暑すぎず寒すぎないため、とても過ごしやすい季節です。多くの地域で穏やかな気候となり、「秋晴れ」と表現される日も多く、天気も安定しています。快適な結婚式を行うには最適な季節だといえるでしょう。ゲストも、スーツでも着物でも参加しやすく、服選びに悩むこともありません。おしゃれな装いで楽しめるメリットがあります。

春も秋と同じく気候が良いですが、入学・卒業・引っ越し、年度末で仕事が立て込むなど、新生活の準備や仕事が忙しい季節。一方、秋は春のような新生活の準備や転勤・異動などが春と比べれば少ない期間であるため、出席しやすいといえるでしょう。

食材が豊富で料理が華やかに

「実りの秋」や「収穫の秋」ともいうように、秋は旬の食材が豊富に出回る季節です。秋の食材をふんだんに使った婚礼料理でおもてなしできるでしょう。特に魚や野菜、キノコなどは美味しく、彩り豊かなメニューになります。栗やさつまいも、かぼちゃなどを使った秋のスイーツは、女性にも人気。デザートビュッフェにすれば、さらに満足度がアップするでしょう。

また、ワインが好きなカップルにはお料理にあうワインなどを用意しておくのもおすすめです。収穫の季節である秋には、新酒や季節限定のワインが多数登場します。ぶどうの葉っぱを装飾として使ったり、ぶどうの実をお料理の具材にしたりと、メニューと相性の良いワインを用意しておけば、美味しさもひとしおでしょう。

屋外での演出をしやすい

秋は日差しも穏やかで、ガーデンでのパーティや屋外での演出を取り入れやすいメリットがあります。外での食事も気持ちよく、ウェルカムパーティやデザートビュッフェも行いやすいでしょう。また、秋は紅葉をはじめ花々も鮮やかに彩られる季節。自然の美しさに囲まれた屋外の演出は、風情ある雰囲気にすることができます。紅葉をバックに写真撮影をすれば、純白のウェディングドレスや着物が映えるでしょう。

広々とした開放感あふれる屋外であれば、ゲストも自由に立ち動き回ることができるので、交流も深まります。長らく会っていなかった親戚や旧友との会話も弾み、楽しい時間を過ごすことができるでしょう。爽やかな秋の風に吹かれながらの食事や交流は、いっそう想い出に残るものになります。

秋に結婚式をあげる際の注意点

結婚式を挙げる季節として人気の秋ですが、結婚式場の需要が高くなるぶん、費用も高くなる傾向があります。また、早い段階で結婚式場が予約で埋まるなど、人気の日取りがとりづらくなるといったデメリットも。衣裳が被ってしまったり、友人の結婚式とブッキングしたりといった可能性もあります。

結婚式に人気の秋であるからこそ、気を付けたいポイントについて解説します。

ハイシーズンなので費用が高めなことも

秋は、一年で最も多く結婚式が行われるシーズン。そのため、割引プランやキャンペーンがないことが多く、他の季節よりも結婚式費用が高くなりがちです。

特に、秋の結婚式で最も人気のある11月は、日柄の良い大安などは、閑散期の土日祝日よりも費用が高くなることがあります。平日やお日柄により割引プランが適用になる場合がありますが、秋に結婚式を挙げたいというカップルは、資金計画を立てたうえで、早めに結婚式場を予約することをおすすめします。

人気の日取りや衣裳が被りがち

一般的に結婚式は、お日柄が良い土日祝日から埋まりやすい傾向にあります。これは、仕事などのスケジュールを調整しやすく、ゲストも出席しやすいからです。結婚式の日取りに選ばれやすい大安は、最も縁起が良い吉日といわれていることから、人気が集中します。特に土日祝日の大安が少ない年は、早い段階で埋まってしまうようです。

また、ドレスや和装などのレンタルも、早い段階で予約が埋まりやすいので注意しましょう。式場と提携しているドレスショップでレンタルする場合は、契約後に衣裳を予約することができます。お気に入りの衣裳を抑えるためにも、早めに式場予約をする必要があります。

友人や親族の結婚式とぶつかる可能性も

結婚式に人気のシーズン秋は、1年でも最も結婚式が多い季節。ということは、親族や友人の結婚式と時期が重なってしまう可能性もあるということです。親族や友人の結婚式と被ってしまったら、ゲストも招待しづらくなってしまうので、日取りが決まり次第、早めに連絡をしましょう。「この日に結婚式を挙げるから予定を空けておいてね」と事前にお願いするsave the dateの利用もおすすめです。

9月・10月・11月の特徴と注意点

穏やかな気候の秋とはいえ、夏の名残が残る9月や冬の訪れを感じる11月など、月によってそれぞれ気候に特徴があります。ここでは、9月・10月・11月それぞれの特徴や結婚式を挙げる際の注意点について紹介します。秋に結婚式を挙げたいと思っているカップルは、快適な結婚式になるよう事前にしっかり把握しておきましょう。そして、日取りを決めるときの参考にしてください。

9月 台風・残暑、お彼岸に注意

だんだんと暑さが和らぎはじめる9月は、猛暑の夏に比べると過ごしやすい月。しかし、9月初旬~中旬頃までは残暑が厳しい日が続くことがあります。また、9月は台風が到来しやすい月なので、駅から近くアクセスしやすいなど、荒天を考慮して結婚式会場を選んでおくと安心でしょう。さらに、地域によっては秋分の日を挟む彼岸の期間には慶事を行わない風習があるため、これらの点にも留意しておきましょう。

暑さが気になる場合は、夕方からの開催がおすすめ。日が落ちてゆく時間帯は涼しく過ごしやすくなり、ライトアップされた夜のガーデンはロマンティックな雰囲気になります

10月 気候が安定する時期

10月は秋雨前線の影響が弱まるため、降水量も減って気候が良くなる月。天気による影響を最も受けにくいでしょう。1年の中でも晴れの日が多く、日差しも穏やかで過ごしやすいため屋外での演出もしやすいメリットがあります。ガーデンウェディングのコーディネートも楽しく進めることができるでしょう。新郎新婦はもちろん、ゲストも服装をおしゃれに楽しめる月です。

11月 羽織や膝掛けなど寒さ対策を忘れずに

11月は10月と同じく、降水量が少なく過ごしやすい時期。地域によって差がありますが、東京では11月末から紅葉が見られるようになり、屋外での写真撮影にも最適です。ただし、夕方から肌寒くなる日もあるので、羽織りやストールを忘れずに。屋外での演出の際はカイロや膝掛けを用意するなどし、ゲストにも気を配りましょう。

秋の結婚式で人気のカラードレス・和装

ドレスは、季節感を出すためにも重要な要素。秋の雰囲気にマッチするカラードレスで、いっそう秋らしさを演出できたら素敵です。ここでは、秋に合うおすすめのカラードレス・和装 について、トレンドに沿いながら紹介します。

カラードレス:ゴールド

豪華で高級感のあるゴールド。秋色である赤系・黄系・オレンジ系・ブラウン系と相性が良いカラーなので、秋の結婚式にぴったりです。

ゴールドは輝かしいカラーなので、結婚式という特別で華やかな場にふさわしい印象を与えることができるでしょう。

カラードレス:スモーキーカラー・ダスティーカラー

大人花嫁に人気のグレイッシュ系やダスティーカラーは、おしゃれも可愛いも叶えるドレス。上品なスモーキーピンクは、パーソナルカラーにおけるブルべ夏のお肌を持つ花嫁におすすめ。秋のガーデンにも良くなじむカラーです。

シンプルで落ち着いた色合いのスモーキーブルーはフォーマルな印象があります。ダスティーグリーンは、肌なじみがよく透明感を与えてくれるドレス。真っ赤なバラやガーベラを使ったブーケによく映えます。

カラードレス:レッド

上品でエレガント、大人っぽく存在感のある華やかなレッドのカラードレスは、。深みのある色がよく似合う秋の結婚式にぴったりです。ダークレッドのカラードレスは落ち着いた雰囲気で、幻想的な空間にも適しているため、キャンドルサービスなどの場面によく映えるでしょう。

着物

落ち着いた秋の雰囲気には、着物もおすすめ。着物の柄は季節を感じさせるものが多く、紅葉に映える着物はお色直しに人気です。

振袖の中でも最も格式の高い黒引き振袖、金箔や刺繍のほどこされた華やかな色打掛けなどを着ると、秋にふさわしいしみじみと情緒あふれる雰囲気が醸し出されるでしょう。

秋を感じるおしゃれな演出アイデア

秋に結婚式を挙げるなら、会場も秋らしい演出にこだわりたいもの。紅葉や木の実、ハロウィンなど、秋がふんだんに詰まったアイテムでおもてなしすれば、会場も秋の雰囲気であふれ、ゲストにも楽しんでもらうことができるでしょう。

最後に、秋を感じる演出のアイデアについて紹介します。お金をかけず、ちょっとの工夫で秋らしさを出すことができるので、ぜひ参考にしてください。

紅葉や秋色をテーマにした会場コーディネート

秋といえば紅葉ですが、地域によって色づく時期に差があります。結婚式当日に紅葉が見えなくても、紅葉をバックに撮った前撮り写真をウェルカムスペースに飾ったり、モミジを席札代わりにしたりすれば、秋らしい演出をすることができるでしょう。

また、色調も大切なポイントです。クロスや装花をボルドーやブラウン、深緑を基調としたオータムカラーでシックにまとめると、季節感のあるおもてなしに。秋色の花びらをフラワーシャワーにすると、秋らしさが増すでしょう。

ハロウィンをテーマにした演出

10月の結婚式であれば、秋の大きなイベントのひとつ、ハロウィンをテーマにするのもおすすめです。黄色や紫、オレンジなど、ハロウィンカラーでドレスやテーブルコーディネートを統一したり、ジャックオランタンを飾ったり、ハロウィン仕様のウェディングケーキにすれば、ワクワク感が伝わるでしょう。

ハロウィンを感じるフォトプロップスを用意して、ゲストに楽しんでもらうのもおすすめです。フォトプロップスは100均の材料で簡単に作ることができ、インターネット上には無料のテンプレートもたくさんあります。ぜひトライしてみてください。

木の実やもみじをウェルカムスペースや招待状に

秋はさまざまな作物が実る季節。松ぼっくりやドングリなど、コロンとした可愛らしい木の実をウェルカムスペースに飾れば、ナチュラルな雰囲気になります。もみじなどを招待状に添えれば、秋の結婚式への期待感を高めることができるでしょう。招待状を作るときに紅葉がなくても、100円ショップの造花やおりがみで切り抜いたもみじなどを使えば、手軽に仕上げることができます。

装飾用の松ぼっくりや木の実は、お花やさんやネットショップで購入できます。もちろん、自分でスプレーを使ってゴールドやシルバーに色を付けることも可能。華やかな雰囲気になります。

秋晴れの中でおこなう屋外演出

過ごしやすい気候の秋は、ガーデンウェディングも行いやすい季節です。紅葉を背景にしたガーデン挙式は情緒あふれる雰囲気に包まれ、写真映えもするでしょう。ガーデンウェディングなら、新郎新婦とゲストが一斉にバルーンを放つバルーンリリースもおすすめです。バルーンをオータムカラーにすれば、いっそう秋らしさが出るでしょう。

かぼちゃや栗、梨、桃など、秋の食材を使用したデザートビュッフェも人気です。デザートビュッフェは子どもから大人まで楽しめる演出。見た目も味も、秋をふんだんに感じてもらえるので、より想い出に残る結婚式になるでしょう。

秋ならではの華やかなコーディネートを楽しんで

雨が少なく穏やかな気候の秋は、結婚式のベストシーズン。紅葉に包まれた挙式や秋の果実をふんだんに使ったデザートビュッフェなど、屋外での演出も楽しんでもらえるでしょう。しかし、ハイシーズンなので費用が高くなってしまうことや、人気の日取りが被ってしまうといったデメリットも。親戚や友人の結婚式とぶつかる可能性もあるので、日取りが決まり次第、早めに連絡しましょう。

秋に結婚式を行うなら、会場の雰囲気やテーマもぜひ秋らしくしたいもの。紅葉や松ぼっくり、木の実をウェルカムボードや招待状に添えたり、ハロウィンをテーマに会場を彩れば、ワクワク感もアップします。

さまざまな工夫を盛り込んで秋らしい演出を作り、素敵な結婚式にしてくださいね

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この記事を書いた人
ライター 瀬上友里恵

ライター 瀬上友里恵

地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。

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