スマホでも作れる!結婚式のプロフィールムービーを上手に自作するコツは?【6月4日は「ショートフィルムの日」】

スマホでも作れる!結婚式のプロフィールムービーを上手に自作するコツは?【6月4日は「ショートフィルムの日」】

6月4日は「ショートフィルムの日」という記念日。ウェディングシーンにおいて「プロフィールムービー」は、まさに、おふたりの人生をまとめたショートフィルムのようなもの♡

プロフィールムービーを作成するために必要なソフトやアプリもさまざまあり、スマートフォンでも動画編集が簡単にできるため、プロフィールムービーを自作するというカップルも多いようです。そこで今回は、プロフィールムービーを手作りする時のポイントや流れをまとめてみました。

目次

「ショートフィルムの日」とは

短編映画祭「アメリカン・ショートショート フィルムフェスティバル」が、1999年に日本で初めて開催されたのを記念して、ショートショート実行委員会が制定した記念日。現在では「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」として、アジア最大級の国際短編映画祭へと成長しています。

結婚式のプロフィールムービー、いる?いらない?

結婚式の披露宴では演出として、いくつかの映像を流す場面があります。その中のひとつ、「プロフィールムービー」は、ご新郎ご新婦の生い立ちをまとめた“ショートフィルム”のようなもの。流すタイミングは、中座中に流すのが一般的です。

カップル

プロフィールムービーは必ず流さなければいけないものではないのですが、「ゼクシィ結婚トレンド調査2022(全国推計値)」によると、結婚式を挙げた人のうち69.1%が映像演出を行っていて、そのうち94.5%がプロフィールムービーを上映しています。

また、他の映像も含め、57.8%と半数以上がムービーを自作で準備。ご新郎ご新婦の生い立ちから今までのことを、どのゲストにも簡単に知ってもらえる手段と考えると、プロフィールムービーはとても便利な自己紹介ツール!ぜひゲストの心に残るムービーを作成してみましょう。

自作プロフィールムービーの作り方は?

「プロフィールムービーを手作りしよう!」と思ったら、まず、何から始めたらいいの?そこで、事前に確認・準備することを含めた、大まかな流れをまとめてみました。

①作成前に確認
プロフィールムービー作成前に、まずは会場に事前確認

事前打ち合わせ

実は、結婚式で流す映像を自作する場合、結婚式場に確認しておきたいことがあります。確認せずに作ってから「流すことができない…」なんてことがないよう、以下の3つについて問い合わせをしておきましょう。

●自作ムービーの持ち込みは可能か
●ムービーの形式とサイズを確認
●使用したい曲に制限がないかどうか

プロフィールムービーに限らず、結婚式場によって「持ち込みNGのもの」や「持ち込み料がかかる」場合があります。

プロフィールムービーが持ち込みOKだった場合、出力する動画の形式(avi/mov/mp4など)、作成時のサイズを確認しておきましょう。また、DVD(もしくはBlu-ray)に書き込みする形式もあわせて確認を。

そして、最も大事なことが、プロフィールムービーに使う音楽について。実は、結婚式で流す音楽には著作権をはじめ、いくつかの“権利”が発生します。そのため、流したい曲に制限はないかどうか、使用可能な曲の種類など、BGMについての確認もしておくと安心です。

結婚式BGMには著作権が発生!使用可能かチェックを

プロフィールムービーのBGMは、おふたりが好きな楽曲や使いたい楽曲があったとしても、著作権などが発生するため、式場で使用するために申請や確認が必要な場合があります。「結婚式で流す音楽(著作権フリーは除く)はすべてに著作権などの権利が発生する」と覚えておきましょう。

式場で流す音楽について、覚えておきたい「著作権」のこと

「4:3」と「16:9」。画面サイズの縦横比率に注意!

動画編集で気をつけたいのが、アスペクト比。簡単に言うと縦横の比率で、「4:3」と「16:9」があり、映像を上映する会場のモニターやプロジェクターに合わせてムービーを作る必要があります。

現在、一般的なアスペクト比は「16:9」ですが、会場によって「4:3」の場合も。持ち込みOKかどうか問い合わせる際、あわせて確認しておきましょう。

②ソフトやアプリを探す
プロフィールムービー作成に必要なソフトは無料版から

ソフトやアプリを探す

動画作成には、パソコンのフリーソフト、もしくは、スマートフォンの動画制作アプリを使用します。iPhoneやiPadには「iMovie」の動画編集アプリが標準装備されていますが、他にもいろいろあり、使い勝手もさまざま。

無料で使えるソフトやアプリもたくさんあります。ただし、機能が制限されることも多いので、まずは無料版でお試しを。無料版でも十分の場合もありますし、もう少しこだわりたいと思ったら有料版を検討しても。

③動画の構成を考える
プロフィールムービーは4つの構成で“5分”を目安に

構成を考える

実際に動画編集をする前に、まずは、構成を考えます。主な構成は4つ。【オープニングの挨拶】・【2人のプロフィール】・【出会い・馴れ初め~プロポーズ】・【エンディングのメッセージ】です。

動画尺は「5分」を目安にまとめるのがポイント。SNSに投稿されているものをみると、5~7分程度が多いようです。写真+コメントだけで構成する場合、長すぎるとゲストの負担にもなるため、長くても10分以内にまとめるのがおすすめです。

●オープニングの挨拶(1分)
●2人のプロフィール(各1~2分)
●出会い・馴れ初め~プロポーズ(1~2分)
●エンディングのメッセージ(1分)

④使う写真を選ぶ
プロフィールムービーで使う写真の枚数は“50枚”程度

写真を選ぶ

プロフィールムービーで使うメインの素材は「写真」!プロフィールムービーで使用する写真は50枚程度を目安に、厳選した写真でおふたりの物語を完成させましょう。

おふたりの小さい頃の写真、出会った頃の写真や結婚前に撮った写真などを使って、動画を作成していきます。構成で挙げた各パートの写真の選び方のポイントをまとめてみました。

オープニングの挨拶【使用写真1,2枚】

結婚式に来てくれたゲストに向けて感謝の気持ちを伝えるオープニングでは、最新のおふたりの写真を使うのがおすすめ!

枚数は1,2枚でOK。前撮りで撮った写真や私服の自然なおふたりの写真など、おふたりらしい写真を選んでみましょう。

2人のプロフィール(生い立ち)【使用写真 各10~15枚】

生い立ち写真

続いて、ご新郎の生い立ち、ご新婦の生い立ちをそれぞれ流します。ここでは、誕生~幼少期・学生時代~おふたりが出会うまで…となりますが、ポイントは「幼少期・学生時代」のセレクト!

小さい頃に起こった印象的な出来事、ご家族との仲の良さが伝わるエピソード、部活や趣味など熱中していたことなど、おふたりの人柄が分かるような写真から選ぶのが、たくさんある写真から厳選するコツ。

また、このパートではゲストがおふたりとの想い出を振り返る時間。ゲストとの想い出の写真を使用する場合は、招待したゲストが必ず一枚は写っているものから選ぶとゲストも喜んでくれるはず!

写真は、ご新郎ご新婦それぞれ10~15枚くらいでまとめてみましょう。

出会い・馴れ初め~プロポーズ【使用写真10~15枚程度】

プロフィールムービーは、おふたりの出会いと馴れ初め、そして、プロポーズがハイライト!

出会った頃のお互いの印象、初デートや初旅行でのエピソード、お互いの共通の趣味、プロポーズの場所や言葉、プロポーズの方法など。ゲストに楽しんで観てもらうためにも、写真10枚くらいを使って、テンポよく仕上げていきましょう。

動画で撮影した“プロポーズの瞬間”を使っても

動画

最近はスマートフォンなどで簡単に動画撮影ができるので、プロポーズの瞬間を動画で撮影しているのであれば、プロフィールムービーに使用してみてはいかがですか?プロフィールムービーにメリハリが出ますし、よりリアルなおふたりの表情が伝わるはず!

エンディングのメッセージ【使用写真2,3枚】

オープニングと同様、最新の写真2,3枚を使って、おふたりの抱負、親御様やゲストへのメッセージを伝え、ムービーの結びとします。

・古い写真は写真スキャナアプリなどでデータ化!

古い写真やプリントアウトした写真はスキャナーでコピーして、写真をデータ化する必要があります。ご自宅にスキャナーがない場合は、写真スキャナーアプリやコンビニに設置されているマルチコピー機などを活用すると便利です。

・複数での写真は一画面に何枚も使わないよう注意

今回ご紹介した写真はあくまでも目安です。「もっと写真を使いたい」というおふたりは、もちろん50枚以上使ってもOK!

ただし、一画面に複数写り込んだ写真を何枚も使うと、ご新郎ご新婦がどこにいるか分かりにくくなってしまうため、全体のバランスを見ながらムービーを作成していきましょう。

⑤BGM(楽曲)を探す
プロフィールムービーで使う音楽はランキングも参考に

選曲するカップル

プロフィールムービーは、BGMも大事な要素のひとつ!流れる音楽によって、観ている側の感情が大きく影響される場合もあります。

プロフィールムービーは「5分」を目安に編集するのがおすすめと言いましたが、実は、邦楽は長さが4分弱というものが多く、4分以上のプロフィールムービーに音楽をつけるには、複数の楽曲を組み合わせて編集する必要があります。

フィルム

アニヴェルセルが調査した、結婚式BGMの「プロフィールムービー」ランキングを見ると、1位『115万キロのフィルム』(Official髭男dism)、2位『Million Films』(コブクロ)、4位『ハルノヒ』(あいみょん)など、5分以上の長さの曲が数多くランクイン。

歌詞やメロディがウェディングシーンにぴったりなのはもちろん、Aメロ・Bメロと曲調が変わるため、1曲でプロフィールムービーをストーリー立てて見せることもできるので、多くのカップルに支持されているようです。BGM選びの際の参考にしてみてくださいね。

⑥コメントのポイント
プロフィールムービーの字幕は簡潔&読みやすいフォントを

編集

最初に構成を考えていたとしても、動画編集していくうちに、ソフトやアプリの仕様によっては、写真やコメントが表示されるタイミングを調整するなどの作業が必要になります。ここでは、写真に添える「コメント」について注意しておきたいことをまとめてみました。

・コメントは簡潔に!1~2行でまとめる

人によって文字を読むスピードもさまざま。写真一枚にコメント1~2行がベターです。作っている側は編集しながら何度も目にするため、コメントを読み慣れてしまって気づきにくいのですが、コメントはできるだけ簡潔にまとめるのもポイント!

・コメントの位置はできるだけ固定する

コメントが出る位置が左右上下と変わってしまうと、焦点があちこち移動してしまい、読みにくくなります。たとえば、生い立ちでは下部に固定、出会い~プロポーズは右側に…など、シーンにあわせてコメントの位置を固定するなどして、読みやすくする工夫を。

・ゲスト全員が読みやすいフォントを選ぶ

幅広い世代が集まる結婚式なので、デザインがおしゃれでも、パッと見て読みにくさを感じるフォントよりは、シンプルな明朝体やゴシック体に近いフォントなど、誰が見てもすぐに分かるものを選ぶのがおすすめです。

また、後ろの席に座るゲストからも見やすいよう、文字のサイズにも気をつけることも忘れずに!

カップル

「プロフィールムービー」を手作りする際の流れや注意することをまとめました。

今回ご紹介したのはごく一般的なことなので、「もっと写真を使いたい」「BGMを2曲使って長めのムービーにしたい」など、おふたりの好みや結婚式のテーマにあわせて、自由にアレンジを!おふたりで協力し合って、素敵なプロフィールムービーを完成させてくださいね。

<6月の記念日>
6月1日 アイデアの日
6月2日 ローズの日
6月4日 ショートフィルムの日、プロポーズの日
6月6日 ベビーシャワーの日
6月9日 サイバー防災の日
6月10日 夢の日
6月11日 入梅
6月12日 恋人の日
6月16日 和菓子の日
6月18日 おにぎりの日、父の日
6月19日 ロマンスの日
6月21日 冷蔵庫の日
6月26日 露天風呂の日
6月27日 ちらし寿司の日
6月28日 パフェの日
6月30日 夏越ごはんの日

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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