お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

7月28日、表参道店にて「第13回デザートコンクール2020」が開催されました。年に一度、アニヴェルセル全店舗の約100名のパティシエが集結し、オリジナルデザートの作品を競いあいます。

今年は「皿盛りデザート部門」「マジパン(デザイン)部門」に、「クッキー部門」が新たに加わり、よりチーム一丸となり、素晴らしい作品が誕生しました。受賞者の声とともに、上位作品をご紹介していきます。

上位3作品は商品化。パティシエが「デザートコンクール」にかける強い想いとは

お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

アニヴェルセルが毎年開催している「デザートコンクール」は、「皿盛りデザート部門」と「マジパン(デザイン)部門」があり、予選を勝ち抜いたパティシエが本選に出場。審査員が見守るなか、実際に作品を完成させ、その出来上がりで各部門のNo.1が決まります。今年は新たに「クッキー部門」が加わり、全3部門から各受賞者が決定!

本コンクールは、自分が手掛けた作品を発表できるだけでなく、上位3位以内に入ると、そのメニューが商品化されることもあり、パティシエたちは日々高めたスキルを全力で発揮する、熱気にあふれた場となっています。

お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

今年は、例年とは異なる状況の中で練習時間が昨年よりも少ないなか、各店舗のパティシエは、それぞれの強い想いを胸にコンクールに挑んでいます。毎年グレートアップ・スケールアップするデザートコンクール。各部門上位3位に輝いた作品を順番にご紹介します。

初の「クッキー部門」、1位は3色の薔薇のクッキー♪

「デザートコンクール」初となる「クッキー部門」。センスあふれるハイレベルな作品たちの中で、ひと際目を引いたのが、みなとみらい横浜店 フォレストメゾンチームのクッキー。3色の薔薇の形を模ったデザインに、スティック付きという斬新なデザインがとてもユニーク!

準優勝は、江坂店のベアがナッツを抱いた、とてもかわいいデザインのクッキーです。そして3位は、みなとみらい横浜店 オーシャンヴィラチーム。ハートモチーフの真っ赤なクッキーが4枚集まると四葉のクローバーのように…。まさに結婚式場らしい一品と評価されていました。

【3位】
『アムール ~愛情~』@みなとみらい横浜店 オーシャンヴィラ

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受賞コメント:パティシエ長を筆頭に、みんなで試行錯誤しながら作ったクッキーです。

【2位】
『ハッピーベア ~幸せを届けるクマ~』@江坂店

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受賞コメント:江坂店は店舗スタッフもパティシエも少ないながら、スタッフみんなの意見を取り入れて最高にいいクッキーを作れました。幸せです。

【1位】
『fleur ~花~』@みなとみらい横浜店 フォレストメゾン

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受賞コメント:店舗での受賞ということで、チーム力を高めて、今後もみんなで協力して頑張っていきたいです。

一皿に込めた想いが美味しい物語となる「皿盛りデザート部門」!

パティシエの感性や想いを一皿にデザインしていく「皿盛りデザート部門」。プレートの中に込めたパティシエの想いがひとつの物語となって、さまざまなメッセージを投げかけてくる作品ばかり。苦労して完成させた一皿は、見た目はもちろん、味も甲乙つけがたいほどのクオリティです。

【3位】
『メリーミー ~結婚しよう~』@豊洲店/尾関瑛美さん

草原で気持ちよさそうに歌を歌う羊がキュート♪ふわふわのフロマージュムースの中に、濃厚なマンゴームースを。爽やかなライチのジュレで全体をまとめました。

お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

受賞コメント:今回一番こだわったのは、毛並みのフワフワ感です。“結婚式に列席されたお客様に笑顔になっていただきたい”という気持ちを込めたので、審査員の方から「可愛い!」という声が聞こえた時はとても嬉しかったです。

【2位】
『結』@江坂店/大滝加寿子さん

結ばれたおふたりを赤いチョコの結び目で表現。酸味のあるフリュイルージュのジュレとムースをホワイトチョコのムースで包み、ほろほろ食感のシュトロイゼルをあわせて。

お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

受賞コメント:分からないことだらけで、料理長、パティシエ長、みなさんの意見があってここまでこられた、そして2位を取ることができたと思います。早く大阪に戻って、この知らせを伝えたいです。

【1位】
『エメ ~見つめる先に~』@東京ベイ店/諸山陽子さん

ベールアップされたご新郎の美しい横顔をモチーフに。フルーツとほろ苦いカラメルムースと、メープルの香りをつけたマスカルポーネのムース。2層のマリアージュが楽しめます。

お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

受賞コメント:このデザインは、仲間の挙式に参列した際に思いついたものです。味がなかなか決まらず、料理長にたくさんの励ましやアドバイスをいただき、完成させることができました。

理想のケーキをカタチに!「マジパン(デザイン)部門」

「マジパン(デザイン)部門」は、ウエディングケーキの飾りとなる“マジパン”のデザインを中心に審査が行われます。マジパンとは、アーモンド粉末と砂糖を混ぜ合わせた、餡(あん)のような食感の洋菓子で、色付けして様々なカタチを作っていきます。

予選ではマジパンのデザインを、本選ではマジパンを使ったウエディングケーキを実際に作成します。限られた時間内で完成させるため、圧倒的なスピードと完成度の高い技術が求められるこの部門。残り1秒まで、バラを作り上げるといったハイレベルな展開となりました。

この部門の1位に輝いた東京ベイ店の諸山陽子さんは、「皿盛りデザート部門」に続いて、2部門を制覇。これはコンクール初の快挙!

どれも細部にまでこだわったデザインで、この高い技術力をもって、パティシエのみなさんは、「ご新郎ご新婦の想いをカタチにしたい」と、結婚式のウエディングケーキを作り上げています。そんな想いが垣間見られる涙のコメントに、思わず涙がにじみます。

【同率2位】
『輝く未来』@柏店/川野穂乃花さん

お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」
お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

受賞コメント:二度目のコンクール出場ですが、前回、デザートコンクールの厳しさを痛感しました。柏店のみなさんが応援してくださったおかげで2位をいただけたと思います。1位を目指していたので悔しい部分もありますが、この悔しさをバネにこれからお客様に可愛いご新郎ご新婦や細工を作っていきたいと思います。

【同率2位】
『will fun ~幸せな未来~』@白壁店/永田雅也さん

お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」
お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

受賞コメント: “will fun”のテーマの通り、昨晩からワクワクしながらケーキを作ることができたので、本当にうれしく思います。お客様に期待以上のウエディングケーキを提供できるように日々挑戦しながら精進してまいります。

【1位】
『ファンファーレ ~願いをこめて~』@東京ベイ店/諸山陽子さん

お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」
お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

受賞コメント:3月末からたくさんのお客様が涙を流しながら、婚礼の日時を変更されると聞き、そのご新郎ご新婦のためにデザインしたものになります。通常の業務で求められることは、いかにお客様の期待に応えられるかということです。涙を流されたお客様、新しくアニヴェルセルを選んでくださるお客様のため、期待に添えられるように精進してまいります。

お客様の想いをカタチに。パティシエが技術を競いあう、アニヴェルセル「デザートコンクール2020」

例年になく、パティシエのみなさんは今回、限られた時間のなか、コンクールのために全力を注いできました。日頃から努力していることが本コンクールの受賞に繋がっていますが、出場したスタッフ、そして彼らを支える店舗スタッフによる“チーム力”を、いつも以上に感じられるコンクールとなったようです。

「この状況でも、アニヴェルセルで結婚式を挙げていただけるお客様のために、チーム一丸となって全力でお手伝いをしていきたい」というのが、アニヴェルセル全店舗スタッフの願いです。「デザートコンクール2020」を通して、彼らの想いが、アニヴェルセルで挙式を上げる皆様の胸に届きますように。

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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